2009年7月アーカイブ

すずめ

久しぶりに早く帰れたので、家まで歩いて戻ることにした。
自宅から職場まで、最短距離を歩いて45分くらい。うろうろしていると小一時間くら。
朝は職場まで徒歩でやってくることが多いけれど、帰りはどうしても疲れと、時刻も遅くなってしまうので歩いて帰ることはあまりない。

健康を意識して歩いているわけでもない。
歩くと何かしら写真が撮れる。それが面白いと言うか、ストレスの発散に繋がっているように思っている。
悲しい性とでも云うのでしょうか、シャッターの音を聞くと安心し、二三日、シャッターボタンを押していないと妙にソワソワしてくる。

CF0713-004 福岡市東区 GR+5924

この季節は日暮れも遅いので、少し早めに職場を離れることができれば、夕方も写真が十分撮れる。
今日も、「写真でも撮りながら帰るか・・・」と、仕事が一段落したところで大学を出た。
歩くと写真が撮れる保証はないのだけれど、周りに気を配りながら歩いていると、色んなものが目に飛び込んでくるので、それはそれで結構楽しい。

今日は楽しいことではないのだけれど、すずめの死骸と出くわした。
車の往来が結構激しい道ですずめが死んでいた。
「すずめが死んでいるな・・・」と思いながら、一旦、その横を通り過ぎた。
このままにしておくと、車の車輪の下敷きになり無惨な死に様を晒してしまうだろうから、車の通らない草むらにでも移してやろうかと考えないでもなかった。
反対側の車線は車が渋滞している。
おそらく私の行為は車の中から見られるだろうと、すずめの亡骸を拾い上げることを躊躇し、そのまま通り過ぎた。

福岡市東区3

何メートルか行き過ぎたところで、やはりこのままでは可哀想だと、再びすずめのところまで戻り拾い上げた。
熱いアスファルト道路の上に転がっていたからか、体は暖かかった。
死後硬直もなく、体も冷たくなっていなかったことから、ほんの少し前に落命したので、車に敷かれる難を逃れたのだろう。
そこに、こころやさしいおじいさん(私ですよ)が通りかかって、ヨカッタ・ヨカッタ。
草むらの土の上に寝かせ、上から枯れ草をかぶせた。これで一安心。


CP0731 .016 福岡市東区 er24a

それまで一回もシャッターを押すことがなかったのに、すずめを埋葬したあと、何枚か写真が撮れた。
すずめが「ありがとう、こころやさしいおじいさん」と恩返しをしてくれたとは思わないが、良いと思うことをした後はこちらの気持ちも何かしら変化し、目の前の世界の見え方が変わるのではないだろうか。
祖母の教えの一つ、『情けは人のためならず』ということがこころのなかでクルクル回っていた。

PG1212.281002


昨夜は寒くて夜中にちょっと厚めの布団を引っ張り出して羽織った。
北部九州は、まだ、梅雨明けになっていないのに、このまま、秋になってしまいそうな感じ。
これまでにも、梅雨明け宣言が出ないままといったことがあったとか。
でも、季節は裏切らないから、きっと暑い暑いとイライラする日がきっとくるはず。
その日のために、体力温存。その前に、寝冷えなんてしてられない。


PG1212.281009

現在、大学は前期の試験期間中。
私は筆記試験をやらなかったので、自分の試験は無いのだけれど、試験監督にもノルマがあって、人さまの科目の応援監督に駆り出される。
試験監督のノルマは四回。
一日に二科目で二日間で終わるのだけど、他人の科目の監督ほど退屈なものはない。
特に、経済や商学部といった芸術学部以外の学科の授業で教科書、参考書など試験会場に持ち込み自由なんて科目だと、答案用紙を配って、集めるだけが仕事のようなものだから、学生諸君が解答中は実に暇。
暇だからといって座り込んでいるわけにも行かず、教室の中をうろうろ歩いているだけ。
ときどき窓際に寄って、遠くの山を眺めたりして50分の修行のような時間を潰す。

今日の担当科目の一つコンピュータ関係の科目があった。
顔ぶれを見ると見慣れた顔も居る。
写真映像学科の学生も結構受けていた。
しかし、写真にも力を入れている学生は一人しか見当たらない。
ほとんどがパソコンを使ってCGやアニメーション、デジタル映像などを専攻している学生たち。
彼らにとって、コンピュータは日々活用する道具だから、コンピュータに関する知識は必要だだろうえど、「写真の学生にとってパソコンの勉強は必要ないのかな?」と疑問が浮かんだ。

問題用紙を配り終えて、試験が始まると、疑問は解消した。
問題の内容はパソコン原理に関するようなもので、私にもあまり分からない内容だった。
写真だって、最近では暗室に代わってパソコンが必需品化しているけれど、ここまでの知識はなくても大丈夫。
パソコンを道具として使えればそれで問題ないのだけれど、どうも、写真の周りに集まってくる学生たちを見ているとパソコンから逃げているようにも見える。

PG1212.282003 ハワイ島 GSW+45|4

学生の動向を見ていると、自分はパソコンと相性が悪いと判断した学生が写真をやりに来るようだ。
そんな連中は写真にも興味が無いことが多いので、簡単そうに見えるデジタルカメラで作品を作りたがる。

パソコンを使って調整したり、出力でプリンターを使うためにはパソコンと向き合わなければならないことなど考えてもいないかのよう。ちょっと考えが甘くないか。
写真だってパソコンも使うだよ。
写真は撮りっぱなし。後はテキトー。

暗室やパソコンの知識や技術もしっかり身につけて、写真の表現世界を広げると、もっともっと写真が楽しくなるぞ。

猫のよっこいしょ

PE06911 福岡市西区 sx35a

とくに最近になってと云うことでもないのだけれど、立ち上がったり座ったりするときに「どっこいしょ」とか「よっこらしょ」とかけ声を掛ける。
このような掛け声をかけないと体が動かないと云うほどではないのだけれど、無意識に口から出てしまう。
布団から立ち上がるときに「どっこいしょ」。
朝食の椅子にすわるときは「よっこらしょ」。
一日のスタートはこのかけ声から始まるみたい。

これって、歳の所為だろおうか・・・おそらく。

夜、布団に横たわるときも、おそらく「」よっこいしょ」とか何とか言っていることだろう。
今夜あたり、ちょっと確かめてみますか。
そう云えば私の祖母がよく布団の中で「寝るは極楽」とかなんとか言っていた。
永眠してした今は、極楽で「ここは極楽」なんて温泉のコマーシャルみたいなことを言っているのだろうか。


福岡市東区12

我が家には年老いた猫も三匹一緒に暮らしている。
どうやら、猫の世界にもこの「どっこいしょ」があるみた。
我が家の老猫たちも、椅子の上や高いところに跳び上がるときに一声発して跳び上がっている。
若いときには、無言でスッと跳び上がっていたものが、「ルルッ」とか掛け声をかけて跳び上がっている。


福岡市東区

もっとも、最長老の猫は肥満に合わせて、後ろ足の筋力が衰えたようで、跳び上がろうとはしない。
その代わり、ねぐら(専用の籠)に入って座るときに、まるで私の真似をするかのように「グルッ」と言いながら、スローモーションのようにゆっくり、ゆっくり座り込む。
若いときには、私のバイクの横を全速力で走っていたのに、猫や人間、生き物すべて歳には勝てないみたい。

想像力が逞し過ぎる

朝、家を出るときには曇り空だったけれど、歩いているうちに太陽が出て来て汗ばむくらいの陽気になった。
写真を撮ること考えれば「晴れ曇り」といった空模様が良い。
太陽の光が強くなると、当然影ができる。
この影がくせ者で、下手くそな写真人に大いに力を貸してくれることもあれば、どうしょうもなきくらい邪魔をしてくるおともある。

どちらかと云うと、邪魔をされることが多いようなので、影が射すか射さないかかくらいの「晴れ曇り」が良い。
本格的な曇りになってしまうと、コントラストがなくなり黒白写真にはちょっと不向きな世界が出来上がってしまう。

写真は自然を相手にすることが一般的なので、駆け引きとか、力技が通じない。
そういったものを試みた写真があったとしても、そのような写真を私は良しとしない。

目の前のものと、自分のうちにあるものとの結びつきこそが写真を撮ると云うこと。
と言うことは、自分の内にどれだけのものを溜め込んでいるかが勝負の分かれ目になる。
内側が空っぽでは結びつくものが無いので、空振りするばかり。
写真が撮れないと嘆く人は自分の内側を耕すことを忘れている。
つまり、感受性が芽吹いてこない。

CP0728.001 福岡県糟屋郡新宮町 st350

いつもの道を、いつのも人間が歩いているのだから、同じようなものが気になり、同じような写真ばかり。
当然だ。(そう、開き直ってるよ。)
同じように見えて、実は同じではない。
この前と違った印象に見せてくれるのが、空模様。
簡単に言ってしまえば空模様によってライティングが変わってくる。
影が出たり出なかったり。ハイライトが輝いたり、陰の部分が沈んだり。浮き立ったり、潜んだり。
空模様の影響は大きい。

今日の写真は2009年6月10日の「亀カメラ」にも載せた椅子。(参考のために今日も下に載せてみた。)
また同じ椅子を撮ってる。

福岡県糟屋郡新宮町


以前の椅子は明るい光を受けているけれど、今日の椅子は曇り空の関係で少しくすんでいる。
今日の写真は二枚。
微妙に撮影距離を変えて撮った。
さて、どちらの写真を載せようか見比べているときに、あることに気づいた。
微妙で勝手な想像なので、皆さんの賛同を得られるかどうか自身はない。
縦位置で画面中央に椅子が二つ入れて撮ってる。
その二つに椅子はぴったり寄り添っているのではなく左側の椅子が少し左に(画面上の)にずれて隙間が手前に向かって開いている。

この椅子のねじれが気になった。
この席に男女二人が座っていたと想像してみる。
撮影距離が少し離れている方の写真は、「それじゃ・・・」と端に座っていた人が立ち去った後のように見えた。
一方の、撮影距離を縮めた方は話に興がのったのか端に座っていた人が腰をぐっとひねって話し相手の方に寄ったように見える。

CP0728.008 福岡県糟屋郡新宮町 st350
CP0728.007 福岡県糟屋郡新宮町 st350

想像力が逞し過ぎるけれど、面白い見方でしょ。


パスポート

仕事でパスポートが必要になって久しぶりに取り出してみたら有効期限が切れていた。
この前、パスポートを使ったのは一年前にハワイに出かけたときのことだから、一年ぶりのご対面。
有効期限は19日まで。
今日が27日だから、一週間くらい前に気づいていたら申請が少し楽だったのに。
古いパスポートが失効する前だったら、戸籍謄本の必要はなかったのに。

天神のパスポートセンターに行く前に区役所に立ち寄って戸籍謄本を受け取って行かなければならない。
暑いのに、ひと手間増える格好になってしまった。

CP0727.008 福岡市中央区 sn35a-

こうした、ちょっとしたズレ(手遅れ)みたいなことは良く経験する。
乗り物に乗るときなども、いま出たばっかり・・・と云うことも良くあるし、とにかく面倒くさがりやでぎりぎりまで放ったらかしにしておく性分が多いに影響している。
きちんとした性格の方なら、パスポートなんかも昨年使った後に、有効期限があと一年を切ったと脳みそにインプットされて、三ヶ月前くらいにはきちんと手続きされるのでしょうな。
しかし、それも窮屈で肩が凝るな・・・などと、ええ加減人間は考えて、反省なんてしない。
これがええ加減人間のエエところ。
だって、そうしないと生きていけないかもしれない。
ええ加減人間は、実は神経が極めて細かい。だから、些細なことも気になって仕方が無い。
いつもそわそわ、せかせかして胃が痛く、体を壊し寿命も早く尽きる。
だから、生き延びる術としてええ加減な生き方を身につけたのだ・・・なんて身勝手でええ加減な理屈をこねてみた。


CP0727.001 福岡市中央区 sn35a-

戸籍謄本も無事取得して、いざ、パスポートセンターへ。
夏場の旅行シーズンで、さぞかし混雑しているのかと思たら肩すかし。案外、スムーズに申請は終わった。

申請書を渡しときに、受付の女性が「10年もので良いですか?」と聞いてきた。
そう、この10年が微妙で、申請書を書く自分自身でも悩んだ。
10年後は72歳。
もう海外旅行をする元気がなくなっていそう。
いや、命そのものが続いているのやら心もとない。
5年ものだと67歳。これでも十分かも。


CF0806.058 OAHU Alamoana et28a-

受付で「10年もので良いですか?」と聞かれてちょっと躊躇したが、カラ元気を出して「はい」と答えた。
さあ、浪速ドけち根性を発揮して10年ものと5年ものの申請費用の差、5000円を取り戻すためにも72歳までは元気なジジイで居なければ。

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みかん猫67

ネガを踏んずけた

このところ、ネガフィルムのスキャンニングに明け暮れている。
フィルムで写真を撮っていたころはネガケースにも一家言持っていた。
(ちょっと大げさかも)
シート状のものの場合は、6コマの7段用のもの。
しかも、ネガフィルムの出し入れがスムーズに行えるように、一段一段の幅が出来るだけ広いもの。

ネガシートには横に6コマ入るけれども、ネガをカットするのは5コマにしていた。
6コマで切ると一番外側のコマに傷やホコリが付く可能性があるので、短目の5コマで切って、ネガシートの奥まで入れることで傷やホコリが付くのを防ごうと云う考えだ。

5コマで切っても、ネガシートが7段あれば5×7で35カット納めることができる。
それ以上は撮らない。
私個人はもっとエスカレートして、36枚撮りフィルム一本で30枚しか撮らない。
フィルムの最初のところで、空写しをたくさんする。

理由は現像ムラを避けたいから。
フィルム現像はステンレスリールのものを使っている。
フィルム現像のとき、巻き軸の中心付近に現像ムラが出やすいような気がしたので、そこのところは現像ムラになっても良いように空撮りを最初にたくさんしておく。

貧乏学生時代には.36枚撮りのフィルムで37枚・38枚と一枚でも多く撮れたら得だ・・・といったことで頑張っていたが、いまは不経済だけど30枚。

デジタルカメラになってしまうと、フィルム一本で一枚でもたくさん撮ろうと頑張っていた時代が懐かしい。
フィルムの時は一枚一枚が、デジタルカメラの場合と何だか質が違うように思える。
フィルムが上質で・・・なんてことを言っているのではない。
ただ、「違うよな・・・」って感じ。

今日はブローニーフィルムのスキャニングをした。
ブローニーフィルムのネガシートはネガが抜け落ちやすいのに、うっかりしていて、気づいたら床にネガが・・・
6×7なので2カット。
最悪なことに、そのネガフィルムの上に私の足が乗っかっていた。
平たく言えば、ネガを踏んづけていた。

問題は大事なネガかどうか。恐る恐る拾い上げてみると、前後にも同じようなものを撮っているカットだったので、まあ、一安心。
拾い上げたネガフィルムにはべったりと靴底のアディダスのマークがスタンプされていた。


オアフ島 ワヒアワ

ハワイ オアフ島

今日の写真は私に踏んづけられる難を逃れたネガの中から選んでみた。
最初の写真は以前に、プリントからスキャニングしたものを載せた記憶があるが、今回はネガフィルムからのもの。
2枚上下に並べてみた。上がネガから、下は若いときにしたプリントから。
同じネガからでも、プリントした日が違うと調子も違ってくる。
若い時の写真は力が入っていて、味付けが濃いね。
アンセル・アダムスさんは『ネガは楽譜、プリントはその演奏』と言っているが、まさにそのとおり。(何を偉そうなことを言ってるんだか・・・)
しかし、この写真はお気に入りだから、これを踏んづけなくてよかった。


オアフ島 ワヒアワ

二枚目は、パイナップル畑のトラック。
おそらく収穫するためのものだろう。
パイナップル畑も無くなり、こういった景色は今では見られない。


オアフ島 ワイメア ビーチパーク

最後は、二枚の写真を撮った町、ワヒアワを北に抜けてノースショアにある、ワイメア・ビーチパーク。
子供たちが岩上から海に飛び込んで遊んでいる。
この景色は今も変わらない。


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