2009年8月アーカイブ

韓国へ

いよいよ八月も終わります。
学童や中高生たちの夏休みも、一般的には今日で終わりのようですが、大学の夏休みはもう少し続きます。
学生が休みの間は当然、私たち教員も授業はありません。
「大学の先生は夏休みが長くて良いですね」とよく言われますが、授業だけが教員の仕事ではありませんから、夏休みと言ってもなかなかゆっくりとできないのですよ。

昨日も『教員免許更新』のための授業を担当してきましたし、地域の人たち対象のアートスクールの講師をしたりなどなど対外的な行事も増えましたし、こう見えてもなかなか夏休み期間中も大変なのです。

そんななか、今日から韓国へ旅行です。
仕事がらみの旅ですが、仕事が終わった後も夏休みを利用して韓国滞在期間を延ばし、一週間ばかり韓国に滞在します。
主な仕事は本日、無事に終わりましたので、後はこの国を歩いて写真を撮り、美味しいものを食べ、旅を楽しむだけです。


CP0831.004 韓国 sx35a

この度の仕事は韓国の大学で講演をし、展覧会の記念行事に出席することです。
福岡から韓国向かうには飛行機と船とがありますが、仕事先の計らいで今回は福岡からプサンまで飛行機を利用しました。
飛行機だと呆気無いくらい短時間で異国に着けます。

福岡と韓国の間には玄界灘があります。
冬場は寒風が吹き、海が荒れる玄界灘ですが、この時期は台風でも来ないかぎり海が荒れることもなく、潮風を楽しみながら海峡を渡ることができます。

プサンのような港町へは飛行機でひとっ飛びと云うより、船で適当な時間をかけて波に揺れながらの方が、旅の気分が盛り上がって良いような気がします。
旅先で費やす時間も大事だけれど、そこに向かう過程の時間も旅の重要な要素ではないかと思っています。

なんて、もっともらしいことを言っていても、せっかちな私ですし、早く現地に入って少しでも長く写真を撮っていたいと云うことから、飛行機を利用することも少なくはありません。
62歳。
明日から言行不一致なジジイの夏休みです。

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みかん猫67

CP0806.022 福岡市東区 er24

CP0830.001 福岡市東区 sn28a

日本中選挙で盛り上がっています。
マスコミも連日、この話題で大賑わいです。
たしかに日本と云う国がおかしくなっていることは、私のような政治音痴の人間にもなんとなく分かります。

「政治になにも期待しない」と無関心を装ってきた大多数の民衆も、このままじゃあ、自分の生活がめちゃくちゃになってしまうと、動きはじまたようです。
行き詰まりを打開するために、一度、この国の舵取りを他の政党に任せてみようか・・・と考えるのは当然と言えば当然です。

CP0823.055 広島 sn28a


今日は選挙投票日。
私も「清き一票」を投じに近くの投票所まで出かけました。
そう言えば最近「清き一票」なんて言葉を聞かなくなりました。
「清き」なんて言葉が滑稽に聞こえる世の中になってしまったのでしょうか。

投票会場に足を踏み入れて感じたことは、いつもと違って若い人が多く投票に訪れていることでした。
これを見たときに、政治の風向きが変わることを確信し、夜遅くまで開票状況を聞いていました。

政権交替は避けられない状況だということは分かっていたのですが、これほどまでにこれまでの政権政党に対して批判票が集まると、ちょっとお灸の効き過ぎかも知れません。

新たに政権を担当することになった政党の有力者が「友愛」と云うことを言っています。
先日広島で「友愛横町」というところを写真に撮りました。
この文章に添える写真としてよく見てみると「友愛横町」ではなくて「愛友横町」でした。
得意の早合点が出てしまったようで、今日の今日まで「友愛横町」だと思い込んでいました。

CP0823.014 広島 se18a

「友愛」といった口に出すのも気恥ずかしくなるような言葉が、政治の表舞台で語られるようになった今回の選挙、「清き一票」という黄色く変色してしまった写真のような言葉が再び語られる日がくるのかも知れません。

写真の世界の政権交替。
「写真が撮れなくてスランプを感じたときには、カメラを交替させると気分が変わって良いよ・・・」と写真家の植田正治さんが、ある日、語ってくれたことがあります。

もっとも、私のように楽しんで写真を撮っているご気楽人間にスランプなんてものはありませんので、毎日、同じカメラを飽きずに使っています。
長期政権はマンネリズムを生みますから、たまには政権交替も良いかも知れませんね。

即エンジンフル回転

今朝は、気持ちよく目覚めました。
目覚めた時刻は4時半ですから、ほぼ定刻の目覚めでしたが、目覚めたときの気分が、いつもの朝と違って妙に爽やかで、即エンジンフル回転で動き出せそうでした。
若いときには毎朝がこんな調子だったのでしょうが、寄る年波ですからね・・・

近頃では、前日までの疲れがすっかり取りの除かれないまま目覚めることが多くなりました。
何故、今朝に限ってパッチリお目覚めできたのか原因は分かりません。
自分の体と62年付き合ってきても、まだまだ分からないことがいっぱいあります。
いや、むしろ分からないことが多くなって来ているようです。

若い頃には自分の体調と相談しながら・・・なんてことは無かったのですが、最近は人と約束するにしても、体調は大丈夫かと考えることが多くなりました。
特に旅に出るときには体調と相談するにしても、計画段階では当日の体調のことなど、どうなるものやら考えが及びもつきませんから、人と一緒の行動するような旅の場合は、ただただ無事を願うばかりです。

先日、二泊三日で広島在住の卒業生、Tくんと撮影の旅をしました。
広島市内に宿をとり、東へ西へと旅して回りました。
そのことは、この〔亀カメラ〕でもお伝えしましたし、その折に撮った写真も見てもらってきました。

三日間、若い人たちに混じって、毎日、たくさん歩きました。
元気な人たちと一緒だと、こちらにも元気が伝わってくるのか、弱気になるような体調の崩れも無く、「俺もまだまだいける」と一安心した次第です。
月末から一週間の予定で韓国を旅します。
「俺もまだまだいける」はずなので、韓国の町を頑張って歩き回ります。

広島で撮った写真は本日から二日目に入ります。

CP0823.001 広島 sn28a

今回の宿は新しい広島球場の近く。
広島の定宿がいっぱいでと予約が出来ず、今回、初めて泊まりました。
はっきりといって装飾などは私好みではありませんでしたが、特に不具合もなかったのですが、なんだか妙な雰囲気のホテルでした。
上の写真は、一階の食堂で朝食を摂るために乗ったエレベータから撮ったものです。

いくら寝覚めが悪くて頭の中はボーッとしていても、胃袋だけはどんなときでも即エンジンフル回転で、野球のイチロー選手ではないのですが、朝からカレーライスを出されても大丈夫です。

以下の写真は、朝食後、宿の周りを散歩して撮ったものです。

CP0823.035 広島 sn28a

CP0823.024 広島 se18a

雨の臭い

今日は朝から雲行きが怪しくて、雷も鳴り出したりしていました。
そんな今にも雨が降り出しそうな空模様なのに、傘を持たずに家を出ました。
一種の賭けのようなものです。
賭け事はやりませんが、こうした、ちょっとした吉凶占いのようなことは時々やります。
雨に降られなければ今日は幸運・・・なんて他愛も無いことですが。
本日の傘の場合は、ただ単に手に荷物を持って歩くのが嫌いなだけなのですが。
傘の場合は長くて始末に困ります。
それじゃあ、折りたたみ傘を持てば良いのでしょうが、この折りたたみ傘がまた曲者。
開くのも畳むのも手間のかかる代物で、短気な私にはとてもとても。

さて本日の傘占いの結果ですが、危ういところでしたが私の勝ちといったところでしょうか。
雨が降り出す前に職場に着きたいので、とても歩いて行く勇気はありません。
バスに乗りました。
バスの窓から外の様子を眺めていると女子高生一人傘をさして歩いているのが見えました。
いよいよ雨粒が落ちて来たようです。
バスのフロントガラスを見ると小さな雨粒が着いていますが、傘をさしていたのは先ほどの高校生だけで、それ以外の人たちはなだ傘無しで歩いています。
これくらいならまだ、私に勝機は残っています。

バスを降りると、道路からもワーとした臭いが上がってきました。
乾いた道路に雨粒が落ちだしたときに道路から立ちのぼる雨の臭いは嫌いではありません。
青春の頃の夏、京都に出かけたおりにはよく夕立に遭いましたが、お寺の山門や庫裡で雨宿りをしていたときの思い出が蘇ってくるのです。

「青春」なんてこの歳で言うのも気恥ずかしいのですが、京都の町には懐かしい思い出がたくさんあります。
今朝の雨の臭いを嗅いで、近いうちに京都に行ってみたくなりました。
しかし、私にとって京都は写真になり辛いところです。
秋の紅葉なんて柄でもないので。

今日の写真も先日、Tくんとその仲間たちと島根県に撮影ドライブを楽しんだときのものです。
「山陰」とか「日本海」とか言われるとちょっと演歌っぽくてオヤジ趣味になってしまいますが、「海」そのものはやはり青春の思い出が多く転がっているところです。
夏の終わりの海辺はちょっと寂しい雰囲気が漂っていました。


CP0822.087 島根 sn28a

CP0822.094 島根 sn28a

CP0822.097 広島 sn28a


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JC0209.052 広島市南区出島 b35zm#

え〜 なんでや

歩きながら何枚か写真を撮りました。
本日の先発はSigma DP−2。
決して、軽いカメラでのんびりと撮影を楽しもうとしたのではありません。
ちゃんとベンチのなかには頼れるエース、LEICA M8も控えていました。
いざと云うときにはエーズの登場ということになるのですが、本日は最初から最後までDP-2一人で投げきりました。
先発完投のできる頼れる存在になりつつあるDP-2。

ところが、本日大チョンボをしてくれました。
まるで、東北のプロ野球チームの若きエースと言われるようになりつつある投手と同じ。
頼りない。

何がチョンボかと言いますと、撮った写真がメディアに記録されていない。
大学に着いて、いざ、撮影したデータをハードディスクに移し替えようとしたら、〔カードエラー〕とパソコン画面にメッセージ。
思わず口を突いて出た言葉は、「え〜 なんでや」

メディアが故障?
そのメディアを他のカメラに差し込んで撮影してみると、ちゃんと写っとるやんけ。
と・・・云うことは、カメラの方が故障?

恐る恐る、新しいメディアをDP−2に入れて撮ってみたら、やっぱり〔カードエラー〕
「こいつ、自分のミスを人の所為にしよる・・・」
「ええ加減にせ〜」
と怒り心頭のところを、ぐっと我慢してジグマの「お客様相談室」・・・だったかな・・・の電話。
私も60歳を超えて、大人の対応ができりょうになったものです。
電話口に出たおじさん。
さすがは苦情処理係のベテラン。
低姿勢だけどなんか頼りない。
こちらの症状を伝えると、あれこれと確認事項を指示してくるのだけれど、言うことはすべてこちらで既に確認済みのことばかり。

まあ、どうでもエエけど、とどの詰まりは「カメラを修理に出してください」で終わり。
カメラは機械やから壊れるのもしゃあないけど、対応がなんとも頼りない。
「こんな、カメラ使えるかいな」
そういえば、これまでペンタックス、オリンパス、キャノン・・・いろんなメーカーを同じようなことでやり合って、見切りをつけてきた。

「短期は損気」
死んだばあさんの口癖の一つが耳の奥によみがえってきました。

てなことで、今日の写真はありません。
海の写真でも見て、気分を落ち着けましょか。
先日、Tくんやその写真友達と一緒に出かけた島根県の海です。
これは、ちゃんと信頼できるエースのM8くんで撮ったものです。
そういえばLEICAも「ダメだ、こりゃ」とときどき思っているのですが、私はドイツ語が話せませんので、未だメーカーに直接苦情を言えないままで、腐れ縁は続いています。

CP0822.081 島根 se18a

CP0822.083 島根 sn28a

CP0822.088 島根県 se18a


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JC0209.052 広島市南区出島 b35zm#

猫も秋モード

明け方、我が家の白猫が布団に潜り込んできました。
夏の間は猫も暑いようで布団のなかに潜り込んでくることは無いのですが、今朝は猫も布団に潜り込みたくなるくらい涼しかったのでしょう。
猫も秋モードに入ったようです。

猫が布団に潜り込んでくるのは良しとしても、股の間で丸くなって寝るものですから、その間、こちらは股を開き気味にして、片膝たてて寝なければならないので朝起きるて直ぐは股関節脱臼になったように、ギクシャクしてしまいます。
片膝を立てるのは、猫の寝ている空間を作ってやるためですが、これもなかなか大変です。
また、そんな季節の到来です。


CP0822.051 広島 sn28a

CP0822.032 島根県浜田市 sn28a

島根県の浜田は港町で路地もたくさんあります。
漁師町らしく、その路地ではたくさんの猫を見かけます。
人間に可愛がられているのか、写真を撮ろうと近づいても逃げません。
どの猫も毛艶が良くで健康そうなのが印象的でした。


CP0822.035 島根県浜田市 sn28a

猫好きとしては、こういった町には優しい人が住んでいる・・・なんて勝手な想像をしてしまいます。
しかし、世の中、それほど単純ではないようで、町のあちらこちらには水を入れたペットボトルが並んでいました。
以前、他に町で猫避けと思われるペットボトルの横で気持ち良さそうに寝ている猫をみたことがありますので、ペットボトルに水を入れて置いてみても、効果がはあまり無いようですよ。
見た目も汚らしいし、ここまでしなくても良いのにと思えるくらい数多く並んでいるのを見ると、なんだか並べた人が可哀想に思えてしまうのは私だけでしょうか?
いえいえい、意地悪な人だろうなんて、口が裂けても言えません。

CP0822.063 広島 sn28a


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JC0209.052 広島市南区出島 b35zm#

今日は朝から秋のような風が吹いて、実に気持ちのよい日でした。
昨日まで三日間、広島で遊んできましたので、私の夏休みもこれで終わり、いよいよ秋です。
三日間歩き回ったので疲れているかと思ったら、案外、スッキリと目覚めました。
歳をとると疲れは二三日後に襲てくると言いますので、とにかく今日はまだ旅の覚醒作用で元気溌剌なのかも知れません。

今回の旅で撮った写真は、先ず時系列に並べてナンバーを着け作業から始まります。
時系列に並べてデータ並べるのは、私のデータ整理の基本です。
複数のカメラを使って撮影したときも、カメラ別のデータ整理ではなくて、撮影した時間で並べていきます。
そのために、旅に出るときに持って行ったカメラの時間設定をすべてきちっとしておく必要があります。
電波時計で秒単位で合わせておかないと、撮影順にきちんと並ばないで混乱してしまいます。
カメラのなかに電波時計を組み込んで時間設定を自動で出来るようにしてくれると助かるのですが・・・
ついでにGPSも組み込んで撮影位置のデータも残るようにしてくれると言うことなしなのですがね。

さて、本日も旅の土産写真でいきます。
浜田、瀬戸内、山口と一巡しましたので、今日はまた島根県の浜田で撮った写真の中から選んでみました。

港町のんびりした時間のようなものが感じられる写真を三枚並べてみました。


CP0822.038 島根県浜田市 sn28a

CP0822.022 島根県浜田市 sn28a

CP0822.048 広島 sn28a


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JC0209.052 広島市南区出島 b35zm#

岩国のRGB

写真三昧の旅もいよいよ最終日。
旅先では私と写真との関係が日常のなかでのそれよりもより濃密になります。
そんな旅がいつまでも続いてくれば楽しいのかもしれませんが、旅はいつか終わるものです。
それが旅の良いところなのかも知れません。
終わりがなければ、それは旅ではなくなります。
旅はいろんな刺激を与えてくれ、旅の終わりに続く日々の生活に彩りを与えてくれます。


CP0824.012 山口県岩国市 se18a

本日の計画は山口方面。
撮影に付き合ってくれたのはTくんのお弟子さんの若手グループ。
総勢六人、車二台に分乗して楽しい旅でした。

博多に戻る私のことを考えて、少しで博多に近いところとTくんの配慮からか、山口県の周防大島が目的地です。
今回の旅では初日が島根県の浜田、二日目は広島県の瀬戸内の島々、そして最終日の本日は山口県と中国地方一巡りしたことになります。
これで、もう一日くらいあれば鳥取県の植田正治美術館に行って、まさに山陰山陽ひとめぐりツアーが出来上がったことでしょう。

周防大島に向かう途中、岩国に立ち寄りました。
この町でも、目的地に到着後は集合時間を決めてそれまで各自がばらばらになり思い思いところに散っていくと云う方法でした。

どうやら、これがチームTの撮影スタイルのようです。
皆さん写真好きですから、解き放された猟犬のように、あっと云う間に四方八方に散らばっていきます。
見ていると単独行動が多いようです。

大学でもこのような方法で撮影に出ることがありますが、友達同士のグループ行動が多いようなのです。
どちらが良いのかはその日その日の気分次第と云うことで構わないと思いますが、一人でスタスタと歩いて行く後ろ姿を見ると、写真にかける意気込みのようなものを感じます。

写真好きの仲間と一緒に歩くのも、これはこれで楽しいものです。
一緒に歩いている人がレンズを向けるものを見て、刺激を受けることもありますし、随分と勉強になることもあります。

岩国ではTくんと着かず離れずの感じで一緒に歩き始めました。
ここでも最初は猫です。
呑み屋のならんだ路地の赤い照明のなかにその猫は居ました。
本日のウオーミングアップも兼ねて、ずいぶんと沢山シャッターを押した中から、猫の口元が緩んでいるように写ったこの写真を選びました。


CP0824.018 山口県岩国市 sn28a

お次ぎは色褪せて青色だけが残ったポスターです。
色褪せたポスターはよく見かけますが、剥がれて歪んだ状態なのと、ポスターのなかに目障りな活字がなかったことがこれを撮ろうと思った動機です。

赤、青とくれば残りは緑。
この辺りでTくんの姿は私の視界から消えていました。
駐車場の塀に描かれた絵がこれまた鮮やかさを失ってしまっていました。
実はこの写真、最初は黒白写真でここに載せようとしていましたが、文章を考えているうちにRGBの三原色に引っ掛けてカラーで使うことにしました。
写真の並び順は撮影した順番にしていますのでRGBになっていません。

CP0824.028 山口県岩国市 sn28a


岩国の後は、周防大島を一回りして、帰りの新幹線は徳山から「こだま号」に乗車。
車内で「のぞみ号」への乗り換えについてアナウンスをしていましたが、「急ぐ旅でもないし、乗っていれば博多に着く」などと横着に構えていたら、この「こだま号」停まる駅ごとに5分停車、10分停車・・・と大変な目にあいました。
まあ、これも旅の思い出です。

※周防大島での写真は後日の〔亀カメラ〕に載せます。


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JC0209.052 広島市南区出島 b35zm#

この度の宿は新しい広島球場の近くにしました。
部屋の窓からJRの線路が見えます。
昨夜は貨物列車の汽笛や線路を走る音が、旅の気分をもり立ててくれました。
海の近くの宿だと、波の音や船の汽笛の音などが聞こえて、「旅に出ているんだ」と云う実感がわいてくるものですが、鉄路の傍もなかなか良いものです。

そういえば大学に入学して大阪から福岡に来た当初、大学の寮の横を走る鹿児島本線の夜行列車の汽笛やゴトンゴトンと線路を走る列車の音を聞くと妙に切ない気分に襲われたものでした。
大阪から離れたくて九州まで来たのですが、やはりどこかで大阪を懐かしんでいたのでしょう。


CP0823.028 広島 sn28a

朝、宿の周りを散歩。
線路沿いに広島カープの選手などの大きな看板が並んでいます。
その一枚の看板を、若い女性が一所懸命写真を撮っていました。
私はその看板は撮らずに、市場のなかに並んでいたこんなものを撮ってみました。


CP0823.002 広島 se18a_1

私の今日の一番シャッターは犬と鳩の餌の看板でした。
この看板はいつも気になって撮っているのですがなかなか写真にまりません。
青空に看板に描かれた鳩が飛んでいるような印象で撮ったのですが、今日も中途半端に終わってしまったようです。
この看板の上を鳩の群れが飛んでくれる日がくると良いのですね・・・。

お次もいつも気なっているのに写真に出来ない喫茶店「パール」。
こちらも相変わらずピンと来ない写真しか撮れませんでした。
ピントはちゃんと合わせているのですがね。
オートフォーカスカメラだとピンとくる写真が撮れる・・・そんな問題ではないか。

CP0823.018 広島 se18a

こうして見てみると日本の空は空中戦・・・いた、空中線ですね。
広島の場合、市内電車も走っているからか空中線だらけって感じです。

昨日は島根県の浜田市。
今日は瀬戸内の島から島へ。
橋が完備して、これまでのようにフェリーを利用しなくても車に乗ったまま簡単に島から島へとスイスイスイです。
島でのことは後日の〔亀カメラ〕で。


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みかん猫67

久しぶりに広島

広島が久しぶりと云うよりも、写真を撮るために旅することが久しぶりのような気がします。
6月に大分市・別府市、5月に岡山に行って写真を撮りましたが、これは仕事先でのこと。
仕事を離れ、旅の空の下で思いっきり写真を撮ると浮き世の憂さを洗い流せるようで気分が良いものです。


島根県

本日はいつもより少し遅い時間に博多を出ました。
これまで、旅は早朝出発して、少しでも旅の気分を満喫しようとしたものですが、今朝は朝のラッシュが落ち着いた頃を見計らって家を出ました。
旅の荷物を持って満員電車に乗ると皆さんに迷惑だろうと、小さくなっていないといけないようで気持ちが萎縮してしまいますが、今回、ゆっくり出発したことで一つ勉強できたことがあります。

憂さ晴らしの旅のスタートが満員電車ではダメでしたね。
空いた電車に乗ることで、日頃のしがらみの一本一本がプツリ・プツリと音をたてながら切れていき、気分がフワリフワリと軽くなっていくようです。
楽しい旅の気分がふつふつを体の奥底から浮き上がってきて、なかなか良い感じでした。

広島着が10時半を回っていました。
駅前にはTくんが地元の写真仲間と車で迎えに来てくれていました。
これから二泊三日の旅の間はすべてTくんに付いて回るだけです。

自分であれこれと考えることもありませんので、これも気分を解放するのに役立っているようです。
車に揺られ、着いたところで決められた時間、写真を撮って、次の撮影場所へ移動・・・これを繰り返しているうちに、たくさんの収穫とともに日が暮れるのですから、さながら大名撮影旅といったところです。

本日、同行してくださった皆さん人柄温厚な方々で実に気持ち良く、充実した旅の初日を過ごすことができました。
写真を撮る人の中には、「凄い写真を撮るんだ」と、功名心を前面に押し出してくる人が少なからず居るものですが、今日集まってくれた皆さんは、写真をすることをこころから楽しんで居るけれど、ガツガツしたところが無く、私も一緒になって楽しく写真が撮れました。


CP0822.001 島根県 sn28a

Tくんの提案で、本日は島根県の浜田市を目指して出発進行。
浜田と云えば、林忠彦賞を受賞された後藤正治さんのことを思い出されます。
後藤さんは現在、他県に移られて浜田には住んで居られませんが、浜田と云えば後藤正治さんの穏やかな顔が浮かんできます。


CP0822.010 島根県 sn28a

今日の三枚の写真は広島から濱田に向かって走る車の中から撮ったものや、車を停めてもらって撮ったものです。
今回の同伴レンズはSuper ELMAR-M 18mm F3.8 ASPH.とSUMMICRON-M 28mm F2 ASPH.の二本です。
35ミリ判フルサイズに換算すると、24mmと37mmくらいでしょうか。
若いとときには24mmと35mmのニ本のレンズがあれば私の写真は撮れると考えていましたが、まさにそれに近い布陣で出かける格好となりました。

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JC0209.052 広島市南区出島 b35zm#

ちゃんと写るレンズ

「写真はレンズだ」とよく言われます。
やっとの思いで手に入れたレンズ。
ワクワクとして撮影したけれど、なぜか結果が出せなくて好きになれないまま、手放してしまったレンズも少なくありません。

これは良いレンズ、あれは全く駄目なレンズなどと・・・いつの時代もレンズのうわさ話は尽きません。
レンズとそれを使う側にも相性というものがあるようです。
他人は良いと言うのだけれど自分はそうは思わないと云う経験も度々です。
あまりうわさ話を鵜呑みにしない方が良いのかもしれません。
とは言っても、気になるレンズを片っ端から手に入れて使ってみることは私のような庶民には難しいので、やはりレンズに関するうわさ話は気になるものです。

だいたい、皆さんが良いレンズと言っている基準がまちまちですから、答えもまちまち。
結果が出せないレンズもあれば、ぴたりと壷にはまったように、レンズの持ち味が写真のなかで発揮され、お気に入りの一枚と言われる写真を提供してくれたレンズもあります。
私たち写真を撮る側の人間が云う、良いレンズとは往々にして、記憶に残る写真が撮れたときに、そのレンズは良いレンズだと感じることが多いようです。

私はレンズに対してあまり執着のない方だと思っています。
なんて言うと、「いやいや、なかなかうるさいですよ・・・」と言われる方も居るかもしれませんが、私がレンズに求めているのはただ一つ。
「ちゃんと写る」と云うことです。
ちゃんと写るとは、レンズを設計する方々が目指しておられることと同じだと思います。
シャープで諧調再現が滑らかで、歪みが無くて・・・といったことでしょうか。

銀塩写真のときは、良いレンズは暗室でプリントしてみるとすぐに分かりました。
プリントがすごく楽でした。
だいたい三枚くらいプリントするとイメージしていた調子に仕上がったものです。
反対に、ダメなレンズはなかなか思うようにいかなくて、結局、日を変えてプリントのし直しといったことが多く、印画紙のロスも大量に出たものです。

世に「名玉」とか「クセ玉」と言われるようなものは、何でも撮る私には向かないことが多かったように思います。
おとなしくて、極めてレンズらしいレンズが一番良いと最近ではつくづく思います。
このことはデジタルカメラを使うようになって一層、そう思うようになりました。

伝説のように素晴らしいと言わてきたレンズが持っていた「味」とか「個性」といったものは、デジタル世界においては無用のように思えるようになりました。
きちっと写ってくれさえすれば、料理の素材と同じで、後はこちらが上手く調理して自分の味に仕上げるます。
デジタル写真は進歩した調理器具のようなもので、好みの味に仕上げやすくなりました。

海を見たくて

朝夕はずいぶんと涼しくなってきました。
朝の空気も澄んで、もうすぐ秋って気分です。
とは言っても大学はまだ夏休み中で、授業も無いので朝は極めてのんびり気分です。
家の玄関を出たところで、急に海が見たくなりました。

家の前の道を左に進めば山、右に歩めば海。
山あり海ありで、勤め先まで歩いても小一時間くらい。
良いところに住んでいるとつくづく思います。

海あり、山ありとは言っても埋め立てが進み、野鳥が居た干潟も駄目になり、水も澱んだような海と、小高い丘のような山ですが、贅沢をいったらきりがありません。


CP0820.004 福岡市東区 gr28

海に着いてみると、見慣れた海の様子とは違っていました。
いつもは汐が引いているのですが、今朝は満潮です。
道の途切れたすぐそこまで海面が足を延ばしてきています。

ぼんやり海面を眺めていると魚が飛び跳ねるのが見えました。
魚が元気に飛び跳ねているのを見ると、なんだか嬉しくなってこちらも元気を吸い込んだような気持ちになります。


CP0820.007 福岡市東区 gr28

再び、職場に向かって歩き出すと目の前の道をゆっくりと猫が横切って行きます。
その猫を追いかけるようにして後を着いていくと、路地の奥の方で二匹の猫が私気にして頭を出して覗いているのが見えました。

CP0820.010 福岡市東区 gr28


海を見て、猫を写真に撮って・・・
良いスタートが切れました。

今日の撮影レンズはミノルタのTC-1用のレンズをライカの使えるようにしたもの。
Minolta TC-1は一時期流行った高級コンパクトカメラの一つです。
解放F値が3.5と少し暗いのですが、なかなかメリハリのある描写をしてくれます。
画面の中心から画面周辺に向かって暗くなる、いわゆる周辺光量不足が画面を引き締めてくれています。

日傘

CP0819.007 福岡市東区 gr28

朝から良い天気。
真夏ですから当然なのですが、歩いていると汗ばみます。
ハンカチでは手に負えないので、この季節は日本手ぬぐいを持ち歩いています。
手拭いなんて言い方はあまり聞かなりました。
若い人たちのなかには、日本タオルなんて言い方もあるようですが、ここはやはり「日本手ぬぐい」と言わなければ様になりません。
近頃では日本手ぬぐいが流行っているのか、あちらこちらのお店で見かけるようになりました。

今日の手ぬぐいいは白地に水色でビールのジョッキが描かれたものです。
伝統的な模様ではなくてモダンなものです。
これは、昨年、長崎の町をぶらぶら歩いていたときにブティックの窓際に並べてあるものを見つけて、自分への土産として手に入れたものです。
はっきりとした値段は忘れてしまいましたが、700円程度で思い出がひとつ出来るのですから可愛いものです。

福岡市東区8

CP0819.005 福岡市東区 gr28

八百屋の店先の野菜の上に日傘が置いてありました。
朝日のなかで、白い日傘が眩しく輝いて、奥の日陰のとことに大玉の水瓜が季節外れな雰囲気で静まり返っていました。
我が家では夏場、水瓜をよく食べますが、今年はもう水瓜のシーズンは終わったのか食卓に顔を出すことがなくなりました。

今夜の夕食は精進揚げ。
蓮根、なす、薩摩芋、カボチャなどなど大好きな野菜ばかり。
薩摩芋の天ぷらは良いですね。
懐かしいものを感じます。
芋の天ぷらにはソースですかね、それとも大根おろしに醤油ですかね。
両方用意して、美味しさ二倍。
お酒の量も二倍・・・二倍で四倍。

最後は大好物のキュウリの漬け物でサッパリ。
可哀想にキュウリは天ぷらになれないみたい。
でも、少し油っぽくなった口の中で、茄子や蓮根たちとは違った自己主張をしてくれていました。

この食欲ですから、明日も夏の日差しの中を元気に歩ける予感がします。

極上の一日の始まり

福岡市東区8


透明な朝日の中を歩くのは実に気持ちが良いものです。
冬の冷たい空気の中では一層、光は透明感が増し美しく輝きますが、夏のこの時期には別の味わいがあります。
植物の緑と透明な光が織りなす生命力にあふれた朝日。
そうした光に包まれて歩いていると、元気で過ごすためのエネルギーが目と鼻孔を通して体に入ってくるようです。

自宅から職場まで小一時間の散歩が楽しめる。
何を好き好んで忙しい朝に、小一時間もかけて歩いて職場まで行くのか・・・
一分一秒でも長く布団のなかに居たいというのが人情なのかも知れないけれど、私は早起き人間ですから、時間は大丈夫。


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一日のスタートはおおよそ4時半くらい。
もちろん朝の四時半です。
目が覚め、枕元に置かれたラジオのスイッチを入れ、NHKテレビの総合放送にチャンネルを合わせると、今日一番最初のニュースが始まるのです。
四時半以前は昨日の延長。
四時半から今日がスタートするのはNHKも私も同様です。

このところ夜明けが随分と遅くなりましたが、夜の幕開けを新聞配達のバイクの音が告げて回ります。
私が子供の頃の新聞配達は自転車でした。
最近はバイクで慌ただしく走り回っています。
新聞配達の街区の音が遠ざかると、排気ガスの臭いが辺りに漂います。
牛乳配達も自転車でした。
自転車の揺れに合わせて牛乳瓶の触れ合う音が聞こえたものです。

六時に朝食が始まり、七時に家を出ると、八時くらいには職場に着けます。
九時からの授業開始には十分間に合います。
特別なことが無い限り、明日も明後日も歩きです。
昨日と同じように今日も明日も、その次も変わらない生活のリズム。
でも、昨日とは光が違うのです。
昨日と同じ今日はありません。
今日と同じ明日も、おそらく無いでしょう。


CB0412 (15)-

写真の中に残された光は今日だけの光のはずですから、今日も元気に歩いて趣味の写真を楽しめれば極上の一日の始まりです。

お盆休みも明けて、さて今日から仕事再開と職場に出かけた。
この二日間、少々無精をして家でごろごろしていたものだから、歩きはじめて直ぐはなんとなく足の感覚がいつもと違って感じられた。
すぐに体が萎えてしまう、そんな歳になってしまったようだ。


CS0923.140.22 福岡市東区 zm35

若い頃には持ち前の馬力で押し通せたものが、年々そうもいかなくなってきている。
やはり毎日こまめに動いていないといけなません。
このこと以外にも、最近、ふと歳を感じてしまうことが多くなった。

とは云っても、このことを嘆くつもりはない。
変化すると云うことは、昨日と違う自分がそこにあると云うことなので、それはそれで楽しいことだと思う。
はい、決してやせ我慢ではなく。

しかし、「昨日と違う自分がそこにある」とは言ってみても、なかなか昨日の自分と決別することは難しい。
やっぱり昨日と同じように訳の分からないものにレンズを向けている。

CP0817.003 福岡市東区 gr28-


このところゲリラ的に強い雨が降っていたけれど、今朝は気持ちの良い光と風の中を歩くことができた。
今日は歩くことを楽しみ過ぎたためか、写真はそれほど撮れなかった。

本日、私の職場は電気関係の保守点検のために停電すると云うお達しがきていたのをすっかり忘れていた。
そのことを歩いている途中に思い出した。
職場に着いて、恐る恐る部屋の電気のスイッチを入れてみると、なんと電気は点いた。
パソコンでの仕事が多いので電気が来ないと何も出来ない。
「やれやれ、これで仕事ができる」と、汗の出た顔を荒い、ほっと一息ついて、いざ仕事とパソコンの電源を入れようとしたところで天井の蛍光灯が無情にも消えた。


福岡市東区3

電気が点かないということはクーラーも動かない。
しかたなく部屋の窓を開けて、汗をかきながら部屋の片付けをした。
それはそれで楽しむことが出来た。

ちょっと変。

先日、北九州市八幡西区にある萩原という町へ写真を撮りに出かけた。
テレビ番組で萩原の町を採り上げていたのを見て興味をもったのだけれど、いざ現地に立ってみるとテレビ番組を通じて感じていた町の印象とは違っていた。

思っていたような写真が撮れないまま、雨が降り出したのを潮時に撮影を切り上げ、筑豊電気鉄道に乗って黒崎駅まで戻った。
雨は突然降り出し、かなり本降りになった。
筑豊電気鉄道は東京の都電荒川線に似たもので、路面電車風にゆっくりと走るところもある。
その、ゆっくりと走る電車の窓から雨の降る町を眺めるのもなかなか良い。
窓ガラスに着いた雨粒や、車内の湿気で曇った窓ガラス越しの町は普段と違った印象を与えてくれる。

筑豊電気鉄道に乗り込んだ「萩原駅」は無人駅で、駅のホームに置かれた機械から整理券を取って電車に乗り込む。
車内には車掌さんが乗車しており、両替などをしてくれる。
事前に両替を住ませ終着の黒崎駅で降りるときに、ちょっと変わった経験をした。
普通なら備え付けの料金箱の用意した運賃を入れて下車する。
もちろん筑豊電気鉄道の車内にも乗降口のところに料金箱はちゃんとあり、その後方に車掌さんが立っていた。

目の前を降りて行く人たちは料金箱にお金を入れている様子はないので妙だなと気にして見てみると、なんと車掌さんは料金を両手で押し頂くような感じで受け取っているのが見えた。
まさに、「ご乗車頂きありがとうございました」といった感じであった。

下車後、運転手さんの居る前の出入口を見てみると、やはり運転手さんも両手で運賃を受け取っていた。
初めての経験なので、戸惑ったが人と人とのつながりのようなものを感じて悪い気持ちはしなかった。

私が写真を撮ろうかと足を止めるのも、この普段と少し違った印象のようなものが写真を撮ると云う次の動作ん引き金になる。


CP0811.004 北九州市八幡西区 gr28

同じ日、萩原に向かうときに黒崎で見かけた人の後ろ姿。
最初の方は清掃道具を持って歩くごく普通の状態だけれど、次の写真は背中から受ける印象、足の様子などから、呆然と立ちすくんでいるように見える。

CP0811.005 北九州市八幡西区 gr28


つまり、普段と少し違った印象をこの後ろ姿から感じ取ったときに「写真を撮ろう」とするのであり、ここにある二枚の写真のどちらを選ぼうかと考えたときに、日常からほんの少しずれた後者の写真を選ぶということに、私の場合はなる。

最後の写真は高速道路のサービスエリアで見かけたもの。
家族が妙なところで弁当を広げていた。
やはり、ちょっと変なので写真を撮った。

FP0807.115032 広島県七塚原SA

とりあえず・・・

「まずはビール」とよく聞く。
「とりあえずビール」とも言う。
しかし、「とりあえず」じゃ、ビールが可哀想な気がするので、「先ずはビール」と言った方が良い。
先ずはビールで喉を湿らせて、これからアルコールを注ぎ込みますよと胃の腑に挨拶する。
それが「まずはビール」。


CP0619-068 大分県別府市 sn28ac

焼酎やウイスキーなどの蒸留系のお酒を好み、普段あまりビールは呑まない。
正確にはビールをあまり呑まなくなった。
酒と肴の両方を楽しむような歳になってからは、今日の肴の場合は焼酎お湯割りが良いとか、日本酒冷やとか、ウイスキーロックとか肴との相性で呑む酒を選ぶが、ビールはなかなか難しい。

そんな人間でも、夏場はやはりビールを呑みたくなることがある。
一汗流した後や、一働きした後に、ビールを一気に呑むと格別旨く感じる。
ビールは一気に流し込むのに限る。
チビリチビリは似合わない。
一気にジョッキを空にして、「今日も元気だビールが旨い」と己の健康を喜ぶ。


CB0902 (056) Honolulu

ビールを頂いたので、このところ毎晩、「まずはビール」と洒落込んでいる。
以前は夏になるとビールを買っていたが、歳とともにビールを買うことが無くなった。
ビールの代わりに焼酎の消費が増えている。

その所為かお腹が出て来たように思う。
このところ雨が降ったり、夏の太陽に照らされたりで、日課の「歩き」も滞りがちで、運動不足なのもいけないようだ。
私の場合歩いて写真を撮るので、運動不足イコール写真を撮っていないと言うことになる。
一汗流してもいないし、一働きもしていないのにお酒を呑む資格無し・・・なのに呑む。
やはり入れた分はきっちりと出さなければいけない。
明日は歩かなければ。

「とりあえず」と言いながら写真を撮る男がいる。
私のゼミの卒業生のSくん。
とにかく、よく歩き、よくシャッターを押す。
あれこれ思い悩まず「とりあえず」撮る。
撮った意味はあとで考えれば良いと云うのは私の持論でもあるので、このSくんの「とりあえず」作戦は大賛成。
しかし、このSくん、ちょろちょろ歩き回るので、よく私の画面のなかにも入り込んでくるものは困ったものだ。


ハワイ オアフ島 ワイキキビーチ

そのSくんも若いときにはスリムな体をしていたが、このところだいぶ膨らんできている。
そういえば、長いこと一緒に撮影に出ていないので、近いうちに上京して一緒に撮影でもして回るか。

兵六餅

鹿児島の「セイカ食品」と云うところが販売する商品のなかに「ボンタン飴」と「兵六餅」とがあります。
全国的にはどの程度知名度があるかは分からないけれど、九州では一般的なお菓子でコンビニあたりでも目にする。
私などは、鹿児島のお菓子なのか熊本のお菓子なのか、それとも宮崎なのかはっきりと認識していないくらいどこにでもある。


福岡県福津市

JR鹿児島本線の博多から北九州に向かう中程に、その「兵六餅」の小さな看板がある。
北九州に向かって右側の車窓から見ることが出来る。
古くからの農家と思われる建物の土壁に、ちょっと傾き加減でその看板は貼付けられている。

白地に黒文字で、『名物 兵六餅』とだけ書かれたホーロー仕立ての小さな看板は高速化した列車の乗客の意識にとどまらないくらい素っ気ないもの。
そんな看板が随分と昔から気になっていた。
いつか写真を撮りにと思いながらも、随分と時間が経過してしまっている。

明確な位置が分からなかったので、昨日、北九州に出かけた折にしっかりと位置の確認を行っておいた。
「東福間駅」と「東郷駅」との間とはっきりしたので、早速、今日、撮影に出かけた。
今夜からまた空模様が崩れ、明日は雨らしいので今日が勝負どき。

腰の重い私としては、異例の素早さ・・・と思えるのだけれど、「兵六餅」の看板を意識してからおそらく数十年は経過しているでしょうから、それほど褒められて素早さではない。
方向から考えて、看板に西日のあたる夕方が良い。
JRの線路に遮られるかたちで、看板の前は片側一車線程度の道幅しかないので、レンズは私が持っているなかで一番広角レンズの18mmを選択。
サブに35mmレンズも持って出かけた。


福岡県福津市

電車の窓から眺めていると、「東福間駅」を出て少し走ったところに間違いなく看板はあった。
「東郷駅」で下車。残暑の中を汗を拭き拭き歩いた。
写真に撮るものも無いので夏の線路を一枚。


福岡県福津市

「兵六餅」の看板を撮るためにわざわざやって来たのだからと、たくさん撮った中に一枚だけ他と違ったものがあった。
その写真だけ画面下の部分が陰になっている。
他の写真はすべて西日にかんかんと照らされた状態で写っているのにと不思議。
しばらく考えて、思い出したことがある。


福岡県福津市

おそらく、下の陰の部分は列車の影。
列車の窓を抜けて来た西日が壁に映らないかと撮ってみたのだった。
結果は思いどおりには行かなかったけれど、撮った写真の中でこの写真を、今は一番気に入っている。

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みかん猫67

案山子

CP0806.002 福岡市東区 er24

私の暮らしの周りにはまだまだ長閑な景色が残っています。
本日、いつものように歩いていて案山子を見つけました。
今時の雀やカラスがこんなもので恐れるとは思えないのだけど、まあ、無いよりはましと云うものでしょうか。


福岡県糟屋郡新宮町

キラキラ光るテープやCD、それに、カラスに模したものをぶら下げているよりは案山子の方が愛嬌があって心和む。
効果がそれほど望めないものほど、我々は愛嬌を感じるのではないだろうか。

写真においても、これみよがしに力こぶの入ったものより、多少愛嬌が感じられるものの方が私好みかもしれません。
しかし、いざ自分が写真を撮るとなると、力も無いくせに力こぶをみせたくなってしまうあたりが、「まだまだだな・・・」と云ったところです。

CC01431XD3518F東区.カネキン

上の写真の案山子のように立ち続けて疲れたら腰を下ろすくらい、のんびりと行きたいものです。

萩原#2

昨日は思い立って午後から北九州まで撮影に出かけた。
黒崎からのんびりと歩いて筑豊電気鉄道の「萩原駅」を目指す。
このところ空模様が不安定で雨の心配もあったけれど、「どうせ天気予報、当たらない」と多少馬鹿にして出かけた。
案の定、雨が降り出す気配もなく無事、萩原の町に到着。
事前に仕込んだ情報から判断した町並みとは、違った印象で多少失望感を味わう。
しかし、歩けば何か撮れるだろうと歩いては見たが、「この町に私が撮るものは無いかも・・・」と云った第一印象が災いしたのか、なかなか足が止まらない。


CP0811.020 北九州市八幡西区 gr28+

北九州市八幡西区萩原


そんなときに助けてくれるのは猫や犬などの動物。
黒い子猫が二匹、うろうろしていた。
一匹は警戒心が強いのか私に近づこうとしない。
もう一匹は、逆に好奇心旺盛らしく、私がカメラを向けると近づいてくる。
逃げる猫も可愛げがないが、こういった猫もちょっと困ったものだ。

オートフォーカスのカメラなら、子猫が多少動いてもスッとピントが合うのだけれど、生憎、私のカメラはマニュアルフォーカス。
もたもたしているうちに、どんどん子猫は近づいて来るので、なかなかシャッターが押せない。

理想的には、ベストポジションできっちりポーズをとって、こちらのシャッター音を待ってくれる猫が良いのだけれど、そんなモデルさんのような猫にはあまり巡り会わない。

怪しい男が子猫にいたずらされると警戒したのか、良く似た親猫が現れた。
大小の猫をなんとか「今日の一枚」に出来ないものかと彼等の動きに合わせて、こちらも立ったり座ったり、近づいたり離れたりと頑張ってみた。

本日は二組の写真を見てもらう。
最初は親猫と子猫が向き合うかたちのもの。
撮影順に並べている。
これらの写真の場合、多くの人が後の黒白写真の方が良いと判断するだろう。


CP0811.018 北九州市八幡西区 gr28-

CP0811.019 北九州市八幡西区 gr28+

次は親猫が先を歩き、それに子猫が従うもの。
こちらも、撮影順に並べている。
この写真の場合、意見が分かれると思う。
前の写真は親猫と子猫が体の大小はあるものの、同じような体型であるいている。
後の写真は、子猫が私の方に顔を向けている。
おそらく猫好きの人はこちらの写真を好むと思われる。

これらの写真の場合、いずれも私が好むのは黒白写真の方。
どうやら、私は二匹の猫の形に拘っているようである。

ところで、登場する子猫は一組目と二組目とでは違っているのに気づいて頂だけただろうか。
尾の長さが違っているはず。
写真はそんなところも気をつけて見て欲しい。
私に近づいてくる好奇心旺盛な猫は尾の長い方。

北九州市八幡西区萩原

良い歳をして、いまだに反省ばかりしている。
「馬鹿は死ななきゃなおらない」と言うから、きっと一生反省の連続だろう。
生来の腰の重さと云うか、ぎりぎりまで手をつけずに先延ばしにする性格なので、明日、明日と思っているうちにタイミングを失してしまうことも多々ある。


CP0811.040 北九州市八幡西区 gr28c

少し前にローカル局の番組で「北九州市八幡西区萩原」と云う地区を扱っていた。
何でも最近の映画のロケ地になった所だそうで、テレビ画面で見る町並みは、どうやら私好みのように思えた。
近いうちに出かけてみるか・・・と思ったのだが、この「近いうち」がくせ者。

具体的に日限が定められていてもズルズル先延ばしのだらしなさだから、「近いうちに・・・」なんてことになったら、実現はいつのことやら。

「明日行こう」と決めたことある。
当日になって天気予報を見ると、空模様は下り坂の予報。
北九州まで出かけて行って雨に降られるのも嫌なので中止。
しかし、一向に雨が降り出す様子はない。
むしろ、午後から薄日も差してきた。
雨も降り出していないのに、天気予報を信じて行かないと決めたのは自分自身。
はずれた天気予報に腹をたててもあとの祭り。
しかたがないので、その日は博多の町へ撮影に出かけた。
(このあたりはちょっと見上げた心根)

再び「明日行こう」と決めた。
しかし、その当日になると雨。
雨の日には雨の日の写真が撮れるのだから、雨でも出かけるべきなのだけれど、そこはそれ雨嫌いと腰の重さが理由となって「また何時か・・・」と先延ばし。
またもや延期。

本日は特に差し迫った用事もなかったので、「萩原」に出かけるチャンス。
しかし、前回と同じで午後からかなりの雨が降るとの天気予報。
仕方がまいので、午前中、ネガフィルムのスキャニングをして過ごしたが、前回の経験もあるので午後から天気予報を無視して「萩原」へ。

「萩原」に行くには、JR鹿児島本線黒崎駅で筑豊電気鉄道に乗り換え「萩原」下車。
萩原駅に降り立ってみたが、どうもピンとこない。
「これは外したかな?」と思ったが、とりあえず歩き出してみる。
第一印象どおり、面白いと足を止めるものはあまりない。


CP0811.014 北九州市八幡西区 gr28-

歩いているうちに空模様が怪しくなってきた。
黒猫も雨が気になるのか空を見上げていたので、一枚撮った。
急いで「萩原駅」に引き返したが、駅の手前でとうとう大粒の雨が降りだしたので、走って駅に駆け込んだ。


CP0811.039 北九州市八幡西区 gr28b

帰りの電車の中、「さすがテレビ、うまく映像を作り上げる」と妙な感心をしながら雨に濡れた町を眺めた。

9日後

CP0722.009 福岡市東区 st35

小さな畑の片隅にうらなりの野菜が捨てられていたので写真に撮ってみた。
曲がったキュウリや茄子、それにゴーヤなどは売り物にはならなくても十分に食べられそうだ。
ずいぶんともったいないことだと思う。
見かけの悪いものは食べても不味いのだろうか。

九日後に再び同じ場所を通りかかったときにも、その野菜はそのままになっていた。
一旦はその横を通り過ぎたが、再び戻って写真に撮った。
九日と云う時間の経過がそれらの野菜には刻まれていた。

CP0731 .007 福岡県糟屋郡 er24a


最近、時間のことをよく考えるようになった。
私らの年齢になると「残された時間」と云うことになる。
過ごして来た膨大な時間に比べると、残された時間は、分からないがそう多くはない。

何事に置いても「無駄は悪」とは考えたくないが、ずいぶんと無為な時間を過ごしてきたものだと思う。
今の私の時間感覚は、残り少ない時間を大切にしようと云うことよりも、目の前の時間を大事にしたいと考えるようになった。

携帯電話のカメラ機能

CA0206  P4328A (1)

勤めるところと、韓国の大学とが協定を結んで交流を深めている。
毎年この時期になると韓国の大学から先生と学生さんがこちらに訪ねて来てくれ、9月にはこちらから学生を連れて韓国の大学を訪問する。
こういった交流を始めて今年で10年になるそうだ。


CA0206 P4328A (2)宮崎 フラダンス人形

今年も、八月末から九月初旬にかけて韓国を訪問する。
それに合わせて、交流10周年の記念行事ということになる。
展覧会とセミナーが計画され、私も写真を出品。
それだけではなく、なんだか訳の分からないうちに、記念行事のメンンバーに組み込まれ、セミナーで講師の役割も割り振られていた。

夏休みを利用してちょっとした計画をたてていたので、何とかこのメンバーから外れることが出来ないものかと交渉してみたが、「すでに韓国側に通知が行っており、刷りものにも名前が入っているので・・・」と、逃れようのない状態に追い込まれてしまっていた。


CG0413 P4328A (2)

始めて韓国を訪れたのは2004年。
そのときはまだフィルムカメラを使っていた。
携帯電話のカメラで撮った記念写真が残っている。
私のデジタル第一歩は携帯電話のカメラ機能から始まった。
その年は初めて韓国を訪れた年でもある。

※本日の写真は携帯電話のカメラ機能で撮ったもの。

お遊び

写真の調子を整えるときに心がけていると云うか、無意識のうちにもそうなってしまうことは、ナチュラルな再現。
つまり、料理で言うところの素材の味を生かすと云うやつ。
和食の極みみたいなもの。
強力にアピールするのは野暮と云うもの。

昨日の〔亀カメラ〕に電信柱と自動車写真を載せたけれど、その黒白写真を調整しているときも、できるだけくどくならないようにしていたようだ。

『していたようだ』とは他人事のような言い方だけれど、実際そんな感じ。
特に意識している訳ではない。
好みの調子になるようにすると、こうなると云ったもの。


福岡市東区8

反対に、ちょっと味付けを濃くしようなんてときには、意識しないと出来ない。
昨日の写真を、ほんの少しだけれど味付けを濃くしてみた。
この程度だと、私の好みの味の範疇に入る。

しかし、いくらサッパリしたものが好みでも、たまにはギトギトしたものが欲しくなるときがある。
素材の持ち味に頼るだけではなく、料理人の腕でこてこてに作り上げる。
これでもか・・・と言うくらい。

デジタル写真はそんな遊び心を満たしてくれる面白さがある。
とても口に入りそうにない代物が出来上がっても、また、一から作り直せる。
そんな、ままごと遊びのようなことをやってみた。


CP0806.020 福岡市東区 er24


CP0806.019 福岡市東区 er24


CP0806.029 福岡市東区 er24


三枚の写真はすべて同じ日に撮ったもの。
特につながりを意識して撮っているわけでもなく、ただ何となく足が止まったものを撮るいつものスタイル。
こうして撮り集めたものの中から、一つのストーリーが見えてくるまでには時間がかかるもの。

それを、強引に刺激的な味付けで仕上げてみた。
そうすれば、脈絡のなかった写真が、「同じ仲間ですよ」といった顔で並び始めるのが不思議。

調味料に頼ってばかりいたのでは腕が落ちる。
激辛ラーメンばかり食べてると飽きる。
そして、おしまいにはお腹壊してしまう。
そうならないように、今日一日のお遊び。

少し気分転換が出来て、明日から、また、いつものさっぱりメニューが一層、美味しく味わえるはず。

黒白写真

カメラを四六時中持ち歩いても写真が撮れるという保証はない。
いや、写真は撮れるかも知れないが、撮りたいと思える被写体に出会えるとは限らない。
最近、そのような時には古いネガをスキャニングしたりして、写真を楽しむことを覚えた。
こちらの方は、時間さえあればいつでも大丈夫。
おそらく、残された時間のなかで、これまでのネガフィルムをすべて見終えることはできないかもしれないけれど、退職して、毎日が日曜日になったときには、古いネガからのスキャニングを大いに楽しみたい。


CP0807.003 福岡市東区 er24o

気持ち良さそうに雲が空で踊っていたので撮ってみた。
カメラの設定はRAWとjpegのダブル記録。
jpegは黒白設定、RAWはカラーデータにしている。


CP0807.003 福岡市東区 er24

一枚目はほぼ撮影データのままで、二枚目は彩度をコントロールした。
三枚目は黒白に変換して調子を整えている。
カラーデータを黒白写真に変換するときは、単純に彩度を0にするだけでは十分な黒白写真にはならない。
明るさ、コントラスト、各色の明暗などを調整しないとならない。
このときに、フィルムと印画紙でやってきた黒白写真の経験が大いに生かされている。

CP0807.003 福岡市東区 er24-


もう少しすると暗室でフィルムや印画紙を使って黒白写真を作ることが本当に難しくなってくるだろう。
今ならまだ大丈夫。
黒白写真が好きな人は、今のうちに暗室でたくさんプリントの経験を積むことを薦める。
その経験はデジタルカメラで撮ったものを黒白写真に仕上げるときにきっと役立つ。


CP0807.004 福岡市東区 er24o

夕方の光のなかで足が止まった。
駐車スペースに小さな車が停まっているだけ。
何がどうなのかは分からないまま、カメラを構えて写真を撮った。
おそらく、日没前のやわらかな光が奇麗と感じたのだろう。


CP0807.004 福岡市東区 er24gs

CP0807.004 福岡市東区 er24sd

黒白写真の一枚目はグレースケールで黒白化。
二枚目は彩度を下げて黒白に。
三枚目はそえほど手は入れていないが、自分なりに調子を整えた。

写真の調子を整えるときに大切なのは、撮影したときのイメージ。
この場合、黄昏時の光の再現を頭に思い起こしながら調子を整えた。
ここで、誤解を招かないように言っておくが、『撮影したときのイメージ』とは、忠実な再現ではない。
目の前の景色に誘発された自分の心の中にある黄昏時のイメージそのものを云う。


CP0807.004 福岡市東区 er24+

今頃は、黄昏の光の具合とヒグラシの鳴き声とのバランスが実に良い。
8月も終わりの頃になると日暮れも早くなり、ヒグラシの声は一層、物悲しく聞こえるようになる。
ヒグラシの鳴き声が安らぎに聞こえる、そんな黄昏時の光がプリントに出れば上出来。

昔話

昔話を続ける。
三十年前のネガを引っ張り出してスキャニングしてみた。
島根県邑智郡羽須美村立口羽小学校で撮ったもので、撮影から30年の年月が経過している。
30年前と云うことは私は32歳。
若かったね。

FP0807.115020 島根県羽須美村立口羽小学校 M4+sx35

ここに写ってくれた子供たちも、今では40歳くらい。
みんな元気にしているだろうか。
古い写真を見ると、そこに写っている人たちに想いを馳せてしまう。

撮影に使ったカメラはLeica M4、レンズはSummilux 35mm F1.4(癖玉と言われているやつ)。
この組み合わせは、私が最初に買ったライカとレンズ。
当時はお金も無かったので、最初はボディだけ買って、レンズはCanon 25mm(当時流行っていたレンズ)を着けて使っていた。
少しして、かみさんの実家が見るに見かねてお金を貸してくれたのでSummilux 35mm F1.4を手に入れた次第。
そのときの借金はまだ返却していない。(こりゃ、親孝行しなければ)


FP0807.115023 島根県邑智郡口羽小学校 M4+sx35

スキャニングするのにネガを引っ張り出してみると、随分と荒っぽい現像をしている。
全体に薄っすらとカブリが出ていて、その影響で粒子も粗い。
『コンポラ』と云う荒れ・ブレ・ボケの写真を目指していたわけでもないのだけれど荒れている。
これじゃ学生に偉そうなことは言えないね。


FP0807.115013 島根県邑智郡羽須美村立口羽小学校 M4+sx35

近年では「荒れ」は無くなったけど、筋力の衰えで「ぶれ」、頭の衰えで「ボケ」・・・おっと、これは違うか。
目の衰えで「ボケ」が出るようになったかも。
最近のデジタルカメラだと、オートフォーカス、手ぶれ防止機構とボケやブレ対策もあるので、こういったものに頼れば、もう少し写真を続けられそう。

梅雨明け

昨日、北部九州もようやく梅雨が明けた。
梅雨明け宣言がでないまま、なんとなく夏が過ぎ、気がつけば秋・・・・なんてことになるのかと思わないでもなかったが、とにかく今日からは夏気分。
暑い・暑いと言いながらも冬よりは夏の方が好き。
寒いのはどうもいけません。
寒さに晒されると頭の芯まで凍りそう。
これは夏の生まれということと関係しているのか、はたまた、自分の中にある、遠い遠い記憶の中に南国の何らかが埋め込まれているからなのか・・・などと勝手なことを考えている。

梅雨明け宣言とともに、自然も現金なもので早速、今日から夏の日差しである。
それにしても、今年はよく雨が降った。
それも、集中豪雨と云う奴。
例年、梅雨明け宣言後にも集中豪雨になることがあるので、今年もまだまだ油断できない。

夏の日差しの中を歩いてみたが、写真に撮りたくなるようなものとの出会いはなかった。
シャッターを一回も押さずに職場に到着。
こんな日もよくあります。でも、歩いてさえいれば、いつか何かに出会えるはず。


FP0807.115004 島根県 M4+sx35

昨日の〔亀カメラ〕にブランコのところで子供四人を撮った写真を載せた。
ずいぶんと昔に撮ったもので、フィルムカメラで撮影したもの。
既にニコンサロンでの個展で発表したもので、その時のテストプリントプからスキャンしたデータがあったので載せてみた。

ところが、どうも調子が気に入らない。
プリントからスキャニングしたの当時は、デジタル駆け出しの頃だったからか調子が駄目です。
そこで、ネガから再度スキャニングしてみることにした。

先ず、密着焼を引っ張り出すために整理番号を見ていると、今から30年前に撮ったもと判明。
密着焼の裏に書き込まれたデータで、撮影地は島根県邑智郡羽須美村とある。
市町村合併やらで、今ではこの地名が無いかもしれないとインターネットで調べてみると、まだありました。
驚き。
小学校も島根県邑智郡羽須美村立口羽小学校として現存しているようです。


FP0807.115009 島根県邑智郡口羽小学校 M4+sx35a

と思ったら、別のところで「邑南町立口羽小学校」と云うのを見つけました。
「やっぱり」
『邑南町』を調べてみると、邑南町は平成16年10月1日に羽須美村、瑞穂町、石見町の三町村合併により新しく誕生とあるから、平成の大合併だね。
インターネット情報も便利だけれど、新旧の情報が混在しているので要注意だ。

いずれにしても、「口羽小学校」は今でも存在しているようで嬉しい。


FP0807.115011 島根県邑智郡.口羽小学校 M4+sx35jpg

さて、ネガからスキャンした写真を今日は載せてみます。
その他、同じネガから選んだ写真と合わせて見てください。

わんぱく

小学生相手に写真のワークショップをするお役目が回って来た。
私のような強面の男に小学生相手なんて似つかわしくないのだけれど、ご指名とあらば仕方がない。
おそらく迷惑なのは小学生の方だろう。


東京都大田区大森東

これは大学が地域サービスの一環として行っている行事で、私が担当するのは『夏休みチビッ子大学』で、小学校4年生から6年生が対象。
入れ替え制で90分のワークショップが二回。合わせて50人ほどの小学生を教える。

教える項目はお定まりの「フォトグラム」。
こういった、写真に対して全く知識が無い人たち対象の講習のときには「フォトグラム」が定番。
印画紙の上にものを並べ、光を照射し、現像液に浸ける。
そうすると、黒と白の画像が浮き上がってくる。
最初のこの瞬間は、たとえ大学の一年生であっても「オー」と声を発する。
感動ものであるらしい。

今日も、小学生たちが「オ〜」と驚きの声をあげていた。
この驚きの声を聞いたら、今日のワークショップの目標クリア。
ところが、驚いて、楽しんでくれるのは良いけれど、ちょっと楽しみ過ぎ。
印画紙が跳ぶように減っていく。

最初は六切りの印画紙を半分に切って使ってもらっていたけれど、フォトグラムに用いるオブジェが大きな子供に六切り印画紙をそのまま使わせたら、僕も私も大きい方が良い・・と言ってくる。
そりゃそうだわな。
サービス行事だから、気持ち良く帰ってもらわないといけないので駄目とも言えず大盤振る舞い。

一回目の反省で、二回目のクラスは全員、最初から最後まで六切り半分サイズで押し通し、何とか準備した200枚の印画紙で持ちこたえられた。


[26]ブランコ

大学の授業でも、同じ授業であってもクラスが違うと全く雰囲気が違うことがよくある。
今日の二つの小学生のクラスもそうだった。
一回目のクラスは実に賑やか。
二回目のクラスは反対にちょっと陰気・・・いや、おとなしい。
クラスにはムードメーカー的な人物が居るもので、そのあたりの影響が大きいようだ。

子供たちを見ていて気づいたことがある。
じっとしておれない子供と、人の話がおとなしく聞けなかったり、こちらの言うことに反応できない子供が案外と多い。


CB1109 (070) 宮崎神宮

「わんぱく小僧」の質も私たちの頃とはだいぶ様変わりしてきている。
わんぱくと云うより、躾が出来ていないといったように私には見える。
小学生のときそのままに大人になって大学に入って来るものだから、いまの大学は大変。
大学生になって躾を初めても遅いんだけどな。
『三つ子の魂百まで』
『鉄は熱いうちに打て』と昔から言うのだけど・・・

Airmail

北部九州はまだ梅雨明けをしていない。
急に強い雨が降ったりで、どうも天候不順。
地球環境が少しずつ変わっているのは明らか。
それが吉か狂かは分からないけれど。

朝、家を出るときいは幸い雨は降っていなかったので、カメラ片手に職場まで歩いた。
このところ、明け方、肌寒さ感じ慌てて枕元の窓ガラスを閉めることが多かったが、今朝はこの季節らしく蒸し暑い朝だった。

その、蒸し暑さのなかをてくてく歩いていると、道ばたに紙ヒコーキが落ちていた。
よく見ると、その紙ヒコーキは封筒で出来ているようで、翼のところに郵便番号を書き込む升目が印刷されている。
それも、片側の翼の部分だけに。

CP0803.001 福岡市東区 sx35a


偶然だろうけど、きっちりとデザインされていて、興味を惹かれて写真に撮ってみた。
「これが、ホントのAirmail」とかなんとか言いながら・・・
私のカメラは距離系連動式とかレンジファインダー式とか云われる方式のカメラで、この手のカメラは接写に弱いと云う特徴がある。
つまり、撮影最短距離が長く、近づいて撮れない。

レンズは今風のオートフォーカスではなく、自分の目と手でピントを合わせるマニュアルホーカスレンズ。
この紙ヒコーキの写真は、あらかじめレンズを最短距離のところまで繰り出しておき、あとはフォーカスリングを回してピントを合わせるのではなく、自分の体を微妙に前後させてピントが合ったところでシャッターを押した。

被写体に近づいて撮ると、奥行きに対してピントが合う範囲を云う、「被写界深度」が浅くなって、前後の極めて狭い範囲にしかピントが来なくなるので、ピント合わせはデリケートになる。

オートフォーカスレンズで撮って、「ピントを合わせたいのはここじゃないんだけどな・・・」と云った経験があるなら、マニュアルフォーカス設定にして、体でピントを合わせる方法が良い。


CP0803.009 福岡市中央区 sx35a

午後から、行きつけのOカメラに出かけた。
ここに来ると長っ尻になってしまう。
コーラやコーヒーが出てくるし、テーブルの上にはちょっとした甘いものが置かれていたり、カメラのことに詳しい人が居たりして、居心地が良い。
買い物もしないのに申し訳ない。


CP0512-047 岡山市奉還町 se18a

店に長居している間に雨が降り出した。
雨が小止みになったところで、重い腰を上げた。
傘は必要ないと思ったけれど、店長のFさんがどうしても持って行けと言うので、傘を借りて帰った。
傘を持ち歩くのが苦手で、この前、やはりOカメラで借りた傘はバスの中に置き忘れてしまったので、また無くさないようにと傘のことを気にしていたら、帰りに買ったパンと菓子の入った紙袋を忘れそうになった。

元に戻る

ハワイ オアフ島 マイリ

デジタルカメラを手にするようになってから、思い切って、それまでの黒白写真からカラー写真に変えた。
本格的にカラー写真を初めて二年半くらい経ったが、最近、再び黒白写真に戻っている。
このところの〔亀カメラ〕はフィルム時代の写真を引っ張り出すことが多いので、黒白写真なのは当然だけれど、デジタルカメラで撮った写真も、黒白写真に仕上げて見てもらっている。

ハワイ オアフ島 マイリ


学生時代は黒白写真とカラー写真の両方を手がけ、大学に勤めるようになってからは長く黒白写真を専門としてきた。
その後、先ほども述べたように、デジタルカメラを使うようになってカラー写真に切り替えた。


福岡市博多区千代

黒白写真を続けていた理由については、これまでもこの場で何度か書いて来たので、くどく繰り返さないが簡単に言ってしまえば最初から最後まで自らの手で作業ができること。つまり、自分一人で写真のあらゆることが楽しめる。

デジタルカメラを使うようになると、カラーでも最初から最後まで自らの手で作業ができるので、この段階では、黒白写真でもカラー写真でも構わなかった・・・と云ったところだ。
むしろ、目新しさも手伝ってカラー写真の方に興味をもったので、カラー写真をやることになった。

カラー写真を撮るようになって、それまでやっていた黒白写真を本当に自分は好きだったのかと考えることもあった。
それくらいカラー写真が楽しかったし、出来栄えも悪いとは思わなかった。
それが、最近では再び黒白一辺倒になりつつある。

先ほど、「黒白写真でもカラー写真でも構わない」とはちょっと無責任な言い放ち方をしたが、カラー写真はカラー写真の特徴と良さがあるし、黒白写真にも当然、同じことが言えるので、そこのところを活かすことを忘れてはいないつもりだ。
作品の内容に応じてカラーであったり黒白であったりと、自由度が増えれば、写真が一層楽しくなると云うもの。


CP0725-004 福岡市博多区千代 er35+

カラーが良いと思えばカラーでやれば良いし、このシリーズは黒白の方が良いと思えば黒白でやれば良いと云うように、自由にカラーと黒白の間を行き来できる身軽さをデジタル写真は与えてくれた。

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JC0209.052 広島市南区出島 b35zm#

梅雨は・・・

梅雨が明けないまま8月になってしまった。
梅雨が明けないからと云って、私の生活にとりたてて影響がある訳ではないけれど、なんとなくシャキッとしない。
シャキッとしなさ加減が今日の行動にも現れてしまった。


CF0629R5924 (84)m福岡市東区(犬の散歩)16

本日は土曜日。久しぶりに撮影に出かけようかと、前の晩からカメラの準備。
私が力を入れて撮影に出るときには、カメラ二台の体制で出かける。
昨夜準備したのも、メイン機種二台の本格体制。
本腰を入れての撮影・・・の予定。

このところちょっと気になる場所があって、久しぶりに二刀流で歩いてみようと昨夜の段階では思っていたのですが、今朝、目が覚めたときに空模様をみて断念。
仕方がないので、終日、骨休め。
昼寝をしていたら、肌寒くて目が覚めた。
やはり、まだ梅雨は明けていない。

CG0312R5924 (3)


先月末にデジタルカメラの新製品が発表になった。
一つはRicoh GR Digital III。
もう一つはNikon D300S。

Ricoh GR Digital(2005年10月発売)は初めて買ったデジタルカメラで、それがもうIII型になってしまった。
Ricoh GR Digital II型を使わないうちにIII型。
この調子でいくとIII型も使わないうちにIV型、V型となっていくような気がする。

Ricoh GR Digital II型は2007年11月発売だから一年半くらいの発売期間と云うことになる。
あまりにも製品の寿命の短さに驚くばかり。
何が変わったのか。
レンズ 28mmF1.9と明るくなったことが大きな変更点。
レンズ基本性能が維持できているなら明るいレンズなるのは、撮れる世界が広がるので大歓迎。
RICOHと云うメーカーはGR Digitalをどう育てるか、しっかりとした目標を持って開発し続けている。
この、目先の流行に左右されない姿勢は見上げたもの。
RICOHの姿勢は間違っていないと思うけど、自分が使っているカメラが、すぐに旧型になってしまうのはユーザーとしては寂しいような気もする。
このあたりが、新製品を発表するタイミングの難しさだろう。

今日の写真は三枚ともGR Digitalで撮ったもの。
上から2007年、2006年、2005年に撮ったもの。私にしては飽きずに使い続けている方だけれど、最近は全く出番がなく、学生に貸し出している。

一方の「D300S」も母体の「D300」が2007年11月発売だからRicoh GR Digitalと同じ期間を経て新型にバトンタッチしたことになる。
目玉は流行の機能、「動画撮影機能」を取入れたこと。

なんでもかんでも一つあたればあらゆるメーカーが物真似を始める。
「動画撮影機能」、無いよりは有った方が良いのだろうか。私には分からない。
「D300」はデジタルカメラとしての基本性能がしっかりとしている点を評価してきたが、今回の「D300S」で、なんだか普通のデジイチになってしまったよう。

今の段階ではRICOHの姿勢の方は評価するけれど、Nikonの方はイメージダウンだ。
真に良いものを作っても売れないのだろうか。
一本筋の通ったニコンの精神も、経済原理には勝てない時代になってしまったようだ。


CS1224R5924 (77)

経済観念の無い私が言える筋合いではないけど、経済界の梅雨明けもまだまだ・・・。
いくら、経済観念が無くて、カメラに浪費ばかりしてきた私でも、そうそう浪費を続けられる時代でもないので、今回のニ機種はともに見送り・・・かな。

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