2009年10月アーカイブ

宮崎たそがれて地鶏

昨日から宮崎に来ています。
宮崎市美術展の写真の審査と云う仕事を抱えての来訪です。
同じ九州内ですが、福岡から宮崎にやってくるのは少々骨が折れます。

私は車を持ちませんので、移動の手段は公共交通機関を利用するしかないのですが、長距離の移動となれば列車か飛行機となります。
飛行機は費用がかかります。
旅費・宿泊は別途先方に負担を掛ける身ですから、宮崎市民の税金を私ごときの為に無駄遣いさせる訳にも行きません。

福岡から宮崎へ鉄道を利用すると6時間前後かかってしまいます。
飛行機はお金がかかる、鉄道は時間がかかる。
残るは・・・高速バス。

そんな訳で高速バスに乗ってやってきました。
バスは満席になると窮屈ですが、幸い乗客は数人。
横の座席も宮崎に着くまで空席のままでしたので、のんびりと窓の外の景色や、車内で放送されている映画を眺めながらやってきました。
これで、鉄道より速くて安いのですから、まあ文句はありません。

宮崎到着後は宮崎県庁近くにある、昨年と同じ宿に荷物を降ろし、カメラを持って市内を散策。
ハンカチを忘れたのに気づき、橘通りにある和装の店で日本タオルを購入。
季節を考え、月に兎の絵柄のものを選んでレジに持って行くと、レジのおばさんに「高いけど良いですか?」と念を押されました。
それほどむさ苦しい格好をしていた訳ではないのですが、日本タオル一枚の値段も分からない男に見えたのでしょうかね・・・
宮崎は暑いくらいの陽気で、このタオルは役に立ちました。

CP1030.074 宮崎 se18a-#

CP1030.084 宮崎 st35-#

夕方、橘通りの上空を多くの鳥が飛んでいました。
カメラを構えて撮影をしようとしていると、後ろから「良い写真が撮れますか?」と声がかかりました。
振り返ると、宮崎在住の卒業生、種子田くんがそこに立って居ました。
もちろん、夜は種子田くんと再会を祝して宮崎名物地鶏で乾杯。

CP1030.094 宮崎 se18a#

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JC0209.052 広島市南区出島 b35zm#

自由です

撮影することに行き詰まった学生が居ると、「何でも自由に撮れば良いんだよ・・・」などとよく話します。
この「自由」が曲者。
そんなことは当たり前のこととして十分分かっているのですが、それを実行するのが大変なのです。
実行出来れば「写真が撮れない・・・」などと悩むこともないのですから。

昨日の〔亀カメラ〕で、『自由なのもまた良いのでは・・・』と簡単に書いた私も、黒白写真からカラー写真へ、そしてまた黒白写真に戻ったりとふらふらしているのですが、黒白が適している写真は黒白で、カラーで見てもらった方が良い写真はカラーでと、もっと自由に考えられないものかと思うの次第です。
「黒白」or「カラー」と二者択一の堅苦しさをかなぐり捨てられないものかと思うのですが、腹の中の〔杓子定規虫〕を説得し、自由を謳歌するにはもう少し時間がかかるのかもしれません。

下の写真は、下関の路地で見つけた洗濯物です。
ピンクの衣服は目につきやすいのです。
早速、撮影して、このところ続けている黒白写真にしてみたのですが、どうも自分のイメージしていた写真にはなりません。
そこで、RAWデータからカラー写真で調整して、なんとか思っていた写真になりました。

このような経験をあと少し繰り返すことで、『黒白が適している写真は黒白で、カラーで見てもらった方が良い写真はカラーで』と〔自由〕になれそうな気がしています。
デジタルはカラーでも黒白でも自由自在ですから。

CP1025 山口県下関市 er24#

CP1025.060 山口県下関市 ER24#

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JC0209.052 広島市南区出島 b35zm#

色彩

デジタルカメラを握るまでの40数年、黒白写真を中心に写真をやってきました。
その間、黒白写真に不自由を感じたことはありませんし、カラー写真をやってみようとしたこともありません。

黒白写真を続けてこれたのも、黒白写真が好きだと云うことと、写真をすることが楽しかったからでしょう。
撮影から、フィルム現像、引伸し、などなど写真の作業がいろいろありますが、そのどれもがすべて楽しく、深い世界でした。

デジタルカメラで写真を撮るようになった当初も黒白写真で撮っていました。
何の迷いも無く「黒白写真設定」で撮っていましたが、デジタルの場合、カラー写真であっても、フィルムでの黒白写真のときのように自分の関われる仕事がたくさんあって、一から十まで自分で楽しめることに気づいたときからカラー写真を始めたのです。

デジタル写真も三年を経過しました。
気がつけば再び黒白写真に逆戻りです。
デジタル写真の良いところはカラーでも黒白でも自由自在です。

なんてことを言うと、自分の中の杓子定規虫が動きだし、「写真は撮る前から最終イメージを決めて撮らなければ・・・」とぶつぶつ言い出しそうですが、〔自由〕なのもまた良いのではないでしょうか。

CP0823.153 広島県大崎下島 sn28a

CP0823.154 広島 sn28a-

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みかん猫67

秋・・・

今日は担当する授業はありません。
仕事は早く片付けて・・・と云う考えから、一時間目の9時から授業を入れていることが多いので、授業のある日(水曜・土曜以外)の朝はいつも気ぜわしいのです。
その上、当日の授業の進め方や教材選びみたいなものは授業直前まで考え抜きますので、いつもバタバタと授業に突入しています。
なんて言い方をすると、授業熱心な理想的な教師のように聞こえるでしょうが、実際のところは、単に無精なだけです。

今日は会議も無く、久しぶりにのんびりとした気分で大学に向かいました。
あまり寒くはなかったのですが、朝もやが出て、初冬の気分を楽しみながら歩いたのですが、朝もやだと思っていたのは、夜のTVニュースでは公害物質だとか・・・
いやいや、なんとも興醒めです。
文明は文化を破壊し、そのうえ風情までも台無しにしてくれたようです。

CP1028.011 福岡県糟屋郡新宮町 st35#


しかし、山裾の道をゆっくりと歩いているときに秋の色を見つけました。
秋の色は銀杏の黄色、柿のオレンジ、そして枯れ葉の色の茶色。
秋の色は深く温かく、こころ優しい気がします。
やがてやって来る冷たい冬に元気で立ち向かえるように神様の配慮でしょうか。

CP1028.033 福岡県糟屋郡新宮町 st35#


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みかん猫67

撮ろうと決めて・・・

被写体を見つけて、写真に撮ろうと決めた瞬間に、体が前後左右に動きます。
つまり、撮影位置を決める動作が始まるのです。
私はズームレンズが苦手です。
便利なことは十分に承知しているのですが、ズームレンズだと撮影するタイミングを失してしまうことが多いように思います。
ファインダーを覗くと同時に、〔ズーミング〕と云う作業をして構図を決めようとしてしまうからでしょう。

私は〔単焦点レンズ〕と呼ばれる、焦点距離が限定されたレンズを主に使っています。
ズームレンズのように、例えば24mm〜85mmと云った範囲なら、ズイーミングと云う動作一つで自由に焦点距離が変えられるといった便利なものではなく、24mmレンズなら24mmと云った特定の焦点距離だけでしか使うことができない、ある意味不自由さがあるレンズが単焦点レンズです。

便利なズームレンズを使わない理由は単純です。
大きいから・・・です。
カメラもレンズも控えめが一番です。
大袈裟なのはいけません。

使い慣れた単焦点レンズの場合、どの距離から撮れば、私好みの画面に切り取れるかは体が覚えてくれています。
それで、カメラを構える前、写真を撮ろうと決めた瞬間に体が前後左右に動くのです。

今日の写真は韓国の釜山の町を歩いているときに「撮ろう」と決めたものです。
狭い路地での撮影でしたから、21mmのレンズで、ほとんど歩きながら撮ったようなものです。

CP0903.154 韓国釜山 et21a#


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みかん猫67

写真に撮る動機

携帯電話がこれほど普及してからどれくらいになるのでしょう。
今日のように小型軽量化する以前の携帯電話は、「携帯」するには少々大き過ぎるもので、もっぱらビジネス用で、私も入学試験の地方会場に出張の折に、緊急連絡用として重い携帯電話を持たされた経験があります。
それが、今では、老人・子供に至まで、生活のための道具として携帯電話は欠くべからざるものになっています。

いま、町中で携帯電話を使っている人を見かけても珍しいとも何とも思わなくなりました。
何とも思わないものは写真に撮る動機につながりません。
でも、携帯電話を使っている人をわりと多く被写体にして写真を撮っています。
携帯電話を使っている人は、時折、妙な動きを見せてくれるものですから。

私は、わりと早い時期に携帯電話を手にしていました。
最初の頃は、公衆の面前で携帯電話を使うことに気を使いましたし、歩きながら電話で話をするが出来ずに立ち止まって隅っこに寄り話していたものです。
慣れというのは恐ろしいもので、今では歩きながらでも話せるようになりました。

今日、JR博多駅の構内を歩いていて、ふと目に止まったシーンがあります。
階段を降りたところで携帯電話を使っている男性。
片隅に体を押し付けるようにして話していました。
私が写真に撮る携帯電話を使っている人は、こういった状況が多いのです。

CP1026.001 福岡市博多区 st35#


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みかん猫67

審査結果

審査員を努めた下関市美術展のオープニングに呼ばれましたので、21日に引き続き、再び下関に出かけてきました。
どのような審査であっても、審査結果について「これで良かったのか?」と審査後に考えてしまいます。
きちんと展示されたなかで、審査結果が正しいものであったかどうか確認することと、審査を受けた方々からの質問を受けたり、審査結果に対するご意見を伺ったりするためにも、出来る限り表彰式などには足を運ぶようにしています。

審査で一等賞を決めるときにいつも思い悩むことは、世間一般的にみて良い写真を選ぶか、私が良いと思う写真を選ぶかといったことです。
どうも、写真に対する私の好みは一風変わっているものですから、毎回、審査のたびに考え込んでしまいます。

そのあたりの判断は、コンテストの性格や、その場の風向きなどなど種々の要素をみてやるのですが、基本的には「私が審査員をしている意味」みたいなことを優先させています。

本日、表彰式に参加して、ちょっとガッカリしたことがあります。
受賞されたみなさんが、あまり嬉しそうではない・・・と云うことを感じたのです。
審査した人間としては、受賞したみなさんが喜んでくれたいる姿を拝見することで、審査結果に対して安心できると云うものなのですが、そういった面では今日はちょっと心残りでした。
下関の皆さんは奥ゆかしいのでしょうか。

CP1021.007 山口県下関 er24#
[[JR下関駅近く]]

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みかん猫67

仕事のためにやってきた町。
天気は上々。
予定の時間までは少し間があるので、嗅覚を頼りに駅前(正確には駅裏だろうか)を歩いてみた。
もちろん写真が撮れれば・・・と淡い期待を抱きながら。

ふらふらと歩いていたら、興味のある一画に迷い込みました。
ここでも私を迎えてくれたのは一匹の猫でした。
乗用車のトランクルームの上できっちりと正座をして、浮浪者(私)を見つめていました。

首輪をしていますので飼い猫なのでしょう。
よく見ると我が家の老猫「まま」に似ています。
親しみを感じたので、話しかけながら近づいて行くと、大儀そうに動き出し、「町の案内でもしてやるか・・・」と動き出しました。

猫や犬に限らず、旅先で出会う動物はこころを和ませてくれます。
私の写真は傑作主義ではありませんので、軟らかなこころで自分を取り巻く世界を眺めることが大切です。
一匹の猫が、今日の私のこころを柔らかくしてくれましたので、一枚くらい、小旅行のお土産になるような写真が撮れるかもしれないと、期待しながら猫の後に着いて町の奥へと足を踏み入れました。

CP1021.012 山口県下関 er24#

CP1021.014 山口県下関 er24#


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みかん猫67

海沿いの道

海沿いの道をタクシーに乗って走っていた。
晴れた日の海は格別気持ちが良い。
少し開けた窓から車内に吹き込んで来る風も、この季節にしては心地良いものだった。

海岸沿いを体操着を着た高校生たちが、長い列を作って、私とは逆の方向に向かって黙々と歩いていた。
鍛錬遠足と云うやつだろうか。

高校生たちに刺激をされた訳ではないのだが、帰り道は私も歩いてみました。
麗ららか・・・どこまで歩いても左手側は海・海・海。

時折立ち止まり、日傘をさして磯遊びに興じる人、廃業したドライブインなどにレンズを向けては、また、歩き出す。

朝、見かけた高校生たちが、再び、私とは逆の方向に歩いてきた。
帰りは自由なのか、少人数のグループでぱらぱらやってくる。
みんな、楽しそうに話しながら歩いている。

元気な若い人たちを見るのは楽しい。
こちらまで元気が湧いてきて、ゴールの船着き場を目指し少し大股で歩いた。

写真が撮れた・・・とは言えないが、実に気持ちの良い午後の散歩をした。

CP1021.048 山口県下関 er24#

CP1021.055 山口県下関 er24#

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