2010年2月アーカイブ

この冬

いよいよ今日で平成22年2月は終わりです。
昨年のこの時期に『この冬のこと』と題して20枚くらいの写真にまとめて展覧会場に並べましたが、早いものでそれから一年。
よく言われることですが、歳をとると時の過ぎるのの速さに驚くばかりです。
私の周りに多くの若者が居ますが、若い人たちにはたくさんの時間が残されていて。彼等を見ると羨ましい限りです。

明日からいよいよ三月。
三月の声を聞くと「春」と云う気分になります。
この冬も終わり、今年の冬はどのようなことを撮ってきたのだろうか・・・

冬場は比較的撮影する機会が少なくなります。
日の出が遅くなり、日没が速くなる。その上、私の住む福岡は日本海に面して冬場は太陽が顔を出し渋ります。

フィルムカメラを使って写真を撮っているときには、普段、ISO感度100のフィルムを中心に使っていましたので、冬場の福岡で撮影できる日が限られてしまいます。
ならば、冬場はISO:400のフィルムを使えば・・・と言われるのは分かっているのですが、そこはそれフィルム感度と粒状性の関係があり、好みの問題が発生するのです。

カメラがデジタルに変わり、冬場の撮影は増えたような気がします。
暗くてコントラストのない世界でも、ISO感度に縛られることがなくなったからかもしれません。
気がするだけかも知れませんし、そう言って自分の気持ちを納得させているだけかもしれませんが・・・。

この冬に撮った写真を見てみようと思ったのですが、さて、「冬」とは何時頃からでしょうか。
とりあえず11月のデータから開いてみましたが、なかなか冬らしい写真が現れません。

CP1125.007 福岡市博多区 GR28#

11月25日に福岡市の繁華街、中洲の橋のたもとで冬の装いをした女性の後ろ姿を撮っていました。
このあたりが冬の始まりでしょうか。

冬と云えば「雪」です。
昨年も狸が降る雪を眺めている写真をはじめ、何枚か雪の写真を作りましたが、今年は雪と言える雪には出会えませんでした。

唯一、2月2日に東京でほんの少し積もった雪に出会っただけです。

JC0202.02 東京都新宿区西新宿7 sn35#

この冬に撮った写真を見ていて、今年の冬も無事越せたことを幸せに思いました。
そんなジジイになったと云うことです。
写真は、私の人生の奇跡・・・な〜んて、春に向けてカッコつけてみました。


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JC0209.052 広島市南区出島 b35zm#

ゴールデン街で写真展

卒業生の鳥谷さんから展覧会の案内がとどきました。
はがきに印刷された写真は、道に猫がひっくり返っている写真で、なかなか良い写真でした。

JC0131.98 東京都新宿区ゴールデン街 sn35#

会場が新宿のゴールデン街のなかにあるお店のようです。
大学を卒業後、上京し写真の仕事に従事。
その傍ら、自らの写真も撮り続けています。
福岡で研究室主催の展覧会の折りにも出品を続けてくれているのですが、今回は東京での展覧会です。

私は大学で写真を教えていますが、教え子のすべてがプロの写真家や高名な写真作家になることを望んでいる訳ではありません。
自分一人の楽しみであっても良いから、人生のなかで長く写真を続けてくれる人であって欲しいと願っています。
そういった意味では、今回、写真展の案内状を届けてくれた鳥谷さんなどは私の教えを守ってくれる良い卒業生と言えるのかもしれません。

実は、このはがき、手元に届く写真展の案内状の下に潜り込んでいたようで、あやうく見損ねるところでした。
仕事柄、職場や自宅に写真展の案内状が少なからず届きます。
ときにはいくつもの展覧会の案内が重なって届くことがあり、ちょうど鳥谷さんの案内状が届いた日には他にも数枚のはがきが届いて、気づくのが遅れてしまったようです。

頂いた案内状に『写真を続けてきてよかった・・・』といった言葉が添えられていました。
また、『縁』と云うことも書かれていました。

この時期、大学の方はいろいろと仕事が山積しており、残念ながら展覧会場に足を運ぶことができないのですが、本人や写真を見た人の記憶に残る写真展になればと願っています。


JC0131.105 東京都新宿区歌舞伎町 sn35#

先月末から今月の初めに掛けて私も上京していましたが、大学の入学試験の仕事を抱えての出張でしたので、卒業生と会うことも出来なかったのですが、暇を見て一人ゴールデン街を歩きました。
その時に撮った猫の写真は2月23日の亀カメラ、「猫の日」に載せました。

今日もそのときに撮った、ゴールデン街の路地と、黄昏せまる時間帯、若い女性の携帯カメラのモデルになっていた猫の写真を選びました。
鳥谷さんたちが学生時代には私の写真は黒白写真でしたので、今日の写真も昨日に続き黒白写真です。

話は余談になりますが、昨日の写真を黒白にした理由は、昨日一緒に街に出た友人が黒白写真こだわり派でしたので、多少その影響を受けて、『昔取った杵柄』をふるってみたくなったと云う次第です。
ただし、昨日も、今日もカメラはデジタルですが、そこのところはご勘弁。


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JC0209.052 広島市南区出島 b35zm#

私もそれなりに歳をとったと云うことでしょうか、写真の審査員としてお声がかかることがあります。
先日、ある写真の審査会場で次のような話がありました。
『写真はピントだね。』

平たく言えば「ピントくらい会わせろよ・・・」と云う気持ちを込めて、発言されたのだとその場の雰囲気で推察しました。
その発言者はアンセルアダムスばりに、画面内の全てのものにピントが合わせることを目標とされているようで、私が選んだ極めて被写界深度の浅い写真に目を三角にしておられました。

『写真はピントだね。』
この考え方に私も同感です。
「ピントくらい会わせろよ・・・」と言いたくなるような写真が多くなっていることも事実です。

オートフォーカスカメラが普及して、ますますピントの怪しい写真が増えたような気がするのは私だけでしょうか?
便利になることで、人間の機能が低下してしまう。
皮肉な話です。

ピントはカメラが機械的に合わせてくれているはずですから、ピントが甘くなる原因はブレでしょうね。
簡単便利に慣れて、カメラを持つ手に「気」が入らない・・・といったところでしょうか。

話を最初に戻します。
私の言う『写真はピントだね。』は、ピントをどう自分の写真に活かしているかということです。
画面全体にピントがきていないといけないなんて極端なことは考えていません。

例えば、ブレやボケの写真でも、それが効果となって写真が生きてくるようにすることです。
きりきり手の切れるようなピントも写真の魅力です。
また、ブレたりピントが曖昧なことである種の感情を盛り込んだ写真も魅力的なはずです。

『写真はピントだね。』の審査をした展覧会に、審査員の作品として出品依頼がありましたので、わざとブレた写真を選んで出品します。
それは、2月22日の〔亀カメラ〕『猫の日』に載せた写真です。
暗い場所で絞りを開けて撮影していますので、被写界深度が浅く、画面手前はボケていますし、シャッタースピードも遅くて、動く猫はブレています。

『写真はピントだね。』と言った審査員はどんな顔をして私の写真を見るでしょうか。
念のために言っておきますが、手ぶれはありません。猫はぶれていても、顔の周りの壁やブロックんはピントがきています。

さて、今日の写真は何にしましょうか。
雨の降る博多の町に出てみました。
その帰りのバスの窓からお定まりの博多湾を撮りました。
夕方から急に寒さが戻って、雨の蒸気と外の寒気とで、バスの窓ガラスが曇り始めました。

JC0226.020|福岡市東区 b35zm#

JC0226.021|福岡市東区 B35zn#

窓ガラスの曇りを利用し、レンズを解放にしてピントの怪しい写真を撮ってみました。

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JC0209.052 広島市南区出島 b35zm#

Yes or No

未使用 CP0824.095 山口県周防大島町 sn28a

いよいよ春ですね。
私には春特有の持病のようなものがありまして、その症状が出はじめたので『いよいよ春ですね』と云う次第です。
いえいえ、花粉症といったものではありません。
その点は幸いにも鈍感にできているようで無事に過ごしています。
かと言って、難しい病のようなものでもありません。

春が近づくと、目覚めがやたら早くなるのです。
自分では体内時計が秋冬型から春夏型に切り替わるときに発症するのだと考えています。
この症状は大学の授業が始まり、新しいクラスの授業が二巡するくらいまで続くことはこれまでの経験で分かっています。

今朝も、午前三時少し前に目が覚めてしまいました。
そうなると、眠ろうとして焦ってもうまく眠れませんので、開き直って本を読んだり音楽を聴いたり、ラジオを聞いたりします。

日本企業の「トヨタ」がリコール問題に端を発し、社長がアメリカ議会の聴聞会に呼び出される事態になっています。
ラジオを聞いていると、特別番組でアメリカの公聴会がライブで放送されました。

その答弁で、日本人の発言がのらりくらりと逃げ回っているように聞こえたのか、アメリカ人から『Yes or No』と詰め寄られる場面もありました。
それを聞きながら、「世の中そんなに単純なら苦労はいらないよ」と、布団のなかでつぶやいてしまいました。

日本人同士でも、最近ではなかなか含みのある言葉のやりとりが難しくなってきました。ましてや、共通の文化的基盤を持たない外国の人たちにとって、今朝のトヨタ社長の答弁は実にまどろこしい言い回しだったのかも知れません。
また、発言者の立場によって言葉を選ばないといけないことも当然あるでしょう。

世の中はいろいろな側面を持っていますのでなかなか善悪、可否などの判断の難しいことがあります。

このように書くと、トヨタ贔屓のように思われるかも知れませんが、必ずしもそうではありません。
一般論として話しているだけで、トヨタに関しては別の意見があります。
つまり、『Yes or No』では言い表せないのです。

トヨタはグローバルな企業を目指して拡大路線を歩んできたのですから、やはりその言動もグローバルな対応が求められて当然で、それに応える必要があります。
日本的な価値観を盾にする甘えは許されないはずです。
褌をしっかりしめてかからないと。
おっと、ふんどしとは極めて日本的な表現でした。

この〔亀カメラ〕ではあまり小難しい社会問題などは取り上げないことにしているのですが、今日はちょっと調子に乗りすぎました。

これも、睡眠が不十分で妙に気分が高揚している所為だとお笑いください。

世の中すべて多面体で複雑です。
その上、表層は時々刻々変化していきます。

そんななかで、写真にとって大切なことは、どの視座から何処を、どのように見るか・・・、また、それをどのように写真で表現・伝達するかと云うことになるのでしょうが、これが一筋縄ではいきません。

しかし、私の写真などはグローバルなんて端から考えていませんので、気楽なものです。
思うがまま。
分かる人には分かる。分からない人には逆立ちしても分からない。
それで、十分。
私の写真をすべての人が理解すべきだ・・・なんてことは目指していませんよ。

JC0209.041 広島市南区出島 b35zm#


と云うことで、今日の写真はいちばん分かりにくい写真を二枚選んでみました。


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JC0209.052 広島市南区出島 b35zm#

2月21日の〔亀カメラ〕で、仙人が消えた話をしました。簡単に言えば、広島で仙人風の男性が立ち小便をしているところを確かに二枚撮ったのですが、写っていなかったと言うことなのですが、今度は犬が消えました。

夜の明けるのが早くなり、朝、大学に向かうときに撮影ができるようになりました。その上、春に向かい日に日に暖かくなってきています。
そんな暖かさに誘われてふらふら小一時間ほど歩いて大学までやってきました。

歩けば写真が撮れる。言い換えれば歩かなければ、体を動かさなければ写真は撮れません。
なんて書くと、私のようなへそ曲がりの人が居て「歩かなくても撮れる写真もあるぞ・・・」と言っていると思いますが、少なくとも私の写真は歩くことが基本になっていますので、独断をお許し願います。

とにかく今日は小一時間あるいていくらかの写真が撮れました。
暖かいし、写真も撮れたと上機嫌でパソコンと向き合ったのですが、なんと撮ったはずの犬の写真が無いのです。
正確に言うと、ファイルが開かないのです。

広島で失敗しているので、同じ失敗を繰り返さないように、レリーズ後に液晶画面で確認しました。
そのときは確かに数秒ですが撮った写真は確認できていました。
レリーズ後に画面が確認できたのですから写っていると思いますよね。
それが開かない。

困ったものです。
メディアは広島のときと同じLexar、カメラも同じLEICA M9.
LEICAが悪いのか、Lexarが悪いのか・・・
LexarのメディアについてはM8のときにライカジャパンが推薦してくれたメディアなのですが・・・どういうこっちゃ。


福岡市東区

開けない画像は全部で16枚。
殆どは犬を撮ったものです。
道を歩いていて、民家の庭の奥で、だらしなく座っている犬を発見。
番犬でしょうから、不審者が近づいたら吠えるかと警戒しながら間合いをつめて行きましたが、犬は無反応。
番犬も春先の陽気にボ〜ッとしてしまったようです。

その犬を右から左から、縦位置、横位置と撮っていると、メディアがいっぱいになってしまい、急いで交換。
交換した新しいメディアで撮った写真はすべて異常なく写っていましたので、カメラは正常、メディアの不調と考えるのが妥当でしょうか。


福岡市東区

犬を撮影後、アロエの赤い花だけが朝の斜め光線を浴びて印象的だったので撮りました。
日陰の部分を少し暗くしたかったので、露出補正を-1.3で撮影。

RAWデータで撮影するのであれば、現像時にパソコンで補正すれば良いので、撮影のときに露出補正なんて必要ないと言う人もいるようですが、こう云う写真に仕上げたいというビジョンを持って撮影時に出来るだけその最終目標に近い状態にコントロールしておくことは大切だと思っています。

これも、フィルム時代の尻尾を引きずった、前世代の人間だからでしょうか。


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JC0209.052 広島市南区出島 b35zm#

猫の日

平成22年2月22日。
2が並ぶ日と言うことで昨日の〔亀カメラ〕は話が始まり、カメラの製品番号の話で終わってしまいました。
実は、昨日はそんな話をするつもりで書き始めたのではありませんでした。

何を話すつもりであったかと言うと、2月22日はニャンニャンニャンで「猫の日」だそうです・・・と猫の話しに持って行くつもりだったのですが、鉄道の記念切符の話しをしたために、話が〔脱線〕してしまいました。


JC0131.110 東京都新宿区歌舞伎町 sn35m600

我が家には現在三匹の同居猫が居ます。
外には出していませんので、完全な室内猫です。
私が猫好きなのかどうか分かりませんが、外を歩いていても猫には敏感に反応します。
反応すればレンズを向ける。
これがカメラを手にしている人間の宿命と言うか、性癖と言うものです。

猫の方でも、猫に危害を加えない人間と分かるのか、ときおり私を呼び止める奴がいます。
「ニャン。おい、写真を撮って行かないの・・・」とかなんとか言われたような気になって、調子に乗って写真を撮ってしまいます。

一月末から二月初めに上京した折に、新宿のゴールデン街を歩いているときにも猫に呼び止められました。

なんだか由緒ありそうなジャズ喫茶の看板の影から、見るからにボス的風貌の猫が私に声をかけてきました。
「俺に挨拶なしかよ・・・」とか言われたような気がしたので、挨拶代わりにシャッターを押しました。
そろそろ、酒場に人が集まりそうな薄暗くなりはじめた時間帯。

カメラを向けられて興奮したのか、ごろんごろんと寝返りをうち始めました。
シャッタースピードは1/30秒。
当然、動かれるとブレます。

「暗いところではブレる」
これが私の持論ですから、ブレることはあまり気にしないので、積極的にブレを利用したいところなのですが、偶然に頼りながらシャッターを押しました。

なかなか「撮れた」と云う感覚に襲われなかったのですが、六枚目にようたく、ワインダーの中で、猫と私の目が合いました。
「よっしゃ、撮れた」
「おしまい」


JC0131.102 東京都新宿区歌舞伎町 sn35#

〔亀カメラ〕に載せる写真をセレクトしていて、上の写真が目にとまりました。
写真中央、上の方に〔まねき通り〕の看板を発見。
早速、RAWを現像して取り込みました。
どうせなら〔まねき猫通り〕にすれば良いのに・・・と猫好き(?)は思うのですが。

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JC0209.052 広島市南区出島 b35zm#

福岡市博多区美野島

今日は平成22年2月22日で、2と云う数字が五つ並んだ日だとかで、朝のテレビで取り上げていました。
東京の鉄道会社が『平成22年2月22日』の日付が印字された記念切符を発売するとかで、多くの鉄道ファンが行列をして手に入れているところがテレビ画面に映し出されていました。

鉄道は時刻に正確が基本にありますから、必然、鉄道ファンは数字にうるさい人が多いのでしょうか、22222に興味がわくのでしょうね。

偶然ですが、〔2〕と云う数字については、今年の2月13日の〔亀カメラ〕に、私の好きな数字として書きました。
その上、同じ数字が並ぶ「ぞろ目」が好きですから、当然、今日のような状況は興味を持たなければならないはずなのですが、今朝テレビに出ていた鉄道ファンのような熱心さはありません。

カメラ好きの場合、一番関係する数字はカメラのボディ番号かも知れませんので、例えば12345567とか、1111111だと喜ぶのかも知れません。

私の場合、ぞろ目派ですから、No.2222222なんて良いですね。
因に、私が最初に買った自前のLeica M4のボディ番号、No.1414231は空で言えるくらい脳裏に深く刻まれています。
安月給をはたいて、ようやく手に入れたLeica M4。
今から35年くらい前、その当時のLeicaは一生付き合うカメラでしたから、それはそれは興奮したものです。

それほど手に入れたときに興奮を覚えたり、愛着をもって長く付き合うようなカメラは、特にデジタルカメラの時代になってなくなりましたね。

最近、手に入れたLEICA M9のボディ番号など見たこともありません。
短い付き合いに終わることが多いデジタルカメラと云えども、可愛がってやらないと、カメラが臍をまげて、昨日の〔亀カメラ〕に書いたように、撮ったはずの写真が写っていない・・・なんてことにならないとも限りません。

皆さん、カメラやレンズは可愛がりましょう。


CP1021.070 山口県下関 er24#

今日の写真は〔ぞろ目写真〕です。
ストックしている写真の中にはこの手の写真がたくさんありました。
同じようなモチーフが並んでいるのを見ると撮りたくなるの性癖があるようです。

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JC0209.052 広島市南区出島 b35zm#

消えた仙人

2010年2月5日の〔亀カメラ〕に、東京で良く見かける看板として〔新堀ギター〕の看板の話を書きましたが、広島にもありました。
〔新堀ギター広島本院〕と書かれた看板がJR山陽本線の線路沿いに貼付けられていました。
場所は〔西広島駅〕の近く。
ノートルダム清心学園の学生さんが行き交う道沿いにありました。
目の前にキリスト教信者殉教の碑がありました。


広島市西区己斐

それにしても、〔新堀ギター〕の看板は妙に古ぼけているものが多いですね。
ギターが華やかだった頃。私が大学生の頃は確かにギターが元気でした。
その頃にギター教室は全国に広がっていったのでしょう。
それが日本の景気が良くなると、ギターはピアノに取って変わられ、ギター教室の看板もそのまま忘れ去られているかのようです。

キリスト教信者殉教の歴史と、忘れ去られ、古ぼけた〔新堀ギター〕の看板から心寂しい気分に襲われました。


広島市西区己斐

〔新堀ギター〕と、汽車の描かれた、こちらもずいぶんと年季の入ったJR踏み切りの看板の写真を撮って、西広島駅に向かって戻り始めたときに、目の前に異様な雰囲気の男性を発見。
一言で言ってしまえばホームレスのようなのですが、どこか惹かれるものを醸し出しています。
仙人のようでもあります。

被写体として十分な魅力があります。
何かチャンスがあれば写真に撮ろうと、着かず離れずで後ろを歩いていると、〔仙人〕はやおら道の端で立ち小便を始めました。
仙人も小便がしたくなったら、ところ構わずするんだ・・・
いや、仙人ではなく、見かけどおりホームレスだったのか・・・

チャンス到来です。
ピントを合わせ、ャッターを押しました。
そんな私の撮影姿をノートルダム清心学園の真面目そうな女子学生さんが怪訝な目で眺めているのでしょう。横を足早に通り過ぎて行きます。

確かに二回シャッターを押したのですが、広島駅に向かう電車の中で「さて、面白い写真が撮れているか・・・」とデータの確認をしたら、なんと立ち小便の姿はどこにも写っていませんでした。

ただのホームレスかと思ったら、やはり〔仙人〕だったのでしょうか。
仙人の立ち小便は写真に写らないのですね。

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JC0209.052 広島市南区出島 b35zm#

天気予報では寒さも峠を越して、これからは日に日に暖かくなると言っていました。
寒がりの私としては、春の報せを心待ちにしているだけに、何とも嬉しいものです。
春に向かうと聞いただけで気持ちも軽くなって、カメラを持ってフラッと外に出てみました。


JC0220.001 福岡市東区 b35zm#

『寒さも峠を越した』と云うことで、〔峠〕の写真です。
私の家の近くに山裾そ切り開いて道を付けた、切り通しのようなところがあります。
峠と言えるほど大層な上り坂、下り坂ではありませんが、まあ峠としておきます。
写真を撮るのに立ち止まっているあたりが峠の一番高いところになります。
向こうは玄界灘に向かっています。

冬の寒い日などには、この道の向こうから冷たい北風が吹いてくるので、あまり歩きたくない道です。
幸い今日は風もなく、暖かな日差しで、道の向こうの空に気持ちの良い雲が浮かんでいました。
まるで飛行船のような白い雲を見ていると、「やはり春が近いんだな・・・」と、私の気持ちも雲のように軽くなってシャッターを押しました。

この場所は、空の開け方が気に入っているのでしょう、雲の印象的な日などには写真に撮ることがよくあります。
我が家を出て直ぐのところですので、その日の最初のシャッターとなります。

JC0206.02 福岡市東区 B35zm#

写真を撮って、緩やかな下り坂をぷらぷらと下り・・・当然、帰りは上り坂。
坂をたらたらと登っていると、暑く感じるような陽気です。
家に戻り冷蔵庫から〔三ツ矢サイダー〕を出して飲みました。
冷たい飲み物が心地よい季節になりました。


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JC0209.052 広島市南区出島 b35zm#

寒いけど春を・・・

写真の審査で福岡市美術館に出かけました。
集合時間までには少し間がありましたので、近くの町なかを歩いてみることにしました。
そんな気分にさせてくれたのも、春の気配を感じたからかもしれません。

気温は低く、まだまだ冬が去ったといった気分ではないのですが、太陽の光が春の色を含んでいたことと、日だまりのぬくもりが、「春が近い」と教えてくれているかのようでした。


CJ0219.001 福岡市中央区荒戸 B35zm#

福岡市美術館は大濠公園のなかにありますが、大濠公園とは反対の方向の町なかに踏み込んで最初に見つけたのが食堂のショーウインドーでした。
そのショーウインドーは蝋細工ので出来た商品見本が並ぶといった一般的なものではなくて、大きな手作りメニューが置かれているものでした。

一旦、前を通り越したのですが、やはりちょっと気に入って舞い戻って撮りました。
何が気になった・・・
いかにも手作り・・・といったショーウインドーの気安さでしょうか。
いやいや、お店の人には申し訳ないのですが、はっきり言ってしまえば、ちょっと寂れた雰囲気が気に入ったのでしょう。

ミシュラン入りを目指すようなお店は私のカメラには馴染みません。カメラにも胃袋にもしっくりとくるのは、やはりこういったお店です。


大衆食堂と、町の洋食屋さんをミックスしたような店のたたずまいで、店の中では奥さんらしき人が掃除をしていました。
店の中はショーウインドーから想像できるとおり、豪華ではありませんが、小奇麗にされていました。
店の人に怪訝に思われないように、目立たないようにして写させてもらいました。


CJ0219.009 福岡市中央区大濠公園 B35zm#

審査時間が気になりだしたところで、大濠公園へ。
ここでは、ときどき被写体になってもらっている〔二匹の狐〕に挨拶代わりシャッターを押しました。

審査が終わって、美術館から外に出ると、雪になりそこねたような雨がぱらぱらっと降っていましたが、歩いているうちに日差しが戻ってきました。
ガラス窓のそばのソファーに犬が座って日向ぼっこをしていました。

CJ0219.011 福岡市中央区 B35zm#


やはり春近しですね。


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JC0209.052 広島市南区出島 b35zm#

「釣れますか?」

広島市南区出島は海に張り出した場所で、魚釣りをしている人たちを何人も見かけました。
当然、被写体として釣り人を気にかけながら海沿いを歩くことになります。

それにしてもこんな寒空の下、釣り好きとはご苦労な人たちだと、寒がりで無精な私などは思ってしまうのですが、ごういう人たちが居てくれるので写真が撮れると云うものです。

釣り人は普通、海に向かって竿を出していますので、こちらに背中を向けています。
当然、釣り人にレンズを向けると後ろ姿を写真に撮ると背中が写ることになります。
それはそれで良いときもありますが、人物を撮るときにその人の表情が決め手になることも多いので、出来れば表情も撮りたい。

しかし、海に向かって立つ釣り人の表情を撮るには、カメラを手にした私が、海の上に立つしか方法が無い・・・

いやいや、そんなことはありませんよね。
振り向かせれば良いのです。

海辺で談笑している数人の釣り人が居ました。
最初は、この人たちを撮るつもりで、そちらの方向に近づいて行ったのですが、その人たちの向こうに白装束の釣り人が居るのを発見。

白装束は目立ちますし、普通、あまりこういった場では見かけない格好です。
当然、こちらの方が被写体としても面白い。
私の足は、最初の目標をパスして、白装束の方へ。

でも、ちょっと怖そうな御仁。

おとなしく後ろ姿だけ撮って引き下がるか。(思案)
次の瞬間、私の尻込みを無視するかのように、口が勝手に動いていました。
「釣れますか?」
「・・・・」男性が振り向いた瞬間、パチり。

JC0209.050 広島市南区出島 b35zm#


怒られたら謝るしかありません。
怒られなければ、世間話をしながら二枚目、三枚目とシャッターを押すところなのですが、白装束はスタコラとその場を離れて行きました。

ひょっとしたら、こちらの面相の方が悪人顔だったので、心優しい白装束は無言で抗議したのでしょうか・・・

JC0209.051 広島市南区出島 b35zm#


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JC0209.052 広島市南区出島 b35zm#

地方の町で

山口県岩国市

前回は新宿の大久保にあった元美容院の看板写真を取りあげましたが、その写真を撮るときに頭をよぎった山口県岩国市の美容院の写真が上の写真です。

この日の撮影は岩国の他、周防大島にも渡りましたが、そこでも錆びたシャッターが下ろされたタバコ屋に出会いました。

山口県周防大島町

地方の町を訪ねると、こういった状況をよく目にします。

町がこういった姿になってしまった要因はいろいろあると思いますが、地域の人間関係が希薄になっていることも無関係ではないように思います。

町がこうなってしまったのでは、私が好んで写真に撮る「懐かしさ」とは違った姿を見せています。
「懐かしさ」の裏にある暖かみが見えません。

「私の写真にはならないけれど、撮っておくか・・・」と言いながらレンズを向けた、この手の写真が増えました。
これもデジタル写真の手軽さ、気楽さが撮らせているのでしょうか。


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JC0209.052 広島市南区出島 b35zm#

ファインダーの中で

東京都新宿区大久保

新宿区大久保の細い道を歩いて趣のある看板を見つけました。
店はすでに廃業している様子でした。
〔SUN・・・〕
その下に〔BEAUTY SALON〕とありますから美容院だったのでしょう。
写真になるとは思えなかったのですが、何となく気になって撮っておくことにしました。
そう云えば以前、山口県の岩国でも同じように廃業したと思われる美容院の建物を撮ったことを思い出しました。

カメラを構えてファインダーを覗いていて、二階の窓のところに熊のぬいぐるみが置き去りにされているのを発見。
その様子から昨日今日置き忘れられたようには見えません。
かなり長い期間、このうつむきの状態で打ち捨てられており、風雪に晒されてきたのでしょう。
この家が空き家には見えなかったのですが、住人にとって熊のぬいぐるみは単なるゴミなのでしょうか。

窓の開け閉めの折に、ぬいぐるみを目にすると思うのですが・・・
ぬいぐるみは捨てるに捨てられない不思議なものです。

〔SUN・・・〕の欠落した文字は二文字だということが空いた空間から想像できます。
店の名前は〔SUNNY〕だったのでしょうか。

Sunny side street とは言えない新宿区大久保の横丁での話です。


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JC0209.052 広島市南区出島 b35zm#

趣味

JC0209.055 広島市南区出島 b35zm#

曇天の日の埠頭。季節は冬。
目に見える景色、体に当たる冷たい風、すべてが気分を塞ぎます。
気分が塞がってしまうと、なかなか写真に撮るものが見つからなくなってしまいます。

せっかく写真を撮りにきたのだから、手ぶらで帰る訳にも行きません。
何か撮らなければ。
でも、何でも良いと云う訳にはいきません。

趣味というものがありますから。
もちろんここで言う〔趣味〕とは、「写真が趣味です。」と云う意味ではありません。
どういうものに面白味や美しさを感じるか・・・と云う〔趣味〕です。

海沿いのから一本中に入った道を歩いていて、駐車場の壁にはりがねハンガーがぶら下がっているのを見附けて写真を撮りました。
写真を撮っていると、不審者と思ってでしょう、事務所から人が出てきました。

「はりがねハンガーを撮らせてもらっています」
「そんなものが面白いのかね」
「はい。この曲がり方とか・・・」
「へー・・・、芸術は分からんね」

はりがねハンガーの歪み。
波板スレートのでこぼこの上に出来たハンガーの影(曇天であまりハッキリとは出ていませんが)、
そういったものに「趣き」を感じた次第です。

その被写体を、私の趣味で切り取りました。
撮影の段階でどこからどこまでを画面に入れて、どこを切り落とすかと云う作業をフレーミングと言いますが、フレーミングも私の趣味で決めています。

同じ道沿いでこんなのもを見つけました。

JC0209.059 広島市南区出島 b35zm#

寒さに縮んだこころを解してくれる趣味でした。


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みかん猫67

Tシャツを着た犬

風邪をひいてしまいました。
○○は風邪をひかないそうなので安心していたのですが、突然くしゃみが連発し、鼻水が流れ出して・・・
会議中に鼻水が机の上にポタリ。
なんとも爺むさい話です。

インフルエンザの予防接種はしていますので、ただの風邪だと思うのですが、『風邪は万病のもと』と言いますから、念のために仕事帰りに病院で診てもらいました。
先日広島に出かけたときは暑くてたまらないほどの陽気でしたが、その後、再び寒さがぶり返してきたときに油断したのがいけなかったようで、主治医も喉を見て簡単に「風邪ですね。くすりをだしておきます」で終わりました。
何はともあれ、こじれる前で何よりでした。

福岡市東区01

病院の待合室。
どこででも写真を撮ろうとするのは悪いクセですね。
天井からつり下げられたテレビの画面が青一色になったときにシャッターを押しました。


JC0209.054 広島市南区出島 b35zm#

広島の出島で見かけた犬です。
風邪をひかないようにと飼い主の愛情なのでしょう、シャツを着せてもらっていました。
これってどうなんでしょうかね。
犬にとっては迷惑な話ではないのだろうかと私などは思ってしまうのですが・・・
過保護に育てられているのか、どことなく頼りない表情をしているところも気に入りレンズを向けました。

消えて青く光るだけの画面、Tシャツを着た犬。
とりたてて珍しいことでもなく不思議でもない。
当然のこととして見逃してしまうようなことですから、敢えて写真にとるべきものではないのかもしれませんが、そんなことが気になる性分ですから、ついつい撮ってしまいました。

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JC0209.052 広島市南区出島 b35zm#

2

JC0209.039 広島市南区出島 b35zm#

〔2〕と云う数字が好きです。
一番を走る栄光より、二番を走る気楽さの方が自分の性分に合っている・・・なんて云うと格好良過ぎますね。
これはいつも一番になっている人が言う台詞ですね。

私のように良くて二番の人間は所詮、それが自分の身に備わったポジションなのでしょう。
だからどう頑張っても一等賞は無理。
こういった人間が、負け惜しみで、二番が良いなんて言い出すようになるのでしょうね。
私のように。

私の言うのは一番、二番ではなくて〔2〕と云う数字が好きだと云うことです。
〔2〕と云う数字だけが底が平で、妙に安定しているのです。
そこが好き。
他の数字は一本足で立ってたり、底が丸かったりでポテンと倒れたり、コロリを転がったり。
それに比べると〔2〕は実にどっしりとしています。

小学校の何年生の時だったか忘れました出席番号が22と云うときがありました。そんときの気持ちを今でも覚えていることからして、小学校の頃から〔2〕が好きだったのでしょう。
それと、22のようにぞろ目が好きなのも今も変わりありません。
『三つ子の魂百まで』です。

上の写真は防波堤にボールを投げた痕跡ですが、このように同じものが沢山並んでいるのを好んで写真に撮るのもぞろ目好きの影響でしょうか・・・

こんなくだらない話を始めたのは、広島港の出島で倉庫の引き戸に〔2〕とj書かれたものを見つけて写真に撮ったことからです。
好きなものにはこころが無意識に反応する。
その反応を指に託す、それが撮影と云う行為の源ではないでしょうか。

JC0209.038 広島市南区出島 b35zm#


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JC0209.052 広島市南区出島 b35zm#

広島市南区出島

JC0209.052 広島市南区出島 b35zm#

JC0209.060 広島市南区出島 b35zm#


『出島』とくれば長崎・・・
でも、広島にも〔出島〕がありました。
市内電車の終点、〔広島港・宇品〕の近くです。

私が広島に出かけた日は生憎の曇り空。時折、小雨も降るような空模様でした。
写真展を見終えて、次は撮影と云うことになったのですが、案内してくれる髙田くんが「街が良いですか? 海が良いですか?」と聞いて来たので、私は海を選びました。
そして、車で連れて来てもらったのが〔広島市西区出島〕と云う次第です。

なぜ私が海を選んだのか・・・
それは空模様と関係があります。
日の光が射さなくて、薄暗い日でも、比較的明るいのが海際なのです。
街中はビルの影など、普段でも光の条件が芳しくないことが多いので、今日のような空模様の日には一層写真は撮り辛いと判断したのです。

しかし、このよな考え方は一時代前の考え方になってしまったのかも知れません。
そうですね、フィルム時代の発想です。
フィルムの場合は、感度と画質との間に相関関係がありました。
暗いところでの撮影で、高感度のフィルムを使う場合、画質の低下を覚悟しなければなりませんでした。
そこで、感度を上げる必要の無い明るい海辺を選んだのです。

デジタルカメラでも初期の時代には、高感度時にはノイズが発生するなど、フィルムと似たような状況ではありました、今日のデジタルカメラでは、〔感度〕でも画質の劣化は少なく、極めて良好な調子の写真を得ることができます。

ここに至っては〔感度〕なるものの捉え方が変わってしまったようです。
暗ければ感度を上げて撮れば良い。しかも感度による画質の変化は少ない。
となると、感度なんていくつに設定していても関係ないのかも知れません。

頭では分かっていても、頭に染み付いたフィルム時代の判断基準からなかなか抜け出せません。

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JC0209.052 広島市南区出島 b35zm#

広島市中区袋町

広島に出かけたときは卒業生の髙田くんがいつもJR広島駅まで車で迎えにきてくれます。
今回のように「七時半の新幹線に乗りました」などと突然知らされても困ってしまうことでしょう。
なんと言っても博多から広島までは一時間ですから、広島市内で交通渋滞にでも巻き込まれたときには間に合わないと云う事態にもなりかねません。
朝ご飯も食べないで飛び出すなんてこともあるでしょう。

今朝は、朝ご飯を食べてない様子だったので、まずは朝ご飯に付き合うことにしました。
コーヒーショップに向かう途中で、シャッターが半開きになったところにマネキンの足が見えているといったシーンに出会いました。

それほど心躍るものではありませんでしたが、ちょっと引っ掛かるといったもので、本日のウオーミングアップを兼ねて撮ってみました。
「広島で写真撮って帰るぞ・・・」って撮影モードのスイッチをオンにするのです。

コーヒーショップでいま撮った写真を確認。このあたりがデジタル写真の楽しいところなのですが、反面、こまかな点が気になり、修正の撮影を繰り返していくうちに、写真がどんどん平凡になっていくなんてこともあるようです。
昨日の話の続きみたいになりますが、『いい加減さ』が醸し出す面白味がなくなっていくのでしょう。

広島市中区袋町

私は、あまり中心と鳴る被写体に寄りかからないで、ある程度の空間も一緒に写し込むタイプなので、自分なりのフレーミングをした最初の一枚はちょっと引き気味でした。(上の写真)
少しずつ近づいて何枚か撮りましたが、やはり一番最初に決めたフレーミングのものが私の嗜好に合っていました。(下の写真)

広島市中区袋町

コーヒーショップでモニター画面を見ていると、もう少し手直しをしたくなりました。
そうなのです。デジタルの悪いところ。完成度を上げよう上げようとしてどんどん写真をつまらなくする行為に出たのです。

朝食を済ませた後にもう一度撮影をする・・・と思ったのですが、時間が経つと店のシャッターが開いてしまったりと、マネキンを取り巻く環境が変わってしまう可能性もあるので、急いでマネキンのところへ行ってみると、マネキンの後ろに脚立が置かれていました。
それでも、念のために何枚か撮影。

広島市中区袋町

朝食後、再び店の前を通ると、今度は店のシャッターが全開になっていました。
さすがにこのときは撮影はしませんでした。

写真は、最初の出会いでバシッと決めて、未練たらしくしてはいけません。

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JC0209.052 広島市南区出島 b35zm#

銀塩黒白写真の展覧会

広島市中区袋町

広島市中区袋町

広島市で開催されている銀塩黒白写真の展覧会は楽しい展覧会でした。
※詳細は昨日の〔亀カメラ〕をごらんください。
私自身は新たにフィルムで撮影することはおそらくありませんので、これまでに撮って来たネガフィルムの中からと云うことなのでいささか恐縮ではあるのですが、参加させてもらって良い刺激になりました。

会場には〔エディション写真暗室教室〕に集う老若男女の作品がぎっしりと・・・しかし整然と並んでいて、見応えがありました。
展覧会場に並んだ作品はどれも見ていて頷いてしまうような視点と、それぞれの個性を発揮した黒白プリントでした。
私は長く高校の写真部の活動に関わってきましたが、高校によって活動への熱の入れ方に温度差があり、当然のことですが熱心な学校は良い結果を残しています。
問われるのは指導者の熱意です。〔エディション写真暗室教室〕を主宰して、この展覧会を指導した髙田トシアキ先生の行き届いた指導がこの展覧会を通して伺い見ることができます。

広島に着いたのが早かったので、市内をぶらぶらまわり写真を撮りました。
今回の広島も東京と同じでLEICA M9一台で、レンズも東京同様35mmです。
しかしレンズのメーカーが違います。
SUMMICRON-M 35mm F2からBiogon 35mm F2 ZMに変えてきました。
いい加減なものですから、レンズを変えた理由はとくにありません。

本日の二枚の写真はその朝の散歩で撮ったものです。
場所は広島市中区袋町。
朝からお好み焼き屋の呼び込みが元気なのは、さすが広島ですね。

私が写真展会場に伺ったのは開場してすぐの時間でしたが、お客さんが入っており、私が居る間にもぞくぞくと来場する人たちを見ていると、この〔エディション展〕が広島で評価される展覧会であること分かります。

私のゼミの四年生のなかの四人が銀塩黒白写真で卒業制作の作品を作っていますが、若い人たちのなかにも、まだまだ銀塩、そのなかでも黒白写真に興味を持ってくれている人は少なくないようです。

銀塩黒白写真に拘る人たちは、いったいどんな楽しみを銀塩黒白写真のなかに見いだしているのでしょうか。
私はすでにデジタル写真に鞍替えしてしまっていますので、あまり偉そうなことは言えないのですが、「穏やかさ」ではないかと思いました。

デジタルの理詰めなイメージではなく、アナログが持っているいい加減さが楽しいのではないでしょうか。
一枚のプリントでも、昨年と今年とでは仕上がりの調子がぜんぜん違っていることも許されるいい加減さ。
これは、作者にとって「良い加減」なのです。
しかし、この〔加減〕がなかなか難しく、「いい加減」な世界ほど奥が深い世界なのです。
その、奥深さが人を虜にする・・・これが黒白写真の魅力・・・かな。

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JC0209.052 広島市南区出島 b35zm#

広島へ

山口県|山陽新幹線の車窓

山口県|山陽新幹線の車窓

黒白銀塩写真で作品を作っている人たちの展覧会を拝見するために広島に行きました。
卒業生の髙田くんが主宰している〔エディション写真暗室教室〕の皆さんの発表会です。
こちらの会員の皆さんとは一緒に撮影出かけたりしておりますので、多少の関係もあると自分勝手に判断し、厚かましく私もこの写真展に写真を並べてもらっています。

福岡を七時の新幹線「のぞみ」に乗って広島着は8時を少し回ったところ。福岡・広島が一時間ほどとは便利になったものです。
早いのは良いのですが旅の情緒ということを考えると少々味気ないものがあります。
すべての旅がビジネスになってしまったようです。

山陽新幹線はトンネルが多くて車窓の景色を楽しむなんてことはあまり望めませんが、それでも景色の見えるところではのんびりと景色を楽しんでいます。
新幹線のスピードと「のんびり」と言う表現とは合わないのですが、一工夫すると案外その気になれるものです。

私の場合の工夫は音楽です。
比較的のんびりと流れる旋律の音楽を聞いていると、飛ぶように過ぎ去って行く車窓の景色も穏やかな流れにみえてくるのです。
ポイントは音量です。
鉄道の音が聞こえなくなってしまい、音楽の世界に閉じこもってしまうような音量は駄目です。
どちらかと云うと比較的低音量の方が良いようです。

本日聞いた音楽は韓国の男性歌手〔Lee Jin Seok〕さんのアルバムでした。
かれの軟らかい歌声と、アコースティックギターが奏でる優しい音律が新幹線のスピードに惑わされがちになる私の視線を穏やかにしてくれました。
韓国の釜山で〔Lee Jin Seok〕さんのライブを聞き、手に入れたCDから、〔iPod〕に入れて連れてきて正解でした。

空模様が心配でしたが、白い雲、青い空も時折見えて、良い兆しです。

今日の写真は山口県内を走る新幹線のなかから撮りました。
私のカメラはオートフォーカスではありませんので、新幹線のスピードではピントを合わせている暇はありませんので、「置きピン」で撮っています。
絞り値によってもたらされる合焦範囲を利用して、あらかじめあるところにピントを合わせて(置いて)おき、シャッターだけを押す行為を「置きピン」と言います。

しかし、最近のオートフォーカスレンズには「被写界深度表示」が省略されているものが多くて、この「置きピン」が出来ないものも多くなりました。

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JC0209.052 広島市南区出島 b35zm#

旅に本

東京都新宿区西新宿7丁目

旅に出るとき限らず、普段からカメラは持ち歩いています。
でも、旅に出るときには入念にカメラ選びます。
しかし、これは少し前までの話です。

長くフィルムで写真を撮ってきましたので、それなりにカメラとレンズは数を持っていました。
それらのカメラの中から、「今回の旅にはお前さんと、お前さんを連れて行ってやろう」と選び出す作業は旅の前日の楽しみでもありました。
カメラが決まったら、次はレンズと旅立ちの前日はなかなか大変です。

私の写真がフィルムからデジタルに変わるときに、フィルムカメラの大部分はデジタルカメラ代金の足しになってしまいました。
そのデジタルカメラをLEICA M8からM8.2と買い替えるたびにフィルムカメラとあまり使わないレンズが姿を消していきました。

これまでの私は、本腰を入れて撮影の旅にでるときには、同じ機種のカメラ二台に、焦点距離の異なるレンズをそれぞれ付けて持ち歩くのが常でした。
ですからLEICA M8も、M8.2も複数台揃えてきました。

そして、今回の上京にはLEICA M9です。
当然、M9も二台・・・と言いたいところですが、今回は仕事を抱えてのいわゆる〔出張〕と云うやつですから、カメラは一台。
なんて言うのは言い訳で、M9は一台しか持っていませんので、当然一台しか持って行けません。
私もサラリーマンの端くれですから、財布の底は浅いのでM9を二台手に入れるだけの財力はありません。

旅先での撮影をイメージして、レンズの焦点距離を決めるのですが、今回はボディが一台しかありませんので、レンズも一本と云うことになります。
私は出先でレンズ交換をしませんので、交換レンズを持ち歩くことは殆どありません。
一本だけのレンズとなれば、私のスタンダードレンズの35mmと云うことになります。

そうそう、今日は本の話をするつもりでした。
旅に出るときには本も持って行きます。
まだ読んでない本もあれば、既に読んだ本のなかから選ぶこともあります。

今回は本箱のなかから、すでに何度も読んだ田中小実昌さんの『自動巻時計の一日』を連れ出しました。
本は何度読んでも、その時々で発見があります。
特に、旅先という環境の中では、普段とは違った見方、感じ方が出来るようです。

田中小実昌さんはバスが好きだったようですが、下の写真は羽田空港に向かうモノレールの車窓から撮ったもので、田中さんの眼差しを真似てみました。

JC0203.03 東京都大田区 sn35#

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JC0209.052 広島市南区出島 b35zm#

今日も猫

猫好きは猫の居そうな方向に自然と足が向きます。
私がカメラを持って歩きまわる路地は、猫の通り道でもありますし、路地の多い町は猫が多く暮らしているようです。
歩いていると猫に出会いますし、出会うとついつい写真に撮ってしまいます。

西新宿の空き地。
道路を歩いていて猫を見つけた訳でもなく、何気なく踏み込んでみると、奥のブロック塀の上に三匹の猫が居ました。
猫に呼ばれたのでしょうか。

「おっ、猫だ・・・」と手にしたカメラをゆっくりと目の高さまで持ち上げ、先ずは一枚。
間合いなんて考えません。フレーミングくらいは気をつけながら、とりあえず撮ります。
自分の思いどおりの間合いに拘って、近づこうものなら、一目散に逃げ出す猫も少なくありませんので、撮れるところで先ずシャッターを押し、猫のご機嫌を伺います。

東京都新宿区西新宿8丁目

ご機嫌を損ねなかったようなら、もう一歩近づいて再びシャッターを押します。
このケースの場合、一番後ろに居た猫はこちらに背中を向けて逃げの体制に入りました。
もう一歩近づくと、一番後ろの猫も少し後ろに下がりました。
どうやら、三番目の猫は臆病のようです。

三匹の猫をよく見ると、一番手前と一番奥の二匹は子猫で、真ん中の猫が母親のようです。

三回目のシャッターで一番後ろの子猫は逃げ出してしまいました。
そのあとは、少しずつ、少しずつ近づきながら8回シャッターを押しました。
その八枚目の写真が下の写真です。

東京都新宿区西新宿8丁目

この子猫、愛想はないのですが、妙におっとりとした性格のようです、
後ろで母猫が心配そうにこちらを見ています。

「よし、撮れた」と思ったら、あまり猫に負担をかけないうちに撮影を切り上げて、「ありがとね。元気で・・・」とか猫にお礼を言いながらゆっくりと立ち去ります。
被写体になってくれた全てのものに感謝です。


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JC0209.052 広島市南区出島 b35zm#

『東京人』

東京都新宿区想い出横町

『東京人』と云う雑誌があります。
東京好きの私は、気になる特集があるときには買っています。
最近買ったのは2010年2月号。特集は『横町のちょっとうまい店』。
2010年1月号、『東京23区がわかる本』も買っている。

昨年、1年間だと、2009年4月号、『花街 色町』、8月号、『踏切 鉄橋 ガード下』、11月号、『映画の中の東京』、12月号、『永井荷風の愉しき孤独』などを買っている。
いつのことか分かりませんが、この次上京したらここに行こうなどと云うヒントをこの『東京人』から得ているつもりなのですが、いざ、東京に行くと、そんなことはすっかり忘れてしまい、ただ、地図とその時々の気持ちで動き回っているというのが現実です。

私が買う『東京人』の特集の傾向をみてみると、どうやら私は東京に大正、昭和の名残りを求めているようです。

今回の上京は仕事を抱えて行きましたので、飲み歩くと云う訳には行きませんでしたが、宿のある新宿、〔ゴールデン街〕や、〔想いで横丁〕には出かけてみました。
写真のなかにメニューが写っていますが、串カツ 2本で250円、メンチカツ 300円、鶏唐揚げ 250円、私の好きな厚揚げの煮たのが200円、大根の煮たのも200円、ビールが大瓶で600円。
写真は隅々まで眺めると、結構面白いですよ。

ビール二本呑んで、串カツ、唐揚げ、厚揚げ食べて、2000円で100円のお釣り。
画面の隅に見える〔マカロニサラダ〕も頼んでみたいですね。

こう云うお店では、ふらっと入り、ビール1本につまみ一皿で、サッと立ち去る。
そういうのが粋と云うものでしょうか。
東京人は粋ですから。

残念ながら私は〔大阪人〕。
粋と云う言葉が似合わない大阪人ですから、ベッタリと長っ尻で、揚げ物ガツガツ食って、泥臭くいくのが似合っているようです。

JC0131.116 東京都新宿区想い出横町 sn35#

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JC0209.052 広島市南区出島 b35zm#

JC0131.071 東京都新宿区西新宿8 sn35#

昨日の〔亀カメラ〕では、東京でよく見かけるポスターに「探偵」のポスターがあると書きましたが、実はもう一つよく目にするポスターと言うか、「看板」があります。
それは〔新堀ギター〕と書かれたものです。

気になってインターネットで検索してみると、関東を中心にして実に手広く音楽教室を展開していることが分かりました。
看板は黒文字で「新堀」、赤文字で「ギター」と大書きされた、ある意味地味で質素なのですが、ギターだけではなく、ピアノやフルートなどなど楽器演奏のことならなんでもござれかと思ったら、楽器だけではなくコーラス教室もあるようです。
分家なのかどうかは分かりませんが、名古屋、滋賀、奈良、岡山などにも「新堀ギター音楽院」はあるようです。

今日の写真は西新宿八丁目にある〔成子天神社〕の裏の駐車場の塀に貼られていたものです。
朝の散歩に折に見つけました。
木の陰と日だまり。
その日だまりの中に黄色い色も鮮やかなみかんの皮が捨てられています。
横には廃品回収日の掲示がありますから、ここは廃品置き場なのでしょう。
その掲示の傾き加減が良いですね。

とか何とか細かなことが気になる性分ですから、写真に撮る意味なんてものはあまり考えていませんし、そういったものを大上段に振りかぶったような写真は私の趣味ではありません。
「取るに足りない」に引っ掛けて、写真ですから、私は「撮るに足りない・・・」なんて、私の写真について多少自嘲気味に言っています。

それにしても、西新宿の開発は凄まじいものがあります。
〔成子天神社〕のあたりも再開発で大きな建物が建設中で、それに対して『天神の森を守れ』といったメセージも目にしました。
でも、そういった社会問題を見つめる視線は私の写真にはありません。

ただ、日だまりに捨てられてみかんの皮の黄色と、冬の朝の散歩する気持ちが重なった言うだけのことです。


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JC0209.052 広島市南区出島 b35zm#

東京は「探偵」の街

東京都新宿区

2月2日の〔亀カメラ〕に載せた写真。
お寺の壁に犬の写真と赤い文字で「探偵」と書かれたポスターが貼ってありました。
東京で暮らしている人たちにとっては、ことさら珍しいポスターではないと思います。
どこにでも貼ってあり、よく目にするものですから。

東京と云う街は、「探偵」をやとって調べなければならないことが、そんなに沢山あるのでしょうか?
需要があるから、商売も成り立つのでしょうし、ポスターを貼って宣伝もするのでしょう。
ニューヨークやシカゴ、東京など大都会は「探偵」が必要なくらい、人間関係が複雑なのでしょう。

私の好きな、ちょっと年老いた町の細道を歩くと、ある政党のポスターにもよく出会います。
とある「政党」のポスターは全国どこの町でも共通して貼られていますが、「探偵」のポスターは地方ではほとんど目にすることはありません。
だいいち、私自身、探偵を雇わなければならないことなんて考えも及びませんから。
「政党」のポスターは意識してフレームから外すのですが、「探偵」のポスターは意図的にフレームの中に取り入れたりすることもあります。

今日の写真も「探偵」のポスターが主役です。
新宿5丁目あたりだったでしょうか。
先日のお寺の壁に貼られていた同じポスターも二枚並べて貼られていましたが、ここでも二枚上下に並べて貼られています。
訴求力アップを狙っているのでしょうが、このようにして、東京の街中にこのポスターは反乱しています。

「探偵」のポスターのある景色・・・
なんて云うシリーズで写真を撮ってみるのも一興かも知れません。

「探偵」のポスターの右隣にオレンジ色の花をつけた「アロエ」の鉢があります。
アロエもこれまた路地の常連です。

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JC0209.052 広島市南区出島 b35zm#

東京都新宿区想い出横町

九州に暮らしていると、東京の日暮れの早さには驚かされます。
日没は一時間くらい東京の方が早いと思われます。
昨日などは雨が降り出していた所為で、午後三時過ぎには夜の帳が降り始めているような薄暗さでした。
日暮れが早い分、日の出は早くなりますから、朝型人間の私には都合が良いのです。

日が傾き始めるとカラスがカーカーと鳴き、居酒屋が賑やかになります。
福岡の屋台文化に対して、東京は居酒屋文化だと思います。
「居酒屋」と言っても大手チェーン店の薄っぺらな居酒屋ではなくて、文化としての居酒屋が東京には存在します。
東京の居酒屋名店を紹介した本も売れているようですが、私のような旅人がそういった店に入り込むのは、それらの居酒屋をこよなく愛して居られる常連と呼ばれる人々の邪魔をするようなものですから遠慮するとして、ことさら名店を探すのではなく、自分の嗅覚を頼りに「この店」と目星をつけて入り込むのが旅の楽しみでもあります。

新宿には〔思い出横丁〕と云うのがありあす。
その他に居酒屋とは呼べないかもしれませんが、〔ゴールデン街〕と云うのもあります。
〔ゴールデン街〕はドアを閉じていると中の様子が分かりませんが、〔思い出横丁〕は外から中の様子が伺えます。
店を切り盛りしている人の顔や、お客の様子などを確かめながら、今夜、私をほろ酔いにしてくれる店を探すことができます。

ご主人さまは居酒屋でご機嫌になっていても、LEICA M9は健気に仕事に励んでくれます。
M8初期の頃はホワイトバランスをオートで撮ると、「なんで・・・?」と言いたくなるような色を見せてくれましたが、M9はホワイトバランスをオートで撮ってもそこそこ写ってくれます。
日本のデジタルカメラの場合、ホワイトバランスをカメラ任せにしていても信頼できるのですが、ライカもデジタルカメラの製造に少しは慣れてきたようで、ホワイトバランスに関しては日本のデジタルカメラに追いついたようです。

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JC0209.052 広島市南区出島 b35zm#

露出補正

JC0202.10 東京都新宿区西新宿7 sn35#

道玄坂沿いのビルの5階から傘をさして歩く人たちの姿を〔くらげ〕みたいと昨日の〔亀カメラ〕に書きましたが、やはり道玄坂で渋滞する車ののろのろ動く姿を上から眺めていて、まるで私の血管のなかを流れる血を見ているのようだな・・・と思いました。
脂ものが好きな私ですから、血管の中をサラサラと血が流れているとはとても思えません。

昨夜から東京は雪で、都内でも二年ぶりの積雪とテレビで報じていました。
「交通渋滞が予想されますので、お出かけは時間に余裕をもって・・・」とマスコミは報じていますので、心配していたのですが、昨夜の雪は案外根性なしで、朝には止んでしまい幹線道路は車がスイスイ走っていました。

早起きしたので少し時間に余裕ができたので、仕事場に出かける前に、新宿の宿の周りを30分ほど散歩してみました。
さすがに、車のあまり通らない裏通りには雪が残っていましたが、その雪も溶け始めシャーベット状になっており、足下を気にしながらの散歩になりました。

まだ、朝の光が街の隅々まで差し込む前。
わずかな隙間から足の長い光がスポットライトのように寺の壁に当たっていました。
このような偶然の出会いみたいなものがあると、嬉しくなってしまいますから、散歩は止められません。
こういった出会いを〔僥倖〕と言うのでしょうか。
そこで、今回の旅の友、〔LEICA M9〕の出番です。

ただし、心が弾むのと、出来た写真の善し悪しは必ずしも正比例の関係ではありません。
いや、むしろ反比例の方が多いのかもしれません。

私は普段、露出は「絞り優先モード」を使います。
その場合、〔露出補正〕は欠かせません。
今朝のように、光と影を思い通りに撮るに露出をカメラ任せにできません。

LEICA M8やLEICA M8.2では、露出補正に少々ストレスがありましたが、LEICA M9はこれまでの方法以外に二つの露出補正の方法が加わり大助かりです。
ボディ背面のダイヤルを動かすだけで露出補正が出来るようにして持ち歩きましたが、一つ困ったことがありました。

持ち歩いているうちにダイヤルが自然に回ってしまい、露出補正値が大きく変わってしまっていることが何度かありました。
そこで、ダイヤル+シャッターボタン半押しで補正値を変えるようにしてみましたが、これがまた不慣れなためかスムーズにはいきません。

〔LEICA M9〕を自分の手足のように使えるにはまだまだ時間がかかりそうです。


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LEICA M9で くらげ

東京都渋谷区道玄坂

東京に来て三日目。
昼間、何時間も歩いているので、その疲れが夜の安眠に結びついているようで、朝までグッスリです。
おかげで、気持ちのよい目覚めです。

デジタルカメラを使って写真を作るようになって、毎日、パソコンに向き合うようになりました。
撮影からフィルム現像やプリントなどの暗室作業も含めて本来、身体的活動だった写真が目と指先ばかりを酷使するデスクワークとなりました。
その影響で、良い意味での肉体疲労がなくなり神経疲労に変わったことで、夜の眠りも浅くなってきたのかも知れません。
最も、60を過ぎたジジイですから年相応に老化現象が起きて、夜の頻尿なんてことも気になりだしていますので、眠りが浅いのかも知れません。

いずれにしても、スッキリとした目覚めを迎えた日は、世界がはっきりと見え「写真日和」になります。

とは言ってもそれは気分の問題で、今日は朝から雨が降り出しそうな雲行きで、とうとう昼過ぎには小雨が降り出しました。
午後三時過ぎにはもう夜の入り口のような暗さでした。

仕事場の窓から、眼下の道玄坂を傘を差して行き来する人たちを眺めていて、ふと〔くらげ〕を思い浮かべてしまいました。
ビニール傘がフワフワと動いている姿がクラゲに見えたのです。

〔くらげ〕をLEICA M9でパチリ。
ビニール傘が画面の中に一つでも多く入る込むのを見計らい、尚かつ、それらのそれらのビニール傘が適当に散らばって、しかるべき位置にきたときがシャッターを押すタイミングです。

窓ガラス越しの雰囲気を出すために、画面右側に反射を入れています。

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