添田公園に辿り着けました

さくらの季節の写真を撮りに、筑豊の〔添田公園〕に出かけたまでは良かったのですが、人身事故の影響で電車がストップしてしまったところまでは〔亀カメラ〕に書きました。
その後のことが気にかかっておられるでしょうから、今日はその後の顛末について書いてみます。

私の乗っていた電車は目的地の〔添田駅〕の手前の〔田川後藤寺〕が終点です。
電車が予定通りに走っていれば、田川後藤寺駅で一分後の接続電車に乗れるのように、JRも気を使ってくれているのですが、何せ、電車が前に進まないのですから、それもかなり長時間止まっているのですから接続電車は諦めなければならないと覚悟を決めていたのですが、車内アナウンスで「接続はありません」と念押しをされてしまいました。

西小倉駅で偶然出会った、地元の野田先生に聞いてみると、田川後藤寺駅から添田公園までは結構距離があり、タクシーを利用すると高額になるとのこと。
なんとか電車が動き出したのですが、添田公園は諦めて、終点の田川後藤寺の町を撮影すると云う手もあると考えていたら、『捨てる神あれば、拾う神あり』ですね。

当地に住む卒業生が車で迎えに来てくれると連絡が入りました。
全国各地の卒業生には常々、お世話になりっぱなしです。
こんなことなら、彼等、彼女等が学生のときに、もっと優しくしておいてやればと、都合の良い反省をしております。
『もっと優しくしておいて・・・』と書いていて、思い出したことがあります。

私の大好きな小津安二郎監督の『東京物語』の終わりのシーンで、連れ合いを無くした男(笠 智衆)の台詞です。
「こんなことなら、生きとるうちの、もっと優しゅうしといてやれば良かったと思いますわい」
人間とはこんなものです。後で気づくのですよね。
『後悔先に立たず』です。
写真もそうです。確たることは分からなくても、こころが少しでも動いたのであれば、撮っておくことです。
撮った理由は後でゆっくり考えれば良いのです。
撮らないて後悔するより、「なんで、こんなもん、撮ったんかいな・・・」と考え込む方が良い。
たとえ、そのときに撮った理由が分からなくても、10年後くらいに、腑に落ちる結論と出会えることもありますから、気長に待ちましょう。
決して、「これいらない」と短気に消去しないように。
撮るには撮るだけの理由があったはずですから。

電車が動きだし、人身事故が発生した〔採銅所駅〕を通過するときに、駅のさくらが見事でした。
明るい光の中、さくらの写真を撮るためでしょう、カメラを手にした人がたくさん居ました。

〔香春駅〕で電車から車に乗り換えて、先ずは逆戻りして〔採銅所駅〕に行ってみました。
人身事故の現場を見ようなんて悪趣味ではありません。明るい光とさくらと菜の花とローカル線のホーム・・・といった、ありきたりですが小手調べに撮ってみるかといった心境です。

福岡県田川郡香春町|日田彦山線 採銅所駅

しかし、採銅所駅に着いてみると、車窓から見た明るい春の光は消えて、肌寒い風が吹いていました。
事前にイメージしていたものと開きがあり、写真はあまり撮れませんでした。
こんなときに車は助かります。
「はい、次に行こう」とフットワークの軽いこと。

福岡県田川郡添田町 添田公園

次に向かった先は、本日の目的地、〔添田公園〕です。
添田公園は花見客でごった返していると云うほどでもなく、そこそこの賑わいのなか、長閑に散歩を楽しめました。


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