2010年5月アーカイブ

大学で高校生対象に写真の技術講習会を開いています。
毎年、この時期の土曜・日曜を利用して福岡県各地から高校の写真部員たちが大学に来てくれます。
今日は、私が大学側の担当者となっていましたので、日曜日ですが大学にやってきました。

講習会は10時スタートですから、朝はのんびり歩いてやってきました。
天気も上々です。
風が心地よく吹いて、ジャケット姿で歩いても汗をかくほどではありません。

自宅から大学までの歩行コースもちょっと遠回り、寄り道コースを選んでやってきました。
歩けば、写真を撮るチャンスも生まれます。
一時間ほどの散歩で撮った写真のなかから、「これは良いかも・・・」と選び出した写真が5枚です。

本日のカメラはLEICA M9。
この春はいろんなカメラを使ってみましたが、結局ここに戻ってきました。
これは何なのですかね?
オートフォーカスも含め、最近のデジタルカメラは実によく出来ています。
文句はないのだけれど、付き合いは長続きしない。

反対にLEICAは、フィルムカメラの時代から、いろいろと注文をつけたいところはあるのですが、妙に愛着がわいて使い続けているうちに、気づいたら使い手側が不便さや不都合に慣らされてしまい、愛すべきカメラとなってしまいます。

この春、いろいろなカメラを使った理由は、「カメラオブザイヤー」の審査に関係したからです。
たくさんのリストの中から、気になるカメラを調査。
書類審査を通ったカメラは、量販店に出かけて実際に操作してみる。
そして、最終的に残ったカメラを実際に使ってみたのです。

それが、この春使ったOLYMPUS PEN E-P1、PENTAX K-7、それにRICOH GXRです。
結局、今年の、「カメラオブザイヤー」はOLYMPUS PEN EP1が獲得しましたが、私も一位に推薦したのはOLYMPUS PEN E-P1でした。
いま、手元に資料が無いので間違っているかも知れませんが、PENTAX K-7が三位、RICOH GXRが四位だったと思います。

じゃあ、二位は?
二位はCANON EOS 7Dでした。
私がCANON EOS 7Dを推薦しなかったのは、「普通」だと思ったからです。
EOS 7DはCANONのカメラの中では珍しく(失礼)しっかりと作られたカメラだと私も思いますが、でも、だからといって推薦するほどのこともないと判断したのです。

LEICA M9も推薦したのですが、こちらは残念ながらベスト5にも入れませんでした。
コストパフォーマンスの悪さから、一般受けしないのでしょうね。
でも、私個人の評価ではNo.1のカメラです。
いつも、ここに帰ってこれる、最も信頼できるカメラですから。

さて、そのLEICA M9で撮った中から選んだ5枚の写真。その内から2枚選んで〔亀カメラ〕に載せるのですが、さてさてどれにしたものか・・・

日曜日の大学はいろいろな運動部の試合が行われていました。
高校の弓道部の大会があり、野球の試合もあるようでした。
若者たちの元気な姿を見て、少しは若さと元気のお裾分けを頂いて、研究室までのもう一息の距離をを颯爽と歩きました。

JC0530.016 福岡市東区 M9et28#

JC0530.014 福岡市東区 M9et28#

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JC0209.052 広島市南区出島 b35zm#

このところ「梅雨の走り」と言えるような空模様が続いていましたが、その後は季節が逆戻りしたかのような寒い日が数日続きました。
季節が変わり、少し厚手の衣類をクリーニングに出す支度をしていたのですが、それらの衣類を再び引っ張り出して着なければならないほどでした。

今日も少し肌寒さを感じますが、太陽が顔を出したおかげで、昨日までのような寒さではありません。
久々に光が眩しい土曜日になりました。
土曜日は授業がありませんので、朝は6時まで布団の中で本を読んだりしてのんびり過ごしました。
さて、今日は撮影にでも出かけるか・・・
それとも、資料が散乱した研究室の片付けに出かけるか・・・

決断がつかないままに、とりあえずバックにカメラ二台入れて、撮影体制を整えて大学に。


JC0529.004 福岡市東区 M9et28_2.8#

数日前から田んぼに水が入り、雨蛙の鳴き声も聞こえるようになっていたので、今度の土日あたりには田植えが始まるだとうと思っていたら、やはりあちらこちらの田んぼで田植えをしていました。。

いざ研究室に入ってみると、やはり撮影よりも片付けが先だと云うことになりました。
私の授業は週の後半、水・木・金曜がピークになりますので、週末の研究室の中は資料が散乱しごちゃごちゃになっています。

散乱した資料を所定の場所に片付け、床をモップで磨き、テーブルの上を雑巾がけして、多少サッパリしたところで、モーニングコーヒーです。
柄にもなく、クラッシック音楽など鳴らして。
今日最初の曲はベートーベンの交響曲「田園」です。
今朝見た光と風と緑が「田園」を選ばせたのでしょうか・・・

そう言えば昔々、「田園」という名の喫茶店がたくさんあったようですが、今ではあまり見かけなくなりました。
大学の正門近くにも確かあったような気がします。
「スワン」から「田園」だったか、「田園」から「スワン」だったか、名前が変わった記憶があるのですが、何せ40年以上昔の記憶ですから怪しいものです。
「モーツアルト」と云う名の喫茶店はあるけど、「ベートーベン」はどうでしょうかね。

JC0206.12 大学研究室 EF-S 17~55#

上の写真は自称「応接間」、下は掃除の後、カメラを触っていて何気なくシャッターを押してしまった写真ですが、「応接間」の裏側で、パソコンやスキャナーが並んで、外光を遮断した「作業場」です。

JC0529.010 福岡市東区 M9et28_2.8#

一息ついたところで、来週の授業の準備です。
来週の火曜日には、山口県の小野田高校に出前授業に出かけます。
出前授業は午後からなので、午前中に小野田入りをして、本日出来なかった撮影はそのときにします。
しかし、パソコンに液晶プリジェクターの仕事道具に加え、撮影道具・・・
重いのは荷物だけではなくて、気分も重くなりますが、旅を楽しむ気持ちで頑張ります。
もちろん仕事も楽しんで頑張りますよ。


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JC0209.052 広島市南区出島 b35zm#

金曜日の午後は実習の授業です。
実習の授業は講義科目よりも幾分気持ちが楽です。
講義の授業は一時間半喋り続けなければならないので、これはなかなか大変ですが、実習は学生が体を動かすのを見ていて、適当なところでアドバイスや注意を与えればよいわけですから、気持ち的に楽と云う次第です。
決して手を抜くことができて「気楽」だと言っているのではありませんので誤解のないようにお願いします。

現在、実習の科目は金曜日の午後の180分の他に、火曜日の午前に180分、同じく火曜日の午後に180分、計三回の授業を担当しています。
金曜日は写真映像学科映像メディアコースの2年生、火曜日はデザイン学科ビジュアルデザインコースの2年生に写真を教えます。

今日は私の所属する写真映像学科映像メディアコースの学生相手の授業で、顔なじみの学生たちです。
軽口をたたきながらの授業ですから、こちらも楽しく授業をさせてもらっています。
180分の授業な最初の小一時間はちょっとした講義をやります。

今日の内容は「お散歩カメラ」です。
「お散歩カメラ」なんて、なんだか気楽なことやっているようですが、これはこれでなかなか含蓄のあるタイトルなのですよ。
話の流れは次のようなものです。

授業が脱線、迷走しないように予めスライドを作ります。
本日のスライドは総数40枚。
昔はリバーサルフィルムで苦労して授業のスライドを作っていましたが、最近ではデジタルカメラとスキャナー、それにパワーポイントやキーノートなどのスライドソフトを使って簡単にスライドを作ることができるようになり、有り難いことです。

以下、授業の内容をかいつまんで述べてみます。
そろそろ梅雨にはいりますね。
学生の皆さんが写真を撮らなかった言い訳に「天気が悪くて写真が撮れませんでした」とよく言いますが、これは大間違いです。
天気の悪い日には、天気の悪い日の写真が撮れます。
晴れた日ばかりが「写真日和」ではありません。
写真家の武田花さんは「歩くから被写体に出会える」と言っています。
皆さんも常にカメラを持ち歩きましょう。
カメラは大きさによって大型、中型、小型などと分類されます。
大型カメラは大きくて重くて操作が複雑で・・・だから、散歩に大型カメラをを持って歩く酔狂は居ません。
散歩ではありませんが、フランスの写真家、アジェは大型カメラ、三脚、それに重いガラス乾板を持って、古いパリの町を歩いて写真を撮っていました。
でも、皆さんにやってもらいたいのは散歩です。
散歩は「身軽に」「気楽に」です。
ですから、散歩カメラは中型カメラか小型カメラです。
また、カメラはその内部構造の違いによって、ビューファインダー式、一眼レフ、二眼レフ、ペンタプリズム式一眼レフ、ビューカメラ、組み立て暗箱などにも分類されます。
(カメラの構造をスライドで説明)
散歩に最適なのはビューファインダー式カメラです。
ペンタプリズム式一眼レフのようにオールマイティーなカメラではありませんが、ビューファインダー式カメラはスナップ撮影に最適です。
レンズは単焦点レンズが良いですよ。
(レンズの説明をスライドで行う)
さきほど名前をあげた武田花さんの撮影すたいるは、カメラは一台、レンズは単焦点の標準レンズ、三脚や露出計、ストロボなどは使わない。
武田さんの写真は縦位置で、ほとんど眼の高さで撮影。
はれた日に、景色に失礼のない服装ででかける。
(みなさんは雨の日でも出かけてくださいよ)・・・
武田花さんの猫の写真と私の猫の写真をスライドで上映。
撮影のときのポイントやアイデアを織り交ぜながら、私の気楽な下関・門司港散歩写真をスライドで披露。

などと、それなりの知識を埋め込みながら話をすすめていきます。
授業ですからね。

と云うことで、今日の写真は学生たちに披露した私の散歩写真の中から二枚。

CP1021.025 山口県下関 er24#

CP1109.069 山口県下関市 sx35a#

上の写真は以前に黒白写真としてこの〔亀カメラ〕で見て頂いたものの、カラー版です。

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JC0209.052 広島市南区出島 b35zm#

いやー、とにかく忙しいです。
朝は7時前には研究室に居ます。
授業は9時からですが、授業が始まってしまうと息つく暇も無いくらいバタバタしてしまいますので、その前に出来る限りのことをしておかなければなりません。

今日も、90分の講義が3科目。
9時から2時半まで喋りまくりです。
祖母から「男の喋りはみっともない」と聞かされて育ってきた私ですから、本来、無口な男です。
その私が90分、みっちり喋る「みっともない」男になってしまいました。
学生から受ける「授業評価」では、『喋り過ぎ・・・』なんて書かれるのですから、祖母が生きていたら、「私はこんな男の育てた覚えはない」と、さぞかし落胆することでしょう。

授業と授業の間は10分間です。
短い時間に教室の移動・・・学生も大変でしょうが、教師の方も大変です。
授業が終わった後に、質問などがあった場合には、一旦、研究室に戻っていたら、次の授業には確実に遅れてしまいます。
授業に遅れると、またまた「授業評価」で、普段、学生に厳しくしている分、そのしっぺ返しをされ兼ねません。
本日の一時間目の授業は大学院の授業で、必ず授業終了後質問が出ます。
ですから、一時間目の授業に出るときに、二時間目の授業の準備もして出て、直接、次の授業が行われる教室に向かいます。

喉はカラカラ。
アップアップです。

JC C8 06 037 M8.2 SN35A#
熊本県人吉市 / LEICA M8.2 + SUMMICRON-M 35mm F2 ASPH.

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みかん猫67

ちょっと読んでみたい本があったので、大学の図書館にあるかどうかパソコンを利用して検索してみると、幸運にもその本は大学図書館にありました。
探していたのは、柄にもなくフランス文学の本です。

現在、河出書房新社から発刊中の「世界文学全集」を読みつつありますが、そのなかには残念ながら、今回、私が読みたかったものは含まれていませんので、図書館を頼った次第です。
私の勤める大学には文学部がありませんが、一般共通科目でフランス語の授業がありますので、おそらく、フランス語担当の先生が図書館に入れていてもおかしくないだろうと推測してみました。

えっちらおっちらと山の上にある図書館まで上って、その本を借りてきました。
最近の図書管理はパソコンで行われていますが、昔は本の後ろに小さな封筒が貼付けてあり、その中に図書の貸し出しカードが入っていました。
本を借りると、そのカードに借り主の氏名と、張り出した日、返却予定日などが書き込まれる仕組みでした。
学生時代に図書館から借りてきた本の図書カードに知人の名前などを発見したときには、「あいつはもうこの本を読んだのか・・・」とちょっと尊敬したり、親しみを覚えたものです。

本日私が借り出した本は1974年に発刊された古い本ですから、その貸し出しカードは貼付けてありました。
それによりますと、その本は昭和53年4月13日に最初の方に貸し出されていました。
今回、私がこの本を借り出す前に、この本が図書館から借り出されたのは平成12年と貸し出しカードに記録されていますから、10年間暗くてカビ臭い図書館の書庫でこの本は眠っていたことになります。
10年間、じっと私のような気まぐれな人間が現れるのを待っていたのかと思うと、この本が愛おしくなってきます。

その間に、図書館内で閲覧した人が居たかどうかは分かりませんが、おそらく居なかったと推測します。
なぜ、そのような勝手な推測をしたかと云うと、この本は二巻に分かれており、私の嫌いな上下に段組み、それぞれが500ページの本ですから、図書館内で読み終えるにはちょっと手強い本だからです。

研究室に持ち帰って、その本を開いてみると、なかに小さく白い砂の粒が挟まっていました。
私の前にこの本を読んだ人が、フランス文学だけに、おしゃれに海岸でワインでも傾けながら読んだのでしょうか・・・
私はそのように格好良いな読み方は出来ないので、部屋で小さな文字がぎっしりと詰め込まれた本と格闘しながら読んでおります。


JC0514.032 山口県下関市 K7da21_3.2#

今日の写真は、「古本」です。
下関の唐戸のバス停近くで、何気なく並べられた三冊の漫画本を発見。
『特価 100円』と書かれた札が一緒に置かれていましたので、売り本なのでしょうが、いったい誰が買うのでしょうか?
漫画音痴の私には分からない価値がこの本にはあるのでしょうか?
でも、100円だからな〜

もう一枚は、今回の下関・門司撮影散歩で撮ったものではありません。
最初の写真が呼び水となって大阪の平野区で撮ったこの写真が浮かび上がってきました。
こちらも、「こんなん、誰が買うのかいな・・・」と思いながら撮りました。

CB0306.036 大阪市福島区 M8sx35a


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JC0209.052 広島市南区出島 b35zm#

巻き上げレバーのあるフィルムカメラが欲しいと言う学生を連れて、中古カメラを扱っているカメラ量販店に行ってきました。
この店の店員に、ゼミの卒業生が居ますので、彼に頼んで、安価で程度の良いNikon F3を探して貰らいました。

デジタルカメラ主流の今の時代、フィルムカメラは二束三文で叩き売られていて、安い物だと一万円弱で手に入ります。
今回、いろいろ見せてもらったNikon F3の印象ですが、「F3は案外良い値段するな・・・」と云ったものです。
程度の良いNikon F3はやはりそこそこの値段がします。
今回探しているF3はコレクション用ではなくて、実際に写真を撮るための道具として使うものですから、無傷で新品同様などと云ったものを望んでいる訳ではないのですが、それでも安くて奇麗な方が良いのが人情と云うものです。

いま、安価で売買されている中古フィルムカメラは、Nikon F3以降のプラスチックボディの自動巻き上げ、オートフォーカスカメラのようです。
金属ボディでしっかりとしたファインダーや巻き上げレバーを備えたNikon F3のようなフィルムカメラの中古価格は少し前に比べ確かに下がっていますが、妙な言い方を許して頂けるなら「底値安定」で、叩き売られていると云ったものではないようです。

以前に、カメラの巻き上げレバーの必要性について、この〔亀カメラ〕に書きました。
自分の指先を動かし、フィルムをレンズの後ろに持ってくる巻き上げの動作は、撮影のときのリズムを生み出す重要な動作で、私なども巻き上げレバーに拘る方です。

ですから、今回、学生が巻き上げレバーのあるカメラが欲しいと言って来たときには、なんだか妙に嬉しくて、その学生に目をかけるてやりたくなりました。

今回の下関・門司港の撮影散歩には巻き上げレバーの無いカメラ二台を持って行きました。
デジタルカメラですから、特殊な物を除き、巻き上げレバーは無くて当然なのですが、フィルムカメラのM型LEICAからデジタルカメラのLEICA M8に変えた当初は巻き上げレバーが無くて困りました。

何に困ったかと言うと右手親指の持って行き場が無くて困ったのです。
それは撮影する時ではなくて、カメラを手に持って歩くときにです。
これまで巻き上げレバーに右手親指を引っ掛けて歩く癖が私にはあったようです。

巻き上げレバーが無くなって困ったのは私一人だけではなかったようです。
その証拠に巻き上げレバーのような形をしたオプション部品が発売されて、それが結構売れているようです。

フィルムカメラのときには、フィルムを巻き上げるという大役を仰せつかっていた右手親指くんはデジタルカメラになってリストラされ、所在無さげにしていますので、私も件のオプション部品を買って親指くんを慰めてやろうかと思わないでもないのですが、まあ余計なことはしないことにしました。


JC0514.085 北九州市門司区 K7Lda21-3.2#

今日の二枚の写真は私の影に注目してください。
最初の写真は片手でカメラを構えて撮影しています。
この場合は影の形をまとめる上で片手撮影をしたのですが、オートフオーカスで巻き上げレバーの無いカメラが普及するにしたがって、こう云う片手撮りをする人が増えたように思います。

下の写真の私の影は、きちんと両手でカメラをホールドしてしっかりと撮っています。
おばさんが猫を小脇にかかえて小走りに私の方に向かってきます。
そんな動きにきちんと対応するためにも、カメラは両手でしっかりと構えて撮る必要があります。
Nikon F3を手に入れた学生は、マニュアルフォーカスと巻き上げレバーでカメラを両手でしっかり持つ習慣を身につけてくれることでしょう。

CP1109.125 北九州市門司区 et24a#

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JC0209.052 広島市南区出島 b35zm#

このところ続いている下関・門司港での写真によく「猫」が登場します。
振り返ってみると、10日のうちの4日に猫が登場しています。
猫の写真を撮っても所詮は武田花さんの二番煎じとしてしか見れもらえないのは十分に分かっているのですが、猫に呼ばれるものですから、ついつい写真に撮ってしまいます。

とは言っても、撮影に出かけるときに猫の写真を目的に出かけているのではありません。
私が好きなちょっと寂しくなった町とか路地は、猫がたくさん住んでいるところが多いので猫と出会うことが多いと云うだけです。
根が犬猫好きですから、写真モデル向きの犬猫に出会えば撮るといった次第です。

私のメイン機材はM型LEICAですから、いまのところピントは自分の眼と手で合わせるマニュアルフォーカスですが主です。
それが、最近、久々の一眼レフ再デビューで、サブカメラにPENTAX K-7を使うようになって、最近のオートフォーカス進歩とその威力に驚くことばかりです。

猫や犬などの動物の写真をとるときに被写体が動き回るものですから、ピントには神経を使うものですが、オートフォーカスカメラだと、フレーミングとシャッターを切るタイミングだけに集中できて、実に軽快に犬猫の撮影ができます。

歳をとって、もう少し眼が弱くなったときには、オートフォーカスカメラでなければ写真が撮れないなんてことになってしまいそうです。

今のカメラはピントも露出もフィルムの巻き上げも・・・なにもかもをカメラがご親切にやってくれます。
これはカメラの進化であっても、カメラを持つこちら側の退化を促進することに必ずなります。
撮影のおける緊張感みたいなものも緩んでしまうことでしょう。

そこで、学生諸君には出来るだけ一昔も二昔も以前のカメラを使って貰いたいと常々思っています。
ピント、露出なども含めてカメラの操作そのものが出来上がる写真に影響を与えることはこれまでの経験で分かっています。
何もかもカメラ任せにしないで、自分からカメラに関わって、自分の考えを反映させた写真を作れるようになって欲しいのです。
そうなった上で自動カメラを使うと、自動カメラであっても、自己の意思を反映させながら写真が撮れるようにカメラを御することができるはずです。

先日、私の授業を受けている女子学生の呉屋さんから「フィルムカメラがを買おうと思っているのですが・・・」と相談を受けました。
予算が決まったらまた連絡を貰うようことで、その場の話は終わりましたが、そのときに私の頭の中にあったカメラは、今風のオートフォーカス、自動露出のカメラでした。
女子学生を甘く見たわけではないのですが、出来るだけコンパクトで軽く、あまりメカニカルなカメラでない方が良いと考えた次第です。

再び、呉屋さんに会ったときに、彼女から予算と探して欲しいカメラの内容を聞きました。
それがなんとマニュアルフォーカスで、彼女の拘りは手巻きのカメラでした。
そして、具体的な機種として「Nikon F3」のようなカメラと云うことです。

「Nikon F3」は私も大好きだったカメラで、その巻き上げ感触は絶品ですから、私としても文句のないところです。
早速、カメラ量販店に勤める卒業生の下川くんに連絡をして「Nikon F3」探しを依頼。
本日、夕方にF3を見にカメラ量販店に出かけます。
手頃な値段で良いカメラが見つかると良いのですが・・・

そんな訳で・・・(どんな訳ヤ・・・訳わからんワ)
先ずはオートフォーカスの威力を発揮した一枚。
門司の街中で走ってくる少女を咄嗟に撮影。
PENTAX K-7のオートフォーカスは遅いなどとカメラ雑誌に書かれているのを見たことがありますが、ここまで写れば私の写真では十分で、何の不自由もないかと思います。

JC0514.072 北九州市門司区 K7da21_3.2#


次は、さすがの最新カメラでも駄目でしたと云うものです。
果物屋の店先に招き猫ならぬ、招き犬が座って居ましたのでカメラを向けると突然立ち上がって吠えられました。
座っていた犬が立ち上がったので、犬の顔はフレームの外に行ってしまい、私は驚いて腰を抜かさんばかり。
画面の左側と下はカメラブレかとも思えるボケがありますが、画面右のイチゴやサクランボはしっかりと写っています。
なんだか妙な写真です。
カメラが半分だけ気を利かせてくれた・・・まさかね。

JC0514.034 山口県下関市 K7da21_3.2#


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JC0209.052 広島市南区出島 b35zm#

猫とのやりとり

今日で下関・門司港ネタも10日になります。
たった一日で撮った写真を10日以上続けるなんて・・・
よほど普段撮影していないのかと思われるでしょうがそんなことはありません。
ちゃんと撮るべきときには写真を撮っています。

自慢じゃないけど、毎日、カメラは持ち歩いていますから。
それほど大した写真を撮っている訳でもありませんから、その気になれば、何処ででも、いつでも写真は撮れます。

では何故、下関・門司港で撮った写真をこんなに毎日続けているのか・・・
私の場合、何事にも「理由」なるものを言うのが苦手なのです。
ぐだぐだ言うのは粋じゃないですしね。
落語家が、落語の落ちを解説するようになったらおしまいです。
だから、「理由は特に思い当たらない」とか「分からない」「何となく」などと愛想のない応えしかできません。

でも、それではこの〔亀カメラ〕もここで終わりになってしまいますので、今日は特別に理由らしきもの・・・まだ、理由を言わないことに多少拘っているのですが・・・お話します。

それは、今回の下関・門司港の撮影には学生が同行しているからです。
なかには一年生も居ます。
ここまでの説明で「理由」らしきものに気づかれた方が居られたら嬉しいのですが・・・

つまり、学生たちは私と同じ空間を歩いたことになります。
そのなかで教師としての私がどのようなものを撮って、どのような写真に仕上げているかは学生に撮っても興味深いことではないかと思うのです。
自分たちが見過ごしていた何気ないものが写真になるとこうなると云うことを知ることは、生きた指導に繋がるのではないかと、ちょっと生意気なことを考えているから、興味の冷めない今のうちにと、延々と学生たちと一緒に行った撮影散歩の写真を皆さんにも見て頂いている次第です。

でも、この〔亀カメラ〕を、その学生たちが見てくれていなければ何にもならないのですが、果たして如何に?

学生諸君、もし見てくれているならば、一言だけ注意をしておきます。
それは、私の写真は手本ではないと云うことです。
こういう見方や写真もあると云う受け取り方をして欲しいのです。

写真にもいろいろなスタイルがあります。
大事なのは個性です。
皆さんは皆さんの写真を目指すのです。

今日はちょっと教師風を吹かせ過ぎですかね。

JC04.17.004 福岡県宮若市津屋崎町 GXR+33m#
※この写真は下関・門司港で撮ったものではありません。


今日の門司の清滝地区で出会った猫の写真です。
変わった耳の形をした黒猫とのやりとり

JC0514.056 北九州市門司区 K7Lda21_3.2#
私:「おい、クロ・・・そこで停まりなさい。」
猫:「クロって、私のこと ???」

JC0514.057 北九州市門司区 K7Lda21_3.2#
猫:「面倒くさいな〜」 よいしょ  ゴロリ
私:「子猫を生んだのかい。お腹の皮がたぶたぶだね。」

JC0514.058 北九州市門司区 K7Lda21_3.2#
猫:「ん・・・嫌なこと言うね」
私:「よっしゃ。ぶよ腹、撮れた。」

黒猫の金色の目がチャームポイントですから、目を大きく見開かせる努力をしました。


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みかん猫67

私はレンズフードなるものをあまり使いません。
理由は単純です。
レンズが大きくなり、大仰になるからです。

フレアー予防のためにレンズフードは必要なのかも知れませんが、大きなレンズが苦手で小さくて可愛いレンズを探して使っている身としては、レンズフードを着けることでレンズが大袈裟になるのが我慢できないのです。

最近のレンズはコーティング技術も進んで、フードなしでもフレアーが出にくくなっているようで、フードを使わなくても、実用面でフレアーに困らせられることは殆どありません。
よしんばフレアーが出たとしても、それはそう云う環境で撮った証しとして受け入れるしかありません。

人間の目だって、逆光のときなどは眩しくて、見辛いのですから、写真も逆光のときは多少フレアーが出て当然です。
歳をとると眼も弱くなってきますので、フレアーが出てもお似合いと云うことです。

レンズフードは使わないけれど、レンズの先端に着けているものがあります。
それは、「ステップアップリング」と呼ばれるものです。
「ステップアップリング」のことはご存知と思いますが、レンズの口径と違った口径のフィルターを取り付けるためのアダプターリングです。

深さ、わずか3ミリ程度のリングですから、レンズフードの代用になるものではありません。
ただ、単純にレンズの先端に指が引っ掛かるために取り付けています。
広角レンズなどの場合、油断するとレンズの先端から指がはみ出して、画面に写り込んでしまう可能性があるので、それを予防するために、レンズ口径より少し大きなステップアップリングを着けておきます。

あまり見栄えは良くないので、「止めた方が良い・・・」と言われたこともありますが、「ステップアップリング」、これで上等です。

今日も門司港の写真が続きます。
下関の唐戸から門司港に船で渡って、最初に向かったのは「清滝地区」です。
坂の多い清滝地区の入り口のところにあった空き地にマンションが建築中でした。

マンション建築現場の横をすり抜けて、坂道を上っていくと、いつも猫の居る家のところに出ます。
この日も塀の上などでのんびりとしている猫に出会えました。
塀の上の猫にレンズを向けて撮った写真。
見事なフレアーが入っています。

JC0514.060 福岡市東区 K7da21#

JC0514.061 北九州市門司区 K7da21-3.2#

カメラはPENTAX K-7、レンズはDA21mm F3.2.
鏡胴の短いパンケーキレンズです。
さすがのスーパーマルチコーティングも、効き目が薄かったようです。
でも、画像処理ソフトを使って、ちょこちょこっと調整してみたのが下の写真です。
フードがなくても、なんとかなるものです。

JC0514.060 福岡県北九州市門司区 K7da21_3.2_1m#

JC0514.061 福岡県北九州市門司区 K7da21_3.2#


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みかん猫67

昨日の〔亀カメラ〕では、『学生にとって口あたりの良い教師になりたいなどとは決して思ってはいない』と、やせ我慢と言うか、負け惜しみと言うか・・・そんなことを書きました。

それに対して、友人(私が勝手にそう思っているだけなのですが)の山本先生からメールを頂きました。
内容を一言で言えば「同感です」と云ったことです。
山本先生は高校の先生ですが、メールを拝見すると高校も大学も同じような悩みを抱えているようです。
頭痛の種は「モンスターペアレンツ」の存在です。

正当な苦情ならば気は重くなるのですが真摯に受け止めこちらも反省する必要があるのですが、どうも手前勝手であったり、社会常識を逸脱しているような苦情・要求も少なくありません。
事情も十分飲み込めていないのに、我が子の言い分だけを鵜呑みにして文句を学校側に言ってきて、「学校に対してもの申せる立派な親」を誇らしげに演じる親たちには手を焼いてしまいます。

「モンスターペアレンツ」が「モンスターチルドレン」や「モンスタースチューデント」を生み、教育の現場は戦々恐々としています。
とくに、私どものように私立の学校の場合、悪い噂は命取りになることもあり、「何事も穏便に」済ませてもらえるように、こちらに落ち度がなくても平身低頭です。

でも、そんな「モンスターペアレンツ」ばかりでもありません。
私のゼミの四年生のNくんのお父さんなどは、子供への愛情は「モンスターペアレンツ」に負けないくらいに深いものがあります。
そそらく、子供への愛情は上辺だけの愛情ではなく、心底深いものではないかと思われます。

私は口うるさく叱責する教師ですから、Nくんなどは気分が滅入る日々が続いたことと思います。
当然、帰省した折などには、日頃の大学における私の言動に対し、あまり良いことを父親には話していないことでしょう。

もし、Nくんのお父さんが「モンスターペアレンツ」だったら、私は胃に穴があくほどの苦労をしていたかも知れません。
それなのに、Nくんのお父さんからは苦情一つ来ないばかりか、理解ある励ましの言葉を頂いたりしています。

このような親御さんから預かっている子供たちを、きちんと育てて、親元に帰す、社会に送り出す・・・それが私の仕事だと、今日も頑張ってガミガミやっています。

そのガミガミが功を奏してきたのか、このごろNくんが急に立派になってきました。
既に、ゼミ室の鍵を任せ、昨日は、卒業制作に使う器機をNくん専用に貸し付けたりできるほど、いろいろなことを任せられるようになってきました。

Nくんは今日も暗室に入って密着焼を作っています。
写真の方はまだかたちになっていませんが、人間的成長はきっと、彼の作る写真をも魅力的なものにすることでしょう。

「現像村の村長さん」そして「Nくん」、一人一人、私のガミガミ攻撃から育っていっています。

JC0514.046 山口県下関市 M9cb21-4.5

JC0514.049 北九州市門司区 K7L+21#

さて、下関から渡船に乗って、門司港まで移動しました。
この日、乗船した船はこれま乗っていた船と違っていました。
上甲板にも席が設けられていて、なかなか良いかなと思ったのですが、下のデッキで我慢。
その理由は黒白写真のおばさんです。
このおばさんを撮る・・・と決めて、船が走行中から、気づかれないように何枚か撮りました。
この写真は門司港に着いたところで、おばさんが下船のためにこちらを向いた時に撮ったものです。
距離(ピント)は目測、ノーファインダーで一か八かです。
本日の渡船は、あまりにも早くて、あっという間に門司港に到着。
波に揺れる船旅の情緒は皆無で、嬉しいような悲しいような。

JC0514.079 北九州市門司区 K7Lda21-3.2

大きなカメラバックを担ぎ、赤いコンバースが輝くNくん。
門司港駅を背にした記念写真でも、なかなか良い顔つきになりました。

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みかん猫67

昨日の〔亀カメラ〕で髭の話をしましたが、タイミングよく、今朝のワイドショーで髭が話題になっていました。
群馬県の伊勢崎市では職員の髭を禁止したそうです。
はやり、髭は見苦しいのですかね。

髭を生やしていると、役人風を吹かせて威張っているように見えるから、市民からの反発もあるのですかね。
そそうすると、私なども髭を生やしていると、教師面して威張っているように見えると云うことになるでしょうね。

昨日の亀カメラでは自分の髭面が鬱陶しくなって髭を落としたと書きました。
髭を剃り落とす最大の理由は、私自身髭面が嫌いだからです。
その点では伊勢崎市民の気持ちが分からないでは無いのですが、果たしてどれくらいの伊勢崎市民が髭を嫌っているのか・・・髭を禁止しなければならないほど髭嫌いが多いのですかね。

私は何かと小うるさいことや辛気くさいことを学生に話しますし、説教も多い教師です。
(それが年寄り先生の仕事だと思っている節もありますが・・・)
ですから、学生たちから煙たがられたり、嫌われたり、怖がられたりしています。
それらの印象に髭も関わっているのではないかと常々思っています。
髭を落として、ちょっと間抜けな面をしてると、少しは物わかりの良さそうな印象を学生に与えられるかもしれません。

しかし、私が学生たちから怖がられる理由は髭だけではありませんので、髭を落としたからといって優しい先生だと思ってもらえるはずもないことは十分承知です。
負け惜しみに聞こえるかもしれませんが、学生にとって口あたりの良い教師になりたいなどとは決して思ってはいないのですが・・・でも、怖いだけの教師じゃないと云うことくらいは分かって欲しいと云うのが髭を落とす理由の奥深いところにあるのかも知れません。


CF0822.120 山口県下関市 C17-55#

JC0514.030 山口県下関市 K7da21_3.2all#

下関駅の周辺を一回りして、次は唐戸に移動です。
下関駅から唐戸まで、バスの料金は190円ですから、それほどの距離ではありません。
駅から唐戸まで写真を撮りながら歩くと云う手もありますが、この日は下関・門司港ダイジェスト撮影ツアーで午後は門司港で撮影の計画もあります先を急がなければなりません。
そこで、JR下関駅横のバスセンターからバスに乗車。

今日の写真は唐戸で撮った二枚です。
唐戸は対岸の門司港と一緒に観光スポットとして頑張っていますが、そんな作られた新しい観光のための場所より、時が染み付いた場所の方が私は好きです。

時が堆積して老けた景色の良さ、面白さに若い学生たちが気づけないように、老けた教師の良さ、面白さにもなかなか気づいてくれそうもありません。


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JC0209.052 広島市南区出島 b35zm#

髭を落とす猫

20歳中頃から髭面でやってきています。
なんで髭を生やしたのか?
記憶にありません。

ほんの少し前のことですが、戯れにその髭を落としてみました。
実は、これまでも何度か髭を剃り落してきました。
しかし、すぐに再び髭面に逆戻り。

今回も、そしてこれまでもそうですが、髭を剃り落とした動機について考えてみても、これと云った理由は思い当たりません。
ただ、自分自身で髭が鬱陶しく感じたとたんに、かみそりを持っていました。
そして、剃り落した後に鏡に写った己の顔を見て、なんと間抜けな・・・と反省して、次の日からまた髭を生やすといった次第です。

私自身は他人の髭面があまり好きではありません。
特にスポーツ選手の髭面は頂けません。
スポーツ選手は爽やかでなければいけません。
爽やかさという点から、出来ることなら調髪も願い下げです。

なのに自分は髭面・・・言い訳?
そんなものはありません。

私の素顔の間抜けさ加減を十分承知しているのか、行きつけの床屋の主人に「髭を落としたいのだけど・・・」と話しても、いつも、髭があった方が良いですよと断られてきました。

今回も、特に髭を剃らなければならない理由のようなものがなかったのですが、なんかサッパリとしたくなって・・・と云うのが理由でしょうか。
何故、サッパリとしたくなったか・・・そこのところが分からないのです。

それでも、今回は結構ながい期間髭なしで通しました。
髭の無い間抜けな顔も見慣れた頃に、床屋に行く日のことを考えると、床屋の主人に「そらみたことか・・・」と言われるのが悔しいので、髭を生やし始めたのです。
先日、床屋に行きましたが、床屋の主人は私が髭を落としていたことに気づきませんでした。

髭を落とすと言えば、我が家の猫もよく髭を落としています。
髭を落とすと言っても、猫がカミソリを持って髭を剃るわけはなくて、抜け落ちているのです。
我が家の床の上にはときどきそんな猫の髭が落ちています。
猫の髭を財布の中に忍ばせておくと、財布が空にならないと聞きましたので、一本財布に入れているのですが・・・
猫の髭が功を奏しているのかどうかは分かりませんが、給料前の今日も福沢諭吉さんが財布のなかで頑張ってくれています。

下関の路地で見かけた猫です。
野良猫に餌を与えるから猫が増えて、ご近所迷惑になるのも十分承知ですが、「地域猫」と云う考え方で猫を可愛がっている所もあるようです。
人間を恐れない猫と出会うと、心優しい人たちが暮らす町と思えるのは、猫好きの所以でしょうか。

CP1109.057 山口県下関市 sx35a#

CP1109.094 山口県下関市 sx35a#

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JC0209.052 広島市南区出島 b35zm#

私はたばこを吸いません。
これまでの人生のなかで、まったくたばこを吸ったことが無いとは言いませんが、それは若者特有の興味本位で吸った程度で、「たばこを吸っていたことがある」などと、とても言えたものではありませんでした。

最近では、たばこは体に悪いと云うことで愛煙家も減っているようです。
「嫌煙権」なるものの主張が認められるようになり、肩身の狭い状態でたばこを吸っている人たちを見るたびに、そんなにしてまで吸わなくてもと思ってしまいます。

「たばこは体に悪い」と分かっているのなら、なぜ国はたばこの販売を中止しないのでしょうか?
意地悪く考えるなら、たばこからの税収がなくなると困るから・・・国は国民の健康を犠牲にして、見て見ぬふりをしているとしか思えないのですが、そんなことはないですかね。

それと、もう一つ小心者の私には理解出来ないことがあります。
たばこは体に悪いと言われているにもかかわらず、たばこを吸っている人たちの神経です。
たばこは死に至る病の要因になると言われているのに吸い続ける人たち。
勇気があると言のか、無神経と言うのか・・・

まあ、そんなことは置いといて。
今日も下関での写真のことを続けます。
下関で撮った二軒のタバコ屋です。
季節は五月。

ガラスのショーウインドーの中には胄や菖蒲、鯉のぼりなどが描かれた織物が飾られており、その下には季節にちなんだ小さな人形や置物などが飾られています。

JC0514.022 山口県下関市 K7da21_3.2all#

写真がへたくそで、小さな写真からはあまりはっきりと見えませんが、興味のある人は次の手順で写真を拡大してごらんください。
写真の上をクリックして頂いて、出て来た写真の上にある〔ALL SIZE〕を再びクリックして頂くと、一回り大きなサイズの写真になります。
それでも足りない場合は、開いた画面の上の〔Oliginal〕をクリックして頂くと最大画面になります。

ショーウインドーらしく、「キャビン」や「マイルドセブン」もちゃんと飾られています。
それらのものが飾られている下は、淡いピンクの紙が張られた箱のようなものが使われていて、手作り感がなんとも言えずに何枚か撮りました。

JC0514.019 山口県下関市 K7da21_3.2all#

最初はショーウインドーが気になり足を止めたので、ショーウインドーだけを撮りました。
そのうち、店内の様子も気になり、撮ったのが今日の最初の写真になります。
そのときに気にかけていたのは・・・どうでも良いことなのかも知れませんが、店内のショーケースの上の押しボタンです。
その押しボタンが少し開いた引き戸の隙間から見える位置。
それはこの位置しかないのです。
そんなことを気にしながら撮っています。

余談ですが、ショーウインドーの中に愛嬌のあるトラの置物も飾られています。それを見たときに、この店の主人は阪神タイガースのファンなのかと思いましたが、考えてみたら今年は寅年でした。
年と月をショーケースなかで演出する、この店の主人の行為に拍手です。

黒白写真のたばこ屋はすでに廃業をしています。
目張りに使われたガムテープの剥げぐあいが気になって撮りました。
私が撮っているものを見てみると、このガムテープものが結構ありますので、いずれの日にか見て頂くかも知れません。

CP1021.009 山口県下関 er24#

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JC0209.052 広島市南区出島 b35zm#

新地とくれば・・・

ずいぶん以前のことですが、この〔亀カメラ〕で、町の見極め方について書いたことがあります。
つまり、どのあたりに足を運べば、私の好む被写体に出会えるかを見極める方法とでも言いましょうか。
そのときには「地図」を見て、小さな道が入り組んで地図に描かれている場所を探して行ってみると云う内容だったと思います。

見知らぬ町を歩くときには、地図などに頼らず気ままに歩いてみることを勧めておられる方々も決して少なくありません。
もちろん私も足の向くまま気の向くままに歩くこともありますが、こと写真を撮る場所を探す・・・いわば作戦を練る段階において、地図は強力な味方になってくれます。

地図の上で大凡の目的地を決めて、現地に立てばあとは自分の勘働き(第六感)を頼りに歩くのです。

地図で探すのは細く入り組んだ道だけではありません。
もう一つの決めては「地名」です。
最近は「町名変更」なんて無粋なことが平気で行われていますので、この方法は必ずしも決め手にはならないこともありますが、下手なプロ野球打者の打率よりは確率が高いかも知れません。

下関には「新地」と云う町があります。
大阪出身の私は「新地」とくれば「曽根崎新地」のことを思い浮かべます。
「新地」の意味するもののなかに、「遊里」があります。
いにしえの「遊里」は、なかなか興味深い姿を今にとどめている場合が多いので、この「新地」と云う地名は要チェックです。

CP1109.050 山口県下関市 et24a#

CP1025.027 山口県下関 M8er24_3.8a#

さて、下関の新地と違って、大阪の「新地」は、今でも賑わっています。
私は18歳までしか大阪に居ませんでしたので、キタの新地とこ、曽根崎新地で遊んだ経験はまったくありません。
もっとも、この歳で大阪に居たとしても、キタの新地で遊ぶほどの甲斐性もちにはなっていないと思います。
私にはミナミの千日前や、十三、京橋あたりがお似合いだと思います。

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JC0209.052 広島市南区出島 b35zm#

下関撮影のコースは、JR下関駅を出て、下関漁港を見た後に伊崎町・新地西町と古い町並みを辿って竹崎町三丁目の長門市場を抜けて再びJR下関駅に戻るといったものでした。
伊崎町一丁目から二丁目と奥に進んで彦島に渡る手もありましたが、今回はおとなしくスタンダードコースです。
伊崎町は海に面した道路と、その一本奥に生活道路があります。
行きは生活道路、帰りは海側の自動車も通る道を歩いて戻りました。

その海側の道で見つけたひび割れを補習したガラス引き戸を C Biogon 21mm F4.5 ZM で撮影。
ひび割れたガラスに貼られた白いテープをしっかり見てもらうために黒白写真として仕上げました。
21mm広角レンズですからディストーションをどうするか考えましたが、結局は歪みのことはあまり意識せずの立ち位置で撮りました。
広角レンズはレンズに近い所が大きく写り、奥に行くに従って小さく写ります。これで距離や奥行きを表現できるのですが、語りが歪んでしまいます。

ここに写ったドアも、お分かりと思いますがこんな歪な形のドアではありません。
それは、皆さんご承知のことのはず。
ならば、歪みがあっても構わない。
私が撮りたかったガラスに貼られた白いテープは画面手前、レンズに近いところにありますので、当然、大きく誇張されて画面に取り込まれ、目立つようになります。

JC0514.007 山口県下関市 M9cb21_4.5zm#

白いテープを強調できる黒白写真。
広角レンズのディストーションを利用した強調効果。
この二つの作戦で白いテープは実際の見た目よりも目立つようになった・・・と思うのですが、私と前後してあるいていた田邊さん、いかがでしょうか?

伊崎町を引き返し、新地西町に向かう道の入り口付近でちょっと肥満気味の犬と猫が仲良く日向ぼっこをしていましたので、話しかけながら撮影。
このときのカメラはDA21mmレンズ(換算32mm)を着けたPENTAX K-7。
露出補正と絞り値を確認している間に、猫が立ち去りかけました。
油断していました。
仲良く日向ぼっこをしている姿を撮らせてもらえるものと信じ切っていた自分のミスです。
慌ててシャッターを押したのが下の写真です。

JC0514.010 山口県下関市 K7Lda21#

犬と猫を一つの画面に何とか入れた写真は結局これ一枚だけで、後は犬だけで二枚ほど撮っておしまい。
犬はちょっと間抜けなくらい気の良さそうな顔をしていたので油断して、この手の猫が神経質なことを忘れていました。
油断大敵と云うです。

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JC0209.052 広島市南区出島 b35zm#

下関の「大阪屋」

JR下関駅の改札口を、さて右に出るか左に出るか・・・
その前にトイレです。
これからてくてく歩きですから、トイレのあるあところでは・・・歳をとるとそんなことが気になるものなのですがそればかりではありません。
JR下関のトイレは空間が広くてちょっと変わった雰囲気のトイレですから、学生たちにも「見て来なさい」とすすめてみたのです。

関門トンネルが出来る前は、長い時間をかけて本州のドン詰まりまでやってきて、九州に渡るには、下関で一旦列車を降りてフェリーに乗り換えたようです。
今日の私ではないのですが、列車を降りて、やれやれといったところで「トイレでも行っておくか・・・」と云うことで、多くの人が一度にトイレに押し掛けるので、大きなトイレが出来たのでしょうか。
対岸の門司港にも、趣のあるトイレが残されています。

下の写真は、トイレを出たところの通路です。
「名店街」と書かれた書体もどことなしかレトロな気分です。

CP1109.010 下関駅 et24a#

さて、スッキリとしたところで、JR門司港駅を右に出るか、左に出るか・・・
どちらから出てもそれほど大差はなにのですが、改札口を背にして左に出れば海、右に出ればバスセンター。

今回撮影に参加している一年生の冨永さんは長崎の出身なので、ちょっと里帰りの気分を味わってもらうために左側から出て先ずは海を目指しました。
そこから先は気の向くままです。

とは言っても暢気な一人歩きではありませんので、私にとってはある程度、出会えるものが予測できるルートを選んで、学生たちが飽きないように気を配りました。
下関で海側のルートを選ぶと、「大阪屋」と云う屋号の食堂の前を通ります。
食いだおれの町大阪ですから、大阪屋は味で勝負と言ったところでしょうか。
大阪出身の私にはなんだか親しみを覚えるのですが、この「大阪屋」さんは、営業しているのやらいないのやら。

山口県下関市

CP1025.016 山口県下関市 st35#

JC0514.006 山口県下関市 K7Lda21#

軒下に掲げられた看板は崩れ落ち、「阪」の上半分しか残っていません。
ショーウインドーにはステーキやうな丼などの商品見本がきちんと並べられているのですが、のれんが下がっていたのを見たことがありません。
「食いだおれ」は「食い倒れ」になってしまったのでしょうか。
日本中の地方都市が元気をなくしてしまい、「大阪屋」のような姿を見せられると、この国はどうなるのかと心配になります。
でも、こういった町に出会うと嬉々として写真を撮ってしまいます。

うらぶれた町を、うらぶれたオヤジがさまよう。
なかなか乙じゃありませんかね。

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JC0209.052 広島市南区出島 b35zm#

18113歩で106カット

本日は「学友会総会」が開催される関係で終日授業はありませんでした。
本来なら私たち教員も「学友会」の特別会員ですので、学友会総会に出席しなければなりません。
もちろん学生たちは会員として出席するのが当然のことです。

しかし、授業がないのなら・・・これ幸いと学生を誘って撮影に出かけてきました。
普段は私も学生たちも授業が忙しく、授業のない土曜・日曜はアルバイトをしている学生が居たりで、なかなか一緒に撮影に出かけることもままならない状況ですので、「学友会総会」を無視するかたちで申し訳ないと思いつつも、撮影に出かけた次第です。

私が学生時代には、もっとのんびりしていたように思います。
けっこう平日でもで平気で友人たちや先輩に誘われて撮影に出かけましたし・・・
いつから、こんなに窮屈になってしまったのでしょうか。
ルーズが良いとは言いませんが、学生に対して、わりと厳しく指導をする私が言うのも何ですが、四角四面じゃ息が詰まるのも事実。
息苦しい環境では、学生は育たないように思うのですが、自由にすると、これまた学生は楽な道ばかり選んでいく。
なんとも・・・

山口県下関市

本日は普段、私の授業を手伝ってくれている四年生の三人に感謝の気持ちを込めて、ご接待といったところです。
普段は辛口なことばかり言い通しですから、ちょっと罪滅ぼしです。
その三人と、フィルムカメラで黒白写真を撮っている、いまどきの若い写真学生としては奇特な(奇特は褒めことばです)存在の一年生二人、それに私を加えて総勢六名のツアーでした。

目的地についてはいろいろ思案した結果、お定まりの下関〜門司港としました。
幸い天気もよくて・・・
個人的には影が出来るか出来ないかの薄曇りの空模様が好きなのですが、本日は不幸にしてピカピカの太陽が笑っている空模様でした。
でも、気分は上々です。
暑くもなく、寒くもなく、歩き回るのには上々一日でした。

私の本日の杖(写真装備)は、LEICA M9にC Biogon 21mm F4.5 ZM。
そうです、昨日の亀カメラで「小さいから」という理由で、お気に入りのレンズとしてしたものです。
そして、もう一台。
このところ何かと活躍してくれているPENTAX K7にsmc PENTAX 21mm F3.2 AL Limitedを着けての二台体制。

大学の授業時間に合わせ、8時55分「九産大前駅」発のJRに乗車。
遅刻者もなく、10時17分に無事下関着。
四角四面の教師としては、ご機嫌の滑り出しです。

JC0514.001 山口県下関市 K7Lda21#

JC0514.004 山口県下関市 K7Lda21#

本日の最初のシャッターは、関門トンネルを山口側に抜けてすぐのところで、川のようなものを越えます。
それは「彦島」と言う島と「本州の端」の間にある「水道」のようなもので、電車の中から一枚撮って、いよいよ本日の撮影が始まった次第です。

本日は18113歩歩いて、106カットの写真を手に入れました。
写真は歩いて撮る。歩けば写真が撮れる。
一年生二人も頑張って歩いてくれましたし、撮影を楽しんでいる様子を見ているとこちらの気分の軽くなります。


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JC0209.052 広島市南区出島 b35zm#

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