2010年12月アーカイブ

昨日に引き続き雷の話です。

〈地震・雷・火事・親父〉は世間一般に言う、怖いものの代名詞です。
怖いものの末席ではありますが〈親父〉が入っています。
さて、最近はどうでしょうかね。
若いお父さんたちは、休みの日にはせっせと子供たちと交わる努力をしているようです。

日祭日等に、近くのスーパーに買い物に出かけると、子供の手をひいた、若いお父さんを良く見かけます。
奥さんが買い物をしている間、子守りを仰せつかっているのでしょう。
子供と一緒に、試食コーナーで頬張っているお父さんもよく見かけます。
〈親父〉の威厳も地に落ちているようです。

学生たちを見ていると、その背景に家庭が見え隠れすることがあります。
明るく自由な家族関係のなかで育ったこども。
おじいちゃん、おばあちゃんに甘やかされて育ったこども。
自由放任をはき違えたような家庭で育ったこども。
厳格な親父の影響を受けて育ったこども。
歯が抜けたような家庭で育ったこども。
それぞれに、その子の性格形成に影響を与えています。

私の研究室に所属する学生のNくんの故郷は鹿児島です。
鹿児島という土地柄がそうさせるもか、Nくんの父親は一家の大黒柱として厳格な姿勢を貫いておられるようです。
何故、そのようなことが分かるのかといいますと、時折、お便りを頂くのです。
私の拙文を読んで頂いているようで、愚痴をこぼしたときなどに、励ましのお便りを頂いてきました。

本日も、息子のNくんが帰省して鹿児島に戻って来たとの便りを頂きました。
「写真を死ぬ気で頑張れ。お前の骨は俺が拾ってやる」と、家庭においても自分の息子を厳しく指導されているようです。
そんな父親の文面から、最近、Nくんの成長を喜んでおられる気持ちが伝わるようになってきました。
本日の便りには、息子と一緒に雪の中、撮影に出かけたことなどが綴られ、文末には『成長した息子と居られる時間をとても幸せに感じました。』と書かれていました。

やはり、若者の成長の糧として、厳格な大黒柱のある(居る)〈家庭〉が大事だと痛感しております。

私も大学では頑固親父で通しておりますが、これがなかなか疲れるし、寂しい思いをすることも度々です。
学生からは煙たがられるし、好き好んでやっている訳ではないのですが、職場を見渡しても、頑固親父が似合うのはわたしくらいだと、観念してやっております。


CB1130.004 福岡市中央区 M8 et28a#
福岡市中央区 | LEICA M8 + ELMARIT-M 28mm F2.8 ASPH.


JC1010.099 鹿児島市武 M9sn35a#
鹿児島市武 | LEICA M9 + SUMMICRON-M 35mm F2 ASPH.


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みかん猫67

このごろよく雷が鳴ります。
我が家の猫たちは、雷が鳴りだすとそわそわしはじめます。
雷を一番怖がっていたのは〈ぐれこ〉(通称、まま)でしたが、最近はちょっと様子が変わってきました。

年齢20歳のおばあさん猫ですから、どうやら耳が遠くなって、遠くで鳴る雷の音は聞こえないのかもしれません。
耳が遠くなっただけではなく、歯も抜けて、みゃーと口を開けると少々間抜け顔になります。
多少、食い惚け気味で、ずいぶんと幼い顔に戻ってきているようです。

歳をとって目が薄くなり、耳が遠くなる、物忘れが激しくなる・・・こういった衰えは人間も同様で避けて通れません。
我が家のおばあさん猫が怖い雷の音に怯えなくてよくなったように、煩わしいことは聞こえない、見たくないものは見えない、嫌なことは忘れられるのですから、老化も、見方を変えると案外、良いものなのかも知れません。

惚けて、己が死んだことさえ分からないうちに、天国に行けたら、これこそまさに大往生ではないでしょうか。
人間誰しも〈死〉に対して不安があるものです。
その不安を和らげてくれるのも老化からくる諸現象ではないかと考えれば、少しは気楽に惚けられるというものです。

2010年、我が家の猫ニュースです。
まずは、19歳の〈ぐれ〉が他界しました。
この夏の猛暑を乗り切ったあたりから調子が悪くなり、獣医師のもとで何度か治療を受けましたが、とうとうあの世に旅立ってしまいました。
19歳。惚けを感じさせない気丈な猫でした。

そして、子猫が二匹、我が家の猫社会に加わりました。
名前は〈茶太郎〉と〈銀次郎〉。
いずれも、それぞれ二台目襲名になります。
先代の〈茶太郎〉は穏やかで心優しい猫でした。
先代の〈銀次郎〉は子供たちにいじめられていた猫をつれて帰って飼ったのですが、いじめに原因があったのか、我が家の猫としては、わりと短命な猫でした。

二代目の〈茶太郎〉と〈銀次郎〉は、山で拾ってきたものです。
山の中で相当ひもじい思いをしていたのか、食に関しては異常な執念を見せます。
我が家に来て、そろそろ落ち着いてくれても良いと思うのですが、これがなかなか。

JC1123.024 福岡市東区 GH2 g20#
福岡市東区 | Panasonic GH2 + LUMMIX G 20mm F1.7 ASPH.


JC1102.012 福岡市東区 GH2g14|2.5a#
福岡市東区 | Panasonic GH2 + LUMMIX G 14mm F2.5 ASPH.


おばあさん猫、〈ぐれこ〉は、殆ど終日眠っています。
良く眠り、よく食べ、よく水を飲みます。
これが長生きの秘訣でしょうか。
〈ぐれこ〉と一緒の上の写真が〈茶太郎〉で、下の写真が〈銀次郎〉です。
二匹とも、可愛い顔をして写っていますが、これが悪いの、悪くないのって。
「悪いの、悪くないの」って、悪いんか・・・悪くないんか・・・どっちやねん。
悪いのですよ。


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みかん猫67

何故だか分かりませんが、この三四日睡眠不足気味です。
平均すると三時間から四時間の睡眠時間です。
これではいけないから、頑張って寝ようとは考えていません。
先日も床屋の椅子で、これまでにないほどぐっすりと眠っていますし、身体が睡眠を欲するようになれば、そのときは必ず眠ると思っているからです。

今、大学は冬休みですから、普通ならゆっくりと朝寝が楽しめるのかも知れませんが、いつもの時刻になるとわが家に同居している猫が「朝飯の時間ではないのかい・・・」と催促して鳴き出します。
猫の食事は私の仕事ですから、猫も私の耳に届くまで鳴き続けます。
猫にとって私は、啼けば餌が出てくる自動給餌装置といったところです。

仕方なく起き出し、顔を洗い、四匹の猫たちに食事を与えてから、人間様も食事です。
私の朝食はだいたいパン食です。
近くにちょっとしたパン屋があり、散歩の帰りなどに立ち寄って、好みのパンを買って帰ります。
パンに紅茶。それに果物。
睡眠不足の影響もなく、今朝の食事も美味しく頂きました。

朝食後、一息ついてから散歩です。
気温は低く、風が少しありますが、空は晴れて気持ちが良かったので、今日はちょっと遠回りしてみました。

冬の散歩は、寒さでこちらのこころも縮んでしまうことがあります。
そうなると、写真を撮る気も薄らいでしまいます。
そういうことのないように、ヒートテックの下着と、やはり保温機能のしっかりしたシャツ。
その上からフリースを着込み、またその上からパーカーを羽織るといった二重三重に防寒体制を整えて出かけました。
そうなのです。
私は、寒いのが大の苦手なのです。

天候次第ですが、そろそろ今年の撮り納めになるかも知れませんので、写真機は最近、あまり出番のないLEICA M8.2を連れ出してやりました。
レンズはSUMMARIT-M 35mm F2.5。35ミリ判に換算すると47mmくらいです。
本日は穏やかに、標準レンズで眺めてみることにしました。

最初の目標は〈川上宮〉。
無住ですが、大きな楠や銀杏の木のあるお宮で、お気に入りの場所です。
境内の大木に触れると自然の力が伝わってくると同時に、己の頼りなさに気付かされます。
〈川上宮〉までは、みかん畑の中を歩きます。
烏がみかんを銜えて飛び交い、道には烏が食べたみかんの皮が散乱する。そんな冬景色の中を歩いて、最後はパン屋です。

散歩の最後は適度に空腹ですから、ついついたくさんパンを買い込んでしまいます。
今日も、いつもと変わらない散歩をすることができました。
「いつもと変わらない」、これが、一番幸せです。


JC1229.004 福岡県糟屋郡新宮町 M8.2 st35_2.5#
福岡県糟屋郡新宮町 | LEICA M8.2 + SUMMARIT-M 35mm F2.5

JC1229.011 福岡県糟屋郡新宮町 M8.2 st35_2.5#
福岡県糟屋郡新宮町 | LEICA M8.2 + SUMMARIT-M 35mm F2.5


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みかん猫67

先日の〈亀カメラ〉に、もう一度、フィルムカメラを使って写真を撮ってみたくなったというようなことを書きました。
「サンタクロースがお気に入りのフィルムカメラをプレゼントしてくれたら・・・」といささか消極的な姿勢でしたが、いずれにしてもフィルムで写真を撮ろうか・・・思案中であることは確かです。

そのときに、デジタルカメラに切り替える段階で、フィルムカメラをすべて処分したので、フィルムカメラから準備しなければいけないようなことも書きましたが、実際のところはフィルムカメラが全く無いわけではありません。

最近の学生はデジタルカメラを携えて大学に入学してきます。
時代はそういう時代になりました。
そんな学生がフィルムや暗室に興味をもったときに、貸し出しできるように準備しているのが、昔、私が使っていたフィルムカメラなのです。

学生が使えそうなカメラはそのまま残しておいて、希望があれば貸し出したり、実習で使ったりしています。
そういったカメラを使ってでも、もう一度、フィルムを使って写真をやろうかと考えだしたのは、学生指導の上での行き詰まりの打開策でもあります。

私のゼミナールでは三年生の授業でフィルムと印画紙を使って、黒白写真をやってもらっています。
便利なデジタルカメラに慣れた学生たちにとって、銀塩写真は負担が大きいと思います。
撮った結果がデジタルカメラのようにその場で確認できないフィルムカメラは、撮影の段階から気力を集中させて取りかからないといけません。

その後も、フィルム現像や引伸しなど、面倒で、気の抜けない作業を続けなければなりません。
そういった面倒なことを敢えてすることで、一瞬にかける気力、忍耐力や判断力などを養ってもらうために、銀塩写真に取り組んでもらっています。

しかし、私の目論みどおり事は簡単に運んでくれません。
あまり、暗室に入りたがらない学生たちですから、技術は一向に上達しません。
失敗を繰り返しています。
いいかげん、減挫折を味い続けると、写真が嫌になってしまうようです。

私のゼミナールの黄金時代を築いた学生たちに比べ、今の学生たちの能力が劣っているはずはありません。
当時と違っているものがあるとすれば、私自身が銀塩写真から足を洗ったことです。

銀塩写真は最初から最後まで身体行為です。
自己嫌悪に陥った学生たちのひねくれ根性を打ち砕くために、私自らが、学生たちと一緒になって銀塩写真に取り組み、フィルムのもつ素晴らしい表現力を体感させる必要があるもかな・・・と、思い悩んでいるのですが、如何でしょうか?


JC1228.004 福岡市東区 M8.2 st35_2.5#
福岡市東区 | LEICA M8.2 + SUMMARIT-M 35mm F2.5

JC1228.007 福岡市東区 M8.2 st35_2.5#
福岡市東区 | LEICA M8.2 + SUMMARIT-M 35mm F2.5

いよいよ本格的に寒くなってきました。
病院の待合室での長い待ち時間。
退屈しのぎに、椅子に座った状態で撮った二枚の写真です。
こんな何気ないものに素直にレンズを向けられる・・・その、気軽さがデジタルカメラにはあります。


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みかん猫67

四年生の成績

2010年、年内の授業(仕事)も終わり、学生たちは冬休みです。
四年生は学生生活最後の休みですから、卒業についての不安を抱えて新年を迎えるよりは、気分を少しでも楽にしてあげようと、25日の日に、「卒業制作は全員合格でしたよ」といった内容のメールをゼミの全員に送りました。

先日行われた卒業制作発表会では、卒業制作・研究の担当教員や参観者の前で、四年生全員が作品や研究成果を発表し、それについて、教員がそれぞれ採点しました。
その結果集計が手元に届いたのですが、幸い私のゼミナールに所属している七名の学生諸君は全員、合格点を貰っていました。

そこで、私としてはクリスマスプレゼントのつもりで、学生諸君に「合格でしたよ」とメールを送った次第です。
おそらく、喜びの返事が学生たちから戻ってくると思っていたのですが・・・それが、Sさんと、Wくんの二名からしか、お礼と喜びのメール帰ってきませんでした。

どうやら、私はおめでたい人間だったようです。
今どき、「卒業できないかも・・・」なんて、気をもんでいる学生は居ないようです。
何があっても、卒業は出来ると高をくくっているようです。
事実、それは間違っていないかも知れません。
私たち教員も、なんとかして卒業させる努力や取り計らいをしていますので。

今回の、〈卒業制作・研究〉の採点に限らず、点数を付けるのはどうも苦手です。
私たちが採点した成績は〔教務課〕と云うところの提出するのですが、以前は指定の用紙に記入して提出していました。
それが大学内もIT時代で、パソコンで入力して「送信・ポン」で終わりです。
とは言っても、これで良いのかと何度も確認しながら最終判断を下します。
教師生活も長くなりましたが、いまだに〈採点〉は苦手です。
毎回のことですが、「これで良いのだ」と自信を持って採点結果が出せません。

その迷いが、卒業を目前にした四年生の成績評価のときに顕著にあらわれます。
〈留年〉〈卒業延期〉は、その学生の人生に関わってきます。
それをいしきしてしまうと、どうしても〈不合格〉の評価を下し難くしています。
そのあたりを学生たちは敏感に感じ取り、「卒業は出来る」と確信しているのでしょう。

正直な話をしますと、私のゼミナールの学生の大半は卒業に値する作品を作っていると思っていません。
ただ、他の研究室とのバアンスを崩す訳にはいきませんので、先日の発表会では極めて緩い採点をしました。
〈卒業制作・研究〉の最終評価は担当教員の裁量にまかされています。
学生諸君には、この休み中にも制作に励んで欲しいとの言葉も伝えています。
天の邪鬼な私が、最後にその本領を発揮しないように自ら、願うばかりです。

CB0809.004 東京都台東区浅草 M8 et21a
東京都台東区浅草 | LEICA M8 + ELMARIT-M 21mm F2.8 ASPH. ASPH.

CP0901.085 韓国蔚山 et21a#
韓国蔚山市 | LEICA M8.2 + ELMARIT-M 21mm F2.8 ASPH. ASPH.

「みんなで渡れば怖くない」という言葉が流行った時期がありました。
数の論理です。
安全かもしれない、横断歩道だって何がおきるか分かりません。
どさくさに紛れて卒業なんてみっともないし、後悔の種になります。
力を十二分に出し切って、正々堂々、大手を振って卒業していって貰いたいものです。

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みかん猫67

いつもの床屋

私の頭の上は髪の毛が少なくなっています。
髪の毛が少ないとは言っても、残ったわずかばかりの髪の毛は律義にも日々成長をしているようで、時期がくれば切り揃えなければ見苦しくなります。
人様から見て見苦しいだけではなく、自分自身でも鬱陶しくなってきます。

このところ、その鬱陶しい日々が続いていたのですが、年末の慌ただしさを理由に床屋に行きそびれていました。
年末の仕事も一段落したところで、先日、ようやく床屋に行ってきました。

私の行く床屋は大学を通り越して、香椎という町を通り越して、天神という福岡一の繁華街をも通り越したところにあります。
福岡市の東の端から西の地域の入り口あたりまで行くことになります。

私の住む辺りにも床屋はありますから、何故、そんなに遠いところまで出かけるのかと聞かれたときに、納得して頂ける答えを用意していません。
私の頭が特殊で、特にその床屋でなければ刈れないというものではありませんし、その床屋の技術が素晴らしいとうものでもありません。
老夫婦が二人で営んでいる、何の変哲もない床屋です。

そんな床屋に通い続けている理由は、面倒くさくないとうことかもしれません。
床屋の椅子に座ると、親父が「いつも通りでよございますか?」と聞いてくるので、「はい」と応えるだけで、後は、眠っていてもいつもどおりに仕上がる気楽さです。
まあ、こんな頭ですから・・・髪型を変えようがありません。
いつでも、「いつも通り」です。

もう一つ床屋を変えない理由のようなものを思い出しました。
それは待たされることがあまり無いということです。
老夫婦二人っきりで切り盛りしている床屋ですから、客が二人以上に居ると待つことになるのですが、これまでそんなことは一度しかありません。
今日も、店に入るとやはり先客は居なくて、店主は椅子に座って読書中でした。
奥さんは、私が行くと、カメラの入った鞄と帽子の置き場所になる椅子に座り何かを頬張っていました。
年寄り二人の長閑な時間を壊すかたちで、私が店に入っていったことになります。

JJ C7 16 011 福岡市中央区 X100 23 2#
福岡市中央区 Fuji FinePix X100 + 23mm F2 ASPH.

JJ C7 16 007 福岡市中央区 X100 23 2#
福岡市中央区 Fuji FinePix X100 + 23mm F2 ASPH.


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みかん猫67

クリスマスといっても、この歳になると、とりたてて騒ぐ事もなく、普段と変わりなく、平々凡々とした一日です。
朝起きてみたら、枕元にプレゼントが置かれていたなんてこともありませんしね・・・当然か。

もし、プレゼントが貰えるとしたら・・・
大阪人らしく、「只で貰えるもんやったら、何でも嬉しいワ」と言うところなんどえすが、ちょっと真面目に考えてみました。
出た答えは、〈平凡で変わらない生活〉を貰えると一番嬉しいか・・・と言うものでした。
なんやかやといろいろと気苦労がありますから、苦労や悩みといったもののない、平々凡々とした毎日が一番では思います。
しかし、そんなものを施すことができるのは神のみでしょうが、不信心な私ですから、神も見放しているでしょう。

もうちょっと現実的な線で考えてみました。
少し前までは、欲しい〈懐中時計〉がありましたが、それも、ボーナスを当て込んで自分で買いましたので・・・カメラかな。

いま、欲しいデジタルカメラはありません。
もう少ししたら欲しいデジタルカメラが何機種か出るようですが、今のところ、デジタルカメラは足りています。(いや・・・Pentax K-7なら貰っても良いかも。)

欲しいのは、フィルムカメラです。
ちょっと考えるところがありまして、フィルムを再び使ってみようかと思い悩んでいる次第です。
でも、デジタルカメラに切り替えるときに、奇麗さっぱりとフィルムカメラを処分してしまいましたので、もう一度フィルムを使うとしたら、先ずはカメラです。

もし、フィルムカメラを再び使うとしたら、三年ぶりのフィルムと云うことになります。
2007年の1月20日からLEICA M8を使い始めましたので、後少しで本格的にデジタルカメラを使って写真を作るようになって四年になります。
フィルムカメラの最後は・・・ネガやベタ焼きはすべて研究室においていますので確かなことは言えませんが、2007年の8月に島根県の松江にフィルムカメラを連れて行ってのが最後くらいだと思いますので、三年と四ヶ月くらいフィルムカメラを使っていないことになります。

デジタルカメラに飽きがきたということではありません。
これはこれで、実に楽しくやっています。
何なのですかね。
故郷が懐かしくなったのでしょうか。

いずれいしても、サンタクロースから、お気に入りのフィルムカメラが届いたら、やって見ましょうかね。

JC0316.002 福岡市東区3 K7+21_3.2#
福岡市東区 | PENTAX K-7 + DA 21mm F3.2

CF1224.005 北九州市戸畑区 D3 2428D#
北九州市戸畑区 | Nikon D3 + AF Nikkor 24mm F2.8D

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みかん猫67

今日でもって職場に出るのは年内最後でした。
研究室の片付けでもして・・・と考えて出て来たのですが、結局は、来年度の授業計画など、残っていた仕事を片付けているうちに夕方になってしまいました。

まあ、一年365日、同じように暮らしたい私のことですから、盆暮れといっても特に変わったことをするつもりもありませんので、当然の結果と言えます。
今年の汚れは今年のうちに・・・なんて気持ちもおきませんし、奇麗に片付いた研究室で新年の幕開けをしたいなんて考えもありません。
平たく言えば無精者ですから。

このところあまりシャッターを押していないので、今日は日のあるうちに職場を出て小一時間の道のりを写真を撮りながら歩いて帰ろうと、いつもより早目に大学を出ました。
鞄のなかにはいつものカメラが入っていたのですが、その他に大学に置いてあった Canon EOS Kiss Digitalも連れ出しました。

なんでまた・・・
それは、〈マウントアダプター〉を買ったからです。
EOSのボディにCONTAXのレンズが取り付けられるアダプターを買ったのです。
その使い心地を試してみようとした次第です。

Canon EOS Kiss Digitalに取り付けたのはDistagon 28mm F2.8です。
画角的にはほんの少し広目の標準レンズになります。
私が普段、好んで使っている広角レンズの画角には鳴りませんが、EOS Kiss DigitalがAPS-Cサイズですから仕方ありません。

EOS Digitalを手に、職場を出たのですが、なかなかシャッターを押したくなるような被写体に出会えません。
そんなときに今日の強風に揺れる風船が眼に止まりました。
それほど面白いと思わなかったのですが、まあ良いか・・・と試しに一枚シャッターを押しました。

その途端に、足は職場の方に引き返していました。
何故。
やはり視野がちょっと狭かったのです。風船を撮ろうとしたときに思い描いた画角よりも窮屈な世界がファイダーの中にありました。
頭の中では画角が狭くなっていることは理解しているのですが、気持ちは、Distagon 28mmの視野で見ていたのでしょう。

それと、シャッターの音。何故だか今日は妙に癇に障る音で、耳に響きました。
嫌々持ち歩いても気持ちよく写真は撮れないと思い、とりあえずEOS Digitalを置きに職場に戻るとしたのです。

研究室に戻り、カメラを置いて、再び・・・と思ったのですが、既に日は傾き始めていて、すぐに撮影が出来なくなるりそうですので、今日の撮影はあきらめて、パソコンの電源を入れました。
先ほど撮った、一枚の風船の写真をパソコン画面で確認しましたが、やはり興味のわかない写真でした。
写りに不満があるわけではありませんので、いずれまた再挑戦です。

今日はクリスマスイヴでした。
クリスマスプレゼントとして小さな手作りカメラが届きました。
私が写真を教えているデザイン学科の学生が自ら作ってくれた作品です。
カメラ型の小さな箱のなかに、本人曰く、絵巻物のようなものが入っている(ロールフィルムのイメージなのでしょうか)そうなのですが、開けると元のように復元するのが難しいと言われましたので、浦島太郎が竜宮城で貰った〈玉手箱〉状態です。

〈玉手箱〉を開けて、これ以上ジジイになると困るので、開けないでそのままパソコンの上に安置しておきました。

CG0225.006 久留米市 R5924#
福岡県久留米市 | RICOH GR DIGITAL

CB0203.081 大分市 M8 et28a#
大分県大分市 | LEICA M8 + ELMARIT-M 28mm F2 ASPH.


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みかん猫67

馬の骨が〈鶴〉

昨日の〈亀カメラ〉は、Y先生の言葉をお借りしたこともあって、ちょっと長くて、読んでくれている人たちも大変だったと思います。
私自身、他の人の書いたブログなどを拝見するとき、あまり文字が多いと、一緒たじろいでしまいますので、読んでもらえなかったのではないかと心配をしております。

本の場合だと活字が多くても、その心づもりで開きますから良いのでしょうが、WEB・・・特にブログなどの場合は、適度な長さに(短さ)に納めることがが、読み手の精神的負担を減らし、気持ちよく読んでもらえる秘訣なのかも知れません。

ところが、私は文章が下手ですから、だらだらと長いものになってしまいます。
文章を簡潔にしようと何度か心がけたこともあるのですが、どうもうまくいきません。
気がつけば、また、だらだら節に戻っています。

高校生のMさんが、私の一言で写真に対する意気込みが増し、次への意欲につながる褒めた甲斐があるというものです。
Y先生も『それにしても、ほめることってすごい威力があるものですね。』と書いていました。
確かに、褒めて育てるというのが流行のようでもあります。

その結果、打たれ弱い若者が増えているのも事実です。
褒めると天狗になる。
なにかに躓くと、すぐ、その場にしゃがみ込んでしまう。
そんな若者を多く見ていると、逞しくあって欲しいと、ついつい檄を飛ばしてしまいます。

褒められた喜びを推進力にして、前に前に進んでくれるのであれば、私も鬼ではありませんので、どんどん褒めます。
褒めて良い結果が得られるのなら、お互いに天国です。
Mさんが天狗にならないで、素直に力を伸ばしてくれる学生だと、Y先生の太鼓判もありますので、これからが楽しみです。

今日は〈天皇誕生日〉です。
テレビで天皇ご自信が、耳が遠くなたと話しておられるのを拝見しました。
天皇のようなお方でも年相応に、いろいろと変調がくるようです。
私のような馬の骨は、頭が禿げた、目が薄くなった、トイレが近くなった、老人班がでた・・・などといろいろあって当然なのだと、天皇のお話を聞いて妙に安堵しました。

天皇誕生日に、なにかおめでたい写真をと探してみたのですが、晴れがましいことと無縁の私にそんな写真は撮れないので、こんな写真でお茶を濁しておきます。
〈鶴〉です。
〈鶴〉はおめでたい鳥ですから、まあ、良いでしょう。

CP0823.121 広島県上蒲刈島 8.2sn28a
広島県上蒲苅島 | LEICA M8.2 + SUMMICRON-M 28mm F2 ASPH.

CF0530.026 北九州市戸畑区 C2414L#
福岡県北九州市戸畑区 | Canon EOS Kiss + EF 24mm F1.4L

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みかん猫67

こころ暖まる「冬至」

昨日の〈亀カメラ〉ちょっと、お寒い内容になったのですが、今日は〈冬至〉だそうです。
昼間の時間が一年で最も短い日。
つまり太陽が顔を出している時間が一番短い日ということになるのでしょうか。
どうりで、このごろ〈亀カメラ〉の内容も妙に寒いですね。
でも、明日からはどんどん日が長くなるので、〈亀カメラ〉も景気がよくなりますよ。きっと。

ちょっと小耳に挟んだのですが、冬至で、昼の時間が一番短いからといって、一年のうちで、日の出が一番遅くて、日の入りが一番早いということでも無いらしいのです。
初耳でした。
私は、年寄りで目覚めが早いので、昼間の時間云々よりも、日の出は早い方が有り難いですね。

〈冬至〉が過ぎて、〈大寒〉までの一ヶ月ほど、これからどんどん寒さが厳しくなります。
寒いのが嫌だ嫌だと言ってないで、鼻水垂らしてでもカメラを持って外に出なければいけませんね。
でも、ジジイが鼻水垂らしている図なんて、惨めったらしいですね。

明日から、昼間の時間が少しずつでも長くなりますので、今日は景気ずけにちょっと嬉しい話をします。

昨夜、高校写真部の顧問をされているY先生からメールが届きました。
長い間、高校生の写真のお世話と、審査などをさせて貰ってきましたが、その間に、部活動の浮き沈みも見てきました。
そこには顧問の先生の影響が必ずあります。
顧問の先生次第で、部活動が活発になたtり、停滞したりするようです。
公立の高校の場合、先生たちも転勤がありますし、私立の場合も定年退職で顧問の先生が変わると部活の様子もガラッと変わります。

Y先生は公立高校の先生です。
前任校はKN高校で、熱心な指導で、部活動も目覚ましい成果を挙げてきましたし、写真の道を選んだ学生も育てました。
そのY先生が転勤でY高校へ。
Y高校は、少し前、N先生が写真部の顧問をされていたときには、県大会、全国大会出場の常連校でしたがN先生の転勤後は鳴かず飛ばずの状態が続いていました。
そのY高校はY先生の赴任で、見事に息を吹き返したという次第です。

昨夜のY先生からのメールには、先日の福岡県大会で〈大賞〉と〈全国大会推薦〉の栄誉を受けたMさんの様子が詳しく書かれていました。

Mさんは「どうして私のが大賞なんでしょう...」とつぶやいたどうです。
Mさんの写真は結婚式場でのスナップで、実に見事なタイミングとフレーミングで撮られて写真です。
審査を担当した三人の審査員全員が〈大賞〉に異論がない出来映えでした。
撮影はデジタルカメラで、それを黒白出力したものでした。
展覧会場では、Mさんの作品の横には、同じく大賞の銀塩黒白写真が飾られていました。
美しい銀塩プリントの横に置かれるときついなあ、とY先生も、Mさんも思っていたようです。

そんなころを知らない私は、講評の場でMさんの作品を褒めたものですから、Y先生の言葉を借りると『Mさんはまさに「固まっている」という状態』だったようです。

もう少しY先生の言葉を借ります。
『私が何を言っても上の空で、「一生分のいいことが全部きたみたい...。泣きそうです」などと、盆と正月がいっぺんにきたどころではないようなことをうわごとのように言っていました。
解散後、生徒達は大牟田の会場~駅周辺で撮影していたのですが、ふと見るとMさんはカメラをバッグから出すでもなく私のそばで呆然と立ち尽くしているのです。
いつも時間を忘れて楽しそうに撮影しているので、これは異常事態です。
私が小倉で先に特急を降りる時に、「行橋でちゃんと降りるんよ」と声をかけると、「だめかも知れません」と言うではありませんか。
これは確かに冗談で言ってるんじゃないだろうと思われる顔で。』

いや〜。嬉しいですね。
私の一言をこんなに真正面から受け止めてくれた人が居たなんて。
このような話を伝えてくれたY先生に感謝・感謝です。
Y先生、Mさん。こんな人たちと一緒に写真を撮りながら歩ければ楽しいでしょうね。
心温まる話を聞かせて貰ったおかげで、寒い冬を乗り切れそうです。

JC1107.002 福岡市東区 GH2 g14#
福岡市東区 | Panasonic GH2 + LUMIX G 14mm F2.5 ASPH.

CG0310.007 福岡市東区 R5924#
福岡市東区 | RICOH GR Digital


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みかん猫67

教師をしていて一番嬉しい事は、私の知識や技術を、素直に吸収してくれる学生と出会えることだと思います。
私の所属するところでは、パソコンや情報、CG、映像を専門とするコースですから、写真は関連学科目のようなものです。
写真を専門にする学生は極少数です。
そんな環境のなかで、私の持っているものを素直に吸収してくれる学生と出会うのは砂浜でダイヤモンドを見つけるように、至難の業と言えるかも知れません。

写真を専門に学ぼうとする学生が集まるゼミナールの授業ではなくて、一般の写真の授業ではフィルムや印画紙を配ります。
授業の実習で使うフィルムや印画紙だけではありません。
明日からの連休に備えて数人の学生がカメラを貸してください。
フィルムをくださいと言ってきました。

これって何か変・・・と重いながらも、「はい・はい」と貸し与えます。
といかく写真を撮ってくれれば、それで良しと言ったところです。
幸か不幸か、たくさん撮ったり、プリントしたりする学生は少ないので、フィルムを配るといっても驚くような数にはなりません。

こういった状況ですから、学生たちは、支給されたものだけで済まそうとします。
自分でフィルムや印画紙を買ってでも写真をやろう、納得ができるまで課題をやろうという学生が何人いることやら・・・

そんなことをストレスに感じながら、授業をやっています。
それでも、学生たちは「写真はお金がかかる・・・」とか言って敬遠します。
「臭い」「暗い」「面倒」それに「お金がかかる」
学生から見た写真、特に銀塩写真の四悪とでも言いましょうか。
悪の枢軸、悪の権化です。

自分の大切な〔お金〕と〔時間〕とを注ぎ込んでも惜しくない、〔写真〕をそんな魅力あるものと感じてくれる学生と、残り少ない教員生活の中で、一人でも多く出会いたいと思っているのですが・・・
これからはなかなか難しい望みなのかも知れませんが、零にならないことを信じています。

CG1014.058 東京都墨田区 GRD#
東京都墨田区 | RICOH GR Digital

CG1013.010 神奈川県川崎市 R5924#
神奈川県川崎市 | RICOH GR Digital


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みかん猫67

土曜日に引き続き、今日も朝九時から卒業制作の審査会でした。
私のゼミは土曜日に終わっていますので、今日はちょっと気楽と言えば気楽です。
土曜日と今日、発表作品の多くは映像作品です。
私は写真を専門に教えていますので、写真のことは分かるのですが、映像となると、どうも勝手が違います。

それでも、お役目ですから作品に点数を点けなければなりません。
これがまた、なかなか骨の折れる仕事で、今日の一日が終わった後はぐたりでした。
発表時間は、質疑応答も含めて一人20分ですが、映像作品の中には30分を超えるものもあり、それらの作品はDVDが配られ、それを事前に見ておかなけけばならないので、これもなかなか大変でした。

映像の専門の先生方は、各種ソフトの使いこなしがどうのこうのとコメントするのですが、私はソフトの使いこなしなんて分からないことを良いことに、作品本意で採点をしました。
ところが、これがまた大変。
はっきりいって、ほとんどのものが作品になっていないのです。

幼児にクレヨンをと白い紙を持たせて落書きさせるのと同じで、各種映像ソフトを使っての「お絵描き」にしか過ぎないのです。
ソフトの使いこなしなんて、あいうえおの練習みたいなもので、それを作品と勘違いしている人たちが多くて困ってしまいます。

見る人の心の中に入り込んでくるものが、そこにはないのです。
もの作りの本質が置き忘れられたものばかりで、いい加減退屈しました。
そのうえ、カメラ操作や、シナリオなどの基本がめちゃくちゃ。
「小手先」よりも「こころ」が大事だということを、私は写真を通じて、映像を志す学生たちにも伝えてきたつもりですが、なんの効果もなかったのかと、打ちのめされたような気持ちです。

ちょっと言い過ぎですかね。
でも、やはりつまらない。
映像ソフトを流暢に使いこなしているようだけど、こころが揺れない作品よりも、未熟でも作り手の心が込められた作品をもっともっと見たかった・・・これ、正直な気持ちです。

暗くした部屋の中で、スクリーンに映し出される映像は、バスや電車の車内から眺める景色と似ているような気がします。
スクリーンの映像よりも暗いところに身を置いて明るいスクリーンを眺めると、こちら側のこころが〈空〉になるのでしょう。
スクリーン上から発せられるメッセージに素直になれるようです。
その、動きやすくなったこころに刺激や安らぎを与えてくれる作品・・・この二日にわたる発表作品のなかにも数本ありました。
そういった作品を救いに、来年はもっと・・・と願うきもちでいっぱいです。

今日の写真は、下手な映像作品よりも、ただ流れる車窓の景色のほうが、よほど良いや・・・なんてことではありませんよ。
ただ、私はこんな写真をよく撮るということです。

JC1102.025 北九州市八幡西区折尾 EP1mzd17
北九州市八幡西区 | Olympua E-P1 + M Zuiko Digital 17mm F2.8

JC1029.043 福岡市東区 EP1mzd14-42#
福岡市東区 | Olympua E-P1 + M Zuiko Digital 17mm F2.8


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みかん猫67

夢のなかで撮影

夜、夢を良く見ます。
熟睡できていないのかも知れません。
でも、寝付きはすこぶる良いので、寝たと同時に、ど〜んと深い眠りに落ちて、あとは徐々に眠りが浅くなっている・・・と、勝手な考えをしています。
まあ、生活に支障がでている訳ではありませんので、良いでしょう。

昨日は、「卒業制作・研究」の発表会で、一日中、学生の写真やアニメーション、映画などを見て採点をしていましたので、思いのほか疲れていたようです。
いつも通り、床に入ったかと思うの眠りに落ちて、朝までぐっすりと眠ることが出来ました。
それでも、やはり夢をみました。

昨夜の夢は、私が写真を撮っているものでした。
夢の中で、私が手にしていたカメラはフィルムカメラのM型ライカ。
巻き上げレバーを格好よく動かしていましたので間違いないでしょう。

夢の中ではなくて、現実は、毎年、12月は撮影量が大きく減ります。
寒さに負けているのかも知れません。または、卒業生制作の指導で、学生に手がかかって自分の写真どころではねいのかも知れません。
おそらく、ええ加減で、無精な私のことですから、寒いからでしょう。

写真を撮っていない・・・
写真を撮らなければと思う気持ちが、夢の中でカメラを握らせたのでしょう。
では、なぜフィルムカメラ?
私のこころの中にはフィルムを懐かしむ気持ちは微塵もありません。

ただ、迷いはあります。
学生諸君には、もっとフィルムカメラを使って、たくさん失敗して欲しいと願っている自分が、デジタルで良いのか。
学生への啓発の意味も込めて、私自身が率先してフィルムと印画紙で写真を作るべきではないのか。
若い学生たちから見れば「自分はデジタルのくせに、なんで自分たちにはフィルムを強要するのか。」と、不満に思えるのではないだろうか。

難しいくて面倒な銀塩写真のことですから、失敗も多いけれど、その失敗の一つ一つから大切なことを学ぶと思います。
人間は馬鹿ですから、痛い目をみないとなかなか目が覚めませんし、力もつきません。
だから、フィルムカメラを使って写真をやりましょう・・・なんて、いくら言っても、デジタルで写真をやっている私では説得力がないような気がしています。

でも、40年も難しいくて面倒な銀塩写真を続けて、いっぱい苦い経験もしてきたのですから、もう、いい加減、楽させてもらっても良い頃だと、大目に見てもらえると助かります。


PF0731.587.003 Haleiwa Oahu Hawaii
Haleiwa Oahu Hawaii | Mamiya 7 + N43mm F4.5L | Kodak T-max 400 | D-76 1:1 20℃ 12'30"

1997.01.30.061.06
Kailua Oahu Hawaii | Mamiya-7 + N43mm F4.5 | Kodak Tri-X pan PRO. | D-76 1:1 20℃ 10'30"


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みかん猫67

今日は「卒業制作・研究」の発表会でした。
「卒業制作・研究」を担当している教員と、参観の聴衆の前で、学生たちが自分の作品を公開しました。
朝の9時開始で、途中、何度かの小休止を挟んで、延々と17時前まで。
疲れましたが、これで、半分です。
残りは、月曜日に、やはり9時から発表を聞きます。

研究室ごとに発表をしていきますが、私のところは初っ端でした。
写真映像学科のなかで、私の所属しているコースは「映像メディアコース」と言い、映像・CG・アニメーションなど、主にパソコンを利用した作品作りを指導しています。

そんななかで、私のところは写真作品を扱っています。
写真も、デジタルになりパソコンを使用しますが、それだけではなく、旧来の銀塩写真も指導しています。
今年の四年生は7名。
その内訳は、デジタルカメラで撮って、プリンター出力4名。
フィルムカメラとデジタルカメラを併用して撮影し、プリンター出力2名。
フィルムで撮って、印画紙に焼き付ける「銀塩写真」が1名でした。

銀塩黒白写真を伝統にしてきた研究室ですが、時代の流れには逆らえず、伝統の写真も風前の灯火です。
私自身も、デジタルカメラで撮って、プリンター出力でプリントを制作しているのですから、銀塩写真の衰退を嘆くのは矛盾しているのですが、やはり寂しい気持ちはあります。

その、寂しく思う理由は、銀塩写真の衰退を惜しんでいるというよりは、若い学生諸君がデジタルに流れる訳にあります。
銀塩写真は難しくて、面倒で、経済負担も大きいのに対し、デジタル写真は簡単、安易、経済的にも安価・・・そんな理由が横行していることが気に入らないのです。

銀塩黒白写真の場合、20枚の提出プリントを作るのに頑張り通しても一週間くらいかかりました。
奇麗に仕上がったと思って安心しても、翌日、乾いたプリントを見ると愕然とすることなんて日常茶飯事です。
〈ドライダウン〉というやつです。
水に濡れている時と比べて、乾燥したプリントは濃度が沈む傾向にあります。
その、沈む度合いを見越して、プリントを仕上げておく必要があるのですが、これがまた経験を必要とする厄介なことなのです。

私のように経験を積んだ人間でも、真剣に仕上げていくと、一日5カット程度しか仕上げられません。
未熟な学生ですと、やはり、うまく事が運んだとしても一週間は最低かかります。

それが、プリンターだと、20枚くらいは一日で仕上がります。
安全を見越しても二日あれば御の字です。
今年の四年生たちをみていても、実にササ〜ッを仕上げてきます。
「ちょっと待っててくださいね」とインスタントラーメンの仕上がりを待つ間に、写真も出来上がります。
この味を占めたら、苦労を背負い込む銀塩写真なんて、馬鹿らしくてやってられませんよね。

デジタルを否定している訳ではありません。
ただ、最初からこれじゃあね・・・という気持ちです。
やはり、基礎をしっかりと身につけるためには、苦労は買ってでもやらなければいけないと思うのは、時代遅れのジジイの戯言なのでしょうか。

「そういうあんたは?」
いえいえ、私は、基礎を40年もやってきましたので、もう、これ以上は必要ありません。
これからはデジタル一直線ですよ。

Pokai Bay PF0718/539.009 43#
Pokai Bay Oahu HAWAII | Mamiya 7 + N43mm F4.5L | Kodak TRI-X D-76 1:1 20℃ 10'00"


Pawaa PF0718/539.010 43#
Pawaa Oahu HAWAII | Mamiya 7 + N43mm F4.5L | Kodak TRI-X D-76 1:1 20℃ 10'00"


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みかん猫67

人生時計

人生の長さは、よくロウソクに例えられます。
大阪に戻ると父親のお骨が眠るお寺に足を運ぶのですが、そこで、多くのロウソクの灯を見ると、なるほどと納得するものがあります。
いま灯されたばかりのロウソクもあれば、あと少しで燃え尽きてしまいそうなロウソクもあります。
人それぞれ、自分のロウソクがあるのでしょうが、その灯りは本人には見えないのです。
私のロウソクはあと、どれくらい残っているのか、気になりますが、これこそ、神のみぞ知るの世界です。
いずれんしても、63年も燃やし続けているのですから、そろそろ・・・ではないかと思う反面、まだ、もう少し大丈夫だろうと思っている部分もあります。

時計の針も、ロウソクと同じように考えることができます。
12に始まり、12に戻る。この一周を人生と見たとき、63歳・・・時計の針でいくと、10の数字を過ぎたくらいでしょうか。
トイレの便器に座りながら、そんなことを考えていたら・・・
なんで、トイレでそんなことを考えたかというと、目の前に時計が置いてあるからです。

普通、時計は立てて置かれたり、壁に貼付けられたりするものですが、我が家のトイレの時計は、花時計のように、床の上に寝かせて置いてあります。
時計の文字盤は床に水平ですので、針は24時間、負荷なく回ることになります。
それが、立てていると、6の数字のところを過ぎる針は坂を登らなければなりませんので、負荷がかかります。
電池切れ前の時計の秒針が8くらいのところでカックンカックンと足踏みをしているのを見かけることがありますが、あれは、エネルギーが足りなくて負荷に負けているのです。

私が親父の歳まで生きたとすると、38歳くらいが6の数字のあたりになりますので、40歳前後から坂道を登り続けていることになります。
だとすると、9を過ぎて、10あたりは、ええ加減疲れが溜まってきたところでしょうか。
一息入れないと12まで辿り着く前にゼンマイが切れてしまうかもしれません。

♪もういくつ寝るとお正月♪
正月がくれば、また、針が一つ12に向かって動きます。
そろそろ、私の人生時計も、我が家のトイレの時計のように寝かせて・・・つまり、のんびりと過ごすようにしたいものです。

トイレで時計を見ながら、そないなこと考えとったら、出るもんも出えへんようになってしまうんちゃうか?
いえいえ、「出るな、我慢せえ」と言うても、こればっかりは鳩時計のように、時間がきたら「ポッポ・ポッポ」と出てきよりますワ。

CB0416.006 福岡市博多区 M8 et28a#
福岡市博多区 LEICA M8 + ELMARIT-M 28mm F2.8 ASPH.

CP0621.062 大分県別府市 M8.2sn28a#
大分県別府市 LEICA M8.2 + ELMARIT-M 28mm F2.8 ASPH.


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みかん猫67

福岡に初雪が降りました。
冷え込む山間部ではなくて、福岡の町・・・この私の頭の上に雪が落ちてきました。
朝、新聞を取りに、外に出ると、頭の上に冷たいものが落ちてきました。
私の頭は髪の毛も少なく、皮膚が露出していますから、雨の感知器のようなものです。
ポツリときただけで、「あっ、雨だ」となります。
それが、今朝は「雪か・・・」でした。

また一歩、嫌な冬が深まりました。
〈亀カメラ〉を読み返してみると、2008年は12月6日に雪の話と写真が出てきます。
2009年は12月17日に福岡市市内に初雪が降ったということが書かれていましたので、今年の初雪は昨年より一日早く降ったことになります。
それにしても、2008年はずいぶんと早く雪が降ったのですね。
2008年12月のことを思い出してみても、嫌な冬が早く来たように、個人的にもあまり良い記憶はありません。
やはり、冬はこころも冷たくなり、嫌です。

こころが冷たくなったしまうからか、指先がかじかんでシャッターを押す気にならないのか、12月は撮る写真の数も少なくなります。
そうそう、12月は卒業制作の締め切りの月ですから、そちらの方に手がかかって、自分の写真どころではないのかも知れません。

なんて、格好よい理由を考えついたのですが、正直なところは、私は寒がりですから、こたつで丸くなっているだけのことです。
つまり、写真が撮れないのは無精の結果です。

我が家のは「こたつ」はありません。
自分の無精さは自分が一番良く分かっていますので、「こたつ」なんかに足を入れようものなら、持ち前の無精さを発揮して駄目ですから、我が家に「こたつ」は厳禁なのです。
「こたつ」がないものだから、猫たちは日当りの良いところで瞑想に耽っています。
私は・・・学生相手にカッカしていますので、「こたつ」は必要ないみたいです。

CB1206.001 福岡市東区 M8 et28a#
福岡市東区 LEICA M8 + ELMARIT-M 28mm F2.8 ASPH.

CG1220.006 福岡市東区 M8 st50#
福岡市東区 LEICA M8 + SUMMARIT-M 50mm F2.5

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みかん猫67

Panasonic GH2のRAW現像

普段着カメラとして〈Panasonic GH2〉を手に入れたのは良かったのですが、同梱のRAWデータ現像ソフトが〈SILKYPIX〉なのには閉口していました。
デジタルカメラの撮影はRAWとJPEGの同時記録でしており、写真を仕上げるときにはRAWデータを調整して仕上げています。

RAWデータの現像は、同梱されている専用のソフトを使うのが一番良いのかも知れませんが、何社かのデジタルカメラを使っていると、メーカーの違うデジタルカメラを使うたびに、現像ソフトを変えるのもなかなか大変です。
そこで、私は汎用の〈Photoshop〉のRAW現像ソフトを使って現像を続けてきたものですから、すっかり〈Photoshop〉に慣れてしまっているのです。
何事でも、使い勝手が違うということは、ストレスになります。

PanasonicのRAWデータの現像ソフトは〈SILKYPIX〉です。
〈SILKYPIX〉は評判の良い現像ソフトですが、〈Photoshop〉に慣れてしまっている私には、とても使いにくいのです。

ところが、ここで一つ問題があります。
新製品のデジタルカメラの場合、PhotoshopのRAWデータの現像ソフトで対応できるようになるまでに、少し時間的遅れがあることです。
〈Panasonic GH2〉は、発売直後に手に入れましたので、RAWデータの現像がPhotoshopでは出来なかったのです。
しかたなく、〈SILKYPIX〉でRAWデータの現像をしてきましたが、どうもしっくりこなくて、一日千秋の思いでPhotoshopの現像ソフトが使えるようになる日を待っていたのです。

それが、ようやくPhotoshop で 現像可能になりました。
これで、ますます〈Panasonic GH2〉の出番が増えるような予感がします。
普段着カメラとして〈Panasonic GH2〉はなかなか上出来のカメラです。
ただ、小さいだけではないようです。なかなか写りも上出来です。

今日の写真は〈Panasonic GH2〉を手に入れて間がない頃に、北九州の戸畑で撮ったものです。
ご存知のように北九州は製鉄の町です。
錆び止めの色が似合う町ということで、こんな写真を選んでみました。
RAWデータを苦労して〈SILKYPIX〉で現像、調整しております。
これからは、使い慣れた〈Photoshop〉で現像・調整が出来るので、先ずは一安心です。

JC1102.009 北九州市戸畑区 GH2 g14a#
福岡県北九州市戸畑区 Panasonic GH2 + LUMIX G 14mm F2.5 ASPH.

JC1102.034 北九州市戸畑区 GH2 g14|2.5a#
福岡県北九州市戸畑区 Panasonic GH2 + LUMIX G 14mm F2.5 ASPH.

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みかん猫67

昨日、月曜日はゼミナールの授業日でした。
日曜日に大牟田で買ってきた〈草木饅頭〉を手みやげに授業をしました。
私は饅頭好きですから、あちらこちらの旨い饅頭を探して食べるのですが、今の若者たちに「饅頭」はどうなのでしょうか。
饅頭よりも、バターやチーズたっぷりの洋菓子の方が受けると想像するのですが。

〈草木饅頭〉で有名な店は二店あります。
一方は「黒田屋」、もう一方は「江口栄商店」。
一方は「総本家」、もう一方は「元祖」。
さて、総本家と元祖・・・どちらは格上なのでしょうか。

「総本家」の方は「屋」で、「本家」は「商店」。
「商店」の方が庶民的に感じますから、格下なのでしょうか。
まあ、格の上下はどちらでも良いか。

問題は、どちらが美味しいかですよね。
「総本家」の方は、積極的に事業展開をすすめ、饅頭製造も機械化がすすんでいるようです。商売上手といったところでしょうか。
一方、「元祖」の方はこつこつと手作りに拘っているように思えます。
饅頭の包装も、「総本家」の方は、個別包装で今風ですが、「本家」の方は5個単位でラップに無造作に包んでいます。田舎の饅頭らしく素朴ですね。

ここまで書くと、私がどちらを贔屓にしているか分かると思いますが、私は「本家、江口栄商店」派です。
美味しい、不味いは人それぞれですから一概にはこちらが良いとは言えませんが、「元祖」の方が私の口に合うのは確かです。

「美味しい、不味いは人それぞれ」と同じように、写真も良い、悪いは人それぞれかも知れません。
他人の口に合うもの、人の心に添うものを作ろうとあまり意識せずに、自分が良しと思うものを作り続けることが、作り手としては大事です。
そうしているうちに、一人二人と賛同者が増えてくるのではないでしょうか。

江口栄商店で草木饅頭を買うときに、店のお姉さんに「どちらが美味しいですか」と、馬鹿を承知で質問してみました。
「どちらも美味しいですが、私は、うちの方が好きです」と、当たり障りの無い答えが返ってきました。
質問を変えて「どちらが古いのですか」と聞いてみると、「お隣の方が数日早く商いをはじめています」とのこと。
本来、「元祖」の方が最初と思っていましたが、〈草木饅頭〉は「総本家」が先のようです。

ゼミの授業で草木饅頭を出して、「黒田屋」と「江口栄商店」の話しを学生たちにしました。
そのときに、唐津の名物「松露饅頭」の「大原」と「宮田」の例を持ち出したところ、学生全員が「松露饅頭」を知りませんでした。
次は、「松露饅頭」を持ってこなければ・・・

ということで、今日の写真は10月の終わりに糸島から唐津の方にUくんとGさん、それに私の三人で出かけたときに撮った写真から選びました。
「松露饅頭」ではありませんが、写真のお土産です。
「松露饅頭」ほど旨く(上手く)ないけど。


JC1023.069 福岡県糸島市二丈町 EP1mzd17#
福岡県糸島市二丈町 Olympus E-P1 + M Suiko Digital 17mm F2.8

JC1023.091 佐賀県唐津市 EP1mzd17#
福岡県糸島市二丈町 Olympus E-P1 + M Suiko Digital 17mm F2.8

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みかん猫67

学生の写真から

最近の写真学生は、一時代前の写真学生のようにたくさん写真を撮らなくなったと言えますが、それでも、日々、若い学生たちの写真をみせてもらう機会に恵まれています。
写真は出たとこ勝負的な一面もありますから、経験が浅い学生たちにも、素晴らしい写真を得ることは可能です。

学生の写真を拝見して・・・「良いな」と思うことも当然あります。
なもない人の写真でも、良いものは良いのですから。
「良い」とは、写真を論理的に解釈して良い写真と決めているのではありません。
平たく言えば「好き」な写真です。

学生の写真を見て、過去に撮った自分の写真を思い出すこともあります。
Hくんの卒業制作の写真のなかに、無住の家に置き去りにされた水槽の中で生き残っている金魚を撮ったものがありました。
それと、何気ない鳥かごの写真ですが、これも私のこころに響きました。
これらの写真は、彼の感受性の確かさを物語っています。
光を読む目もあります。構図を整える力もあります。

このNくん二枚の写真に近いものを私も過去に撮っていました。

CB0811.023 東京都品川区東中延 M8 SX35a#
東京都品川区東中延 Leica M8 +SUMMILUX-M 35mm F1.4 ASPHERICAL

CP0820.005 福岡市東区 gr28#
福岡市東区和白 LEICA M8.2 + G Rokkor 28mm F3.5


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みかん猫67

Nくんの路地

先日、審査をした高校生の写真の展覧会の最終日でした。
最終日に合わせて、入選・入賞者の表彰式が行われましたので、再び大牟田まで出かけてきました。
表彰式への出席は義務ではありませんが、毎年、受賞者の喜ぶ姿を眺めに出かけています。
それと、入賞しなかった作品の中に、見落としている作品がないのかどうかを確かめるためでもあります。
審査を終えて、いつも思うのは、「これで良かったのか・・・」ということです。
今年も何点か、もう少し上位入賞でも良かったかなと思う作品がありましたが、審査のルールのようなものがあって、それに遵じての結果ですから、後悔するようなことはなく、ホッと胸を撫で下ろしました。

今日も、大牟田で写真を撮ろうとして出て来たのですが、雨が降ってもおかしくないくらいの曇天で、写真は撮れませんでした。
審査と表彰式の二回、大牟田に来ましたが、二日とも天候に恵まれず、どうやら大牟田の空に嫌われてしまったようです。
写真は空模様を見方につけないとなかなか上手くいきません。

どんよりと、コントラストのない光りでしたが、本日、大牟田に来ましたという証に、一回だけシャッターを押しました。
もちろん、ここでご披露できるような写真ではありません。

今日はJRで大牟田までやってきましたので、帰りは西鉄電車にしました。
電車の乗り込む前に、大牟田名物の〈草木饅頭〉を自宅と、学生たちのためにも買いました。
JR大牟田駅と西鉄大牟田駅は隣り合わせで、どちらに乗るにしても便利です。
JR駅前で買った〈草木饅頭〉の袋をぶら下げて、西鉄電車の駅に行ってみると、ちょうど福岡行きの特急電車の発車時刻でした。
待ち時間なしで、乗り物に乗ると、なんだか幸運を得たような気分になります。
細やかな幸せです。

昨日の〈亀カメラ〉で、学生のことに触れました。
『頑張る学生も居れば、頑張ってくれない学生も居る』というやつです。
頑張ってくれている学生はNくん。
鹿児島出身の無骨者です。
私との距離もなかなか縮まらず、相変わらず、緊張しながら一所懸命に暗室に入って写真を作っています。

卒業制作のテーマは「路地」です。
Mamiya RZを携えて、あちこち路地を求めて歩き回って撮影し、20枚の黒白銀塩写真を仕上げてくれました。
まだまだ注文をつけたい点はありますが、上出来です。
これ以上、ガミガミ言うと本当に胃袋に穴があいてしまうかも知れません。

そこで、今日の私の写真も「路地」にしてみました。
もちろん、Nくんの「路地」とは作風が違います。
Nくんのは生真面目、私のはいい加減。
出身地が鹿児島と大阪ですから当然ですね。

JC1009.059 鹿児島市名山町 NEX5e16#
鹿児島市名山町 Soniy NEX 5 + E 16mm F2.8


CF0303.014 大阪市福島区 M8 et28a#
大阪市福島区 Leica M8 + ELMARIT-M 28mm F2.8 ASPH.


最初の写真はNくんの古里、鹿児島の名山町の路地です。
そして、二枚目が私の古里、大阪の福島区の路地です。


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みかん猫67

先日、ゼミの学生たちと〔クラブハウス〕という、学生食堂に出かけました。
〔スペシャルランチ〕という定食の他に、並んだおかずの中から自分で選ぶこともできます。

その、食堂でちょっと嬉しくなるような光景を目にしました。
その学生は、皿に盛られたごはんの上に、好きなだけ取れる漬物を山にように乗せています。
随分と漬物の好きな学生だな...と眺めていて気づいたことですが、彼のトレイには小さな皿にコロッケが一つだけ乗っていました。
彼はコロッケとライス、それに無料で食べ放題の漬物で昼ごはんです。
その理由は分かりませんが、食費を切り詰めて、勉強の材料を買うのだろうと勝手な想像を膨らませました。
本当のところは、車のローンに追われているのかもしれませんが。

私が学生時代には、コーラやビールのビンをお店に持っていくと、お金を返してくれる制度がありました。
デポジットと言いましたでしょうか。
美術学科の学生で、コーラのビンを集めてまわり、返金してもらったお金で油絵具を買って、絵を描いていた仲間がいました。

何も無かったけど、こころの中に何かを持っていた、そんな時代がそれほど遠くない過去にはありました。

昨日は、卒業制作の審査会に参加するための第一関門である、「制作ノート」の提出日でした。
これに提出しないと、卒業制作の審査を受けられないのですから卒業が出来ません。
学生にとっては大変なことですから真剣です。
私のゼミナールの中でも、Nくんなどは頑張りすぎて胃痛を患うほどです。
Nくんは今年の四年生のなかで、丸研伝統の銀塩黒白写真を只一人頑張って継承してくれている学生です。
今時は、面倒な銀塩写真を敬遠してデジタル写真に走る学生が多いなか、敢えて大変なことに挑戦し、胃痛と戦いながら制作に励むNくんの頑張り精神は褒めるに値するものがあります。

一方で、提出締め切り時間になっても、姿を見せない学生も居ました。
愚直に頑張ってくれる学生も居れば、頑張らない学生も居ます。
物あまりの現代、嫌なこと、面倒なことから逃げ回る、こんな頑張らない学生が増えているように思います。
何も無かった時代のハングリー精神なるものは、穴蔵の奥深く放り込まれて、カビ臭くなってしまったのでしょうか。

人間は少し足りないくらいがいちばんなのかも知れません。
いえいえ、頭の中ではないですよ。

JC0131.051 東京都新宿区北新宿公園 sn35#
東京都新宿区 Leica M9 + SUMMICRON-M 35mm F2

JC0311.011 福岡県飯塚市 B28zm#
大分県別府市 Leica M9 + Biogon 28mm F2.8 ZM

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みかん猫67

何も無かったけれど

昨日は私たちの世代の学生の貧しい話をしました。
私が一時期暮らしていた丘の上の学生下宿は、四畳半一間の間借りで家賃は4500円でした。
その当時の学生下宿は一畳、千円が相場だったと思います。
トイレと洗面所は共同。風呂はなくて香椎の町の銭湯まで坂道を下って行きました。
冬の寒い日には『♪小さな石けんカタカタ鳴った』と、まるで『神田川』の世界です。
私たちの下宿は野郎ばかりでしたから、『神田川』のような色気はなかったな。
同じ屋根の下に男ばかり8人くらいが暮らしていた。

携帯電話なんてものが無かった時代。大家の若奥さんはヒステリー気味で、女性から下宿に電話があっても取り次いでくれません。
そのうえ、写真学科の学生は印画紙やフィルムの水洗で水を使い過ぎると、いつも文句を言われ、結局は追い出されてしまいました。

銀行振込という制度があったのかなかったのか、少なくとも、一般の生活の中で、お金を送るときには〈現金書留〉で届きます。
専用の封筒の中にお札が直接入って、送られてくるのです。
毎月の仕送り前になると、下宿のみんながお金がなくなり食べるのにも困りました。
そんなときの私の得意メニューは「蒲焼き丼」。
うなぎじゃないですよ。

安売りのときに買いだめしておいた「さんまの蒲焼き」の缶詰を開けて、熱いごはんの上に乗せるだけ。たれも一緒にかけると、これがなかなかいけるのです。
隣室のMくんと一緒にご飯を炊いて、「蒲焼き丼」を頬張ったものです。

ローンなんてものはありませんでしたので、お金に困ったときには質屋を頼りました。
「質草」と言われる物を担保にお金を借りる質屋は、期限までに返済できなければ、「流れる」と言って質草の所有権が質屋の方に移ります。
今のローンのような返済地獄なんてものはありません。

写真学生の質草として一般的なのがカメラですが、私の質草は主に時計でした。
セイコーの自動巻の時計は、何度、質屋の倉で眠ったことでしょう。
カメラを質にいれてしまうと、課題の撮影ができなくなりますし、お金が必要といっても、当面の生活費くらいですから、それほど高額な質草は必要なかったのです。

ただ、いまのように、新しくカメラを買うときに〈下取り〉ということが一般的に行われていなかったものですから、Canon FTというカメラを二台、質屋で買い取ってもらって、新しいカメラに変えたことはあります。

今の時代からみれば、何も無かった時代だけれど、それはそれで鮮明な記憶として蘇ってきます。
いろいろあり過ぎると、記憶の焦点もボケてしまうのではないでしょうか。


CG1103.008 福岡県田川市 R5924#
福岡県田川市 RICOH GR Digital

CP0621.032 大分 M8.2sn28a#
大分県別府市 Leica M8.2 SUMMICRON-M 28mm F2 ASPH.


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みかん猫67

体に染み込んだ臭い

昨日の老人臭ではないのですが、臭いと言えば、写真の場合〈暗室〉です。
あの薬品の臭いです。
主に酢酸の臭いでしょう。
しかし、臭い臭いも写真に没頭するうちに、慣れてしまうものです。
決して、良い臭いではのでしょうが、気にならなくなります。
こうなったら、もう、立派な写真人です。

フランスの写真家、ラルティーグは次のような言葉を残しています。

写真は魔法のようなもの。いろんな不思議の匂いのするもの。 ちょっと変で恐い匂いだけれども、でもすぐに好きになる匂い。
写真機の匂い、乾板の匂い、現像液の匂い、写真が捉えた映像の匂い ・ ・ ・ ・ ・
私が捉えようとするものは《幸福の匂い》なのだ。

あの、暗室独特の匂いを臭いと言うのではなく「幸福の匂い」と、言い切るラルティーグは根っからの写真人です。

私が学生だった頃、今から40年少々昔の話になりますが、その当時の学生たちの多くは貧しかった。
学生だけではなくて、日本国中がそんな状況だったと思います。
お金もなかったし、当然、物も無かった。
私が高校生のときに、日本の国力を集中した東京オリンピックも無事に終わり、日本は戦後の混乱から脱却したと言われ初めてはいましたが、まだまだ、国民の大半は貧しさの影を引き摺っていたように思います。

私も、親からの仕送りでかつかつの生活をしていました。
少しでも安い下宿を探して、何カ所かの下宿住まいをしました。
そんな中の一つ。
丘の上の学生下宿。
四畳半の間借り。家賃は4500円。
トイレは共同。風呂は銭湯。
同じ屋根の下に8人くらいが暮らしていた。
大家の若奥さんはヒステリー。

机はなくミカン箱(木製)を逆さまにして、ちゃぶ台にしていました。
電化製品と言えば、蛍光灯スタンド、ラジオ、それに電気ポットそれくらいです。
テレビは医者の息子が唯一持っていただけです。

それでも、写真学科の学生のほとんどは押し入れを利用して、自分の部屋に暗室を持っていました。
夜になるのを待って、窓に黒いカーテンを張り巡らします。
そんな、中で朝まで引き伸ばしをしたものです。
何も無かったけど、さしたる不満もなありませんでした。

部屋の中で引伸しをするのですから、当然、部屋は臭くなります。
大学に行けば暗室の臭い、部屋に戻れば・・・やはり薬品の臭い。
若い頃に体に染み込んだ写真の臭いが、今頃、蘇って〈老人臭〉となっているのでしょうか。
だとすると、〈老人臭〉は〈幸福の匂い〉ということに・・・ならないか。

CB1130.020 福岡市中央区 M8 et28#a
福岡市中央区 Leica M8 ELMARIT-M 28mm F2.8 ASPH.

CB1130.012 福岡市中央区 M8 et28a#
福岡市中央区 Leica M8 ELMARIT-M 28mm F2.8 ASPH.


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みかん猫67

爺と帽子

このごろ、自分自身の体の臭いが気になることがあります。
「老人臭」というやつでしょうか。
朝、洗面を済ませてから、それまで自分が寝ていた部屋に再び戻ると、何となく年寄り臭い
臭いが鼻につきます。

髪の毛のある人たちは頭皮の臭いなどは髪の毛で防いでいるようなのですが、はげ頭の私などは頭の臭いが枕などに染み付くようです。
この、染み付いた頭に臭いが洗濯をしてもなかなか消えません。
はげ頭の頑固親父ですから、臭いまで頑固です。

枕だけでなく、やはり頭に頂く〈帽子〉も同様です。
髪の毛が無いと、冬場は玄界灘から吹いてくる北風が頭に染みて、血管が切れそうですし、夏場は太陽の光がジリジリと照りつけて、熱中症になってしまいます。
それで、はげ頭には〈帽子〉は年中必需品なのです。

昨日、写真の審査で大牟田に行きましたが、生憎の雨模様でしたので、濡れるのが苦手で、傘を持つのも嫌な私はTくんの車に乗せてもらって出かけました。
もちろん、雨の日でも帽子を被って。

その帽子、家を出るときに少し臭うような気がして、洗濯しようかどうかちょっと迷ったのですが、「ま、良いか・・・」と持ち前の横着さを発揮して被って出たものです。
その、ちょっと臭うかもしれない帽子を、Tくんの車の中に忘れてしまいました。
こんなことなら、横着しないで奇麗な帽子にしておけばよかったと後悔。

爺臭い臭いが車内に充満しているもんだから、Tくんはその原因ん探したのでしょう。
ドアポケットの隙間から帽子を見つけたようです。
迷惑だったことでしょう。


CP0905.026 韓国釜山 et21a#
韓国釜山 Leica M8 ELMARIT-M 28mm F2.8 ASPH.

CF0821.075 福岡市中央区 C175528#
福岡市中央区 EOS Kiss + 17-55mm F2.8 ASPH.

さて、今日の写真は「爺(失礼)と帽子」です。
最初の写真は韓国の釜山の地下鉄車内で撮りました。
韓国の地下鉄では物売りが車内を往来しています。
このおじいさんは〈ぽん菓子〉のようなものを売っていました。
二枚目は・・・このおじさんはちょっと二枚目気取り。
博多の町の往来に立っていました。

二枚とも、ノーファインダー(隠し撮り)で撮ったつもりですが、二枚目気取りのおじさんはしっかりレンズを見ていました。
おや、画面右奥に「光ビル」なる看板。
頭が光っているので・・・帽子かな。


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みかん猫67

今日は高校生の写真の審査に大牟田まで出かけてきました。
せっかく大牟田まで出かけるのですから、写真も撮ろうと、遠足前日の小学生のように、張り切って撮影の準備もしました。
カメラ二台にレンズ二本。
本腰を入れての撮影準備です。

ところが、今日はあいにくの雨模様。
写真を撮らなかった学生の言い訳に対して、いつも、「雨の日には、雨の日の写真が撮れる・・・」と言っている私ですが、やはり雨空を見上げてがっかり。
戦意喪失です。

審査は10時からです。
早目に大牟田入りして、少し写真を撮ってから審査会場の大牟田市文化会館に出かけ、審査が早く終わったなら、夕方の町を歩いてみるという計画していたのですが・・・

傘をさして撮影するのも億劫になり、同じ審査に携わっている卒業生で、新聞社のカメラマンのTくんの車に乗せてもらい、10時に直接審査会場入りしました。
審査終了後、展示作業にも立ち会いましたので、夕方の撮影も計画倒れで、本日撮った写真は、雨の九州自動車道で車の中から撮った2枚だけでした。

JC1207.001 福岡県|九州自動車道 GH2 20|1.7a#
福岡県|九州自動車道 Panasonic GH2 + LUMIX 20mm F1.7 ASPH.

審査をしたのは高文連写真部の福岡県大会です。
応募総数は3154作品。
ここで選ばれた10作品が全国大会に出場します。
3154作品の中の10作品ですから、かなりの激戦といえます。

高校の部活動としての写真もデジタル写真が主流になっており、応募されてくる作品の多くはデジタルカメラで撮られたカラー写真です。
手軽なデジタル写真が、応募総数の増加に繋がっているのは間違いのないところですが、数は増えても質も一緒に向上しているかとなると、そうとも言えません。

デジタル写真の簡単・手軽が仇となって、写真の内容も軽薄なもの、未熟なものが多くなっていると感じています。

Jc0803.047 宮崎県西都市 M8.2sn35a#
宮崎県西都市 Leica M8.2 SUMMICRON-M 35mm F2 ASPH.

偉そうなことを言ってしまいましたが、私の写真のようなものは、「昼間の月」と一緒で目立ちませんし、雨だからと戦意喪失しているような意気地なしの撮る写真なんか、とてもとても入賞、入選なんて出来ないでしょう。
でも、まあ、それで構わないのですけどね。

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みかん猫67

それは間違っている。

フィルムで写真を撮っていたときは、撮影から戻ると、早速、暗室に入ってフィルム現像に精を出すのですが、このところ私の撮影はデジタルカメラを主に使っていますので、撮影から戻っても暗室に入ることはありません。
暗室に入るのは、授業のときくらい・・・などと話すと、昔の私を知っている人たちは一様に驚いた顔をします。

デジタルカメラはなかなか便利な写真機材で、写真を誰にでも、いつでも、どこでも楽しめるものにしてくれました。
写真が随分と簡単になると同時に、写真を楽しむ人たちを増やしてくれていることは間違いないところです。

反面、消耗される写真が多いことも想像できます。
撮って、カメラの液晶画面で見て・・・終わり。
写真を撮りっぱなしの一時の楽しみと考えるのなら、撮って、見て・・・、時間が過ぎれば「あとは野となれ山となれ」ならでも良いのかも知れませんが、これじゃ、写真を愛する人間の一人として、あまりに写真が可哀想です。

大学の授業では、額を買い与え、各々のお気に入りの写真を、きちんとブックマットし、額に入れて、壁に掛けて楽しんでもらうことをしています。
そのためには、プリントを作って貰わなければなりません。

プリントの第一段階として、コンタクトシートの作成をしてもらいます。
デジタルカメラの場合、パソコンのモニターで撮った写真の確認をすることが出来るのですが、私はフィルム時代の習慣からか、デジタル写真になった現在でもコンタクトプリントを作っています。

デジタル写真の場合は、プリンターを利用してコンタクトプリントをつくりますが、これは印画紙のように密度のある画像ではありませんので、ルーペなどで拡大して見ても、インクの点点が見えるだけなので、ピントなどの確認には向きません。
デジタル写真のコンタクトプリントは、検索用と割り切って使っています。
パソコン上でデータを開いては閉じ、開いては閉じして写真を探すよりは、コンタクトシートをめくって探す方が確実です。
コンタクトシート上の一枚一枚の写真には撮影年月日と撮影場所、器材が分かるようにした整理番号を付けていますから、その番号と同じ番号のデジタルデータを開くと、目的の写真がモニター上に出て来るという仕組みです。

デジタルカメラで撮影している学生に見られる傾向ですが、写真データの管理が実にいい加減です。
私たちがネガフィルムに抱いていたような愛着が、デジタル写真データには持てないようです。
必要ないと思った画像データは、直ちに消去して、この世から抹殺です。

それは間違っています。
撮った写真はすべて残しておいてやって欲しいのです。
そのときに、見て、撮った証として。
撮ったことの意味が、いま分からなくても、1年・2年・・・10年・20年と時間が経過したときに、撮った意味が見つかることもあるのですから。


CB0806.069 群馬県高崎市 sx35a#
群馬県高崎市 LEICA M8.2 +SUMMILUX-M 35mm F1.4 ASPHERICAL.

CB0807.057 群馬県下仁田 M8.2 et21a
群馬県下仁田 LEICA M8.2 + ELMARIT-M 21mm F2.8 ASPH.


学生たちにも、コンタクトシートで写真を選び、その写真をモニター画面で調整し、プリント出力して作品化して貰います。
写真学生と云えども、殆どの学生はパソコン画面で写真を見て・・・駄目か・・・ハイ終わり・・・といった調子ですから、なかなか写真をプリントすることはありません。

でも、私は古い考え方かも知れませんが、写真はプリントで楽しみたい人間です。

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みかん猫67

猫の温もり。

ずいぶんと冬らしくなってきました。
何んと言っても12月ですから。
私の暮らす福岡は九州ですが、玄界灘からの風が吹き、冬はなかなか大変です。
気温も下がり、日の出は遅くなり、日没はずいぶんと早くなりました。
写真も撮り難くなってきました。
例年、12月は撮影量が減ります。

寒いのは苦手です。
カメラを持って外を歩き回っていると、指先が凍りそうです。(少し大袈裟ですが)
寒くて、肩に力が入りますから、歩いていても疲れます。
その疲れを翌日まで持ち越さないことが何よりも肝心ですから、夜はぐっすりと眠ることです。それと、しっかりと食べること。
食欲は健康のバロメーターですから、とくに朝の食欲には注意しています。

今朝もきちんと、そして美味しく朝食を頂くことができました。
朝食といえば、旅先では普段、自宅で食べるよりも多めに食べてしまいます。
これは、自宅の食事が不味くて食べられないと云うのではなくて、染みついた貧乏人根性がそうさせるのでしょう。
旅先で利用する宿の多くは、朝食に〔ビュッフェ・スタイル〕です。
〔バイキング〕とも言われていましたが、平たく言うと「食べ放題」です。

食べ放題となると、口卑しいいものですから、ついつい皿いっぱいに食べ物を盛ってしまあいます。
そのうえ、食べ物を残すことができない性分ですから、「腹一杯」などと言いながらも、平らげてしまいますから、どうしても普段より多めの量を食べることになります。

食べた分は、消費しなければいけません。
「金は貯めても、脂肪は貯めるな」ですから...
「よく寝て、よく食べて、そしてよく歩いて」。そうすれば自ずと写真は撮れる...それほど単純ではないかもしれませんが、まあ、そんなものです。
夜に旨いものを食べるぞ...と思うと頑張れるかも知れませんよ。

冬の晴れ間を利用して、先日、久留米に出かけました。
幸い天気は上々、この時期にしては温かで、散歩日和でした。
久留米に出かけたことはすでに〈亀カメラ〉に書きましたが、昼食に〈カツ丼〉を平らげて、撮影再会。
食べた分は消費しなければなりませんから、さあ、頑張って歩くぞと意気込んだところで、早速、路地で猫に出会いました。


JC1130.018 福岡県久留米市 GH2 G20|1.7a#
福岡県久留米市 Panasonic GH2 + LUMIX 20mm F1.7 ASPH.


CB0517.071福岡県久留米市 8sx35a#
福岡県久留米市|鳥類センター Leica M8.2 SUMMILUX-M 35mm F1.4 ASPHERICAL


母猫の周りで子猫が二匹遊んでしました。
近づくと、母猫は私の方をちらっと見たのですが、子猫を置いて逃げる訳にもいかないのか、私を無視する素振り。
それで子猫たちは安心したのか、私にじゃれたりしていましたが、気がつくと子猫が一匹、居なくなっていました。

猫も居なくなったことだから、引き上げるかと、地面に置いたカメラバックを持ち上げてびっくり。
なんと、鞄の中に子猫が入り込んでいました。

鞄から抱き上げた子猫のお腹の温もりが、今でも手に残っています。

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みかん猫67

仲間と撮影散歩

昨日の〈亀カメラ〉の一番最後に載せた写真について、『仲間が見向きもしなくて、自分しか撮らなかったも写真を、後日、確かめてみて、「やっぱ、良いじゃないの・・・」とほくそ笑むのも、これまた後日の楽しみです。』と言葉を添えました。

つまり、ホテイアオイが入った水槽なんて、誰も写真を撮るに値しないものと見過ごしてしまうのですが、私は見た・・・撮った・・・なかなか良いじゃないの・・・と一人悦に入って楽しんでいるといったことです。

それに対して、この日、一緒に都城の町を歩いた、写真仲間で高校の写真部活動に携わっているK先生(二人並んで窓の写真を撮っている左側の人です)から、「私も撮っていますよ・・・」と行った内容のメールが写真付きで届きました。

居たんですね。
同じような見かたをする人が。
嬉しいですね。
同じような見かたをする人が居るということは、私の写真を興味をもって見てくれる人が居るということですから。

写真撮影のために歩くときには、一人が良いとか、仲間と一緒が良いとか、いろいろと意見が分かれるところですが、私はどちらでも構いません。
それぞれに良さがありますから。

一人で気ままに歩くのも良いし、仲間と楽しく撮影の時間を過ごすのも楽しいものです。
一緒に歩く仲間も、写真の方向性が全く異なる集まりでも良し、今回のK先生のように同じ感受性の人たちとでも、それぞれがそれぞれに楽しく、刺激的です。

一人で歩いているときは自分の内面を見つめているのでしょう。
違った方向の写真を撮る人と一緒のときには、「こんなものを撮るんだ・・・」とか、自分一人では気づかないような新たな発見をさせてくれます。
同じような感受性の持ち主との撮影散歩は、空気と一緒に歩いているようで、人と一緒の楽しさと、一人っきりの自由さを味わうことができます。


JC0805.104 宮崎県都城市 M9et28a#
宮崎県都城市 Leica M9 ELMARIT-M 28mm F2.8 ASPH.

JC0805.090 宮崎県都城市 M8.2sn35a#
宮崎県都城市 Leica M8.2 SUMMICRON-M 35mm F2 ASPH.

さて、今日の写真・・・
さすがのK先生も、都城でこれは撮っていないでしょうと、こんな写真を選んでみました。
とは言いながらも、「撮ってますよ・・・」というメールがK先生や、もう一人一緒に歩いた卒業生のTくんから届くことを、期待しているような気持ちでもあります。


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みかん猫67

写真が銀塩からデジタルに変わったことが主な原因なのかどうかは定かではありませんが、最近の写真学生は、昔の写真学生よりもスマートに構えるところがあって、しつこく写真を撮る人が少なったように感じています。
「そんなもので良いの...?」と言いたくなるほど写真との付き合い方は淡泊で、学生たちと一緒に撮影に歩いても、こちらが不完全燃焼気味になることが多いのです。

しかし、卒業生や写真が好きな人たちとの撮影となると、その様子が一変します。
皆さん、日頃の憂さ晴らしではないのでしょうが、実に執拗にシャッターを押します。
日常の雑事から心身を解放して、写真との時間をこころから楽しんでいるようです。
そんな空気に刺激されて私もついつい調子に乗ってたくさん撮ってしまいます。

フィルム時代だと、撮影から戻ってフィルム現像という緊張する仕事が待ち受けています。
撮影の段階で、「よっしゃ、撮れた」と思えたものがあっても、フィルム現像次第では、喜びもつかの間と言いましょうか、「捕らぬ狸の皮算用」で、手元間で引き寄せた大物をつり上げる瞬間に逃がしてしまうことにもなりかねません。

それが、デジタルカメラで写真を撮ると、撮った瞬間に大凡の結果が見て取れますので、勝負が早いと思っていましたが、最近、そうでもないことを実感しています。
デジタル写真も撮影後の処理が大変で、なかなかこれはこれで大変です。

最近、二人の人から、デジタルカメラで撮った写真のデータ整理と保管について質問を受けました。
デジタルカメラで撮った写真データが入ったメディアから、撮影データをハードディスクに移し変えることから作業は始まります。
ハードディスクに撮影したデータを移し替えるときには、撮影日ごとのホルダーを作成しで、そこに時系列に並べて移し替えます。
複数台数で撮影した日なども、カメラ毎ではなくて、すべて時間の並びになるようにしていますます。

時間順に並んだところで、一コマごとに整理番号付けます。
この作業は〈Name Mangler〉というソフトを使用して行っています。
整理番号には、撮影年月日、撮影場所、使用カメラ、レンズなども記しておきます。
これで、第一段階は終了ですが、たくさん撮ったときには、この作業がなかなか大変なのです。

こうして、整理ができたデータは、私の場合、自宅と職場の外付けハードディスク何台か(現在は四台)に保存しておきます。
同じデータを複数保存するのは、ハードディスクの故障などのアクシデントに備えてのことです。
また、ハードディスクとDVDという方法もあります。

その後は、コンタクトシートの作成し、それが終わったところで、撮影した、全カットをパソコンモニターを通して拡大し確認していきます。
その確認作業のなかで「これは良いかも?」と思われるものをピックアップし、コントラストや色味などを調整します。
出来上がった写真は、〈frickr〉という、写真共有・保存サイトに保管します。
この段階では、〈frickr〉は写真の保管場所として使いますので、私にしか見ることができません。

この〈亀カメラ〉で使う写真も、〈frickr〉に保存されたものを使いますが、この段階で〈frickr〉上でも写真が公開されます。


JC0805.121 宮崎県都城市 M9et28a#

JC0805.124 宮崎県都城市 M8.2sn35a#

さて、今日の写真は・・・
この夏は、宮崎でもたくさん写真を撮りました。
都城市内で写真仲間が撮影しているところを後ろから一枚。
もちろん、私も同じ窓を撮りました。
それぞれ、違った〈間〉で、各々の写真を撮っているのを確かめるのも、写真仲間と一緒に撮影する楽しみです。

また、仲間が見向きもしなくて、自分しか撮らなかったものの写真を、後日、確かめてみて、「やっぱ、良いじゃないの・・・」とほくそ笑むのも、これまた後日の楽しみです。
下の写真は、おそらく私しか撮っていたいと思います。

JC0805.100 宮崎県都城市 M9et28a#

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みかん猫67

私は高貴な生まれでもありませんし、大金持ちの坊ちゃんでもありませんので、フォークとナイフが並ぶ店よりも、割り箸や、食卓の上の箸立てに無造作の突っ込まれた箸が似合う人種です。
つまり〈大衆食堂〉の片隅に座って、がつがつ食べる姿が板についているのです。

撮影に出かけたときも、被写体を探すと同時に、美味しそうな〈食堂〉を探していたりします。
撮影には歩きますから、当然、腹も減ります。
腹が減ると何でも美味しく頂くことができますが、それでも、美味しいものに出会った町へは、その後、二度三度と通うことになります。
撮影に来ているのやら、飯を食いに来ているのやら・・・

〈大衆食堂〉ですから、丼が欠けていても文句は言いません。
お茶が、煤けたアルミの薬缶に入って出て来ても、これはこれで乙なものです。
これが、また、気楽で良いのです。
腹一杯詰め込んでも、財布の方もさほど痛みませんしね。

JC1130.030 福岡県久留米市 GH2 G20|1.7a#

JC1130.024 福岡県久留米市 GH2 G20|1.7a#

久留米には何軒か、お気に入りの〈食堂〉がありますが、〈松尾食堂〉を出て、西鉄久留米駅に向かってあるいているときに、〈胡月〉という看板の出た、新しい店を、偶然、見つけました。
〈胡月〉?
別府に〈胡月〉という、餃子の専門店があるのですが。。。
看板を見てみると、「別府」の文字が見えました。
やはり、あの〈胡月〉が、久留米に出て来たようです。

因みの、久留米の六ツ門には〈五十番〉という餃子の店があります。
六ツ門の再開発も、この〈五十番〉まではきていませんので、今のうちなら下の写真のような、立派な面構えの店で、餃子を楽しめますよ。
写真画面の奥の方の白い塀の向こうでは再開発が始まっています。

CB0517.046 福岡県久留米市 M8 et21#

今のうちですよ。今のうち。
町も人も日々変化しています。
明日は、誰にも約束されていません。
写真は撮れるときに、きちんと撮って、旨いものも食えるときに美味しく頂いておかないと、後悔します。

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みかん猫67

ちょっとした古い記憶を頼りに〈久留米 丼〉でインターネット検索をしてみたところ、〈松尾食堂〉にたどり着きました。
記憶は定かではありませんので、おそらくここだろうといった気持ちで出かけてみました。
記憶が曖昧ですから、「ここ、ここ」とも言えないかも知れませんし、「ここと違う」と失望することもないでしょうから、気楽な気持ちで出かけました。

撮影に出る時の切っ掛けの一つに、「食」があります。
○○を食べたくなったから、あの町に出かけてみようか・・・といった調子です。
私の場合、結構、これが多いのです。
もちろん、そんなに高級なものを食べに出かけるなんてことはありません。
ちょっとしたものばかりですが、これが結構楽しいのです。

お気に入りのものを食べて、お土産に、ちょっと気に入った写真でも撮れればこれほど素晴らしい撮影散歩はありません。

久留米到着後、地図を頼りに歩いてみたところ、案外と短時間に〈松尾食堂〉を見つけることができました。
店の前に立ったのが11時半くらい。
まだ、お昼には少し早い時間です。
店はひっそりうとした佇まいで、店の中も暗くて、暖簾と「営業中」の木札が出ていなければ休業日かと思うくらいでした。

お店の佇まいを写真に撮ってから、周りを散策しながら時間を潰しました。
混雑するといけないので、12時少し前に店に入りました。
今時のお店の多くは電気を煌煌と灯しているものですが、この店は、外からの印象どおり、大きな窓からの光を頼りにした適度な暗さででした。

若者が二人向き合って座って話し合っている写真の、食卓の上に置かれた湯のみから、微かに湯気が立ち上っているのが見えるように、室内の気温も、適度な寒さでした。

JC1130.028 福岡県久留米市 GH2 G20|1.7a#

JC1130.025 福岡県久留米市 GH2 G20|1.7a#
お客は二組、四人だけ。
ちょっと寂しい状況でしたが、12時を過ぎるとちょうど良いくらいの込みようになりました。

私は奮発して一番高級な「カツ丼」、同伴者は「親子丼」を頼みました。
どうして私は、こんなにハイカロリーなものばかり食べるのでしょうかね。
私たちの前に入っていた人たちのところにはまだ、丼が運ばれていませんでしたが、それぞれの席に注文の丼がきたのを見ると、四人とも「カツ丼」でした。

その後に店に入って来たお客も、全員、「カツ丼」を注文していましたので、この店は「カツ丼」が美味しいようです。

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