卒業生のスタジオを訪問

先生としての仕事も随分と長くなりました。
当然、見送った卒業生の数も多くなります。
申し訳ないけれど、中には、顔も名前も忘れてしまっている卒業生も居ますが、いつまでも心に残っている卒業生も少なくありません。

卒業生して、そのまま大学に残りましたので、最初から授業を担当させて貰えず、数年、下積みの時代がありました。
そんな時期に写真家の植田正治先生の授業のお手伝いをさせて頂いたのが縁で、なにかと面倒を見て頂くようになり、なんとか、教員として一本立ちすることができました。

自分の研究室をもち、そこに最初に来てくれた学生のことは当然ですが、忘れるはずがありません。
久冨くんと中川くんは同級生です。
二人とも、今でも福岡で写真家として頑張って仕事に励んでくれています。
また、研究室の展覧会にも、積極的に参加してくれ、後輩たちに精神的刺激と経済的援助も続けてくれています。

私は極めて頑固で我がままな教師です。
それに対して久冨、中川の両君は実に穏やかで、私なんかは足下にも及ばない人格者です。
欲張らす、穏やかな人柄から、不景気で苦しい時代にも係らずなんとか仕事を絶やさず写真家としてやっていけてるのでしょう。

今日は、久冨くんのスタジをを訪問してきました。
場所は福岡県糟屋郡志免町。
倉庫を改造した大きなスタジオです。
自宅と仕事場としてのスタジオは車で30分くらい離れています。
生活と仕事を切り離す、この距離は良いと思います。

普段は自宅で家事をこなしている奥さんも、今日は、私が来るということでスタジオで待っていてくれました。
甘い物好きの私のことを知ってか、美味しいお菓子も準備してくれていました。

久冨くんは穏やかな性格ですが、奥さんは、熱血漢・・・女性に失礼な言い方ですが、写真に対しても一家言もっておられるようで、いい加減に写真をやっている私などたじたじでした。
おかげで、緩んだネジを巻いてもらった気がしています。
貴重で、楽しい時間をありがとうございました。

奥さんの言葉で嬉しかったこと。
「嫌な仕事を無理にすると、主人は体を壊してしまいます。だから、今の調子で好きな仕事を楽しみながら丁寧にやってくれていれば良いです」(多少、私が言葉を修飾していますが・・・)ということが、一番嬉しく心に残りました。

写真家として頑張っている、久冨くん、中川くん、それに熊本の白木くん、東京の石川くん・・・みんな、奥さんが素晴らしい。(もちろん他にも居ますよ。全部上げていたら切りがないので・・・)
こんな素晴らしい伴侶と加減をわきまえて暮らしていける・・・そんな、卒業生を持っていることが、私の喜びです。

福岡県糟屋郡志免町

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福岡県糟屋郡志免町 | Panasonic GH2 + LUMIX G 14mm F2.5 ASPH. /

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