なごり雪

東京は雪だそうです。
『なごり雪』の世界ですかね。
東京暮らしの経験はありませんので、東京を去る人の心持ちは想像するしかりありませんが、花のお江戸を去る・・・ある意味都落ち・・・夢破れて・・・どうも、切ない状況しか浮かんできません。

人間は環境が変わることに対して、弱いものかも知れません。
悲しみ、不安・・・こころを静かに揺さぶります。
去る、分かれる・・・いまはそんな季節でもあります。

都会を離れて、田舎暮らし。
そんな経験が私にもあるとしたら、大阪を離れ、九州に向かったときでしょうか。
親しい級友たちからは「なんで都落ちすんの?」と言われました。

大阪から九州の大学の寮に向かうときは、父親と一緒に寝台特急でした。
まだ、新幹線が無く、昼間の特急ですと9時間くらいかかりました。
そのとき。私自身はどんな心境であったか全く思い出せませんが、父親は少し神経が昂っていたような記憶があります。

「なごり雪」は、作詞・作曲:伊勢正三さんですが、その歌詞を一部引用させて頂きます。

汽車を待つ君の横で僕は、時計を気にしてる、
季節外れの雪が降ってる、
東京で見る雪はこれが 最後ねと、寂しそうに君がつぶやく・・・

分かれの場面に汽車は効果的です。
とは言っても、これは昔の話。
いまは鉄道も味気ないものになってしまいました。
「なごり雪」の汽車が夜汽車かどうかは分かりませんが、私の場合は夜汽車でした。
夜汽車はどことなく寂しいものです。

大学の寮のすぐ横を鹿児島本線が走っていました。
夜になると貨物列車の単調なレールを刻む音が一層こころに響いたことを思い出します。

110129.045 福岡市中央区 5DII ef35 2#
福岡市中央区 | CANON 5DII + EF 35mm F2 

CB0810-156 東京都千代田区東京駅 sx35a
東京都千代田区 | LEICA M8.2 + SUMMILUX-M 35mm F1.4 ASPHERICAL 

数日前、写真を教えているデザイン学科の女子学生から、「先生、このごろ元気がありませんね。ブログを読んでもそう感じます・・・」といった内容の励ましのメールを受け取りました。
ちょっと感傷的になっているのかも知れません。
去る、分かれる・・・いまはそんな季節だからでしょうか。

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