大阪の食堂

値段が高くて旨いはあたりまえや。
安うて旨いが、ほんまにええ店や。
大阪では一般的に言われている言葉です。
大阪に限らず、これは全国同じことだと思います。

金に糸目をつけず、最高の食材を使って料理人は腕をふるう・・・旨いものだ出てきて当然です。
旨いものを食べて、高額な対価を押し付けられたお客の方も、なんとなく優越気分を味わう。
そんな世界とは縁遠い、私のような庶民は、やはり「安うて、旨い店」が一番です。

また、マスコミ等で取りあげられ、評判になってお店に出かけ、行列の苦行を経て、ありがたく頂く。
そんな馬鹿らしい状況に背を向け、自分の五感を頼りに、ええ店を探す・・・これもまた、大阪人の楽しみのひとつかも知れません。

撮影で、町歩きをしているときにも、今日の昼飯は・・・と、こころの何処かで考えながら歩いています。
そして、偶然に見かけた店に腹の虫が動く。
まだ、時分時でなければ、腹の虫をなだめながら、撮影に専念。
12時前に昼飯を食ってはいけません。
これは私の勝手なルール。

腹が減ったのを我慢して・・・我慢して、飛び込んだ店は、どこでも旨い。
空腹が一番の料理人というか、一番の調味料です。


大阪市天王寺区
大阪市天王寺区 | LEICA M8.2 + SUMMARIT-M 35mm F2.5

天王寺で飛び込んだ食堂。
見かけから「大衆食堂」そのものです。
店の人には失礼だけど、味はたいして期待できそうにはありません。
この店を見つけたのは13時14分。
ちゃんと写真に撮っていますから、時間はデータとして記録されています。

それから、ひと働きして、再びこの店に戻ってきたのが13時43分。
十分に空腹です。
つまり、多少不味くても旨く感じるのです。

それほど味が期待できない食堂にどうして入ったのか・・・
それは、店の中で写真が撮れそうだったからです。

110309.070 大阪市天王寺区 M9 Sn28a#
大阪市天王寺区 | LEICA M9 + SUMMICRON-M 28mm F2 ASPH. 

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みかん猫67

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