新世界

私が初めて自分で買ったクラシックのレコードは、ドボルザークの交響曲第9番〈新世界より〉だったと思います。
いまでは、CD盤に変わりましたが、同じ指揮者のものを聞いています。
それは、イシュトヴァン・ケルテス指揮で、ウイーンフィルが演奏したものです。

若い頃に聞き込んだ音楽はいくつになっても耳に残っているもので、ドボルザークの交響曲第9番〈新世界より〉といえば、私の場合はイシュトヴァン・ケルテスのものが一番馴染めます。
イシュトヴァン・ケルテスは1973年に、40歳半ばという、まさにこれからというときに水泳中に溺死してしまったのが残念でまりません。

本題に入ります。
本日話題にする〈新世界〉は、ドボルザークのことではなくて、大阪の〈新世界〉のことです。
天王寺駅を出て谷町筋を横切り、茶臼山に入り、市立美術館の前から真っ直ぐに伸びている歩道橋のところまでは、前回の〈亀カメラ〉で、案内しました。

この歩道橋のもう一方の端には〈新世界ゲート〉というものが設けられています。
ゲートを出て、道路を横断すれば、いよいよ〈新世界〉です。
〈新世界〉に入って、右に向かえば〈通天閣〉。
左に行けば〈ジャンジャン横町〉を抜けて〈天下茶屋〉方面に出ることになります。

通天閣に上り、うどんやお好み焼、串カツを食べて過ごすのも良いのですが、今回は〈ジャンジャン横町〉の方に進んでみます。
イシュトヴァン・ケルテスが亡くなったのは、1973年でしたので、その頃の天王寺界隈の写真を探し出してきました。

720816.008033 大阪市浪速区#

720816.008037 大阪市浪速区#

720816.009002 大阪市天王寺区#
大阪市天王寺区 | 使用機材不明

日が陰っていく時間帯に、僧衣を着た男性のあとを追いながら撮ったもののなかから三枚選んでみました。
スロシャッターで、歩きながら撮ることで生じる〈ぶれ〉に挑戦して撮ったものです。
撮影は1972年の8月。
40年くらい昔の〈新世界〉ということになります。

一人の人間を追いかけながら写真を撮る方法は、いまでもやっていますが、こんなに昔からやっていたとは、私自身意外な発見でした。
三枚目の写真は、撮影後印画紙にプリントをした記憶がありますが、あとの二枚は今回初めて写真にしましたので、私に撮っても新鮮な気持ちで見ることができました。

三枚目の写真のなかに、西日を浴びて輝いている建物が写っていますが、これは私立美術館ですから、いまの歩道橋はこの上に設けられていることになるのでしょうか・・・はっきりしませんが、おそらくそうでしょう。

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みかん猫67

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