酔っぱらいに張り付いた西成区太子

日暮れまでにもう少し先に進みたいので、〈山王〉の町にはあまり深入りすることなく、〈太子〉に移動です。
〈太子〉まで来ると、〈天王寺区〉〈浪速区〉そして〈西成区〉と歩いて来た、大阪の黄金街道の終着点、〈萩之茶屋〉まで、もう一息です。

時間は午後の三時半過ぎ。
〈太子〉に入って、一番最初に見つけたのは酔っぱらいでした。
この辺りでは、昼間っから酔っぱらって千鳥足で歩いている人間に出会ったり、酔いつぶれた人が道ばたでひっくり返っている姿を見るなんてことはそれほど珍しいことではありません。

ふらふらしている男を支えている男が、なにやら大きな声で話しています。
「写真、撮っとこ・・・」と、私は慌てて、二人との間を詰めました。
目の前の状況は瞬時に変わることがありますので、これと思った瞬間にシャッターを押しておかなければ、後悔が残ります。
カメラの設定など、確認することもなく、ピントを合わせシャッターを押しました。
結果は見事に露出不足でした。

110309.157 大阪市西成区太子 M9 Sn28aJ

露出不足の原因は?
考えられる原因は、この前の撮影で露出補正をかけたのを忘れて、そのままの補正で引き続き撮影してしまったことです。
この文章を書きながら、一つ前の撮影データを見てみると、+1/3くらいの補正です。
露出不足になってしまったこの写真の状況下では、+側に補正をかけるのは正しい選択のはずなのでしが・・・

でも、すごいものですね。デジタル写真は。
RAWデータを調整すると、あんなに露出不足だったコマが、ちゃんと写真になるのですから。
これは便利なのだけど、これで良いのでしょうか?
とにかくシャッターさえ押しとけば、後はなんとでもなるという風潮が生まれるのも当然ですね。

110309.157 大阪市西成区太子 M9 Sn28a#
大阪市西成区太子 | LEICA M9 + SUMMICRON-M 28mm F2 ASPH.

再び現場の話に戻します。
とにかく、現場の判断としては、露出不足で写ってしまったのですから、もっとたくさん露出を増やす補正をするしかありません。
その次の、撮影コマのデータを見てみると、+1.33で撮っていました。
それでも、被写体の人物は日陰部分で縺れ合っていますので、もう少し補正を+側に増やす必要があったようです。

確かに画面の中央より上の部分の明るい空が入っていますが、これほどまでに補正をかけないといけないとは思えないのですが・・・私の判断力も鈍ってしまったようです。
次のシャッターはもう1/3露出を増やし、露出補正は+1.66。
これでようやく露出の問題は解決です。

110309.158 大阪市西成区太子 M9 Sn28a#

介抱男|「そやから あんまり呑むな言うたやろ」「こないに酔うてしもうて」
酔っぱらい|「@ * > $ × & # ÷ % ?」


110309.160 大阪市西成区太子 M9 Sn28a#

介抱男|「ほらみい こけてもうた」「あんじょう 歩かれへんのか」
酔っぱらい|「ゲボッ」
通行人|「ごきげんさん やな」「気いつけて 帰りや」


110309.161 大阪市西成区太子 M9 Sn28a#

介抱男|「大丈夫か」「たてるか?」
酔っぱらい|「こけてもうた」「あかんな・・・」

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みかん猫67

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