2011年7月アーカイブ

〈under the skin〉の写真

JJ C7 30 060 北九州市門司区清滝 M9 ET28a#
福岡県北九州市門司区清滝 / Fuji FinePix X100 + 23mm F2 / 撮影中の宮崎君  


いくら、海峡の街が好きだからといっても、門司や下関に何度も何度も来ているうちに、物珍しさは薄れていきます。
最初は、たくさん撮れていた写真も、だんだんシャッターを押す回数も減り、ある意味面白味も消えてくるものです。

実は、そこからが本当の写真が撮れるのではないかと考えています。
私が同じ場所に何度も通う理由がそこにあります。
表面的な刺激に慣れて、そういったものに鈍感になったところから、〈under the skin〉の写真が撮れ始める・・・のだと思っています。

そのものの本質に写し取るなんて大層なことを謳っているのではありません。
ただ、自分のなかにきちんと仕舞いどころがある・・・そういった見極めができて、「写真を撮ろう・・・」と、こころを動かせればと願っているだけです。

〈仕舞いどころ〉を探すなんて、そんな悠長なことをしていては、〈咄嗟〉のことが多い写真なので、うまく対応できなくて、写真は撮れない・・・と、お叱りのことばも聞こえてきそうですが、そこはそれ、なにごとも鍛錬の賜物で出来るようになるのです。

野球選手がストライクゾーンや、自分の好きなゾーンに、投手の投げた球がきたときに・・・正確には、来ると読んだとき・・・瞬時に対応してバットを振っているように、カメラを持って持って、瞬時に反応することも可能なはずです。
こんな私でも40年もカメラを振り回していれば、イチロー選手が上手くボールをバットに当てるように、カシャッとカメラのなかに取り込むことくらいは出来るようになりました。

ただ、ヒットが出るかどうかは分かりません。
大方はボテボテの内野ゴロのような、中途半端な写真です。
今回、門司で押したシャッター回数は90回。
そのうち、興味を持ってマークした写真が13枚ほど。
う〜ん、一割四分四厘ですね。
残念ながら、これはヒットの率(打率)ではありません。
あくまで、ボールがバットに当たった数ですから、お間違いのないように。
内野安打程度のヒットは三本くらいでしょうか。

90枚撮って、まずまずの写真が三枚・・・上出来です。


JJ C7 30 057 北九州市門司区風師 M9 ET28a#
福岡県北九州市門司区風師 / Fuji FinePix X100 + 23mm F2  

JJ C7 30 066 北九州市門司区清滝 X100 23 2#
福岡県北九州市門司区清滝 / Fuji FinePix X100 + 23mm F2  


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みかん猫67

JJ C7 30 075 北九州市門司区 X100 23 2#
福岡県北九州市門司区 / Fuji FinePix X100 + 23mm F2 写真右から、宮崎君、西田君、私、撮影:呉屋友里奈さん  


今日は日頃の〈写真散歩〉ではなく〈写真遠足〉でした。
遠足という言葉に嬉しさを感じたのはずいぶんと遠い昔のことです。
いまの小学校の〈遠足〉の形態が、私たちの時代と同じものかどうかは分かりませんが、リュックサックにちょっとしたおやつを入れて行ける遠足は嬉しい行事でした。

目的地は〈○○の一つ覚え〉で、門司港〜下関。
下関や文門司は、大阪に居たときから興味を抱いていた所です。
本州のどん詰まりの下関。
その下関と海峡を挟んで、九州の玄関口、門司。

この二つの都市は、戦前戦中の日本にあって、大陸へ繋がっていた都市でもあり、モロッコの〈カサブランカ〉のような混沌としたものを想像していたのです。
もちろん、私は戦後生まれですから、そういった状況を知っていた訳ではありません。

九州の大学に来たのが1967年。
福岡で生活するようになり、下関、門司、小倉などを回りましたが、その当時には〈混沌〉などといった状況はなく、どこにでもある地方都市そのもので、いささか肩すかしの感はありました。

それでも、海峡の街の魅力に取り憑かれて〈○○の一つ覚え〉をやっている次第です。

今日は、学生を三人つれて、いとものように四人で出かける計画でしたが、そのうちの一人が午後から用事があるとかで、結局、三人で出かけました。
しかし、嬉しいことに現地で卒業生の宮崎君、西田君の二人が加わってくれて、総勢5人で門司の街を徘徊。

卒業生との会話は、楽しい話し、苦い話しいろいろありましたが、実に楽しいひとときでした。
撮影地での楽しみの一つに美味いものとの出会いがあります。
今日は、西田くんの行きつけの〈カレー 正ちゃん〉に案内してもらいました。
私も学生と一緒に、二人の先輩からお昼をご馳走になりました。
ごっつあんでした。

JJ C7 30 021 北九州市門司区葛葉 X100 23 2#
福岡県北九州市門司区葛葉 / Fuji FinePix X100 + 23mm F2  

JJ C7 30 028 北九州市門司区葛葉 X100 23 2#
福岡県北九州市門司区葛葉 / Fuji FinePix X100 + 23mm F2  

本日はJR小森江駅で下車。
〈葛葉〉の旧通りを歩いて門司港に向かいました。
写真は、宮崎君のホームグラウンド〈葛葉〉で撮ったものです。


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みかん猫67

まだ八月にもなっていないのに、昨日の〈亀カメラ〉では、秋風が立ったような話しをしてしまいましたので、「えっ、もう秋かよ・・・」と思われた方々も多いと思います。
でも、コンクリートで固められた世界から、一歩退いて、自然に囲まれてみると、季節の変化というものに敏感になります。

いつも言うことですが、目で見、耳で聞き、鼻で嗅ぎ、手で触れるといった実感を伴った体験が少なくなっている現代社会において、あまりにも我々人間は〈うつろい〉というものに鈍感になっているように思います。

私は〈神〉の存在を信じていますが、特定の宗教を信じることはしていません。
日常の生活においても徒党を組むことを好みませんので、信仰においても特定の宗教を信じ、宗派に属することは性分にあいません。

宗派に属することはありませんが、〈信仰〉する気持ちは人一倍強く持っているます。
宗教学を学んだことがありませんので、言葉の定義が間違っているのを承知で、ニュアンスだけを汲み取ってもらえれば良いのですが・・・

その信仰の対象が、教義や偶像ではなく、〈森羅万象〉であり、天空にあるものから、地上の一木一草にいたる、あらゆるものから慈悲を受けていると考えます。

神のように、誰もが額ずく絶対的なものではなく、何気ないもの、儚いもののなかに潜む慈悲のこころと、こころを通わせることができ、それがレンズを向ける動機となるとなる・・・そんな写真が撮れると良いのですが、まだまだ修行が足りないようで、どうもいけません。

JJ C7 26 003 福岡市東区 M9 Sa28 5.6#

JJ C7 26 051 福岡県糟屋郡新宮町 M9 Sa28 5.6#

人はもっと素晴らしいユートピアを作ろうと、あくせくしています。
しかし、果たしてそれは成功しているのでしょうか。
建設重機に踏み荒らされる、この大地に、自然のなかに敬うべきものがたくさんあります。
重機が発する騒音が止んだとき、人は、その無情を感じるでしょう。

人は己の立身出世を夢見て、俺が俺がともがいています。
人間の飽くなき欲望が、そうさせるのでしょうが、〈足るを知る〉のこころが、今の世のなか求められているのではないでしょうか。
おっと、〈足るを知る〉(知足)は〈禅宗〉の教えの一つでしたね。


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みかん猫67

このごろちょっと憂鬱です。
憂鬱と言うほど深刻でもないのですが、気が滅入る・・・気が晴れない・・・といった程度のことですが。

日の出はどんどん遅くなっていっているのです。
つまり、大好きな夏がどんどん過ぎて行くのを身体で感じるのです。
今日の一枚目の写真は福岡、5時5分の空です。
空はまだ夜の色が濃く、隣家の軒端には冴えた月がかかっていました。

緑の日除けに使った〈フウセンカズラ〉の緑の小さな風船も茶色くなっています。
緑色から茶色に変わり始めると、やはり秋の兆しを感じます。

今朝は肌寒いくらいで 開け放して寝ている枕元の窓を閉めたほどです。
まだまだ残暑が続き、このまま一気に秋になるとは思っていませんが、行く夏を惜しむ気持ちが深くなり、少しずつ気分がセンチメンタルになっていきます。

日の出が遅くなるのに合わせて、日暮れも早くなってきました。
帰宅のために校舎の一階の廊下を歩いていると、パソコンが並ぶ教室のドアがほんの少し開いて、中の灯りが漏れていました。
部屋の中では、将来に夢を抱えた若者たちが、秋が近づいたのにも気付かずに、一心不乱に〈Photoshop〉画面を睨んでいるのでしょう。

一旦、この前を通り過ぎたのですが、再び引き返し、写真に撮りました。
何なのですかね。
この気持ち。
微かな光、ドアに残った手垢や傷・・・こんな、微かなものにも面白みを覚えるのは、私のこころのなかにも秋が忍び込んできている証なのでしょうか。


JJ C7 28 001 福岡市東区 M9 ET28a#
福岡市東区 / LEICA M9 + ELMARIT-M 28mm F2.8 ASPH.

JJ C7 28 015 福岡市東区 M9 ET28a#
福岡市東区 / LEICA M9 + ELMARIT-M 28mm F2.8 ASPH.

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みかん猫67

JJ C7 26 042 福岡県糟屋郡新宮町 M9 Sa28 5.6#
福岡県糟屋郡新宮町 / LEICA M9 + Summaron 28mm F5.6


昨日は山に向かて歩き始めたのですが、山の手前のラーメン屋の看板の話しで終始してしまいましたので、今日はもう少し山の方に進んでみます。
私の家のあるところは、福岡市のはずれ。郡部との境になします。
我が家はぎりぎり福岡市内に位置する新興住宅地ですが、10分も歩けば昨日のクーニャンの居た所に着きますが、ここは〈糟屋郡〉となります。

その糟屋郡に、〈立花山〉があります。
標高367メートルですから、山登りの人たちからみれば、〈鼻くそ〉みたいなものかも知れませんが、坂道を汗をかきながらふ〜ふ〜言いながら歩くのが苦手な私にとってはここも立派な山です。
立花山は〈楠木〉で有名です。
楠木の原生林の北限地とも言われ、特別天然記念物に指定されたり、林野庁の〈盛りの巨人たち百選〉にも選ばれているとか・・・まあ、そんなことはどうでも良いのですが。

坂道の苦手な私のことですから、たとえ 367メートルの低山といえども、頂上を目指すなんて無謀なことはしません。
気まぐれに山裾をぶらぶら歩いて、写真の一枚も撮れればと思っているだけです。
それと、もう一つ楠木を見に行くのです。

私が訪ねる楠木は天然記念物なんてお墨付きのあるものではありませんが、幹周り7.37メートル、樹高21メートルと、幹周り8.71メートル、樹高21メートルという二本の楠木です。
樹齢四百年。
凄いですね。
昨日、私は64歳になりましたが、四百年の命からみると〈鼻くそ〉みたいなものです。

楠木の下で喉を潤し、しばらく時間を過ごした後に、再び山裾を散策。
ひまわりの花を見つけて、あれこれと苦労しながら三枚ほど撮影しました。
普段、ひまわりなんて関心がないのですが、今日はちょっと事情があって撮りました。

昨日のことですが、枕元のラジオから〈今日の誕生日の花〉が、〈向日葵〉だと知ったからです。
つまり、私の誕生日の花が〈向日葵〉だということです。
それを聞いたときに、ひまわりとは、「私に最も似合わない花だとな」、苦笑してしまいました。
そんな、ところにひまわりの花が出現。
「それじゃあ、撮りますか・・・」と、慣れない花の撮影に手こずって、三回もシャッターを押したという次第です。

JJ C7 26 054 福岡県糟屋郡新宮町 M9 Sa28 5.6#

JJ C7 26 055 福岡県糟屋郡新宮町 M9 Sa28 5.6#
福岡県糟屋郡新宮町 / LEICA M9 + Summaron 28mm F5.6


最後は犬の登場です。
こちらの方は花と違って、動いてくれます。
その動きにこちらが反応しながら、シャッターを押していきます。
花は、動いてくれませんから、花の周りをこちらが、ああでもない、こうでもないと一人動き回らなければなりません。
どちらかというと、私は動きに反応しながら撮影をすすめる方が性分にあっているようで、犬の後ろに着いて夢中で6枚撮っていました。
この写真は、犬と私が出会った瞬間の・・・つまり、一番最初のカットです。


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みかん猫67

モデルが消えた夏

JJ C7 26 011 福岡市東区 M9 Sa28 5.6#
福岡県糟屋郡新宮町 / LEICA M9 + Summaron 28mm F5.6


火曜日の授業は午後からなので、ちょっと寄り道をしてから大学に向かいました。
自宅から大学までは普通、小一時間ほどですが、今日は山裾歩きを楽しみましたので、お昼前くらいにようやく大学に着いたという次第です。
このくそ暑い時期に、仕事前に山歩きとは物好きだと思われるでしょうが、まあ、そんな日もありますよ。

仕事前に、自然の緑を楽しみ、大きな樹木に触れ、蝉の声を聞くなんて、乙だと思いませんか?
汗をかくのと、蚊に教われるのにはいささか閉口はしますが、それも夏ならではの経験というものです。

山に向かう道沿いに、〈赤のれん〉というラーメン屋があります。
正しくは「ありました」と云うべきなのですが、今日、その前を通るまで、その〈赤のれん〉が無くなっているとは知らなかったのです。

店舗の横に、大きな〈クーニャン〉の看板がありました。
このクーニャンの看板については、以前の〈亀カメラ〉で何度か書きましたので、ご記憶の方も居られると思います。
古い〈亀カメラ〉は消してしまいましたので、再度、クーニャンについて話させて貰います。

クーニャンの看板は、裏と表で絵柄が変わっていました。
表側が赤いチャイナドレス。
裏側が黄色いチャイナドレス。
私は個人的に黄色い方をお姉さん、赤い方を妹としていました。

実は、この姉妹、私のモデルとして何度、レンズの前に立ってくれたことか。
とくに、新しいカメラやレンズを手に入れたときの、〈試し撮り〉のときの恰好のモデルさんでした。

それが、今朝、消えているのに気付いたのです。
朝日に照らされていつも輝いていた妹。
西日に曝されて色も褪せてしまうほど頑張っていたお姉さん。
そんな二人にも、もう会えません。

福岡市東区2  JJ C2 07 010  EOS 5DII + EF50mm F1.4
福岡県糟屋郡新宮町 / Canon 5DII + EF 50mm F1.4

CB C4 18 002 福岡市東区 DP1#
福岡県糟屋郡新宮町 / SIGMA DP1 + 16.6mm F4


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みかん猫67

7月25日は私の誕生日です。
今日で64歳になりました。
一般的には、もう定年を迎えている歳です。
幸い、私の職場では、定年までもう少し(ほんの少しですが)時間があります。

〈幸い〉と言いましたが、よく、考えてみると何が幸いなのか分からない世の中。
まだ、元気が残っていて、身体が動く間に仕事から離れ、好きなことに熱中する・・・といって、早期退職をしていく先輩、同僚などを見送ってきましたが、そういった考えに接すると、定年まで働いて、抜け殻になったところで、「自由ですよ・・・」と言われても、〈幸い〉は実感できないのかもしれません。

64歳の誕生日を機に、長年勤めてきた仕事から離れたときの自分を想像してみました。
何もすることがなく、一日、テレビの前でボーッとして、朽ち果てていく姿が頭をよぎりますが、〈幸い〉、私には〈写真〉があります。

定年後も幸い身体が動けば写真を撮って・・・
そうありたいものです。

今日は、学生たちが誕生日を祝ってくれました。
学生たちの部屋に呼ばれて行ってみると、テーブルの中央に可愛いケーキが置かれて、ローソクが 64本・・・いやいや、それでは可愛いケーキがローソクに占領されてしまします。
長いローソクが6本と、短いローソクが4本。
うまく考えたものです。

プレゼントも頂きました。
ニューパランスの黒いスニーカーです。
ちょうど、一足、履きつぶして、新しいのを買おうとしていたところなので、グットタイミングです。

楽しいひと時、思いがけないプレゼント・・・
仕事から離れても、幸い私には、写真があり、卒業生たちが居てくれます。
あとは、自分の足で歩けるように、健康に心がけるだけです。

100904.043 広島県呉市音戸町 M9sn28a#
広島県呉市音戸町 / LEICA M9 + SUMMICRON-m 28mm F2 ASPH.

JJ C7 25 010 福岡市東区 M9 sa28 5.6#
福岡市東区 / LEICA M9 + SUMMARIT-M 35mm F2.5


大学の敷地内をカメラを持って歩いているときに、溝に落ちたボールを枯れ枝二本で拾いあげようとしている学生に出会いました。
日が傾きだした時間帯で、64歳を迎えた私の影が一緒に映っています。
ボール拾いは、なかなか思うようにはいかなかったのですが、根気ですね。
彼はとうとうボールを拾いあげるのに成功。

写真を撮ったいた私はが、「ありがとう」というと、同時に彼も「ありがとうございます」と言いました。
私の場合は「写真を撮らせてもらってありがとう」ですが、はたして彼の「ありがとうございます」はどういう意味だったのでしょうか?
「応援してくれてありがとうございます」ですかね。
たしかに、私は、彼のボール拾いが成功することを念じながらファインダー越しに応援していたような気がします。

最初の〈運動靴〉の写真は、広島在住の卒業生、〈高田くん〉が案内してくれた呉市の音戸町で撮ったものです。
いつも、撮影に付き合ってくれて、感謝、感謝です。

〈幸い〉は〈ありがとう〉に繋がった64歳の誕生日でした。
みなさん、ありがとうございました。


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みかん猫67

平賀源内さんの思惑どおり、いまの日本、「夏は鰻」です。
夏の売り上げ低迷の打開策として平賀源内さんが提案したキャッチコピー『本日土用丑の日』が見事に功を奏し、今日の「夏は鰻」になったとか、ならないとか。

夏に何故、鰻が売れなかったか・・・
まずは、鰻の旬は秋から冬にかけて。
夏場の鰻は・・・
また、夏はどうしてもサッパリしたものが欲しくなるのが普通です。
濃厚な鰻は夏の食べ物としては、敬遠されたのでしょう。

丑の日の〈う〉のつくものを食べると縁起が良いという風習があったとか、なかったとか。
それで、本日は土用丑の日だから、鰻を食べましょう・・・ってことでしょうか。
縁起が良いかどうかは分かりませんが、鰻に含まれるビタミン群が、夏バテ予防に効果があるのは確かなようです。

もっとも、あのドギッとした鰻を、この暑い最中にペロリと平らげられるような胃袋の持ち主だと、夏バテなんて心配は無用だと思います。
私は、夏バテ知らずです。
これは、鰻のおかげではありません。
いくら、鰻が好物といっても、そう毎日は食べられません。
鰻ばかり食べていると胃の具合が・・・ではなくて、懐の具合が悪くなるので、夏バテ解消に効果がでるほど食べられません。
それでも、夏バテ知らずということは、やはり体質ですよね。

暑い夏でも食欲旺盛。
鰻でも、天ぷらでも、カツ丼でも・・・なんでも持って来い。
そんなことだから、中性脂肪と、尿酸値が・・・
平賀源内さん・・・なにか良い食べ物はありませんかね。

昨日の博多町歩き。
昼飯は、鰻と決めていました。
しっかり歩いて、しっかり食べる。
これなら中性脂肪も、尿酸値も怖くないでしょう。

おそらく、混雑しているだろうから、鰻屋には時分どきを外して行ったのですが、一件目の店の前は行列で、とても並ぶ気にはなれません。
ならばと、次なる鰻屋へ。

たしか、池波正太郎さんだったと思うのですが、「名店の近くには、必ずもう一軒良い店がある」と言っておられました。
例えば、東京の神田には〈やぶそば〉と〈まつや〉があるように。
こうした土地には、他にも美味しい蕎麦屋が集まってくるものです。

二軒目の鰻屋。
ちょっと庶民的ですが、こちらはこちらで良い味を出しています。
一件目の店は改築で奇麗な店になりましたが、こちらは昔のまま。
今日も、二階の入れ込み座敷で美味しく頂きました。
そういえば、最近、こちらの古い店の方に行くことが多くなりました。

JJ C7 23 041 福岡市博多区 X100 23 2#

JJ C7 23 046 福岡市博多区 X100 23 2#
福岡市博多区美野島 / Fuji FinePix X100 + 23mm F2  撮影データは共通


町も、店も、あまり新しすぎるのも味気ない気がします。
住吉、美野島に足しげく通うのは、古さが良い味を出してくれているからです。
食いもの屋も、町も、持ち味を崩さないで欲しいものです。


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みかん猫67

撮影、総勢四名

久しぶりにカメラを連れて撮影散歩をしました。
学生同伴の博多町歩きです。
私の気ままな呼びかけに応じてくれた学生は3名。
私を入れて一行四名です。

総勢四名は予め予定の数です。
食堂に入っても、四名だと一卓にうまく収まります。
歩き疲れてタクシーに乗るにしても、都合が良い・・・
カメラを持った人間が大勢、ぞろぞろ歩いて撮影すると、その地の住人たちにも迷惑がかかることもありますが、少人数だと、あまり波風もたちません。
そんなこんなで、総勢四名がちょうど良いのです。

気晴らしの撮影ですから、焦らない、欲張らない。
朝もゆっくりです。
博多駅に着いたのが10時・・・
10時といえば、ティータイムです。
本格的に歩き出す前に、まずは作戦会議です。

実は、この段階では本日、どこをどう歩いて写真を撮るかといった計画は白紙のまま博多駅までやってきた次第です。
私の注文したお茶は暖かい〈アールグレイ〉。
さっぱりしたところで、いざ、出発。

作戦会議は不調に終わり、結局は定番の住吉、美野島方面に歩くことになりました。
博多駅を後にして、住吉エリアに着いて最初の撮影は11時少し前。
昼飯まで一頑張りです。

JJ C7 23 017 福岡市博多区 X100 23 2#

JJ C7 23 032 福岡市博多区 X100 23 2#
福岡市博多区住吉 / Fuji FinePix X100 + 23mm F2  撮影データは共通

いきなり〈空〉ですが、〈空腹〉ではないですよ。
駐車場の〈空き有り〉の張り紙です。
その張り紙の古ぼけ加減がなかなか良いのです。

ホコリまみれの車の写真は、上の駐車場とは関係のないところで撮ったものです。
学生が見つけた被写体を、後から失敬しました。
人の尻馬に乗っかる撮影散歩もまた、気楽で良いものです。

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みかん猫67

この歳になると人生について考えることが多くなります。
とは言っても凡庸な私のことですから難しいことを考えているわけではありません。
あくまで、自分の乏しい人生経験から考えが及ぶ範囲でのことです。

私ももうすぐ64歳になります。
人生の大半は既に消化してしまった状態です。
いろんなことがありました。
嬉しいこと、悲しいこと、辛いこと、苦しいこと・・・
おやおや、マイナス要素の多い人生だこと。

そんなこんなで63年の人生の穂先に立って、過ぎ去った日々のことを振り返ったとき、言えることが一つあります。
それは、過ぎてしまったことはすべて〈切ない〉〈空しい〉ということです。
63年生きて会得した人生観です。

だからといって、今を生きることに精を出すのが無意味と言っているのではありません。
〈切ない〉〈空しい〉のは過ぎ去ったことで、今現在となると、意見が変わります。
人生、今は複雑です。
嬉しいこと、悲しいこと、楽しいこと、苦しいこといろいろです。
だから、生きるエネルギーが湧いてくるのです。
今日という日が如何なる結果であっても、過ぎてしまえば・・・
「何事も時が解決してくれる」と昔から言われています。

記憶の底に溜まったものを噛んでみたとき、ほろ苦いものが残ります。
しかし、それは毒ではありません。
こころの糸を震わせる妙薬のはずです。

こころの糸の震えは感受性を刺激し、また、一枚写真ができるというものです。

CP C1 18 003 福岡市東区 M8et28a#
福岡市東区 | LEICA M8 + ELMARIT-M 28mm F2.8 ASPH.

CF0506.190 et24a福岡市東区5
福岡市東区 | LEICA M8 + ELMARIT-M 24mm F2.8 ASPH.

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みかん猫67

涙雨から薄曇りの空

朝、起きると雨が降っていました。
濡れた路面を走る車の音が軟らかなのは、霧雨だからでしょうか。
穏やかな雨です。
金属の塊で、普段は無機質な列車の音も、心なしか湿って情緒すら感じられます。
一面の雲が空に蓋しているからかでしょうか。

雨にまつわる言葉に「遣らずの雨」とか「涙雨」などといったものがあります。
どれもこれも、切ない気持ちが込められているようです。
一人部屋の中から外の雨景色を眺めながら、誰に語るともなく「涙雨だね」なんて呟いてしまいあした。

「遣らずの雨」なんて色っぽいこととは無縁ですので、「涙雨」なんてことばが口を突いて出たのでしょう。
「涙雨」には、悲しみの涙が雨と化して天から降るという文字通りの意味と、ほんの少し降る雨という意味もありますので、今朝のような霧雨にはぴったりのことばかも知れません。

「雨奇晴好」(晴好雨奇)
晴れても雨でも、それぞれに趣があり、いずれも良いといった意味です。
晴れと雨の間に、曇天があります。
これはこれで、また風情のあるものです。

写真を撮る上で〈光〉は大切な要素です。
ここで言っている〈光〉とは、光がなければ写真は写らないといった単純な問題ではありません。
光は写真の決め手になるのです。
写真の内容に多大な影響を与えるものなのです。

大学の授業で学生たちに向かって「光を読みなさい」と常に言うのですが・・・これがななかな実践してもらえません。
光を見極める能力は生まれ持った〈素質〉によるものなのでしょうか。

写真家の武田花さんは晴れた日の透明感を好み、植田正治さんは空を薄い雲が覆ったようなときの光を好んでいます。
写真家それぞれに、感じる光があるようで、それは生まれ育った風土の光に影響されるのでなないかと密かに考えています。

同じ道を歩いていても、昨日までは素通りしていたところでふと足が止まることがあります。
季節が変わり、それによって光の強さや色、射す角度が変わることで、昨日と違った今日があるのです。

午前中で雨もあかり、午後は植田正治さんの好きそうな光になりました。
蛾が窓ガラスに止まっていましたので、薄曇りの空を背景に写してみました。
背景の竹を適度にぼかすために絞りはF2.8にしています。

これでいくと、私の頭の中の惚け具合はF5.6くらいでしょうかね。
いやいやF4くらいかも・・・


JJ C7 21 023 福岡市東区 X100 23mm F2#
福岡市東区 / Fuji FinePix X100 + 23mm F2 ASPH.

JJ C7 21 033 福岡県糟屋郡新宮町 X100 23mm F2#
福岡県糟屋郡新宮町 / Fuji FinePix X100 + 23mm F2 ASPH.

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みかん猫67

たとえば7月20日

人には忘れられない日、忘れてはいけない日というものが少なからずあるものです。
それは嬉しい思い出に繋がっているものもあれば、悲しい記憶を呼び覚ますものでもあるでしょう。
その日を境に人生が変わったとかいうこともあるでしょう。

こと、〈記念日〉というものに関しては一般的に女性の方が想いが深いようです。
それに反して男は駄目です。
よく、〈結婚記念日〉を忘れていて、かみさんから睨まれるなんて話しをテレビドラマ等でも目にしますが、男とはそういったもののようです。

結婚記念日どころか、気がつけば自分の誕生日も忘れてしまっていることもあります。
晩飯の食卓に私の好物が並び、ちょっと豪華なので、「はて、今日は何か特別の日だったか?」と考えたら、自分の誕生日だったりして。
最も、この歳になると、「また一つ老けてしまった」という気持ちになるので、脳の方で誕生日を認識しないようにしてくれているのかも知れません。
世の中、こういった症状が始まると、〈惚け〉が、始まったと言うのでしょうけれど。

私の知り合いに日記を毎日、数冊書いている男性が居ます。
去年の今日がどんな日だったか・・・、一昨年は?と、過去の日記を読み返すのを日課にしているようです。
私は日記をつける習慣はありませんが、写真を撮りますので、撮った写真を溯っていけば、曖昧ではありますが、記憶が蘇ってきます。

例えば、今日七月二十日。
2010年7月20日に撮った写真を見てみると、大学に隣接するアパートの鳩避けネットに始まり、学内に貼られた「朝食べないと元気でないぞ!!」のポスター(亀カメラ 2010.07.26 掲載)、それに、図書館で見た学生の運動靴(亀カメラ 2010.07.30 掲載)などを撮っていました。
確かこの日は、卒業生が図書館で調べものをしたいと連絡してきたので、その待ち合わせの合間に撮ったのが学生の靴でした。

2009年7月20日は撮影をしていませんでした。
2008年7月20日は福岡城跡の堀端で撮っていました。
私が、ここに出かけるのは福岡市美術館か床屋に行くときです。
さて、この日は・・・記憶は曖昧です・・・なんといっても〈惚け〉が始まっていますから。

CB C7 20 019 福岡市中央区 M8 ET28a#

CB C7 20 013 福岡市中央区 M8 ET28a#
福岡市中央区 / LEICA M8 + ELMARIT-M 28mm F2.8 ASPH. データ共通


お母さんと一緒に昆虫採集をした日の記憶がこの少年にのこるでしょうか?
虫かごと一緒にカメラを持っていれば良かったのに。
もう一枚はお堀の蓮の花。
普段、こういったものは撮らないのですが、どうした気の迷いなのでしょうか?
素直に奇麗と感じたのでしょうね。


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みかん猫67

窓からの眺め

鳥取県の米子市内にある〈植田カメラ〉のビルの二階に喫茶店があった時代の話しです。
ご存知のように〈植田カメラ〉は、写真家の植田正治さんのお店です。
毎年、決まったシーズンに、学生たちと車を連ねて植田正治さんの所を訪ねていました。
そんなある日、二階の喫茶店に案内されて、こんな話しを聞きました。

「ボクはね、暇なときにはこの窓から外を眺めるのが好きなんです」
コーヒーに砂糖をいっぱい入れ、そのうえシュークリームなどを嬉しそうに頬張る姿が思い出されます。
そのとき、道行く人を上から眺めるのは面白いといったようなことを話しておられたと記憶しています。

私も、とりたててすることもなく、時の流れに耳を澄ませるだけといったとき、ボーッと窓の外を眺めていることがよくあります。
私は植田正治さんと違って、窓から上(空)を眺めることが好きです。
窓の外を眺めていても、時折飛んでくる小鳥やカラス、それに、雲。
そういった何でもないものたちが目に入るだけで、これといって心躍るようなことはありません。
とりとめのない・・・それが良いのかも知れません。

西日の当たる大きな窓のある部屋。
窓の外を眺めるのにも飽きたところで、ブレインドを少し下し、こんどは本を読みます。
この部屋には椅子が二つ。
いずれも少し座り心地の悪い椅子。
あまり座り心地が良いと、居眠りをしてしまうので、落ち着かない椅子の方が読書には良いのです。

黄昏時の黄色味を増した光に照らされて、部屋のなかの見慣れたものたちも素敵に見えます。
気が向けば、そんなものたちにレンズを向けます。
何をしていても、こころが動けば写真です。
〈見て〉〈撮る〉、それしか、私に出来ることがないものですから。

気がつけばすっかり日暮れ時。
今日も、窓の外にUFOが飛んでいました。

110221.010 福岡市東区 K7 da21 3.2#

110221.011 福岡市東区 K7 da21 3.2#
福岡市東区 / Pentax K-7 + DA 21mm F3.2 撮影データは二枚とも同じです。


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みかん猫67


踏切待ちの間にも写真

世の中便利になったものです。
ネット社会の恩恵というやつでしょうか。
資料探しなども簡単にできてしまいます。
学生たちが提出するレポートも、インターネットで探した資料をコピーして、貼付ける、いわゆる〈コピペ〉したものが大半です。
学生自身の文章ではないために、文章が妙に古くさかったり、大人びていたりするのですぐに分かります。
また、ちょっと気の利いた学生は数種類の資料を探して、それらから適当な箇所をこれまた〈コピペ〉してくるものですから、一つのレポートの中で複数の語調の文章が出て来たり・・・
まあ、他愛ないと言えばそれまでなのですが、なんともやるせないものを感じます。

私たちが学生だった頃は、〈コピペ〉なんて便利な手法がありませんでいたから、ただひたすら文献の書き写すことをしていましたが、この場合、なんとなく自分の言葉になるようにアレンジしていたものです。

ネット社会の恩恵は私も受けています。
例えば、私の乗るバスが、利用するバス停に近づいて来たかどうかといったことがを知るのに、インターネットを利用しています。
夕方の帰りのバスの場合、「高須磨団地」というところにバスが到着したときに、パソコンの電源を切り、流し台に残った洗い物を済ませて部屋を出ると、まあ、丁度良いタイミングでバスがやってくるといった次第です。

バスは鉄道と違い交通渋滞などで遅れるのが常です。
私の利用するバスの場合、平均10分は遅れます。
場合に寄っては30分近く遅れます。
そんなバスをバス停で延々と待つのが嫌だから、できるだけぎりぎりになってから行動を開始するために、インターネットの情報を活用しています。

ところが、大学を出てからバス停までの間に、JRの踏切が二つと、道路の信号が一つあるので、そこで足止めされてしまったときには、目的のバスに乗れないなんてことも度々です。
こんな目に遭うたびに、「もっと余裕を持たなければ」反省をするのですが、その反省のこころもクリック一つでゴミ箱入り・・・その繰り返しの日々です。


JJ0606.002 福岡市東区 K5 DA21 3.2#
福岡市東区 / Pentax K-5 + DA 21mm F3.2

JJ C7 11 023 福岡市東区 X100 23 2#
福岡市東区 / Fuji FinePix X100 + 23mm F2 ASPH.


足止めにされている間も、ただ漫然と遮断機が上がるのを待つ訳ではありません。
そこはそれ、写真親父ですからチャンスがあれば写真を撮ります。
一枚目の写真は携帯電話でメールをしている女子高生に最初、注目したのですが、遮断機の向こうを見ると、競輪のスタート前のように三人が並んでいるを発見しました。
しかし、よく見ると一番左はおばあさんが乳母車のようなものを押して、すまして立っていました。
それが、なんとなく滑稽に見えて、嬉しくなって撮ったものです。

二枚目はストレートな写真です。
電気釜を小脇に抱えた親父が、よい雰囲気だったので、何枚か撮りました。


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みかん猫67

ま、ええか

最近、自分自身が年寄り臭くなってきたと感じるのです。
気力が湧いてこなくなったような・・・
もともと、若い頃から元気はつらつといった人間でもありません。
常に前向きに、目標を高く持って精力的に活動してきたとは言えませんが、まあ、それなりに生きて来たつもりです。
でも、やはりどこか気の抜けたところは、若い頃からあったのかも知れません。
「ま、ええか」と、適当なところで妥協する癖があるようです。

FP0716.094.016 福岡県糟屋郡新宮町 M4 SA21 3.4
福岡県糟屋郡新宮町|相島 / Leica M5 + Super Angulon 21mm F3.4


小学校などで学期末に出される成績と生活態度が記されたものが各自に配られます。
今は〈あゆみ〉とか優しい名前がついているようですが、私が子供の頃には、それを〈通知表〉とか〈通信簿〉とか言っていました。

成績は五段階表記で、数字が大きい方が成績が良いといった仕組みです。
そのほかに、担任の教師からのメッセージも書かれています。
私の通知表のメッセージ欄に、いつもかかれていた言葉が、「協調性に優れている」といった内容のものでした。
これは、担任が変わっても同じようなものでした。
他に、これといって取り立てて書くような優れた点も、問題点もみあたらない、平凡な子供だったのかも知れません。

協調性に優れていると書かれるということは、人と争わない子供だったのでしょうか。
他人と助け合ったり、譲り合ったりしながら、仲良く目標に向かっていく・・・農村型社会に最適な性格と見ることもできます。

社会が成長しているときであれば、力を合わせて、皆で豊かになりましょうで良かったのでしょうが、バフル崩壊後の競争社会では、成果主義、個人主義が声高に叫ばれるようになり、はたと戸惑ってしまうこともあります。

協調性があるが故に、頭一つ抜け出せないといったことは無かったのか。
譲り合いの精神から、自我を抑制してこなかったのか。
などなど、自分の人生を振り返ったとき考えることもありますが、そんなときに出る答えはいつも一緒。
「ま、ええか」

JJ C7 16 013 福岡市中央区 X100 23 2#
福岡市中央区 / Fuji FinePix X100 + 23mm F2 ASPH.


二枚目の写真は、昨日、床屋の帰りに、町を歩いていてスナップした写真です。
中学生の前を、やや背中を丸めて中年の男性が歩いて行きます。
中学生たちは手に楽器の入ったケースを各々持っています。
前の男性も、なにやら楽器の入っているらしいケースを持っていました。

吹奏楽部の部員たちと、顧問の先生と睨んだ私は、この写真を撮ったあとも、二枚目三枚目の写真を撮ろうと、後を着いていったのですが、すぐ、この先の駐車場(画面、右隅に車が見えます)に停めてあった車に全員乗り込んでしまいました。

狙いどおりの写真が撮れなくても、「ま、ええか」。
欲張っても仕方のないことです。


※追記|なぜ、私が楽器の入ったケースと判断したか・・・
写真左奥に楽器屋の青い看板が見えます。

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みかん猫67

手ぶらでは戻れません

「暑いから髪の毛でも短くして、サッパリしよう」なんてことではありませんが、床屋に出かけました。
短くしようにも、刈る髪がないのですから。
それでも、チョロチョロ髪は伸びてきます。
そうなると、なんともむさ苦しくなって、家族から「散髪でも言ったら」と、白い目を向けられます。
ただでさえも、爺は居るだけでむさ苦しいようなのです。

こんな頭ですから、手近にある、安くしてくれる散髪屋でも良いのですが、千円以上の交通費と、時間をかけて出かけていきます。
床屋の話しとなると、いつもこんな書き出しで始まっているように思いますが、どうかお許しください。

写真を撮るとなると、鞄の中には写真機を二台入れて行くこともありますので、鞄は少々重くなります。
床屋に入り、奥さんに鞄を渡すと、「お〜、重い」と、これもお定まりの一言。

早速、椅子に座り、世間話をしながら髪切りが始まります。
そうこうしているうちに、いつものことでうが、私は眠ってしまいます。
途中、洗髪のときにいちど目を覚ましますが、顔剃りがはじまると再び眠ってしまいます。
このところ睡眠時間の短い日が続いていたので、今日は本当にぐっすりと眠っていました。
目が覚めると、私のおでこはぴかぴかに光って、頭の中も外も爽快になっていると云う次第です。

寝不足も解消して、気分もすっかり良くなっています。
「どっこいしょ」と、重い鞄を斜め掛けにして床屋を後にします。
さて、これから何処に向かうか・・・

本日の最終目的地を天神の書店と決め、あとは足の向くまま、気の向くまま。
遠路はるばる、高い交通費を払って、遠くの床屋に来ているのですから、当然、時間があればその辺りを歩いて写真も撮るつもりで出かけて来ています。
関西人は「生きたお金の使い方」を普段から心がけていますから、手ぶらでは戻れません。
「元を取って帰らなあかん」

JJ C7 16 035 福岡市東区 X100 23mm F2#
福岡市東区 | FUJI FinePix X100 + 23mm F2 ASPH.

JJ C7 16 037 福岡市東区 X100 23mm F2#
福岡市東区 | FUJI FinePix X100 + 23mm F2 ASPH.

歩きながら何枚か写真を撮りましたが、今日はその写真ではなく、帰りのバスの窓から、お定まりの景色を撮ったものです。
カメラは〈FUJI FinePix X100〉。
ピントはマニュアルフォーカスで予めピントを特定の距離に固定する、いわゆる〈置きピン〉で撮影。
こうすることで、カメラがピント合わせに手間取ることもなす、バスがこの橋の上を渡りきるまでに何回かシャッターを切ることができます。

この写真を選んだのは、昨日の〈亀カメラ〉の話題を続けられるからです。
昨日は被写体が動いていましたが、今日はカメラの方が動いている状況です。
撮影位置が変わることで、水面の光の帯と、小さな二艘の船の関係とが変わってきます。
二枚目の写真の場合だと、二艘の小さな船は光の帯のなかにきています。

さて、どちらの写真を採用するかですが・・・
私としては、二枚目の写真を選ぶつもりで、色補正も丁寧に仕上げてみました。


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みかん猫67

〈かたち〉と〈位置〉

昨日に引き続き、今日もよいお天気です。
雨嫌いの私にとって、晴れているというだけで、朝から良い気分です。
こんな日には、きっと写真がたくさん撮れる・・・と思うのですが、現実はなかなか筋書き通りにはいかないものです。

今日は撮影した全カットを見れ貰います。
とはいっても、今日撮った写真は2カットです。
それも、連続して同じようなカットを二枚です。

二枚の写真を見た人の中には、「なんだ、同じような写真じゃないか・・・」と思われる方も少なくないでしょう。
でも、そういった方々にとって取るに足らない些細なことかもしれませんが、違いはあります。
その違いは、画面に登場する人物三人それぞれの〈かたち〉と、黄色いカバーのかかったランドセルを背負った小学生二人の〈位置関係〉です。
静止画像である写真にとって、〈かたち〉と〈位置〉(配置と言ってもよいかも知れません)は重要なことだと、私は考えるのです。

これが決まった瞬間こそが、まさに〈決定的瞬間〉なのです。

しかし、私などはカルティエ・ブレッソンさんや、土門拳さん、木村伊兵衛さんたちのように〈この瞬間〉を一発で決めることは難しいので、こうして何枚か撮ってしまいます。
まあ、「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」といったところでしょうか。

その、当たった瞬間が見たくて、レンジファインダー(ビューファインダー式)カメラを使っていると言えなくもありません。

JJ C7 15 001 福岡市東区 X100 23 2#
福岡市東区 | Fuji FinePix X100 + 23mm F2 ASPH.

JJ C7 15 002 福岡市東区 X100 23 2#
福岡市東区 | Fuji FinePix X100 + 23mm F2 ASPH.

さて、この二枚の写真。
どちらが良いか・・・ですが、結論から言うと、二枚目の写真です。
一枚目の写真は、三人の後ろ姿の〈かたち〉から動きが感じられ、ちょっと急な坂道を登っている感じは伝わります。
それに比べると、後の写真は前を行く二人の歩みは静的で、いちばん後ろを行く小学生だけが動きを感じさせています。
この、静と動の取り合わせが良いのです。
また、小学生二人の位置関係も二枚目の写真の方が画面上の適所に人物が配置されています。

しかし、これらのことはすべて私の好みです。
でも、この〈好み〉が私の写真の〈テイスト〉を作り上げる上で大事なことでもあります。

余談ですが、数日前にやはり同じ場所で、高校生の後ろ姿を撮っています。
この写真は、〈亀カメラ〉に載せることはしませんでしたが、この場所は〈私好み〉の場所なのです。


JJ C7 002 福岡市東区 X100 23 2#
福岡市東区 | Fuji FinePix X100 + 23mm F2 ASPH.

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みかん猫67

朝の光

毎朝、職場に向かう足取りは決して軽やかという訳にはいきませんが、朝の透明な光の中を歩くのは良いものです。
気分爽快なときは、一層晴れやかな気持ちにさせてくれます。
気分が滅入っているときには、慰めを与えてくれます。

このところ、毎朝、七時過ぎに・・・遅くとも七時半までには家を出ます。
夏の光が全身を包んでくれます。
少し汗ばむくらいの速さで歩けば体の中の嫌なものまで吹き出てくるようです。
夏の輝くひかりで、身体の内も外も消毒です。

私が子供だった頃には、朝、家の周りを掃除する人たちの姿を目にしていましたが、最近は、そういった姿をあまり見かけなりました。
夜、遅くまで起きていて、朝は、ぎりぎりまで寝て・・・
夫婦共働きが一般的になったいまでは、出勤前に家の周りを掃除している余裕なんてないのでしょう。

輝く光。爽やかな風。
そして、掃き清められた道。
そんな朝だと、「なんか、今日は良いことがありそう・・・」と、最高の気分になれます。

お母さんが朝ご飯の支度や、お弁当作りで台所で立ち働く音が聞こえ、美味しそうな匂いが外まで流れてきて、温かな家庭を想像させてくれます。
働き者のお母さんは、もう、洗濯も終え、奇麗に並べて干しています。
洗剤の匂いが幸せな気分にしてくれます。

今朝は、そんな道を歩いてきました。
勿論、天気も上々。
「なんか、今日は良いことがありそう・・・」

福岡市東区7
福岡市東区 | Fuji FinePix X100 + 23mm F2

福岡市東区7
福岡市東区 | Fuji FinePix X100 + 23mm F2

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みかん猫67

またもや渋滞

この時期、博多の町は、ある意味、混乱をきたしています。
この時期とは、〈博多祇園山笠〉の頃です。
博多祇園山笠は七月一日から十五日までの間に、いろいろな行事が行われます。
特に七月十日からは、〈舁き山〉と呼ばれる山車(車輪はなくて、男衆が担ぎます)が、町に出ます関係で、交通渋滞が始まります。
今日は、そのなかでも最も町が混乱する〈集団山見せ〉の日でした。
明治通りの呉服町交差点~天神(福岡市役所)間約1.3kmが〈集団山見せ〉の舞台ですから、博多の町の中心部の交通渋滞はたいへんなものです。

そんななか、凝りもせずに、またバスに乗って福岡の中心、天神に出掛けてしまいました。
それも、真っ最中の時間帯にです。
今日が〈集団山見せ〉の日だということをすっかり忘れていました。


JC0131.115 東京都新宿区 sn35#
東京都新宿区 | LEICA M9 + SUMMICRON-M 35mm F2

福岡都市高速道路を出た、〈蔵本町〉の交差点あたりから渋滞で、信号は完全に麻痺。
久しぶりに警察官による〈手信号〉を見ました。
昔の警察官は、この手信号が上手かった記憶があります。
なかには、まるで舞踊を連想させるくらい、芸術的な身のこなしで車をさばいている警察官もいました。
最近では、あまりする機会がないのか、手際よく車がさばけていなかったのがちょっと残念です。

今日も、「ここまできたら、慌ててもしかない」と、諦めの境地で、運転手の「お急ぎの方は、バスを降りてください・・・」といった内容のアナウンスを聞き流して、冷房の効いたバスの中で〈三国志〉を読んで過ごしました。

070804.165 M8 et28a#
Oahu Hawaii | LEICA M8 + ELMARIT-M 28mm F2.8 ASPH.


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みかん猫67

夏草や・・・

この季節はちょっと油断をすると、夏草が庭を覆い、生け垣も、すぐに見苦しくなってしまいます。
それでも、忙しいの、暑いのと、何かと理由をつけて、草抜きや、生け垣の手入れを先送りにしてしまいます。

物事には限界というものがあるようす。
朝、新聞を取りに度とに出たときに目にした我が家に生け垣が、あまりに見苦しかったので、今日は思い切って生け垣の手入れをしました。
朝飯前に一働きです。

いくら小さな庭といっても、朝飯前に片付けるなんてことはできません。
おまけに、この暑さのなか、一気に仕上げるのは無理なので、部分部分に区切って、時間をかけて仕上げることにしました。

比較的、涼しい朝のうちに、こつこつとやっていけば、いつかは小奇麗になると、刈り込み鋏を握ったのですが、やはり、汗が流れ出てきます。
少し前の、じめじめとしていた時期には、蒸し暑さに負けて、「俺も歳やな  だいぶ体力がおちてきよった・・・」と感じていたのですが、夏も本格的になり、だいぶ体が暑さに馴染んできているようで、今朝はそれほど辛くはありません。
「ええ  調子や・・・」
今年も、元気に過ごせそうな、小さな自信のようなものを、小さな庭に立って感じました。

SOUTH

CB0904.012 oahu Lx3
Waianae Oahu Hawaii / Panasonic LX-3

我が家の庭では絵になりませんので、今日の写真はハワイで撮ったものを選んでみました。
最初の黒白写真は、オアフ島の北、ノース・ショアにある、〈ハレイワ〉という町に入る旧道です。
新しい道が作られ、既に道路として使われていませんので、雑草が生い茂っていました。
雑草をかき分けて入り込むと、SUOTHと記された道路標識が雑草に飲み込まれそうになっていました。

カラー写真の方は、オアフ島の西北部、〈ワイアナエ〉にある、バス停の横の花です。
常夏の南の島は緑も濃く、色とりどりの花がそこかしこで咲いています。
記録用に持って行ったコンパクトカメラを、〈ピンホール写真〉風に撮れるように設定して撮ってみたものです。

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みかん猫67

大学の教員をしていますので、学生が大学の研究室を訪ねてくることはよくあります。
ところが、こちらの都合と学生の都合とがうまく噛み合ないときの方が多いのには弱ります。
学生たちは自分たちの空き時間を利用して訪ねて来てくれるのですが、その時間と私の空き時間が同じでないことが多いのです。

気の利いた学生は、私の授業の空き時間を見計らって来てくれるのですが、こちらは授業時間になったら教室に出かけ、90分喋って、「はい終わり」とはいきません。
授業の準備などにも神経を使いますので、授業時間でなくても、その前などはちょっとイライラしていて、誰にも邪魔されたくないというのが本心です。

そんなときに、「先生、遊びに来ました・・・」などと、やって来られると、無愛想になってしまいます。
特に、一年生の学生などは、中学、高校時代の殻をケツにくっつけたような状態なので、この、「遊びに来ました・・・」が、多いのです。

もちろん、いつもいつも無愛想というわけではありません。
その日の授業がみんな終わってしまった後などは、学生たちと一緒に馬鹿話(失礼)に興じています。

研究室の隣は〈ゼミ室〉で、ここには私の研究室所属の三年生、四年生が居ます。
訪ねてきてくれた学生を、私が対応が出来ないときには、〈ゼミ室〉に連れて行きます。
そうすると、私のゼミ生たちは、そのあたりを心得てくれているようで、後輩たちの面倒をよく見てくれます。
結局は、訪ねて来た学生たちも、私なんかと茶飲み話をするよりか、歳の近い先輩と話しをする方が愉快なようです。
訪ねて来てくれた学生をゼミ室に案内し、少しの時間、私も一緒になって雑談をしますが、適当な頃合いを見計らって、自分の部屋に戻ります。
そうすると、隣のゼミ室から愉快な笑い声が聞こえて来たりします。

今日も、一年生が三人、研究室を訪ねてきてくれました。
そのときに、私のゼミは無いのか? という質問を受けました。
一年生の終わりに、コースを選択し、二年の終わりに所属するゼミナールを選ぶことになります。

私は定年まで、あと二年半ですので、いまの一年生がゼミを選ぶときには、定年まで一年半しか時間が残されていません。
定年まで二年を切った教員はゼミナールを開講できませんので、今年の一年生が、ゼミナールを選ぶときには、私は大学には居ますが、私のゼミナールは開講されないのです。

私の授業を通じて、多少でも私が伝える〈写真〉に興味を持ってくれた、学生が居たことを嬉しく思うと同時に、教師として、残された時間を意識させられることで、少し寂しい気分でもありました。

110711.007 福岡市東区 X100 23 2#
福岡市東区 | Fuji FinePix X 100 + 23mm F2.8

CB0905.202 North Shore(Kahuku) M8.2 et24a
Hawaii Oahu North Shore | LEICA M8.2 + ELMARIT-M 24mm F2.8 ASPH.

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みかん猫67

夏は博多祇園山笠と鰻

日曜日ですが、昼過ぎまで、大学の研究室であれこれと雑事をこなしていました。
雑事とは主に部屋の掃除です。
一週間分の授業に使った資料などが部屋中に散乱した状態で放ったらかしにしていたものを一気に片付けるのです。
授業の都度に片付ければよいのですが、やれ授業だ、会議だと毎日、ばたばたしていて、片付けどころではないのです。

部屋の片付けは途中ですが、午後からは街に出ました。
学生から展覧会の案内状を貰っていたのです。
仕事柄、展覧会の案内状を頂くことは多いのですが、あまり進んで写真の展覧会に出かけることはありません。
なんと言っても自分の写真が一番好きですから。

義理や付き合いで出かけて行っても、落胆するのが目に見えています。
それなら最初から出かけないにこしたことはありません。
私が出かける写真展は、普段から良い写真を見せてくれている人の展覧会と、手渡しで案内状を貰ったもの、誠意のこもった案内状を送って頂いたものくらいです。
宛名や住所などをプリンターで打ち出したような展覧会は失礼することにしています。

今日、足を運ぶ展覧会場は二カ所です。
都市高速道路を走るバスの窓からの景色は、もう夏です。
入道雲のような雲が湧き、眼下の野球場では、暑さのなか少年たちが野球に熱中している姿が見えます。

夏は野球です。
高校野球の予選も各地で始まっています。
何かに熱中する若者たちの姿は、夏がいちばん輝いて見えます。
この歳になると、そんな若者たちが眩しく、羨ましく思えます。

バスは都市高速道路から出て、博多五町あたりまできたところで、急に動かなくなりました。
車窓の外には、締め込みに白い上着の山笠姿の男たちが見えました。
そうか、いまは山笠の期間なのだ。
博多祇園山笠の山(山車)が街中に繰り出すことで、毎年、繰り返している渋滞騒ぎです。

バスの運転手が車内放送で、「お急ぎのお客さんはここで降りてください。」と再三繰り返しています。
普段なら短気な私ですから、すぐにバスを降りて歩き出す所なのですが、今日は腰を落ち着けてしまった感じです。
というのは、読みかけの本が鞄の中に入っていたからです。
時間がかかるのなら、ここのところは、ゆっくりと本でも読むか・・・と目的地まで本を読み続けていました。

110710.031 福岡市博多区 M8.2 B25 2 ZM#
福岡市博多区/ LEICA M8.2 + Biogon 25mm F2.8 ZM

110710.026 福岡市博多区 M8.2 B25 2 ZM#
福岡市博多区/ LEICA M8.2 + Biogon 25mm F2.8 ZM

展覧会を観たあとは、写真を撮りながら博多の街をぶらぶら歩きました。
中洲にある行きつけの鰻屋の近くで、祇園山笠の雰囲気を味わいました。

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みかん猫67

遠近両用の眼鏡

私の最初の眼鏡は老眼鏡でした。
それがいつ頃のことだったのかという記憶の方は定かではありませんが、老眼といわれるには少々早い頃だったと思います。
若い頃から遠視気味の目には、老眼が早くやってくるようです。

老眼というのは近くが見え難いので、なかなか厄介なものです。
仕事から退いたあとの、のんびりとした時間の過ごし方として、〈読書〉を考えていました。
働いて収入のある間に、できるだけ本を買い込む努力をしてきたのですが、これは、宝の山の持ち腐れになるかも知れません。

小さな活字を拾うには、歳とともに目の方の性能が追いつかなくなってきています。
そこに気がつかなかったのは迂闊でした。
多くの老人が、日がな一日、テレビを見続けているのは、活字は疲れるからだということが、その歳になってようやく分かりました。

読書に限らず、写真においても、目の衰えは重要な問題です。
写真における〈ピント〉は重要な問題です。
写真術がまだ幼かった時代には、露出とピント合わせがきちんと出来ることは大命題でした。
露出がくるったり、ピントがボケたりしているようでは駄目でした。

それが、技術の進歩で露出もピントも機械の方にお任せできる時代になりました。
つまり、私のような惚け親父でも、写真は続けられるようになりました。
でも、そう喜んでばかりは居られません。
やはり目は大事なのです。

近視の人は眼鏡をかければ、遠くも近くも見えるようになりますので、さほど問題はないでしょうが、老眼が大変なのです。
老眼は、遠くは見えますが、近くが見えないのです。
老眼鏡を掛けると、近くは見えるが遠くが見えなくなるのです。
遠くも近くも・・・という訳には行かないのが老眼なのです。

老眼鏡がないと、デジタルカメラの小さな液晶画面が見えないのです。
老眼鏡がなくても液晶画面が何処か・・・くらいは見えますが、画面に表示されるものが、老眼鏡なしでは見えないのです。

液晶画面を見るために老眼鏡を取り出すのもなかなか面倒なことです。
ならば、近視で乱視、老眼の三重苦を解決するためにと、〈遠近両用〉を一つ作りました。
遠近両用の眼鏡が出来たので受け取りに出かけたとき、眼鏡屋さんが、「これは慣れて頂く必要があります・・・」と言いました。

早速、眼鏡屋さんからの帰りに掛けてみましたが、バスに乗り込むステップのところで、足がふらつきました。
以来、遠近両用眼鏡は自宅のテレビ画面と新聞の番組欄を見るのに使っています。

CB1112.001 関門海峡 et24a
山口県下関市/ LEICA M8.2 + ELMARIT-M 24mm F2.8 ASPH.

CB0531.312 長崎市 uch35#
長崎市 /  LEICA M8 + UD-HEXANON 35mm F2

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みかん猫67

お年玉で眼鏡

少し以前のコマーショルで「芸能人は歯が命」といったものがありましたが、写真をする人間にとって目は命綱です。
時折、盲目の写真家といわれる人がマスコミに登場しますが、それは特殊な例で、一般的には目が見えなくなったときに、写真との関係も終わります。

目が見えなくなるといった重大なことでなくても、視力が落ちてくると、写真をするうえで、何かと不便になってきます。

歳をとると、近くのものが見難くなる〈老眼〉といわれる症状があらわれてきます。
この症状は、若いときに目の良かった人ほど早く発症すると聞いたことがあります。
私はすでに立派な老眼です。

いくらオートフォーカスカメラであっても、ピントが合ったときには、肉眼でもしっかりとピントが合って見えないと不安ですから、ファインダーを覗いてのピント合わせには〈視度補正レンズ〉は不可欠です。
また、デジタルカメラでボディ背面の液晶画面でピントやフレーミングをするカメラの場合は、視度補正レンズは使えませんので、老眼鏡のお世話にならなければなりません。

ところが、最近、その老眼鏡の度が合わなくなったと感じるようになりました。
老眼が進んだようです。
デジタル写真になって、終日パソコン画面と向き合い、目を酷使しているのが良くないのでしょう。
「目は命」ですから、大事にしなければなりません。
今年の正月に娘から「老眼鏡でも買ったら・・・」と、お年玉をもらっていますので、それを握りしめて、思い切って眼鏡屋に出かけてみました。

検眼の結果は私の予想とは違って、近視だといわれました。
視力が0.5と0.4だそうです。
どうりで、最近、遠くの景色がぼやけて見えるはずです。

近視は近くが見えて、遠くが見えません。
老眼は遠くが見えて近くが見えない・・・つまり遠視だと思っていたのですがどうもそうではないようです。
遠視と老眼とは違うようです。

私の目は近視と老眼が一緒になって、近くを見るのも、遠くを見るのも難しくなっているようです。
そのうえ、乱視にもなっているようです。

そこで、眼鏡ですが・・・老眼用、近視用が必要になりました。
眼鏡を二つ持ち歩くのも何ですから、遠近両用眼鏡もあれば便利です。
また、本を読む時の目と本との距離と、パソコンを操作する時の目とパソコン画面との距離が異なるので、老眼鏡は書見用とパソコン用と、ピントが合う距離の異なるものがあった方がよい等々
思わぬ出費です。
握りしめていった、娘から貰ったお年玉だけでは間に合いませんでした。
来年は、お年玉を値上げして貰わなければなりません。

JC0130.033 東京都新宿区 sn35#
東京都新宿区 | LEICA M9 + SUMMICRON-M 35mm F2


CB0306.058 大阪市福島区 sx35a#
大阪市福島区 | LEICA M8.2 + SUMMILUX-M 35mm F1.4 ASPHERICAL

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みかん猫67

雨の七夕

がさつな家庭に育った所為か、七夕に格別の思い出はありませんし、思い入れもありません。
空を見上げるなんて柄でもありませんので、天の川を見たいと思ったこともありません。
草原で日暮れまで遊びほうけていましたので、短冊に願い事を書いて、笹の枝に吊るしたなんて記憶もありません。
だから、七夕の日に雨が降ろうが槍が降ろうがおかまいなしで、この歳までやってきました。

2011年の七夕の日は、昨日からの雨が降り続いていました。
雨雲で覆われた空に天の川は見えず、〈生憎の雨〉ということです。

普段は、写真を撮りながらふらふらと歩いて職場まで出かけるのですが、雨の日はバスに乗って出かけます。

交通渋滞でバスも思うように進んでくれませんが、のんびりと窓の外を眺めていると、それはそれで楽しいものです。
窓の外に被写体を見つけることもあります。

JRの踏み切りを越えたとしても、その10ネートルくらい先の国道には信号があり、ここでも待たされます。
この二重の通せんぼですから、普段からのろのろ運転なのです。
雨の日は一層渋滞が激しくなり、なかなか抜けられません。

JRの踏切で上り下りの列車に引っ掛かりました。
上り下りの赤い矢印が同時に光ったところでシャッターを押しました。
雨の朝の青白い空気の中に赤い矢印が印象的です。

110707.004 福岡市東区 X100 223 2#
福岡市東区 / Fuji FinePix X100 + 23mm F2

110707.005 福岡市東区 X100 23 2#
福岡市東区 / Fuji FinePix X100 + 23mm F2


実は、ここで密かに待っていた被写体があるのです。
それは、ピンクの傘です。
この前の雨の日に、窓の外を奇麗なピンク色の傘が揺れながら通り過ぎるのを見ました。

そのときはカメラを取り出して撮影する余裕がありませんでしたので、この次はきって写真に撮ろうと、雨の朝を心待ちにしていたのです。
ところが、物事は思うように捗らないもので、今日はピンクの雨傘の人は現れません。

ようやくのことでJRの踏切を抜け、次は、国道の信号待ちです。
カメラを鞄のなかに仕舞い、ここでは完全に油断をしていました。
ふと気付くと私の視界の隅でピンクが揺れていました。

慌ててカメラを鞄から取り出し、カメラのスイッチを入れましたが、私のFinePix X100は撮影できるまで少し時間が必要です。
ようやくシャターが降りたときには、被写体は少し先に移動してしまっていました。

一か八かで撮ったのですが、バスの窓ガラスに着いた雨粒も、それなりに効果的だったので、皆さんに見て頂くことにしました。


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みかん猫67

小学生と猫に教えられ

七月の声を聞くと、〈梅雨明け〉が待ち遠しくなります。
雨に濡れるのが苦手ですから、はやく梅雨が明けてくれればと願っています。

水曜日は大学に出て行っても担当する授業はありません。
雨の水曜日。
終日、家の中からどんよりとした景色を眺め、雨の音を聞く・・・だと良いのですが、そうも言って居れず、いつもどおり出勤。

自宅を出て、少し歩いたときに向こうから小学生たちが傘を差してやってきました。
一旦、小学生たちをやり過ごしてから、後ろから追跡。
雨で暗く、私も歩きながらの撮影ですから、ブレは覚悟して、何枚か撮影しました。

雨嫌いの私はしかめっ面をして家から出てきたと思いますが、小学生たちは雨を苦にせず、楽しそうに会話しながら小学校の方に歩いて行きます。
そんな後ろ姿を眺めていて、雨を楽しまなければ・・・と教えられました。

私は自家用車なるものを持ちません。
雨の日には、家の近くのバス停からバスを利用することが慣例です。
しかし、今日は本通まで、20分くらいかけて歩いてみました。

110706.004 福岡市東区 X100 23 2#
福岡市東区 | Fuji PinePix X100 + 23mm F2

110706.023 福岡市東区 X100 23 2#
福岡市東区 | Fuji PinePix X100 + 23mm F2

ゆっくりとした下り坂を降りているとき、〈猫〉の視線に気づきました。
雨宿り中の猫。
猫は水嫌いのようですから、きっと私同様雨が苦手だと思います。

雨に濡れないように、軒下でじっとしている猫の姿は、雨を雨として受け入れ、穏やかな気持ちで雨を眺めているように見えました。
雨を見ながら何を考えているのやら。
猫の邪魔にならないように、遠くから両手をいっぱい伸ばし、カメラの液晶画面を見ながら撮影。

猫の背景が白、単色だったおかげで、遠くの猫も、それなりに写ってくれました。

今日は、小学生と猫の雨の日の過ごし方を教えられた一日でした。
じたばたしても仕方ないということを。
すべてを受け入れれば、同情して写真に写ってくれる猫と出会うこともあります。

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みかん猫67

植田正治先生

私の勤める大学では七月いっぱい授業があります。
四月に授業が始まり、半年間に15回の授業を行わなければならないので、昔のように七月中頃から夏休みなんて暢気なことを言ってはおれません。

授業が終わると、八月九日まで試験です。
それが終わると学生たちは楽しい夏休みですが、私たち教師は試験が終われば採点し、成績を着けなければなりません。
成績の提出締め切りが八月二十日ですから、夏休みに入れるのはその後ということになります。

いよいよ授業が終わるといった頃に植田正治先生のことを授業でとりあげます。
植田正治先生は私の敬愛する写真家であり、私の写真の師でもあるわけですから、学生たちに伝えたいことは山ほどあります。
当然、90分の授業一回では語り尽くせません。

植田先生は常に大学に居られる、いわゆる常勤の先生ではありませんでした。
月に一回、三日間くらいの予定で鳥取から大学に出た来られました。
大学に来られたときに、そのお手伝いをしたのが、当時はまだ若かった私でした。
植田先生は人の名前を覚えるのが苦手のようで、私の名前をなかなか覚えて頂けなかったことが、今では懐かしい思い出となっています。

以来、植田先生が退職されるまで、実に多くのことを教えていただきましたし、個人的にも、たいへんお世話にもなりました。
私の研究室の日だまりで居眠りをされている姿、そのあたりに転がっているものを、何でも嬉しそうに並べて写真を撮って居られる姿、よく行った喫茶店で、コーヒーに砂糖をたくさん入れてコーヒーの底に沈んだ砂糖をスプーンで掬って食べて居られた姿・・・みんな懐かしい思い出です。

植田正治先生から学んだことのなかで、一番大切にしていることは「写真を楽しむこと」です。
「おっ、面白い」
「絵になるな〜」
などと、つぶやきながら実に楽しそうに写真を撮って居られました。
ふらふらっと被写体に近づき、さらっと撮られるのですが、そこにはちゃんと〈植田調〉の写真が撮れているのですから驚きでした。
何をどう撮る・・・なんてことをしかめっ面をしながら、小首を傾げながら撮っている姿を見たことは一度もありません。

大学で、私の暗室を使ってプリントをされていましたが、実に手際よく、ササッとされるのですが、出来上がった写真は植田正治の写真以外の何ものでもない素晴らしいものでした。

やはり、もの作りの原点は、自らが楽しむことにあると学びました。

植田先生のよく言われることばのひとつに「アマチュア」ということばがありました。
植田正治を誰もアマチュアだとは見ていません。
これは〈アマチュアのこころ〉を大切にしていたいということだと思います。
アマチュアは、撮りたいものを撮りたいように写真に撮ることができる。
そんな幸せな写真人なわけですから、そのアマチュアの精神こそが、もの作りの原点ということになります。

押しも押されもしない、大御所がアマチュアの精神を大切にしたいと考えているのに、アマチュア諸氏は有名作家の模倣に終始してる・・・
不思議です。

このことは、大学で写真を学ぶ若者たちにも私の口から云えています。
学生たちが、自分が心から撮りたいものを、自分が思うような写真に仕上げることをどうしてやらないのか・・・
不思議です。
学生諸君はプロを目指すのかもしれませんが、学生の間くらいはアマチュア精神を生かして、ワガママに写真をやれば良いのにと思います。
プロになってしまうと、嫌でも人の顔色を見ながら仕事をしなければならなくなるのですから。

1998.09植田先生 女子中学生

鳥取県西伯郡伯耆町|植田正治写真美術館
鳥取県西伯郡伯耆町|植田正治写真美術館 / LEICA M8.2 + ELMARIT-M 28mm F2.8 / JCCP05.045


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みかん猫67

七月四日は写真家、植田正治さんが亡くなられた日です。

先日、「植田正治写真美術館」で販売されている冊子、「植田正治の写真」を自宅の書棚から抜き出してみると、中に小さな紙片がたくさん挟まっていました。
すっかり忘れていましたが、これは植田正治先生と一緒にこの本を見ているときに、話して下さったことを書きとめておいたものでした。

例えば、「植田正治の写真」116頁に掲載されている帽子をかぶった夏服姿の少女の写真については、「ハッセル 500CM 250mm ゾナーを買って一枚目の写真」というメモが挟まっていました。

この写真は植田先生の代表的なシリーズ、『小さな伝記』のなかの一枚です。
いまはもう発行だれていませんが、以前、〈カメラ毎日〉という写真雑誌がありました。
その一月号に、この『小さな伝記』が掲載されていましたので、一月号がでるのを毎年楽しみにしていたものです。

この夏姿の少女の写真のことが気になって、古い〈カメラ毎日〉一月号を引っ張り出してきました。
見つけました。
1974年の一月号に少女の写真は載っていました。
撮影場所は〈松江市佐阿陀〉となっています。
撮影データを確かめてみると、やはりSonnar 250mm F5.6となっていました。

見開き頁の反対側には白衣を着た看護婦さんの写真が載っていました。
私の記憶が正しければ、これは植田カメラ店のすぐ近くで撮られたものと思います。
この辺りを植田先生と一緒に歩いた記憶があります。

全てが楽しい記憶です。

JJ0723.010 X100

福岡県糟屋郡新宮町
福岡県糟屋郡新宮町相島 | LEICA M4 + Super Angulon 21mm F3.4

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みかん猫67

昨日の『アンドの瞬間』は如何だったでしょうか?
「一つの動作から次の動作に移る、ちょっとした歪みを含んだ瞬間」
「私たちの眼には残らない瞬間」
といった私の勝手なカテゴリーを旗揚げさせてもらいました。

今日は、その続編です。
撮影の順番からいけば、昨日の〈前編〉ということになります。

昨日の〈亀カメラ〉で取りあげた、「揺れが生じた」写真ではなく、その、ほんの少し手前のタイミングでシャッターが押されたのが、今日の〈アンド写真〉です。
つまり、〈アンド写真〉は昨日の写真のようなシーンの直前までも、その領域と考えています。

110416.009 福岡市中央区 GH2 g20 1.7a#
福岡市中央区 | Panasonic GH2 + G 20mm F1.7 ASPH.

JC0130.044 東京都新宿区 sn35#
東京都新宿区 | LEICA M9 + SUMMICRON-M 35mm F2

「一つの動作が終わった瞬間」そのものが、今日の〈アンド写真〉です。
つまり、音楽の楽譜で使われる休符の瞬間。
文章の読点が打たれた瞬間とでも言いましょうか。

それに対して、昨日の〈アンド写真〉は〈休符〉や〈読点〉に続く最初の音や文字といったところでしょうか。
今日の〈アンド写真〉は、体操競技の決めのポーズのようなもので、昨日の写真のような〈揺れ〉は発生していません。

あれやこれやと御託を述べさせてもらいましたが、撮影の段階ではそれほど意識している訳ではありません。
目の前の瞬間瞬間に、ただ反応しているだけです。
シャッターを押すタイミングは私の感覚に頼っていますので、〈アンド写真〉のそのときが、私の身に備わったシャッターチャンスなのでしょう。

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みかん猫67

〈アンド〉の瞬間

歌舞伎の演技方法の一つに〈見得〉というのがあります。
その世界に詳しくはありませんので、間違った解釈をしているかも知れませんが、歌舞伎役者がクライマックスの場面で、動きを一瞬停めて観客にアピールする所作のことが〈見得〉だと理解しています。
そのなかでも最高のものを〈大見得〉と言うようで、そのような動作をすることを〈大見得を切る〉と言います。

写真の世界の〈シャッターチャンス〉とは、この〈見得〉または〈大見得〉の瞬間だと考えることができます。
一連の動作中での、最高に決まった瞬間がシャッターチャンスの一つだと言えます。
その他にも、画面のしかるべき位置に被写体が収まり、画面全体の調和がとれた瞬間なども〈シャッターチャンス〉だと考えることができます。
今日の〈亀カメラ〉で話題にするのは、前者の方の〈シャッターチャンス〉についてです。

「見得を切った瞬間」
そうか、〈見得〉も「切る」とことばで表します。
シャッターも「切る」です。
見得を切るのは写真のなかに収まる被写体。
シャッターを切るのは、写真を撮る人。

なんだか話がうまく纏まりそうです。
しかし、今日話題にするのは〈見得〉のことではないのです。
本日の話題は〈and〉です。

これは、私の考えで、〈and〉という言葉を便宜上、勝手に使っているだけです。
〈and〉とは、動作と動作の間とでも言いましょうか・・・
一つの動作から、次の動作に移る、ちょっとした〈揺れ〉を含んだ瞬間のことを〈and〉と勝手に言っています。

これは、大見を切った瞬間のように、大向こう(劇場の立ち見席で、芝居通が多い場所)を唸らせるようなものではありません。
つまり、素晴らしい写真になるといったものではありません。
また、私たちの眼には残らない瞬間でもあります。
その、眼には残らない瞬間を写真に撮って眺めると、ちょっと気になる写真になることがあるのです。

JC0917.020 福岡市東区 N5e16#
福岡市東区 |  Sony NEX-5 + E16mm F2.8

110423.009 長崎県佐世保市 EPL2 g14 2.5#
長崎県佐世保市 | OLYMPUS E-PL2 + G 14mm F2.5

私の考えをうまく反映している写真を選び出せたかどうかは不安ですが、まあ、こんなものです。
私たちの眼に残らない瞬間ですから、写真の撮る意味はないのかも知れませんが、私には気になるのです。

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みかん猫67

先月の末に、デジタルカメラ、〈Fuji FinePic X100〉の新しいファームウエアが発表されました。
発売以来、二度目のファームウエアアップになります。
デジタルカメラは、フィルムカメラと違って、発売後も改良を重ねて、より良いカメラへと進化していき、その方法がファームウエアアップということです。

私の場合、視力の関係でコンパクトカメラであってもファインダーがあった方が格段に使い易いので、ファインダーの内蔵された〈FinePic X100〉は、理想のカメラでした。
発売後のわりと早い時期に飛びつくかたちで手に入れたのですが・・・
実は、この〈FinePic X100〉には手を焼いています。

一番最初に困ったのは、小さなボディのあちこちにボタンや、ダイヤルがあり、しかも、そのボタンやダイヤルは簡単に動いてしまうので、ボディを下手に触っていると設定が変わってしまうのです。
カメラバックからの出し入れのときに、どこかが不用意に動いてしまい、次の撮影のときに困った事になるのです。

でも、この点は使い慣れてくるうちの、最初のときのように頻繁に設定が変わるといったことはなくなりました。
ボディの扱いに慣れてきたのでしょう。

次が、電源を入れてから、撮影状態に成るまでの、いわゆる起動時間が長く掛かるのには弱りました。
さっそく、予備の電池を二個買って、毎日、電池を三個持ち歩くようにしました。
つまり、カメラの電源を極力入れっぱなしにしておくことで、一応、問題解決です。

最も困った点は、オートフォーカスの合焦スピードが遅いことです。
取扱説明書をよく読み、解説書を買ってきて読み・・・いろいろと試してみましたが根本的なもんd内解決にhが至りませんでした。

残る頼みの綱は〈ファームウエアアップ〉です。
ところが、二度目のファームウエアアップでも、このオートフォーカスのスピードアップはなされていませんでした。
ついに、困り果ててt、富士フィルムの開発の方に直接、問い合わせたところ、「合焦スピードが遅いというクレームは頂いておりません」との返事。

あれこれ、指示を出されましたが、それらは全て対応済みで、もう打つ手はなくなった様子。
結局は「〈マニュアルフォーカス〉に設定し、被写界深度スケールを利用して置きピンにして撮れ・・・」(そんな失礼な言い方ではなかったけれど)とのこと。
いやはや。
本当に、誰もオートフォーカスが遅いと感じていないのでしょうか?
私のカメラが不良品なのでしょうか?
そういえば、X100を買った学生が「初期不良でした」と言ってたっけ。

メーカーに送ってみてもらうか、このまま手放すか。

シャッターが落ちてくれさえすれば、写りは極めて上等なのですが、何せ、思ったときに撮れないのでは・・・

110416.017 福岡市中央区 X100 23 2#
福岡市中央区 | FUJI X100 + FUJINON 23mm F2 ASPH.


110410.019 福岡市博多区 X100 23 2#
福岡市博多区 | FUJI X100 + FUJINON 23mm F2 ASPH.


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