2011年10月アーカイブ

度々『旅』

私は雑誌好きです。
雑誌はどんどん発刊され続けていきますので、いくらお気に入りの雑誌でも、その全てを本棚に並べるわけにはいきません。
家に置けなくなったものは、職場に持って行きます。
仕事柄、毎月目を通す写真雑誌などは自宅にはおかず、最初から職場に置いています。

その職場の本箱も既に一杯なので、適当な時期に処分することになります。
まあ、これが雑誌と呼ばれるものの大方の宿命でしょう。

前回話題にした『旅』という雑誌は、気に入ったものだけは手元においていますが、他は知らず知らずのうちに姿を消してしまっています。
本棚に並んだ『旅』の背表紙に書かれた特集記事を一部書き取ってみました。
それを、発行年月日順ではなく、傾向別に並べてみました。

終着駅から始まるたび
ローカル線と駅旅情
鉄道桜紀行
ローカル列車でぶらり旅
夜汽車に乗ってどこまでも
鉄道廃線跡を歩こう
宮脇俊三の世界
路面電車の走る町
山手線さんぽ
昭和30年代東京  青春の横丁へ
江戸前の東京をゆく
春爛漫、お花見旅行
春爛漫 里の桜、都の桜
見逃せない20世紀最後の桜
春限定 旬の東京
大阪を知る
東海道より道わき道五十三次
明治・大正ロマン紀行

これらを見ると、鉄道関係の旅本が案外多いことが分かります。
次が、桜、東京関係と続きます。
私は自分自身が鉄道マニアだとは思っていません。
車両には全く感心がありませんから。
でも、線路のある環境は好きです。
それと、電車に乗ることも好きです。

ならば、鉄道の写真を撮ってみるか・・・
う〜ん、どうなんでしょうか。


JJ0205.141 山口県下関市 5DII ef50 1.4#
山口県下関市 JR 下関駅 / CANON 5DII + EF 50mm F1.4

下関での撮影を終えて福岡に戻るときに、架線事故の影響で、乗った列車が長時間動かないままでした。
手持ち無沙汰から、向こうのホームの様子を何枚も撮りました。


110208.020 北九州~福岡 5DII ef28 1.8#
福岡県宗像市 JR 赤間駅 / CANON 5DII + EF 50mm F1.4

JR赤間駅ではよく特急列車の通過待ちのために、ローカル列車は停車します。
待たされる時間が長い場合には、ホームに出てぶらぶらすることもあります。
乗客の思い思いの時間の過ごし方が見てとれましたので、ホーム側から失礼しました。


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みかん猫67


『旅』という雑誌

『旅』という旅行雑誌がありました。
いや、いまも『旅』はあるよ・・・と言われるかも知れませんが、私が読んでいた『旅』はJTBが発行していたものです。
JTBの月刊『旅』は、2004年の1月号を最後に休刊となっています。

最終号となった2004年の1月号が私の本箱に残っています。
表紙は門司港駅の黒白写真です。
そこには、「大正13年から79年間、有難うございました」とあります。
特集は「終着駅から始まる旅」です。
『旅』の終着駅・・・そして、そこから次の足取へと続くといったことでしょうか。
現在発刊されている雑誌『旅』は新潮社がJTBの『旅』を引き継いで2004年5月号からスタートしたものです。

JTBの『旅』は定期購読するといったものではなく、特集記事に誘われるかたちで、気に入ったときに求めるといったものでした。
このような、中途半端な読者が、素晴らしい雑誌を廃刊に追い込んだのかと、些か反省しております。

新潮社の『旅』には、全く手が伸びません。
本箱を探してみても、新潮社の『旅』は一冊だけしか見当たりませんでした。
2005年4月号、特集は「春だけの東京」・・・つまり桜の特集でした。
編集方針が変わったこともあるでしょう。
些細なことですが、判型が少し大きくなったことも、私の場合影響していると思います。
写真などを積極的に取り入れ、ビジュアル化を図れば雑誌が大型化するのは分かるのですが、どうもいけません。

私の買い求めた新潮社の『旅』は、後にも先にも2005年4月号の一冊きりです。
いま、頁を繰ってみても、めくる指をとめて読みたくなるような記事は数編。
反対に、JTBの『旅』の方は、最終号ということもあるのかも知れませんが、力の入れようが違っています。
枕元に置いて、布団の中で読み返したくなるほどの思いの深さを感じます。

JTBの『旅』の編集者には、旅そのものへの愛情とロマンがあったと、彼らが編集した雑誌から伝わってきます。
利益が優先される現代において、愛情や夢、それにロマンという青臭いものを追い求めていては食べて行けなくなるのでしょう。
寂しい限りです。


CBC806.060 群馬県高崎市 M8 sx35a#
群馬県高崎市 / LEICA M8 + SUMMILUX-M 35mm F1.4 ASPHERICAL

群馬県の高崎にある映画館の前に「ありがとうございました」と書かれた看板が出ていました。
そこには手書き文字で「2003.2.28をもって」と書き足されていました。
これもまた、寂しい現実です。


CBC807.093 群馬県富岡市 M8 et21a#
群馬県富岡市 / LEICA M8 + ELMARIT-M 21mm F2.8 ASPHE.

旅人は下仁田から富岡に移動して、先ずは昼食をとるために蕎麦屋に入りました。
ちょうど、テーブルが空いていたので、そこに一人座りました。
注文したものが出てくるのをまっているときに、家族連れが店に入ってきました。
旅人は一人だったので、家族にテーブルを譲り、カウンターの方に移動しました。
間もなく、注文した蕎麦が運ばれてくると、一緒に天ぷらも付いてきました。
「天ぷら頼んでないよ」と目の前で働いていた店主に言うと、「サービスです」との返事。
「テーブルあけてもらったので・・・」
「これ、何のテプラ?」
「下仁田ネギです」
その天ぷらの美味かったこと。


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みかん猫67

写真を撮ることを愉しみとしているからなのか、町を彷徨うのが好きです。
特別な景色とか、行事とか、ものとかを写真に撮ることは他の人にまかせ、私は、〈特別でないもの〉を意識して撮るようにしています。

見知らぬ町を歩くのは楽しいことです。
そこには「おやっ」と足を止めるものとの出会いがいっぱいあるから。
それが旅先であれば尚更です。

とは言っても、ことさら旅先の町を意識して、レンズを向ける対象を探すといったことはありません。
むしろ、そういったものは後回しです。
日本中、どこの町にでもあるようなものを、その町の空気と光りと一緒に掬いとれれば良いと考えています。

さて、群馬県の旅の写真も、今回で8回目になります。
群馬県に旅に出たのは2008年8月ですから、撮影から写真が出来上がるまで三年少々の時間が経過しています。
群馬の旅で撮ったすべての写真がそうではありませんが、この8回分の写真は私自身も始めて大きくしてみるものです。

写真を撮るのは好きなのですが、撮った後に作品として皆さんに見て頂こうなんて気持ちはあまりないので、どうもいけません。


CBC807.134 群馬県富岡市 M8 et21a#
群馬県富岡市 / LEICA M8 + ELMARIT-M 21mm F2.8 ASPHE.

富岡らしいものとか、富岡でなければ撮れないものなどを意識的に探して撮ることはあまり考えていません。
〈来来軒〉日本全国、どこにでもありそうな中華食堂の名前です。
どこにでもありそうだけど、写真に撮ったことがない・・・写真に撮りたくなる、そんな〈来来軒〉がこの町にありました。


CBC807 146 群馬県富岡市 M8 sx35a#
群馬県富岡市 / LEICA M8 + SUMMILUX-M 35mm F1.4 ASPHERICAL

古い町に西日が似合います。
このポスターは毎日、西日に晒されてすっかり退色してしまっているようです。
どこにでもあるこのような景色が、旅人の感情を揺さぶり、懐かしい気持ちを呼び覚ましてくれます。

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みかん猫67

群馬県富岡市の犬

思いつきで出かけてきた〈下仁田〉の町は私にとって心躍る町ではありませんでした。
一時間ほど歩き回って、再び上信電鉄に乗って、次の目的地富岡市に移動です。
下仁田の町ではこれといった写真は撮れませんでしたが、この上信電鉄はなかなかのものでした。
車内や、駅の改札口などで、手応えのある写真が撮れましたので、下仁田に来たことについては、良い選択だったと思っています。

富岡は製糸工場が世界遺産云々で盛り上がっていましたので、へそ曲がりな私は、そんなものは後回しです。
どうせ、観光用に整備されたようなところは、いくら古いものでも、年月の手垢のようなものがなく、私にとっては、それほど興味深いものではありません。

富岡では、猫の写真が撮れました。
これだけでも上出来です。
富岡での猫の写真は、すでに〈亀カメラ〉に掲載済みです。
困ったときの猫頼みです。
写真が撮れないときには、猫に出会えたら、猫様々です。

そこで、本日の写真は〈犬〉です。
猫とくれば、次は当然犬です。
旅先で猫や犬は、旅人のこころを和ませてくれる存在です。


CBC807.143 群馬県富岡市 M8 sx35a#
群馬県富岡市 / LEICA M8 + SUMMILUX-M 35mm F1.4 ASPHERICAL

小型のバタ臭い愛玩犬が増えましたが、やはり犬は和犬が良いですね。
血統書がどうのこうのなどとは言いません。
柴犬風、秋田犬風で良いのです。
どうせ、こちらも血統書などというものとは無縁な人間族の雑種なのですから。

CBC807.159 群馬県富岡市 M8 et21a#
群馬県富岡市 / LEICA M8 + ELMARIT-M 21mm F2.8 ASPHE.

これは、ちょっと反則技ですかね。
でも、こうのようにセットされていたのです。
人さまの家の庭先に二歩三歩、不法侵入させてもらいました。
怪し気な人間を見ても跳びかかってきません。
やはり、番犬にはならないようです。


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みかん猫67

下仁田滞在、約一時間

下仁田という町ではあまり写真が撮れなかったという印象が残っています。
この町には、私が撮るものがあまり無いと見極めて下仁田を去るまで、それほど時間は経っていないと思うのですが、実際に下仁田にどれくらい居たのか滞在時間が気になって調べてみました。

デジタルカメラで撮影したデータに記録された時間を調べてみると・・・
出発地点の上信電鉄高崎駅で撮った写真には9時40分。
下仁田到着が10時45分。
駅を出た最初の撮影が10時57分。
そして、帰り際に撮った駅員さんの写真は11時52分とデータに記録されていました。

つまり、下仁田滞在時間は一時間程度ということになります。
これには、ちょっと自分でも驚きです。
滞在時間が短かったと記憶しているのですが、一時間程度とは思っていませんでした。
下仁田の町も、ちらっと見ただけで「撮れない」と決めつけられたのでは不本意だろうと、思わないではありません。

もっと時間をかけて、くまなく歩き回れば町の印象は違っていたかもしれません。
でも、上信電鉄下仁田駅を出たところで駄目出しをして引き返してきたつもりはありません。
私なりに、経験を積むことで養ってきた嗅覚を頼りに、町を歩いたつもりです。

町歩きの経験を積むと、自分の被写体が潜んでいそうな場所が、なんとなく予測できるようになると思っています。
〈勘〉に頼る部分が多いのですが、例えば地図を睨んで見当をつけるたり、現地での情報収集が的確になったりといったことも上手くなります。

今回の群馬への旅は、スケジュールが決められていて、自由に動ける時間はこの日一日に限られていました。
せっかく群馬まで遠路はるばるきたのです。
再び、群馬に来ることがあるかと考えると、その確立は極めて少ないと想像できます。
ならば・・・と、急ぎ足になって、「富岡も見ておこうか」となるのも人情というものです。
手みやげとして写真の一枚でも持って帰りたいという気持ちに背中を押されて下仁田の町を一時間ほどの滞在で後にしたのでしょう。


CBC807.061 群馬県甘楽郡下仁田町 M8 et21a#
群馬県甘楽郡下仁田町 / LEICA M8 + ELMARIT-M 21mm F2.8 ASPHE.

パチンコ屋でしょうか?
看板は「■玉ホール」と読めますが、最初の一文字がはっきりしません。
でも、入り口の上の部分に「高橋写真館」と縦書きされた看板が、横向きに打ち付けられているのを発見。
また、入り口の左側に森永牛乳の箱が打ち付けられていますが、森永のエンゼルマークの上に〈〒〉マークが朱書きされていて、エンゼルマークの下に、墨で「箱」と書かれています。
これは、配達された牛乳瓶を入れるのではなく、「郵便箱」として使われていたようです。
何気ない景色でも、いろいろと楽しい情報が写り込んでいるものです。


CBC807.059 群馬県甘楽郡下仁田町 M8 sx35a#
群馬県甘楽郡下仁田町 / LEICA M8 + SUMMILUX-M 35mm F1.4 ASPHERICAL

〈撞球〉、今風に言えば〈ビリヤード〉です。
二枚の写真に写った建物はいずれも既に営業をしていません。
町に元気があれば、取り壊されて、新しい建物が建ち、過去は奇麗に消え去るのでしょうか、元気の無くなった地方の町では、このように、往事の状態で放置されているものも少なくありません。
それがあるから、のこのこと私は出かけて行くのです。

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みかん猫67

始めての町に立ったとき、その町が気に入るか、よそよそしく感じるかは、私の場合なんと言っても、写真が撮れそうかどうかということが大きな要素になています。
私が写真に撮りたくなる町は、自分の過去に繋がるものの有る無しとも言えます。
過去が輝いている人も多く居られると思いますが、私は戦後生まれのどさくさ時期に育ったものですから、どうも過去はくすんで古ぼけたものと言えます。

発展を続ける大都会の傍らで、人々の記憶からも消え去ろうとする町が地方にはたくさんあります。
商店街は人通りも少なく、経済が立ち行かなくなり、廃業に追い込まれ、シャッターを下ろしてしまった店が並んでいます。
そんな町を見つけるのは、今の日本でがそれほど難しいことではありません。

群馬県甘楽郡下仁田町に出かけたのは本当に偶然です。
仕事絡みで出かけた群馬県高崎市。
一日、暇な時間ができたので、さて、どうするかということになったとき、ただ、群馬県の特産でもある〈下仁田ねぎ〉の町というだけで出かけてみました。

下仁田の町には何の期待もしていなかったかというと、そうでもありません。
何かありそうな予感。
確たる信念に基づいたものではありませんが、勘が働いたとでも言うのでしょうか。
上信電鉄高崎駅で二両編成の小さな電車を見たときに、やはり何かありそうと期待は高まりました。

小さなローカル線の箱に揺られていれば、終点の下仁田町に着き、町を歩いて駄目ならまた引き返せば良い。
帰りは製糸工場で有名な〈富岡〉で下車して・・・と、下仁田が期待倒れのときも、ちゃんと次の計画はありました。


CBC807.065 群馬県甘楽郡下仁田町 M8 et21a#
群馬県甘楽郡下仁田町 / LEICA M8 + ELMARIT-M 21mm F2.8 ASPHE.

上信電鉄下仁田駅を出ると、まあ、何もありません。
期待倒れ・・・という、変な期待が的中したというのが下仁田の町の第一印象でした。
下仁田駅近くの〈中央通り〉です。
ここが下仁田の中央ということです。


CBC807.066 群馬県甘楽郡下仁田町 M8 et21a#
群馬県甘楽郡下仁田町 / LEICA M8 + ELMARIT-M 21mm F2.8 ASPHE.

九州福岡から、ここまでやってきたのも何かの縁でしょうから、自分の足で町を歩いて、遠い過去の記憶にふれるようなものを探してみました。
くすんで古ぼけたものはあるのですが、思いどおりの写真になってくれそうなものは少ない町でした。


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みかん猫67

お猫様、ごはんですよ

今日は昼からの授業なので、ゆっくりと朝寝を楽しみたいころなのですが、猫と朝ご飯が6時と約束しているので、そのためにけだるさをはねのけておき上がりました。
そろそろ冬時間に切り替えて、猫の朝食も6時半にして慣らしておかないと、本当に寒くなったときに困るのは目に見えています。

私の寝ているところは暖房を入れていませんが、猫たちが寝起きしている部屋は一晩中、弱くエアコンが入っています。
何といっても、人間なら100歳を超える長老猫と、同じく人間の年齢に換算すると、私よりも年上の猫たちですから、大事に大事にしています。
ですから、暖かい布団から抜け出したら、着替えを持ってそちらに移動します。
私の姿を見ると、四匹の猫が一斉に「飯〜」の大合唱です。
「着替える間、待ってくれ」と言っても聞く耳持たぬです。
猫は年寄りと一緒で、都合の良いことは普通に聞こえ、都合の悪いことは聞こえたい素振り。
勿論私もそれなりの年寄りですから、「猫の声など聞こえませぬ」で押し通し、猫に背を向けて着替えです。

昨夜は何度も目が覚めて、よく眠れませんでした。
ずいぶんと夢も見たようで、目覚めるたびに夢の余韻が脳裏に残っている状態でした。
子ども時分に、場末の映画館で三本立てのチャンバラ映画をよく見たものですが、まさにそんな感じです。
ただ、子どものときはエネルギーに溢れていましたので、三本立てをもう一度繰り返してみても平気でしたが、さすがにこの歳になると、夢であっても、一晩に何本も見ると疲れます。

最後の夢は、とうとう私が耄碌してしまった状態のものでした。
六十も半ばにさしかかったものですから、自分の老い先について考えることもおおくなりましたが、夢の方が一足早くて、とうとう夢に中で瘋癲老人となってしまいました。
まあ、そんな状態まで生き延びたいとは思いませんが、時分のことが時分で出来るならば、一分一秒でも娑婆の空気を吸っていたいものです。

老猫の生き様を見ていると、参考になることも一杯あります。
言わば老猫は私の人生の師匠です。
大事にしてさしあげなければいけません。
さあ、さ、ご飯ですよ。


CBC807 150 群馬県富岡市 M8 et21a#
群馬県富岡市 / LEICA M8 + ELMARIT-M 21mm F2.8 ASPHE.

今日も、群馬県の旅で撮った写真二枚です。
店先で、こんなに大胆寝ていたのでは、招き猫とは言えません。
いやいや、猫好きにはこの無防備な寝方がたまらないのですから、十分に招き効果はありますよ。
私は写真を撮っただけで何も買わなかったけど。


CBC807 132 群馬県富岡市 M8 et21a#
群馬県富岡市 / LEICA M8 + ELMARIT-M 21mm F2.8 ASPHE.

まだ日は高いけど、そろそろ・・・と、飲屋街に通じる路地へと足を運ぶ猫。
そんな猫を嬉しそうにカメラを持って追いかけるおっさんの姿を見た人がいたら、「ご気楽だね・・・」と思うでしょうね。
きっと。
気楽に。我がままに。
これが我が家の老猫から教わったことの一つです。


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みかん猫67

偶然ほど面白いものはありません。
写真をやる人の多くが、この時期のあそこに行けば、こう言った写真が撮れると計算ずくでカメラを担いで出かます。
しかし、これといった目的もなく、ふらっと出かけたときに、思いがけないところで、思ってもいなかったものと出会って写真にとるということもあります。

私は、計算ずくよりも、思いもかけずの方に魅力を感じます。
確かに、撮れるか撮れないかまったく未知数ですから、効率はよくありません。
効率優先の現代社会には不向きなのかも知れませんが、予測していなかっただけに、何か見つかったときの嬉しさは倍増です。

旅も同様です。
自分の意志が介入しない旅は刺激的です。
例えば、私の群馬県への旅もそんな旅でした。

失礼な言い方ですが、群馬県に興味があるわけでもなく、知識といっても〈下仁田ねぎ〉くらいしか持ちあわせていない私が、誘われるまま群馬県まで出かける・・・おおいに刺激的です。

高校生の写真(高文連)の全国大会が群馬県で行われたので、一緒に行きませんかと、お誘いをうけたので、のこのこと出かけた次第です。
こういうことでもなければ、群馬県に行くことはなかったと思っています。
つまり、偶然差し向けられた誘い舟に乗っかって群馬まで行ってきたのです。

個人的な計画は何も持たなず、気軽な旅です。
どの電車に乗り、何処で乗り換えて、何処に止まって・・・など、全て他人任せ。
尻に付いて行けば、無事、群馬に到着です。

群馬まで来たのは良いけれど何の目的もなく、知っているのは、先ほども言いましたように〈下仁田ネギ〉だけですから、それじゃ下仁田に行ってみるかと、乗ったのが上信電鉄という次第です。
その電車の中で、思いがけずよいシーンに出会い、数枚の写真が手に入りました。

鉄道マニアでもありませんから、上信電鉄についての知識もありませんでしたし、下仁田というところが、どのような町なのかも全く分からないまま、足の向くまま、気の向くまま町を歩いてみました。


CB C8 07 078 群馬県甘楽郡下仁田町 M8 sx35a#
群馬県甘楽郡下仁田|上信電鉄下仁田駅 / LEICA M8 + SUMMILUX-M 35mm F1.4 ASPHERICAL

始発の高崎駅から終点の下仁田駅まで、のんびりとローカル線の旅。
上信電鉄下仁田の駅員さん。
挨拶代わりにまず一枚。
九州の人間が、群馬の下仁田まで出かけ、縁もゆかりもない男性の写真を撮る・・・刺激的でしょ。


CBC807.054 群馬県甘楽郡下仁田町 M8 et21a#
群馬県甘楽郡下仁田町 / LEICA M8 + ELMARIT-M 21mm F2.8 ASPHE.

普段は営業しているのかどうかは分かりませんが、町全体がこのような感じでした。
ペンキの浮いた看板をみて、思わず「昭和は遠くなりにけり」と呟いてまた一枚。
何かに誘われるままやってきた下仁田の町。
こころくすぐられながら、旅の時間を楽しみました。

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みかん猫67

旅は素敵ですね。
「旅は人を育てる」などと、大きなことをここで言うつもりはありません。
旅に出ると写真が撮れる・・・そんな、他愛もないことを考えています。
見慣れた世界から飛び出し、いつもと違った空気や光に包まれた世界は、眠った感覚を揺り起こしてくれます。

揺り起こされた感覚が、目覚め、伸びをし、あくびをし、動き始める・・・そのためにも、旅はゆっくりと時間をかけた方が良いのです。
仕事を抱えての移動は、飛行機や新幹線を使って、点から点にすっ飛んで行くものです。
移動の間が削り取られてしまうのが常です。

でも、点から点の間に旅の醍醐味があるのです。
その醍醐味を味合わなければ旅ではない・・・なんて、偉そうなことは言えませんが、もったいない話しです。

現在、私はまだ仕事を持つ人間です。
醍醐味を捨てる旅を続けていますが、もう少ししてリタイアしたときには本当の旅が出来るものと、今から心待ちにしています。

若い頃から旅に憧れていましたが、若い頃には時間はあっても、経済が伴わなくて旅は夢でした。
働き始め、ある程度、経済力が備わってきた後も、時間がなくて、これまた旅は夢です。

長い間見続けてきた、本物の旅。
点から点へゆっくりと時間をかける旅。
そのときには、コトンコトンと揺れる列車の振動で、過ぎ去った日々が、サイダーの小さな泡のように、浮き上がってくると思っています。

CB C8 07 027 群馬県高崎市 上信電鉄 M8 et21a#
群馬県|上信電鉄 / LEICA M8 + ELMARIT-M 21mm F2.8 ASPH.

前回に引き続き、群馬県の上信電鉄でも写真です。
夏休みの空いた電車の中で、一人の少年を見つけました。
先頭車両の窓を覗き込み、流れ去る景色に夢中になっている様子です。
手にはコンパクトカメラを持って、写真も撮っていました。
夏の旅・・・この記憶が50年後くらいに、〈サイダーの小さな泡〉となって、この子のこころの表層に浮かび上がるような、そんな旅をしてくれることを願います。

110410.011 福岡市東区 X100 23 2#
福岡市東区 / FUJI X100+ FUJINON 23mm F2

こちらは、旅先の写真ではありません。
私の暮らす福岡を走るJRの車内で見かけた子供です。
やはり、先頭車両の窓から、外の景色を楽しんでいました。
気分は「運転手」でしょうか。
いまどきの子供が「ぼく、大きくなったら電車の運転手になるんだ」なんて言わないでしょうが、私の父親はそんなことを思っていたと聞いたことがあります。

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みかん猫67

旅に出たい

この頃、なんだか忙しくて、毎日気忙しく感じています。
逃避願望というほどのことではありませんが、のんびりと旅にでも出てみたい気分です。
まあ、今の状態では所詮、無理な相談なのは分かっているのですが・・・

自らが動けないのですから、その代償行動として、テレビで放送される旅番組などを見ることが多くなりました。
旅の足は鉄道が中心ですが、「日本全国路線バスの旅」などと、最近はバスの旅を扱ったものも多くなりました。

私は、どちらかというと鉄道派だと思っています。
それも、新幹線といった高速鉄道ではなく、ローカルな線路の上を走る鉄道車両が望みです。
鉄と鉄が掴み合う鉄道。そこから発せられる線路の音。
闇の中を走る夜行列車のピーッという汽笛の音。
なんと、魅力的なのでしょう。

昼間の空いた車両のなかに座り、車窓を流れる景色をぼんやりと眺めたり、持ってきた文庫本を読んだり、また、居眠りをしたりするのも乙ではありませんかね。
浮き世の雑事を忘れ、いま、自分が身を置いている車両の空間と、その時間だけを、ただひたすら楽しむ。

夢のような話しですが、どこか気に入った駅でぶらっと降りて、一夜の宿を求め、見知らぬ町を歩く・・・心細くもあり、自由でもありです。
宿は豪華でなくても、清潔な寝具があれば十分。
初めての町で、何か面白いものと出会い、写真の一枚でも撮れれば儲けものです。


CB C8 07 047 群馬県下仁田 上信電鉄 M8 et21a#
群馬県|上信電鉄下仁田駅 / LEICA M8 + ELMARIT-M 21mm F2.8 ASPH.

CB C8 07 089 群馬県 上信電鉄 M8 et21a#
群馬県|上信電鉄 / LEICA M8 + ELMARIT-M 21mm F2.8 ASPH.


数年前の夏休み。
群馬県に出かけました。
その折に、上信電鉄に乗ってみました。
がらがらの車内に、光が満ち、のんびりと揺れながら走るローカル鉄道。
まさに理想の鉄道の旅でした。
下仁田でしばらく撮影をして、帰りの電車は、補習帰りの高校生たちと乗り合わせました。
なんとも、だらしない状態ですが、夏の暑い中、頑張ってきたわかものです。
大目に見てやりましょう。
長閑な電車の旅が、私のこころもおおらかにしてくれたようです。

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みかん猫67

私の鉄道写真

新聞のテレビ番組欄をみているときに〈戦争写真家〉ということばが目に止まりました。
新聞のテレビ番組欄は小さな文字がぎっしりと詰まっているのですが、そんななかでも〈写真〉という文字は目に止まるものです。
少し下火になった感はありますが、〈戦場カメラマン〉という肩書の写真家がマスコミでもてはやされていました。

〈戦争写真家〉も〈戦場カメラマン〉も同義語で、まあ、どちらでも良いのですが、〈戦争写真家〉という活字を目にしたときに、何か嫌な気分に襲われました。
戦争や紛争、貧困といったものに群がるハイエナのような人間・・・といったイメージが頭をよぎったのです。

もちろん、そういった問題が世の中にあるということを、写真を使って広く人々に知ってもらうことはそれなりに意義のあることだとは思いますが、日本のマスコミに登場する〈戦場カメラマン〉を見ていると、大丈夫なんだろうかと苦笑いしたくなってしまいます。

写真の世界に〈鉄道写真〉という分野があります。
最近、この鉄道写真が脚光を浴びているようです。

〈戦場カメラマン〉の次は〈鉄道写真家〉という訳でしょうか。
いずれにしても写真が脚光を浴びることは嬉しいことです。
明るく、元気な鉄道写真家がテレビに登場し、実に楽しそうに列車の姿や鉄道をとりまく環境や人々の姿を撮っているす姿を何度かテレビ画面で拝見しました。

これまでの鉄道写真は、車両好きが、絶景ポイントを走る蒸気機関車や、鉄道車両を撮るものが主流でしたが、最近では鉄道写真の裾野も広がり、鉄道の匂いのする写真全てを受け入れるようになったようです。
鉄道が本当に好きで、深刻ぶらずに写真を心から楽しむ。
そんな写真と写真家に拍手を送りたいものです。


JC0918.006 福岡県直方市 M8.2st35#
福岡県直方市 / LEICA M8 + SUMMARIT-M 35mm F2.5

どこの地方都市に出かけても地元の商店街は寂れ、シャッターの降りた店を多く見かけます。
以前は子供が喜んで乗っていただろう遊具も、「故障」の貼り紙が貼られたまま、修理されることもなく、いつか、このまま姿をけすのでしょうか。


CB0517.072福岡県久留米市 8sx35a#
福岡県久留米市 / LEICA M8 + SUMMILUX-M 35mm F1.4 ASPHERICAL

今日は、私の鉄道写真と題して、写真を選んでみました。
絶景ポイントに出かけ、しかめっ面でファインダーを覗くなんてこともありません。
行きずりに出会った〈新幹線車両〉です。
鉄道写真を意識したことがない私の、鉄道写真はこんなものです。


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みかん猫67

この〈亀カメラ〉の文章は原則、一日一日書き上げるように心がけているのですが、なかなか計画通りには運ばないものです。
最近では遅れが遅れを呼び、季節が違うくらい遅れてしまっています。

毎日書くとなると〈日記〉のようにも受け取られがちですが、日記を意識しているものではありません。
日付は単なる順番を示すものと割り切ってはいるのですが、実際は、だいたいその日付の頃に私が見聞きした事を題材にしたり、考えたことなどを基に書き上げています。

文章が出来上がったところで、写真選びにはいります。
なるべくなら、文章と関係があるような写真を探して載せるようにしていますが、これがまたなかなか大変なのです。

なんだか、計画通りにことが運ばないことの言い訳を書いているようですが、実は、このような文章を書こうと思った動機があるのです。
大学で90分の講義が終わったときに、学生たちが私のところまで集まってきてくれることがあります。
そんななかの一人が、「〈亀カメラ〉更新しないんですか?」と聞いてきたのです。
確かに、前日は更新していなかったのです。

その理由として、学生に話したのが、「文章は出来上がっているのですが、文章に合った写真がみつからなくて・・・」という言い訳でした。
言い訳と言っても、口から出任せではなくて、事実なのです。

さて、こういった文章になったときには、どんな写真を選ぶべきか・・・また、遅れが増えるかも知れません。

CB0306.111 大阪市此花区 M8 et21#
大阪市此花区 / LEICA M8 + ELMARIT-M 21mm F2.8

今日の写真選びのキーワードの一つは〈探すの大変〉です。
こじつけですが、こんな写真を引っ張り出してきました。
建物を壊した後地に雑草が生えないようにか、ブルーシートが敷かれていました。
これが何で〈探すの大変〉なの?
だから、こじつけと最初にお断りをしておきました。
問題はブルーシートの上に置かれた植木鉢です。
ひっくり返して置かれた植木鉢の中に、探しているものが隠れているという想定です。
ひとつひとつ、ひっくり返して中身を改めて・・・大変でしょ。
写真探しもこんなものです。


JJ C7 28 010 福岡市東区 M9 ET28a#
福岡市東区 / LEICA M9 + ELMARIT-M 28mm F2.8 ASPH.

探しても見つからない日は、仕方ありません。
とりあえず本日は「お休みします」と掲示をして、一杯呑んで明日の幸運を願うだけです。


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みかん猫67

食べて、撮って350円

生きているのか、生かされているのか・・・
子供の頃に大病をしていますので、医術、医学というものの恩恵がなければ、私の命は6年くらいで終わっていたのかも知れません。
大人になってからも、何度も病院通いをして、苦痛を取り除いて貰い、命を長らえてきています。
こう考えてみると、生きてきたというより、生かされてきたといった方が良いのかもしれません。

人間60年以上生きていますと、体のあちらこちらにいろいろと不具合が出てくるものです。
〈寄る年波〉には抗えず、目は薄くなり、耳は遠くなり・・・いろいろとあるものです。
歳ですから血糖値やコレステロールなども気にしなければならないので、甘いもの、脂っこいものについつい手が出てしまいます。
それに最近では〈メタボ〉なんて、鬱陶しい検査もクリヤーしなければ

好きなものは仕方がないので、食べる量を減らせばよいと考えるのですが・・・それが、なかなか凡人には難しい。
一口食べれば、二口、三口。
お医者にはっきりとストップを掛けられれば、気の小さな私のことですからピッタリと止められるのかも知れませんが、血糖値はセーフ、コレステロールは悪玉コレステロールが多いものの、総コレステロールはぎりぎりですがセーフときていますので、甘いもの、脂っこいものを自制する箍は外れっ放しです。

特に、撮影などで歩き回ったときには、「今日はよく歩いてカロリーをたくさん消費したから、エエやろ・・・」と、あんドーナツや、コロッケを買い食いするのが常です。
だめですね。

JJ C8 24 027 福岡市中央区 EP3 MZD12 2#
福岡市中央区 / OLYMPUS E-P3 + M ZUIKO DIGITAL 12mm F2

JJ C8 24 022 福岡市中央区 EP3 MZD12 2#
福岡市中央区 / OLYMPUS E-P3 + M ZUIKO DIGITAL 12mm F2

学生たちとの撮影散歩。
博多駅から住吉、美野島、清川、渡辺通、そして天神と歩くコースは、言わばいつもの道です。
その途中にある〈柳橋連合市場〉は、撮影の釣果も期待できる場所なのですが、市場ですからいろいろと買い食いするネタには事欠きません。
この日は一個50円の〈魚ロッケ〉です。
全員で7個。
350円で、モデル撮影が出来るのですから安いものです。

PS / タイトルの『食べて、撮って』は逆ですよね。
撮影のために歩いているのだから、「撮って、食べて」でないといけません。
「食べて、撮って」では主客が逆転しています。
まだまだ食い気が、撮る気より勝っているという、情けない状態です。

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みかん猫67

カロリー1/2

良い歳をして、カロリーの高い食べ物が好物です。
甘いものや、揚げ物と呼ばれるものです。
大学の中に、パンを焼いて売っている店があります。
そこの、〈ごま揚げあんぱん〉(正式名称は別にあるのかも知れませんが、見たままを名前にしてみました)が、最近のお気に入りです。
あんぱんだけでもカロリーが高そうなのに、それをまたご丁寧に油で揚げる、ハイハイカロリーなパンです。

先日、学生にパンを買いに行って貰ったところ、〈ごま揚げあんぱん〉が売り切れだったとかで、ごまの代わりに砂糖をまぶした〈あんドーナツ〉を買って来てくれました。
砂糖をまぶした〈あんドーナツ〉は、私のなかでは御法度なので、自ら買うことは極力控えていますが、甘い誘惑に負けることもたびたびです。
ましてや、人が買ってきてくれたものは、せっかくだからと、有り難く頂きます。

〈砂糖〉が駄目で、〈ごま〉なら良いのかということになると、どちらを選んでも五十歩百歩なのは十分承知なのです。
でも、砂糖よりごまの方が幾分かは身体に良さそうと自分自身に納得させ、ハイハイカロリーな揚げパンを食べる罪悪感を緩和しているのかも知れません。

スティック状の袋に入ったインスタントの〈カフェオレ〉を頂きました。
中には「大人のカフェオレ」「カフェオレ」「カロリー1/2 カフェオレ」の三種類が入っていました。
先ず最初は「大人のカフェオレ」ばかり飲みました。
「大人のカフェオレ」などと言われると、先ずはこれから・・・単純ですかね。

「大人のカフェオレ」が無くなったところで、次は・・・やはり、カロリーが低い方が良いだろうと、「カロリー1/2 カフェオレ」を飲むことにしたのですが、これがなんとなく不味いのです。
いくらカロリー1/2でも、不味いのを飲む気にはなりません。

そこで、考えついた名案は、甘さたっぷりの普通の「カフェオレ」を飲む回数を1/2にすれば、摂取カロリーは1/2になるということです。
つまり、飲む回数を減らせばよいだけです。
名案でしょ。
まあ、〈砂糖〉と〈ごま〉程度のことですけどね。


宮崎県都農町
宮崎県都農町 / LEICA M8 + ELMARIT-M 28mm F2.8 ASPH.

刺激的な貼り紙です。
写真家の目は一瞬にして、気になるものを見つけます。
こんなものを写真に撮っても、使いものにならないのは分かっているのですが、好きなものは撮ってしまいます。
おやつに〈あげパン〉を買おうかと思いましたが、残念ながら、お店は開店前でした。


JC C8 05 015 宮崎県西都市 / LEICA M8 × SUMMICRON-M 35mm F2 ASPH.
宮崎県西都市 / LEICA M8 + SUMMICRON-M 35mm F2 ASPH.

低脂肪のソフトクリームを二本食べるより、濃厚で美味しいソフトクリームを一本、ゆっくり味わいながら食べる方が良い・・・なんて、今日の文章にこじつけて選んでみました。


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みかん猫67

自転車の外れたチェーンを元に戻すには、ちょっとしたこつがあります。
そのこつは度重なるトラブルを自分で処置しているうちに自然に身についたものです。
また、修理をしてもらおうと自転車屋さんに持ち込んだときに、店のおじさんの作業をじっと見て、覚えたものです。
こうして、こつを飲み込んできたのです。

以前の〈亀カメラ〉に、最近の若者は飲み込みが悪くなったといったことを書きました。
ちょっとした修理に限らず、あらゆる行為において飲み込みの悪い人をみていると、何とかならないものかと思ってしまいます。
いきなり、経験豊富な人と同じようにはいかないものだということは十分承知しているのですが、態度が問題なのです。
「その気が無い」「無関心」という態度が。

世の中、複雑なものが増えました。
素人が小手先でどうこう出来ないものが増えましたが、少し前のアナログ主流の時代には経験を積むことでなんとかなったものです。

写真もそうです。
カメラがバネとスプリングを動力源にして、歯車でそのエネルギーを伝達していた時代にはちょっとした不具合だと現場で撮影応急処置ができたものです。
それは、カメラのある部分にちょっとしたショックを与えるだけで回復したりといった他愛もないことからはじまり、経験の度合いによって複雑な対応もできるようになったものです。

フィルム現像や引き伸ばしなどの作業においても同様です。
銀塩写真、特に黒白写真の暗室処理は、それに携わる人それぞれに工夫があり、その工夫はやはり経験を積むことで培われたものです。
ですから、個性的な処理も生まれてきたのです。
経験を経て飲み込んできたコツを生かすことで、〈個性〉も生まれた時代とでもいうのでしょうか。

デジタルの時代、カメラの機能やソフトウエアの表現機能におぶさったものが反乱す現代です。
簡単、便利が優先されるようになった結果、真の〈個性〉が影を潜めていっていると思うのは、乱暴な考えなのでしょうか。


PF C7 24 563.01 Oahu Haleiwa Ma7 43 4.5
Haleiwa Oahu HAWAII / Mamiya 7 + 43mm F4.5 / Kodak T-Max 100 + D-76 1:1 20℃ 12'00"

懐かしいネガフィルムを一本抜き出してスキャナーにかけてみました。
実は、これらのフィルムは、撮影後、密着焼きを作るところまでは済ませていたのですが、とうとう引伸機にかけないまま今日に至っています。
ですから、写真として見るのは、私自身も今回が初めてです。
もともと、ネガを作ってから引伸機にかけるまで、じっくり時間をかけてきましたので、この他にも引伸機にかけていないネガフィルムが大量にあります。


ハワイ オアフ島|Kokololio Beach Park
Kokololio Oahu HAWAII / Fujica GA645W + 45mm F4 / Kodak T-MAX 100 + D-76 1:1 20℃ 12'00"

ネガとして熟成する前に、私自身がフィルムを使う写真からデジタルカメラとパソコンを使って写真をするようになってしまいましたので、ある意味不幸なネガたちなのかもしれません。
こういった、ネガを今後はパソコンとスキャナーを使って写真として送り出してやらなければなりません。
勿論、最後はプリンターで出力することになるのですが、これは、私の定年後の大きな楽しみでもあります。

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みかん猫67

自転車の修理

通勤途中、遠くに腰を屈めたり、伸ばしたりしている人の姿が見えました。
最初、スクワットでもしているのかと、こちらは歩きながら見ていたのですが、その人の前に自転車があるのに気付きました。
もう少し近づくと、状況がよりはっきりと見えました。
自転車のチェーンが外れてしまったので修理をしているようでした。
どうやら、うまくチェーンが戻らない様子です。

そうこうしているうちに、私は彼と自転車の横にさしかかりました。
私たちの年代なら、自転車のチェーンの修理なんて苦もなくやってのけるのですが、今の若者には難しいことなのでしょうか。

声をかけて手助けをしようかと思ったのですが、チェーンを触ると手が汚れるので、そのうち自分でなおすだろうと、そのまま横を通り抜けました。
通り過ぎてからも、気なったので後ろを振り返ると、彼は修理を諦めたのか、自転車を押して歩き出しました。
仕方がないので、「見てみようか・・・」と、声をかけました。
「チェーンがはずれてしまって・・・」と彼。

「お願いします」とは言われなかったのですが、チェーンに手をかけました。
後輪のギヤにチェーンを引っ掛け、ペダルを逆回転にまわすと、見事にチェーンはもとに戻りました。
青年はポカンとした顔をしていました。
私たちが子どもの頃に乗り回していた自転車はよくチェーンが外れたような気がします。
そういう経験が度重なれば、当然、外れたチェーンを元にもどすときのコツが身につきました。

いまどきの自転車はよく出来ているのか、チェーンが外れることも少ないのでしょう。
この若者も、修理の経験がないのでしょう。
簡単に修理のコツを伝授し、チェーンの張り具合の調整のしかたなども教えて青年と別れました。
もちろん私の手は油と錆びで汚れてしまいましたので、カメラが握れず、写真が撮れないまま、大学までひたすら歩く羽目になりました。


110309.019 大阪市阿倍野区 M9 Sn28a#
大阪市阿倍野区 / LEICA M9 + SUMMICRON-M 28mm ASPH.

自転車の写真・・・探してみたら、偶然、大阪と東京、大都会の自転車の顔合わせとなりました。
路地のある町は庶民の暮らす町。
自転車は庶民の足。
大阪の下町に自転車が似合います。
サドルにビニール袋を被せて、いつでも乗れるようになっています。
おばちゃんが毎日の買い物に利用しているというよりか、おっちゃんが町工場に出かけるのに乗って行くといった姿を想像させる自転車でした。


CB0811.017 東京都品川区西中延 M8 SX35a#
東京都品川区西中延 / LEICA M8 + SUMMILUX-M 35mm F1.4 ASPHERICAL

破れた庇に書かれた文字から、ここは以前中華料理屋だったのでしょう。
入り口にベニヤ板が打ち付けられているところがなんとも切ないのです。
こういう様子を見ると、このお店を開店したときには、店の主はどれほど嬉しかったか・・・しかし、結果はこの状態で、廃業するときの気持ちはどうだったのかと、いつも、考えてしまいます。
自転車は前輪の空気が抜けてしまって、ぺちゃんこになっています。
乗る人が居なくなってどれくらいの時間が流れたのか。


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みかん猫67

FP0716.094.032 福岡県糟屋郡新宮町 M4 SA21 3.4
福岡県糟屋郡新宮町 / Leica M4 + Super Angulon 21mm F3.4 / ILFORD HP-5 MICRODOL-X 1:3 24℃ 14'00"

大学の撮影実習で出かける〈相島〉の小学校です。
今では立派な鉄筋コンクリートの校舎に変わっていますが、これは1979年撮影の木造校舎の時代のものです。

黒板の右側、カレンダーの右上に「先生の話しをよく聞くこと」と書かれていました。
今も昔も先生の話しなんて、誰も本気で聞かないものなのかな。

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みかん猫67

トワイス・アップ現像

〈亀カメラ〉で、「なにも足さない、なにも引かない」をキーワードにした文章を載せたのですが、これはおそらく〈山崎〉というサントリーのウイスキーのコマーショルに使われていたフレーズだろうと、うろ覚えのまま仕掛けたものです。

文書を書き終えて、周りに居た学生に「〈山崎〉というウイスキーのコマーシャルで、『なにも足さない、何も引かない』って知ってる? 」と、聞いてみたのですが、誰も知りませんでした。
そうなると、洞(ウロ)になっている私の頭の記憶ですから、いささか心細くなりまして、夜、写真を選んで〈亀カメラ〉が出来上がったあと、インターネットで調べてみました。

便利な時代になりました。
答えはすんなり出てきました。
やはり、サントリーウイスキー〈山崎〉のキャッチコピーで、コピーラーターの〈西村佳也〉さんの作だそうです。
ついでに、サントリーの〈山崎〉のページにも立ち寄ってみました。

インターネットの〈山崎〉のページのなかに〈愉しみ方〉というところがありました。
シングルモルトウイスキー・山崎の飲み方を、ストレート、オンザロック、ハイボール、水割りそれぞれについて書かれていました。

18年もの、25年ものはストレートで愉しむのがおすすめのようです。
シングルモルトウイスキーはストレートで・・・というのが通り相場ですよね。
18年ものは時々、口にすることが出来ますが、25年ものなんて高価すぎて、私の口が腫れ上がり、胃が踊り出してしまいそうです。

〈水割り〉のところで、興味深い飲み方が紹介されていました。
〈トワイス・アップ〉という飲み方らしいのですが、ウイスキーと氷を入れない水を1対1の割合にするそうです。
アルコール度数が20%の状態のとき、香味が最も華やかになるとか・・・

フィルム現像の1:1希釈現像と同じですね。
現像液を希釈すると、粒状性と諧調が滑らかになる・・・
つまり、のどごしの良いウイスキーと同じってことですかね。

これから、1:1希釈現像を〈トワイス・アップ現像〉と呼ぼうかな。
大人の現像方、〈トワイス・アップ現像〉なんてね。

PF C7 24 563.02 Ma7 43 4.5 Oahu Haleiwa
Haleiwa Oahu HAWAII / Mamiya 7 + 43mm F4.5 / Kodak T-Max 100 + D-76 1:1 20℃ 12'00"

ということで、今日の写真は銀塩写真です。
〈トワイス・アップ現像〉のネガを探し出して、スキャナーにかけました。
ハワイ、オアフ島のノースショアの町、ハレイワの町に入る道です。
1997年に撮影したものですが、新しい道が出来、この道はアスファルトも剥がされて使われなくなっていました。
影はもちろん私のものです。
49歳になったばかりの、若い(?)私の影です。

PF C7 28 570.12 Kailua Oahu Ma7 80 4
Kailua Oahu HAWAII / Mamiya 7 + 80mm F4 / Kodak T-Max 400 + D-76 1:1 20℃ 12'30"

〈亀カメラ〉でもずいぶん登場してきたカイルアビーチです。
撮影は上の写真と一緒で1997年です。
いまでは、観光客も集り賑わうビーチですが、この当時はロコの姿が見えるだけの穏やかな海岸でした。

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みかん猫67

私の好きなレンズは「レンズらしいレンズ」です。
レンズらしいレンズとは・・・ということについて、もう少し具体的に言いあらわせないのか考えているときに、ふと、次のようなフレーズが頭に浮かぶました。

『なにも足さない、なにも引かない』・・・これはウイスキーのコマーシャルフィルムに使われていた言葉だと記憶していますが定かではありません。
もちろん、フレーズそのものも怪しいかも知れません。

写されるものと、写したものとの間にレンズは入っています。
先鋭性、諧調再現、質感描写、色再現などにおいて、写されるものと写されたものとの間で、レンズが妙な味付けをしたり、間引きをしない・・・それがレンズらしいレンズと言ったら分かってもらえるかも知れません。

レンズに情緒や味、雰囲気なんてものは必要ないと考えます。
そういったものが必要なら、撮影後の段階で私自身の手で行えばよいことです。
レンズはただひたすらに〈複写〉に徹してくれれば良いと考えています。

しかし、写されるものと、写真との間には「私」も入り込みます。
この「私」が・・・正確には私の目が・・・この頃、どうも怪しいのです。
足したり引いたりしてしまうのです。
老眼で乱視で、近視の私のレンズは随分と劣化してしまっているようです。
そういうことでいくと、「解放ではソフトな描写で、絞り込むとシャープな描写をする」というレンズが、今の私にはお似合いなのかも知れません。


JJ0702.046 福岡市東区 M8.2 b21 4.5zm
福岡市東区 / LEICA M8 + Biogon 21mm F4.5 ZM

さて、ここで使う写真については随分と悩みました。
「なにも足さない、なにも引かない」そんなレンズの代表として、私がどのようなレンズを選ぶか、皆さんも気になっていることだと思いますので。
この前に、〈亀カメラ〉で、ボディはライカ、レンズはツアイスと言いましたので、今日はツアイスのレンズを二本選んでみました。
まず最初は〈Biogon 21mm F4.5 ZM〉です。
ツアイスの21mmレンズはF2.8のものと、このF4.5のものの二本発売されていますが、コンパクトなところが気に入ってF4.5の方を選びました。


CP C3 16 017 JR西小倉付近 M8 b35zm#
福岡県北九州市 / LEICA M8 + Biogon 35mm F2 ZM

そして、二本目のレンズは〈Biogon 35mm F2 ZM〉です。
ツアイスのレンズにもZMマウントと言われる、ライカのMマウントと同一規格のものが造られるようになりましたので、「ボディはライカ、レンズはツアイス」、この夢の組み合わせが楽しめるようになりました。
この〈Biogon 35mm F2 ZM〉は、私が最初に手に入れたZMマウントのツアイスレンズで、その後、21mm F4.5、25mm F2.8、28mm F2.8と、Biogonレンズは増殖し続けています。
焦点距離35mmのレンズは、私の標準レンズのようなものですから、ライカのレンズも数本持っていますが、この〈Biogon 35mm F2 ZM〉の素直な性格は気に入っています。


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みかん猫67

「カメラはライカ、レンズはツアイス」と考えているのですが、ライカのレンズにも〈名玉〉と呼ばれるレンズはあり、多くの人がその魅力に取り憑かれているのですから、私ごときがどうこう言うのはつもりはありません。

レンズの評価の仕方は人それぞれです。
レンズに何を求めているかで、評価は分かれます。
私がレンズに求めるのは、「レンズらしいレンズ」の一言です。

一言だけれど、これが複雑。
〈味〉といったものはあまり分かりません。
どちらかというと、〈味〉なんて曖昧なものは求めていないのかも知れません。

ところが、世間で〈名玉〉ともてはやされるレンズは、この〈味〉を云々していることが多いのです。
口に入れるものだって、味なんてものは好みもあるでしょうし、その日のコンディションにもよるでしょうし曖昧なものなのです。
そんな、曖昧なものを評価の基準にされても・・・
そのうえ、ライカのレンズなどは、希少価値というものも評価を大きく左右しています。

こういったレンズやカメラは、高額で取引されますので、財布の底の浅い私などが、手に入れて使ってみるのはなかなか大変なのです。
清水の舞台から飛び降りる覚悟で手に入れても、大方の印象は「普通じゃない」というものでした。

「普通が一番」と、座右の銘みたいにしている私ですから、普通なら上出来と言っても良いのですが、先ほども言いましたように値段が普通じゃないから、悔しいのです。

FP0716.093.19 福岡県糟屋郡新宮町相島 CL Sx35
福岡県糟屋郡新宮町相島小学校(旧校舎) / LEITZMINOLTA CL + Summilux 35mm F1.4

私が最初に手に入れたライカのレンズは、癖玉と呼ばれる〈Summilux 35mm F1.4〉でした。それまではLeica M4ボディに、Canon 25mmを着けて使っていました。
この、〈Summilux 35mm F1.4〉は、若い私には、なかなかの曲者でしたので、今は手元に残っていませんが、60歳を過ぎたいま、ちょっと使ってみたい気もしているのですが、中古でもなかなか高価なレンズです。
この写真は32年ほど前に撮っていますので、この娘も今では良いおばちゃんになっていることでしょう。
漁師の嫁はんになって、今でも相島で幸せに暮らしていると良いのですが。
昔の写真を見て、こんなことばかり考えています。


CB J1 10 026 宮崎県川南町 M8 sx35a#
宮崎県川南町 / LEICA M8 + SUMMILUX-M 35mm F1.4 ASPHERICAL

高価なレンズといえば、〈SUMMILUX-M 35mm F1.4 ASPHERICAL〉もそのなかの一本に加えて良いのではないでしょうか。
このレンズの写りに不満はありませんでしたが、レンズの価格と写りを考えたときには、極めてコストパフォーマンスの悪いレンズだと思いました。
結局、レンズのデザインが気に入らなくて、愛着のわかないまま、人手に渡ってしまいました。
宮崎の川南町で見かけた食堂です。こんな食堂が大好きなのです。
♪ カステラ一番、電話は二番 ♪ じゃないけれど、〈安兵衛〉の電話は局番無しの72番というのも良いですよね。


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みかん猫67

光学器機メーカーとしてカメラを作っていると言えば、ニコンやキャノンがまず頭に浮かんできますが、最近はこうした光学器機メーカーとは違う、いわば電気屋さんがカメラを造るようになりました。
ソニーやパナソニックがそれです。
デジタル技術を駆使して、これまでの光学器機としてのカメラではなく電気製品としてのカメラとでも言いましょうか。

光学器機メーカーの場合は、これまでの銀塩写真時代からのしがらみみたいなものがあり、デジタル時代になったからといって、大胆なことはできないようですが、電気屋さんはいわば怖いもの知らずの、アイデア勝負でやってきます。
それがまた革新的で楽しいのです。

ソニーはツアイスと、パナソニックはライカと提携関係を結んでいるのも興味深いところです。
ソニーの場合はミノルタという光学器機メーカーを抱き込んでいますので、ミノルタの資産を活用することができるのですが、ツアイスのレンズが使えるのも大きな魅力です。

私は長くライカのカメラを使ってきていますが、ライカを100%信頼している訳ではありません。
昔から、カメラはライカ、レンズはツアイスといった印象を抱いていましたので、電気屋さんのカメラはツアイスのレンズが使えるソニーを選んでみました。

でも、今のところツアイスのレンズは一本も持っていません。
購入予定のα NEX-7と24mmはタイの洪水に見舞われたために発売延期になってしまいました。
とりあえずNEX 5Nを購入し、レンズはSony製品でお茶を濁しています。


JJ J0 10 001  NEX5N 30 3.5M 福岡市東区#
福岡市東区 / SONY NEX-5N + E 30mm F3.5 MACRO

新しいカメラやレンズを手に入れて、最初の一枚はちょっと意識します。
我が家に同居している猫の〈もも〉は白猫ですので、デジタルカメラの弱点である「白」の描写力を試すのにはもってこいです。
そのうえ、猫の髭や毛並みでレンズの様子も分かりますので、NEX-5Nの最初の一枚は〈もも〉を撮りました。


JJ J0 10 026 福岡県糟屋郡新宮町 NEX 5N E30 3.5m#
福岡県糟屋郡新宮町 / SONY NEX-5N + E 30mm F3.5 MACRO

小型のカメラを持っての散歩は気楽なものです。
なんで、こんなものを撮ったのか・・・
それは、やはり気楽だからでしょうかね。
レンズを設計された人の名誉のために申しておきますが、画面の周辺光量が落ちているのは、私の好みで、焼き込んでいるからです。
周辺焼き込みは銀塩写真時代からの癖のようなものです。


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みかん猫67

体育の日

1999年までは10月10日が〈体育の日〉でしたが、〈ハッピーマンデー〉とか、妙な意味づけで今では10月の第二月曜日が〝体育の日〟となっています。
月曜日といえば休み明けでいまひとつ気合いが入らなくて憂鬱な〈ブルーマンデー〉といわれてきたのに、無理やり連休になるように仕向け〈ハッピーマンデー〉なのです。

物事には、〈謂れ〉というものがあるのですが、そこのところが近頃のご都合主義から崩れてしまっているものが多いようです。
体育の日は1964年10月10日の〈東京オリンピック〉の開会式が催された10月10日を記念して設けられた祭日としたはずなので、10月10日以外では意味をなさないと思うのは私だけでしょうか・・・

JC C4 03 001 福岡市東区 K7 55 2.8M#
福岡市東区 / PENTAX K7 + 55mm F2.8 MACRO

年寄りの運動会。
ゲートボールの準備です。
私も歳だし、そろそろゲートボールでも始めようか・・・と、見学に行ったときに撮ったものではありません。
おそらく、生涯、ゲートボールに関わることはないと思います。
私には〈写真〉がありますから、年老いても、スティックではなくカメラを持って歩く方が似合うはずです。


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みかん猫67

運動会シーズン

秋の日曜日。
となれば運動会です。
今日は町内の運動会。
町内会というのもなかなか厄介な組織で、なにやかやと役割分担が回ってきます。
現在、我が家は〈体育委員〉なるものの順番が回ってきています。
幸い娘が頑張って、体育員の職務をこなしてくれていますので大助かりです。

娘は朝から運動会の仕事で出かけています。
家の中は、年寄り臭い親父と、猫が四匹。

親父と老猫二匹は部屋に差し込む光などを眺めてボ〜ッと時間を潰していますが、若い二匹の猫は家の中で大運動会です。
この二匹が我が家に来てからというもの、家の中が荒れてきました。
これまで、我が家で暮らしてきた猫たちは穏やかな性格で、すぐに我が家の家風に馴染んでくれたのですが、今度の兄弟猫は、少々、やんちゃの度が過ぎます。

そのうち、おとなしくなるだろうと思っているうちに、既に一年。
相変わらず、走り回り、飛び回り、十種競技に出られそうな暴れようです。
その上、食欲旺盛で、大食い競争にも出られるくらい、食べまくっています。


JJ C5 25 002 福岡市東区 X100 23 2#
福岡市東区 / FUJI FinePix X100 + 23mm F2

やんちゃな兄弟猫と一緒に暮らすようになって、すっかり神経質になってしまった〈もも〉です。
兄弟猫のフィールドはリビングに限られているので、兄弟猫が運動会を始めると、〈もも〉は、私の居る居間まで逃げきて、ホッとため息をつきます。


2011 09 21 002 福岡市東区 EP3 ED12 2#
福岡市東区 / OLYMPUS E-P3 + ED 12mm F2

運動会の間の、小休止。
TVの左後ろのブラインドも、暴れん坊が蹴飛ばすので、破壊されつつあります。
飛びつくのではなく、蹴飛ばすのです。
部屋の中を走ってきて、このブラインドの方に跳び、後ろ足でブラインドを蹴って、テレビの上などに飛び移るといった暴れようです。


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みかん猫67

10月の空は・・・

CF 10 01 005 福岡市東区 M8 et28a#
福岡市東区 / LEICA M8 + ELMARIT-M 28mm F2.8 ASPH.

「天高く 馬肥ゆる秋」です。
「食欲の秋」です。
いずれにしても「肥える」のです。

でも、私は「食欲の夏」なのです。
夏になると、夏バテ防止の意味でも頑張って食べなければ・・・と、食欲中枢神経のなかの摂食中枢が活性化するのか、夏は食べるのです。
正確な言い方をするなら、「夏は、一層食べる」
普通の人は夏の暑さに負けて食欲が落ちるようですが、そんな経験がいまだないのです。

「食欲の春」「食欲の夏」「食欲の秋」「食欲の冬」
つまり、年がら年中食べています。
そんなことだから、「食い惚け」になると、太鼓判を押されています。

それに、夏はビールがプラスされますから、ちょっとお腹が・・・
ベルトの穴も一つ外側に動きました。
衣替えで、秋のズボンを久しぶり引っ張り出してみると、ちょっと苦しいのです。

これはいけないと、減量対策をやっています。
秋は運動するのにも適した季節ですから、少し動くように心がけています。


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みかん猫67

脳が狸寝入り

夏が過ぎ、秋になり、やがては寒い冬がやってきます。
季節の変わり目は、体調の変わり目でもあるのか、いろいろなところで変調に気づきます。
若いときには、体に秘めたエネルギーで、季節の移ろいからくる体調の変化なんてものは押さえつけることが出来るのですが、この歳になると、体の声に耳を傾けて、折り合いをつけながら暮らしていかないといけません。

目下の私の体調変化は、眠れないことです。
正確には、睡眠時間が短くなっていると言うべきでしょうか。
寝付きの良さは、若いときも今も変わりません。
眠れずに、暗い中で悶々と過ごすことなど、皆無といって良いかもしれません。

でも、目覚めが早いのです。
これも、若いときからのことです。
ぐっすりと朝の6時、7時まで眠り続けるなんてことはありません。
夜中に何度か目を覚ましても、普段だと、少ししたら再び寝っています。
しかし、最近は、一旦、目が覚めると再び眠れないことが多いのです。

季節の変わり目に起こる生活リズムの変化は、体が、季節の変化に対応して、体内リズムの調整を試みてくれていると勝手に考えています。
だから、悩むことはないのですが、季節の変化が行ったり来たりの時には、体の方も大変なようです。

どうしても、再び眠れないときには、特効薬が私にはあります。
眠れないときには、思い切って部屋の電気を点け、目薬を点します。
これで、目がパッチリです。
それから、枕元の本の山から難しい本、面白くない本を引き抜いて、読み始めると・・・あら不思議。
何時間後かに目覚めたときには、眼鏡と本が布団の周りに散らばっています。

興味のないこと、難しいもの・・・そういったものに直面したときに、自己防衛のために脳みそが狸寝入りをしてしまい、そのうち、体の方が本当に寝てしまうようです。
これでも、眠れないときには・・・もう、諦めて難しい本、面白くない本の読破に努めるしかありません。

CB C9 02 013ハワイ オアフ島 ホノルル
ハワイ オアフ島 ホノルル / LEICA M8 + ELMARIT-M 24mm F2.8 ASPH.

私と同じように、本が睡眠導入剤になっているおじさんを発見。
コーヒーとタバコを横において本を広げたのはいいのですが、ついつい気持ち良くって・・・
私にとっては、横文字の本は手強すぎて、覚醒作用の方が強く出るのですが・・・


CB J1 03 016 福岡市中央区薬院 M8.2 st50 2.5#
福岡市中央区薬院 / LEICA M8 + SUMMARIT-M 50mm F2.5

ちょっと、だらしなく寝過ぎじゃないですかね。
腰のあたりのシャツがめくれ、ちょっと肥満気味の体が露出しているのがなんとも嫌ですね。
よほど、重度の不眠症でしょうか。
でも、昼間、こんなに眠れるのだったら大丈夫でしょうね。


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みかん猫67

バターは冬の味

福岡の日の出の時刻が六時半を過ぎました。
毎年、この時期になると、朝の紅茶が冷たくなるのがはやくなったと感じ、季節が動いたことを実感しているのですが、今年はこんなことも感じました。

それは、やはり朝食のときのことですが、トーストのバターの味を強く感じたことです。
特に、たくさんバターを使ったという訳ではありません。
トーストに塗ったバターの量は、いつもと変わらないと思います。

どうして、気温が下がるとバターが美味しく感じるのでしょうか。
バターは冬の味?
湿度との関係もあるのでしょうか。
まあ、どうでも良いけれど、これからのトーストはジャムよりバターの方が良いかもしれません。

でも、コレステロールが・・・
私はコテコテ趣味ですから、気をつけていないと、バターを塗って、その上にジャムやマーマレードを重ねて塗るといったハイカロリーなことをやり遣りかねません。

分かりました。
冬は寒さを凌ぐために体が脂肪を欲している・・・
だから、バターを美味しく感じさせて、たくさん体に蓄積しようと、私の腐れかけた脳みそがそそのかしている・・・名推理でしょう。


CP0902.051 韓国蔚山 et21a#
韓国蔚山市 / LEICA M8 + ELMARIT-M 21mm F2.8 ASPH.

メタボリックシンドロームだ、コレステロールだなどと、摂取カロリーのことを気にしなければなりませんので、大好物の〈あんドーナツ〉にも、あまり手を出さないようにしています。
でも、撮影で歩き回ったときには、「今日は、カロリーを消費したから・・・」と、ついつい箍がはずれてしまいます。
油の匂いに誘われて店先に近づいてみると揚げパンが並んでいました。
ハングルは読めませんし、韓国語もチンプンカンプン。
適当に指差して買って食べてみると、これがなんと〈あんドーナツ〉でした。


CB J2 27 003 福岡市東区 M8 et28a#
福岡市東区 / LEICA M8 + ELMARIT-M 28mm F2.8 ASPH.

病院の喫茶室の前のショーケース。
普段なら、私の大好物のショートケーキやシュークリームが並んでいるのですが、この日は売り切れたのでしょうか、空っぽでした。
こうなると、一層、食べたくなる・・・それが人情というものですよね。
ここは病院。
コレステロールや中性脂肪が高くなっても、治してくれるから安心なのだけど・・・売り切れじゃあね。


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みかん猫67

赤瀬川原平さんの写真

ずいぶんと以前から赤瀬川原平さんの写真が好きです。
写真家と言われる人たちの写真に満腹になっている私の胃袋ですが、赤瀬川さんの写真は〈別腹〉で、どんどん入ります。

『鵜の目 鷹の目』、『正体不明』、『老人とカメラ』、『奥の横道』、『路上の神々』、それに文、尾辻克彦、絵、赤瀬川原平といった、一人二役の『東京路上探検記』といった本が私の本箱の主要なところに並んでいます。

これらの本の大部分は、赤瀬川さんの写真と文章で構成されています。
肩肘張らない柔軟性が写真と同じように文章にも備わっていてます。
「私は写真家ではありませんので・・・」と言うかのごとく、文章が添えられている・・・見方によっては文章に写真が添えられているように私には見えます。

赤瀬川さんの写真は、極上の酒とも言えます。
決して、強力なパンチ力を持ち味にした酒ではなく、気がつけば杯を重ねてしまっていた・・・といった種類の酒。
そんな馥郁としものを醸し出す写真・・・だと、私は思っています。

富士フィルムのカメラ、〈X100〉のガイドブックのなかに、赤瀬川さんの写真が掲載されていました。
おそらく最近撮られてものだと思いますが、これがまた、極上なのです。
歳を重ねた赤瀬川さんの写真は、一層、まろやかさを増したように見えました。

少々気弱で、はにかみながら見せられた写真は、程よく肩から力が抜けて、「いいね〜」と、呟いてしまいたくなるような写真でした。
赤瀬川さんと私は、確か10歳違いだと記憶していますが、私も10年後には、このような写真が撮れるようになっていたいものだと思いました。


JJ C7 22 003 福岡市東区 X100 23 2#
福岡市東区 / FUJI FinePix X100 + FUJINON 23mm F2

と、云うことで、私も〈FUJI FinePix X100〉で撮った写真を選んでみました。
この草の上に電線が張られており、その電線に鳥が止まっていたのでしょう。
元気な鳥の、朝の挨拶状です。


JJ C7 23 054 福岡市博多区 X100 23 2#
福岡市博多区 / FUJI FinePix X100 + FUJINON 23mm F2

なんで、こんなものを撮るのかね。
自分でも分かりませんが、とにかく、気になったのです。
写真になる、ならないは、後でゆっくり考えるとして、とりあえず撮ってみました。
赤瀬川さんと違って、私の写真は肩の力が抜け過ぎてぐずぐずです。
あと、10年で程よく固まってくれると良いのですが。
いえいえ、鳥の糞の話しではありませんよ。


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みかん猫67

暗室が好き

学生たちが喋っている声が耳に入ってきました。
このことは別に珍しいことではありません。
私の周りには若い学生たちが居るのですから。

研究室の隣は、学生たちがたむろする〈ゼミ室〉と呼ばれる部屋になっています。
私も、暇なときにはゼミ室に行き、学生たちと馬鹿話しに加わったり、話の輪の外で、ぼんやりしていたりします。

話の輪の外にいるときは、学生の話し声は、あまり意味をもたない〈音〉として、聞き流しているのですが、ときどき、意味をもった話しとして、ポンと頭の中に飛び込んでくることがあります。
今日は、その話しです。

私は、学生と同じテーブルの端の方で写真雑誌を拾い読みしていました。
そのときに、「暗室が好き・・・」という言葉が耳に飛び込んできて、頭の中に奇麗な波形を描いたのです。

「誰や・・・?」
と、学生たちの方を見ると、確かに、よく暗室に入って作業をしている連中が話していましたので、そのまま、ちょっと聞き耳をたててみました。

最近では、フィルムも印画紙も・・・銀塩写真の材料がことごとく値上がりをしています。
値上がりをしても、製品がなくなるよりは、まだましなのかも知れませんが、学生たちに痛い出費が増えるばかりです。

「暗室が好き・・・」と、今日は嬉しい話しが聞けたので、暗室で頑張っている学生たちを、物心両面で応援してやろうと決めて、素知らぬ顔でゼミ室を出ました。


PF0725 (56506)Haleiwa
Hakeiwa Oahu Honolulu / MAMIYA 7 + 80mm F4L / T-Max 100 / D76 1:1 20℃ 12'00

今日は暗室の話しだったので、古い写真を引っ張り出してきました。
ハワイ オアフ島のハレイワという町の入り口辺りで撮った写真です。
新しい道が出来、使われなくなった道は、あっという間に雑草に覆われてしまいました。
雑草をかき分けて、古い道に立って傾きかけた太陽を見上げたとき、大きな鳥が飛んで行くのを見つけました。
咄嗟のことで、露出も、距離もいい加減で、撮影。
この、いい加減さが許される、銀塩写真の優しさが好きです。


P0723.555.004 Puraluu Oahu Hawaii
Puraluu Oahu Honolulu / MAMIYA 7 + N43mm F4.5L / Kodak T-max 400 / D-76 1:1 20℃ 12'30"

このパターンの写真は何度も撮っています。
ハワイの夕方の海岸でよく見かける光景です。
魚が釣れれば今夜のおかず。
もし、釣れなければ・・・なんとかなるさ。
写真も、この調子で「なんとかなるさ」で気軽にいきたいものです。

「暗室が好き」
でも、フィルムも印画紙も高くなったよね。
でも、なんとかなるさ。
だって、暗室が好きだもの。

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みかん猫67

暗い中から・・・

暗い部屋の中から、外の明かりを眺めるのが好きです。
ただ、だらしなく、ごろごろと寝そべり、顎をぐっと持ち上げ、頭の上の窓から外を眺めたり・・・
寝転がっている、暗い部屋は、さしずめカメラの中です。
窓ガラスがレンズでしょうか。

カメラのファインダーを覗くと、暗い中に目の前の景色が見えます。
暗い部屋の中から眺める景色も、これと同じです。
カメラの後ろから覗いているか、カメラの中から覗いているかの違いです。
こういう、景色の見方を何十年続けてきたことでしょうか。

和紙もどきの素材で出来た、ブラインドに西日があたっていました。
夏に、緑のカーテンを目的に植えた〈フウセンカズラ〉も、すっかり枯れてしまっています。
時折、初秋の風に揺れるフウセンカズラの影を、ぼんやりと眺めたりするのも、なかなか乙なものです。

そろそろ、枯れたフウセンカズラを取払い、奇麗にしなければと思うのですが、いまのところは、この風情をなくしたくない気持ちの方が勝っています。
行く夏を惜しむ。
夏の記憶をあれこれと思い出して過ごした、九月末の土曜日の午後でした。


2011 09 24 036 福岡市東区 EP3 ED12 2#
福岡市東区 /OLYMPUS E-P3 + M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2

午前中、山裾をぶらぶらと歩いて、午後は、家の中でごろごろしていました。
午後の西日は、まだ、夏の名残をとどめた色をしています。
寝転がったまま、カメラを構えて、そんな、のんびりとした午後を写しました。


JJ J0 02 001 福岡市東区 EP3 G20 1.7#
福岡市東区 /OLYMPUS E-P3 + LUMIX G 20mm F1.7 ASPH.

我が家は、玄関を挟んで左右に小さな庭があります。
最初の写真は、リビング側の庭を望む窓ですが、こちらは、私の寝起きしている和室側の窓で、昨日の撮影です。
画面下に写っている籐の籠は、猫のモモのベッドです。
箱入り娘の彼女は、ここから見える空を、日々、どんな気持ちで眺めているのでようか。


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みかん猫67

シャツのほころび

夏物のシャツのところどころに穴が開いて、ほころびが出来てしまっています。
そんなシャツですが、衣替えのときまではと、頑張って着続けてきました。
人に見られると、みすぼらしいのは分かっています。
でも、今年の夏の終わりまで、現役のシャツとして働かせてやりたくて着続けてきました。

繊維の糸がすり切れるまで、着古したわけではありません。
穴さえ開いていなければ、まだまだ立派にシャツとして、来年の夏も活躍できそうな代物です。
なのに、来年の夏の光を浴びることができないまま、お払い箱になるのは、シャツとしては不本になことでしょう。
だから、一層、着てやりたかったのです。

シャツの穴の原因は〈猫〉です。
猫が爪を立てて、穴が開いてしまったのです。
猫にしたら、爪がちょうど良い具合に引っ掛かるのでしょう。
気持ち良さそうに、プチンプチンとやってくれます。
また、子猫が飛びかかって引っ掻いて穴が開いたこともあります。

季節が変わりました。
衣替えです。
いよいよ、穴開きシャツともお別れです。
明日からは、穴の開いていない、少し暖かなシャツに、衣替えです。
ちょっと寂しい季節の変わり目です。

CF C8 08 054 Waikiki Oahu HAWAII M8 et28a#
Waikiki Oahu HAWAII / LEICA M8 + ELMARIT-M 28mm F2.8 ASPH.

〈夏のシャツ〉らしい写真を探したのですが・・・
日本に戻る日の朝、出発までの慌ただしい時間でしたが、ちょっとワイキキビーチに出てみました。
貝殻拾いなんて、似つかわしくない男性が貝殻を拾っていたので、声をかけて写真を撮らせてもらいました。
断られると思っていたのですが、笑顔で「sure」と応えてくれました。
おかげで、気持ちよくハワイを離れることができました。


JC1229.046 福岡市東区 GH2 G20_1.7a#
福岡市東区 / Panasonic DMC GH2 + LUMIX G 20mm F1.7 ASPH.

穴明きシャツつくりの名人・・・名猫です。
興味のあるものを見つけると、すぐにジャンプして跳びかかってきます。
もちろん、引っ掻かれて傷つくのはシャツだけではありません。
私の柔肌にも爪痕が。
夏の痕跡は日焼けだけではありません。

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みかん猫67

時計の針が回るように、季節の歯車も回ります。
気がつけば、夏が過ぎ、季節は秋になっています。
夏が過ぎ、秋がくる。
当然のことです。

移ろう季節・・・そのなかに、いろいろな想いが織り込まれていきます。
日々の出来事の一つ一つが、過ぎ去りし季節の記憶としてこころのなかに宿っています。
それらは現実の幹を離れ、落ち葉となってこころの底に積もります。
落ち葉は、やがて醗酵し、思い出の泡となって記憶の表層に浮かび上がってくるのでしょう。

さて、この夏の思い出は・・・
いろいろありました。
たくさん写真を撮りました。
撮った写真の一枚一枚に、この夏の・・・そして、これまでの人生を振り返るような思い出が潜んでいれば本望なのですが。

これらの写真を、いつの日か再び眺めたときに、暖かな吐息が漏れれば〈幸せだった〉と思うことでしょう。


2011 09 10 008 福岡市東区 EP3 LG20 1.7a#
福岡市東区 /OLYMPUS E-P3 + LUMMIX G 20mm F1.7 ASPH.

夏の山裾歩きのときには、まるで道案内をしてくれるかのように、目の前をひらひらと舞ってくれていた蝶も、この季節になると、羽は傷み、痛々しい姿です。
この蝶も地に落ちる日が近いことでしょう。
蝶の短い一生を思えば儚い限りです。
夏の思い出は、一生の思い出です。
暖かな吐息を吐いて土に帰ることを願いつつシャッターを押しました。
何度も。


2011 09 10 002 福岡市東区 EP3 LG20 1.7a#
福岡市東区 /OLYMPUS E-P3 + LUMMIX G 20mm F1.7 ASPH.

家の近くの公園の階段のところに桜の落ち葉が積もっていました。
秋の落ち葉を見て、穏やかだった春の日の記憶が蘇ってきました。
春から夏。そして秋。
季節は移ろい、私も少し歩みが遅くなったような気がします。

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