2011年11月アーカイブ

今日も五時間

歳をとるといろいろと体にガタがくるものです。
私もいつくかの持病というものを抱える歳になりました。
素人考えなのかも知れませんが、それぞれの病は今日明日のうちに私の命に係ってくるというものではないと思っています。
しかし、油断大敵です。
一病息災などと昔から言いますが、病も二つ三つとなってくると、息災なんて言って居れないというものです。

今日はそのうちの一つの持病の治療ために福岡市内の病院へ出かけてきました。
自宅の近くにあるかかりつけ医からの紹介で評判の良い大病院で診てもらっています。
かかりつけ医の手に負えなくなったということなのかも知れませんが、そろそろ本格的に治療をした方が良い時期なのでしょう。

その病院は他の病院では考えられないくらい多数、私の持病の専門医を抱えているらしく、その系統の病気なら○○病院・・と言われるくらい評判が良いのです。
評判が良いから、患者も多く押し掛けます。

初診のときも、いろいろと検査を受けてたあと、医師の診断を受けるまでの待ち時間は三時間以上でした。
病院の玄関を入って出るまで、五時間少々。
こんんなに待たされたら、本当に病人になってしまいそうです。
おっと、私は既に病人でした。

外来の診察をする診察室は5〜6室使って、それぞれで医師が頑張っているようなのですがなかなら捗りません。
あまり待たされるのでイライラしてきます。
廊下兼待合室で、患者の皆さんは従順におとなしく、ひたすら待っている様子をみていて気づいたことがあります。
イライラする元気が私には残っている。
まだまだやれるということを。


JJ J1 30 005 福岡市博多区 NEX5N SO50 1.5ZM#
福岡市博多区 /  LEICA M9 + Sonnar 50mm F1.5 ZM

病院に向かうときの気分は、もちろん気が重いものです。
それでも何か気晴らしになるようなものはないかと、目は周りを彷徨います。
道沿いにある小学校の体育館です。
中に入ったことがありませんので、詳しいことは分かりませんが、この体育館は道路より下にフロアがあります。


JJ J1 30 009 福岡市博多区 NEX5N SO50 1.5ZM#
福岡市博多区 /  LEICA M9 + Sonnar 50mm F1.5 ZM

病院を出て帰り道で、昼間撮った体育館を再び撮影しました。
放課後のバスケットボールの部活動でしょうか。
一枚目の写真は12時55分に撮影しています。
二枚目の写真は18時10分に撮影しています。
やはり、五時間は病院の空気を吸っていたことになります。


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みかん猫67

喪中はがき

年末になると、〈喪中はがき〉というのが届くようになります。
以前は、肉親、特にご父母が亡くなられたというお知らせが届いていました。
人が亡くなるということは、ご家族にとっては悲しい出来事ですが、順番であるなら、〈喪中はがき〉を受け取ったこちらも、亡くなられた方のご冥福を素直にお祈りできます。

ところが、今年、最初に届いた喪中を知らせるががきは、親が子供の死亡を知らせるものでした。
つまり、亡くなったのは私の教え子、本人だったのです。
教え子が亡くなるというのは、今回が始めてではありませんが、親御さんから、子供(教え子)が亡くなったことを知らせるはがきを頂いたのは、おそらく今回が始めてだと思います。

亡くなった卒業生は、学生時代から心臓に持病かかえていました。
その所為か、大学も人より授業料を多く払って卒業していきました。
心臓に持病をかかえていても、コンパなどには出席して、嬉しそうにお酒を飲み、場が盛り上がってくると、〈独り社交ダンス〉を披露してくれていました。
クラブ活動はダンス研究部に所属していましたから、ダンスはお得意なのでしょうが、パートナーも居ないのに、真剣な表情で独りくるくる踊っていた姿を思い出します。

そのうち、彼のダンスが呼び物になり、コンパとなると、同級生や後輩たちからダンスのリクエストがかかるようになりました。
「○○さん、ダンス、ダンス」と、声がかかると、嬉しそうな笑顔を見せて立ち上がり、相手も、音楽もない状態で踊って見せてくれていました。

酒飲んで、くるくる回って踊るもんだから、みんなから「○○さん、本当に心臓が悪いの・・」と、いつも言われていました。
そんなときも、ニタッと笑うだけでした。
生前のそんな姿を思い出しながら、このような文章を書いていると涙が流れてきます。
若い人の死は、肉親ならずともたいへん悲しいものです。


JJ C5 21 025 福岡市東区 K5ls DA15 4ED AL Lim.#
福岡市東区 / PENTAX K5 + DA 15mm F4 ED

昔から、「親より先立つのは、最大の親不孝」と言われています。
それはそうだなと思いますが、○○くんを責める気にはなれません。
足場の悪い雲の上でも、〈独り社交ダンス〉を舞ってくれていると良いのだけれど。


JJ J1 13 005 福岡市中央区 α77 + MAF 24 2.8#
福岡市中央区 / SONY α77 + Minolta AF 24mm F2.8

福岡市の大濠公園で〈独り踊り〉に興じていたおじさん。
このおじさんの踊りは、旅役者が舞台で踊るようなものでした。
「写真撮って良い?」と聞くと、笑顔で「あいよ」と、一層、身振り手振りを大きく、くねくねして見せてくれました。
おじさんの容姿が見事なら、前に置かれたラジカセも、なかなか見事なものでした。


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みかん猫67

猫は寝子

この時期、大学で授業をしていると、授業中に居眠りをする学生をよく見かけます。
教室は暖房が効いていますから、頭の中がほんわかとしてきて眠くなってくるのでしょう。
昨今の学生は、ほとんどノートをとりませんから、じっと座っているうちに、私の声催眠術の呪文のように聞こえてくるのでしょう。
昼食後の三時間目の授業となると、お腹も膨らんで、瞼が落ちてきます。
これは人間の生理ですから仕方ありません。
こちらも、頑張って講義をするのですが、なかなか睡魔には勝てなくて、三時間目の講義は要注意です。

そのような理由で、三時間目は出来るだけ体を動かす実習科目を入れるようにしているのですが、木曜日の三時間目が、その要注意の講義科目なのです。
大きな教室で、私の授業としては受講生も多く、なかなか目が行き届きませんし、居眠り学生に気を取られていると、授業に身が入りませんから、見て見ぬふりです。

先日の授業で、授業が始まったかと思うと机に突っ伏して居眠りをはじめた学生がいました。
寝るために、授業に出てきました・・と言わんばかりの状況でした。
いつになったら目が覚めるかと気にしていたのですが、一向に目を覚ます様子はありません。

その日は私も虫の居所が悪かったようで、その学生の横まで言って「ええ加減にせんか」と注意をしました。
すると、件の学生は恨めしそうな目で私を睨みつけてきました。
寝ぼけていて、状況が把握できなかったのかも知れませんが、なんとも後味の悪いことでした。

人を叱るということは楽しいことではありません。
苦いものを噛んでしまったような後味の悪さに襲われます。
ならば、見て見ぬ振り・・これはこれで精神衛生上よろしくないようです。


CB0306 (092) 大阪市福島区 M8et21#
大阪市福島区 / LEICA M8 + ELMARIT-M 21mm F2.8


CB0119.039 山口県光市 et28a
山口県光市 / LEICA M8 + ELMARIT-M 28mm F2.8 ASPHERICAL


猫は〈寝子〉と言っても良いくらい、良く寝ます。
また、出来の悪い学生と違って、その寝姿が可愛いものです。
日だまりで眠る猫の猫の寝姿、二通りです。

授業中に絶対居眠りするな・・とは言いません。
でも、寝方があるでしょ。
先生の話しを一所懸命聞こうとしているのだけど、つい、うとうとしてしまう。
一枚目の写真の猫のように姿勢を正して居眠りをしていれば、「昨夜は作品制作で徹夜でもしたのかな」とか、見て見ぬふりをするのですが、べったりと寝られたのではたまりません。
でも、寝ている猫にとっては至福の一時なのでしょうね。


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みかん猫67

このごろ自分が写った写真を見たときに、〈老けたな・・〉と思うことがあります。
顔に老人特有のシミが増え、首筋のあたりが妙にシワシワになって写っています。
毛髪が少なくなっているのは、自他ともにみとめることなのですが、それ以外にも老人の兆しはあらゆるところに出てきています。
自分では気づかないのですが〈加齢臭〉なんてものも、きっとあるのでしょう。

こういった現象を「歳だから・・」と諦めてしまうところもあるのですが、まだ、今のところは人前に立ち、若い人たちと向き合う仕事に従事していますので、年寄りっぽくならないように気配りもしているつもりです。

いちばん心がけていることは、こざっぱりとした服装で居ることです。
毛髪が少なく、髭なんかもあると、見た目、汚い印象を与えるのは当然ですので、そうならないように、いわば〈めくらまし〉の要領で、衣装に気をつかうようになりました。

しかし、ヘヤートニックを頭に振りかけたり、顔にローションを使うなんてことは全くしていません。
スキンケアなんてものとは全く無縁でこれまで過ごしてきました。
ところが、自分の手をじっと見たとき、その手のあまりに歳年寄り臭いのに驚きを感じたのです。

フィルムと印画紙を使う銀塩写真をやっていたころ、暗室の中での水仕事は常でした。
水仕事で手が荒れないようにとハンドクリームなんかを手に塗り込んだのでは、ネガや印画紙に汚れがついてしまうので、そんなものはいっさい使わずやってきたツケがこの歳になって、まわってきたのでしょう。
せめて、水仕事のあとの手当くらいはしておくべきでした。

カサカサ、しわしわの我が手を見て、これはあんまりだと、最近では風呂上がりにクリームを塗り込むようにしています。
おかげで少しは良くなってきましたが、やはり年相応です。
当然のことですが、若い頃のような手には再び戻れません。
肉体も精神も同様でしょう。
だから、作る写真も、ずいぶんと爺臭くなっています。


JJ J1 06  048大分県日田市 α77 DT16-50 2.8SSM#
大分県日田市 / SONY α77 + DT 16-50mm F2.8SSM

人家の玄関先にあった手形です。
おそらく、この家の子供たちの手形と思われるのですが、雨に濡れたコンクリートの所為か、妙に浮き上がって不気味でした。


韓国蔚山
韓国蔚山市 / LEICA M8 + SUMMILUX-M 35mm F1.4 ASPHERICAL

韓国の蔚山市の町をぶらぶら歩いているときに見つけたものです。
義手を扱う店のショーウインドーなのでしょうか。
妙に生々しくて驚きました。


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みかん猫67

この冬は暖冬なのでしょうか。
もうすぐ12月だというのに、この暖かさはどうしたことでしょう。
昼間の気温が20℃を超えていて、部屋の中の日だまりに座っていると、まるで温室に居るようです。

担当する授業は午後一時から。
それも、苦手な頭脳労働ではなく、得意な肉体労働・・・つまり、講義科目ではなく実習科目なので、午前中はのんびりとした時間を楽しんでいました。

大学に着き、研究室に入ると、先ずは二台のパソコンに電源を入れ、ポットでお湯を沸かします。
引き続き、部屋の片付けと、床のモップ掛け。
前日、帰るときに、部屋を片付けて帰ればよいのですが、それができないのです。

帰りのバスが最寄りのバス停に近づいたのを携帯電話やパソコンに知らせてくれるサービスを利用しています。
そのことで安心しきっているものですから、バスの接近に気づいたときにはもう片付けをする時間的余裕がなくなってしまっていて、慌てて部屋を飛び出す毎日です。

パソコンや携帯電話などに振り回されたくはないと思いつつも、家に戻ったときに郵便受けを覗くような感じで、パソコンに届いているメールや情報を確認することから一日が始まります。
やはり、現代社会に飼いならされてしまっているようです。

部屋が少し落ち着いたところで、飲みものの準備です。
紅茶、日本茶、そば茶、ほうじ茶、ココア、コーヒー、生姜湯・・・本日のメニューはこんなところでしょうか。

そんなところに、学生のTさんが時分の写真を持って尋ねて来てくれました。
「時間割を見て、先生が授業の無いのを確認してきました・・・」と、なかなかの知能犯です。
いやいや、有り難いことです。
授業でポートフォリオを作ったらしく、それをまず見せてくれました。

彼女は片道二時間をかけて大学までやってきます。
その通学時間がテーマで、電車の車内で撮った写真は肩に力の入っていない穏やかな写真でした。
研究室の中ですが、季節外れの暖かい光に背中を照らされていると、小春日和の電車の中に居るような錯覚を覚えました。

110305.001 福岡市東区 E-PL2 Mzd17 2.8#
福岡市東区 / OLYMPUS E-PL2 + M SUIKO Digital 17mm F2.8

私の研究室です。
この窓から差し込む光で、背中を暖めながら、お茶を楽しんだり、本を読んだりすると、結構、心地よいのです。
学生との面談も、ここで行います。
この一画の右側は、外光があまり射し込まないように仕切られた空間になっています。
言わば暗室のようなところで、仕事場です。
明るさからイメージすると南の楽園と冬の北国といったところでしょうか。

110208.014 北九州~福岡 5DII ef28 1.8#
JR鹿児島本線 北九州 / CANON 5DII + EF 28mm F1.8

冬のホームに立ち、冷えきったたからだを、暖かな車内に移すと眠気が襲ってくるようです。
窓の外を流れる景色は、眠る人の見ている夢の世界のような気がしました。


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みかん猫67

一人遊びの写真

子供のころから一人で育ったものですから、人に干渉されずぼんやり、のんびり過ごすのが好きな性分になったようです。
以前、写真をやる小学生の女の子が「一人遊びが好き」などと大人びたことを言っているのを聞いたことがありますが、まさにその一人遊びが私も子供の頃から好だったと思います。

一人で居るのが寂しくないかというと・・・微妙ですね。
学生時代にはチームプレーのスポーツをやっていましたから、集団行動を毛嫌いするほどでもありませんので、時折、集団のなかに身を置く事きたくなることもなります。

ただ、大学に勤めるようになって、普段の生活の大部分が、学生たちという集団に囲まれて過ごすようになったものですから、一人になりたい、のんびりしたいと思うことの方が多くなっているのでしょう。

大学では〈映像メディアコース〉というところに籍を置いています。
写真も映像のなかの一つですが、ここで言う映像とはムービーのことです。
映像の世界は、それぞれの専門家が集まるチームプレーの世界だと言えます。

写真はどうなのでしょうか。
学生時代にはコマーシャルの写真を専攻していましたが、この世界も映像ほどの人数ではありませんが、集団で作り上げられることが一般的です。

しかし、写真と一言で行っても、いろんな写真があり、写真の大部分は個人プレーが可能です。
私がコマーシャルの写真から離れ、いまのような写真の世界に落ち着いたのも、「一人遊び」ができるからなのかも知れません。

写真は凄く楽しいものだと思っています。
その、楽しい写真を、一から十まで自分一人で楽しめるなんて、こんなに素晴らしい「一人遊び」はないでしょう。

CB J1 03 042 福岡市中央区薬院 M8 st35 2.5#
福岡市中央区 / LEICA M8 + SUMMARIT-M 35mm F2.5

公園で、眉間に皺を寄せて、一人ゲームに興じる少年。
なんだか、周りに人を寄せ付けない〈殺気〉のようなものが漂っています。
この子を見ていると、背筋に寒いものを感じてしまいました。
一つの事にのめり込むことも大切だけど、バランスも大切。
このあたりのことは子供には無理なので、大人が導いてやらないといけません。

110312.132 大阪市北区浪花町 M9 sn28a#
大阪市北区浪花町 / LEICA M9 + SUMMICRON-M 28mm F2 ASPH.

こちらは大阪の子供。
なぜか道路に座り込んで、賑やかにやっています。
後ろに並んだ自転車をみると、皆、ここまで自転車で来たようです。
一緒に来たのか、別々に来て、ここで落ち合ったのか・・気になるところです。
自転車の中の一台が、後ろに籠を乗せた、いわゆる〈ママチャリ〉なのも愉快です。

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みかん猫67

大学に勤めて40年。
考えてみれば、随分と多くに人たちとの出会いと、別れを経験してきたものです。

卒業生のNくんが、研究室を訪ねてきてくれました。
友人の結婚式が福岡で行われ、それに出席するために、奥さんと一緒に福岡に来たついでに大学に立ち寄ってくれました。

旅先での、慌ただしい時間をやりくりして、顔を覗かせてくれるのは嬉しいものです。
「ついで」などと言ったら罰があたります。
大学は、博多の中心から40〜50分ほどの距離のところにありますので、わざわざ大学まで来てくれたのですから、感謝・感謝です。

Nくんは、もともと福岡の人間ですが、仕事の関係で現在は宮城県の方に暮らしを移しています。
卒業生のことは、いつまでも気になるものです。
Nくんも、奥さんも、実に清々しく、充実した人生を送っているようで、一安心です。

人には相性というものがあります。
話しを聞きながら二人の様子を観察していて感じたのは、目の前の二人は、相性が良いのだろうなということです。
これからも、二人一緒の人生が、一日でも長く続くことを願うばかりです。


JJ J1 24 002 福岡市東区 NEX5N 18-55 3.5-5.6#
福岡市東区 / SONY NEX-5N + E18-55mm F3.5-5.6

JJ J1 24 003 福岡市東区 NEX5N 18-55 3.5-5.6#
福岡市東区 / SONY NEX-5N + E18-55mm F3.5-5.6

Nくんの現在の仕事は写真と関係がありませんが、いまでも写真を楽しんでくれているようです。
プロの写真家になった人が、優秀な卒業生だとは微塵も思っていません。
むしろ、写真を仕事にしてしまった卒業生を不憫に思うことが多いのです。
生活の糧を得るために写真をするということはなかなか苦しいものがあると思うからです。

勿論、頑張って写真の世界で生き抜く卒業生に声援を送り続けますが、息抜きで写真が出来るNくんのような卒業生もまた、私の望む卒業生に姿です。


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みかん猫67

大学で写真を教え、高校生の写真の審査などもさせて貰っていますので、若い人の写真に接する機会は多いと思います。
大学で写真を専攻する学生たちの手がける写真は殆どはデジタルカメラを使い撮られたもので、当然、プリントもプリンターを使って出力されたものです。

私の授業などでも〈暗室〉経験を積ませることをやりますが、それでも、積極的に銀塩写真に取り組んでくれる学生は、あまり出てきません。
こういう状況だと、授業もデジタル一本で進める方が学生も喜ぶし、即実践に繋がる教育にもなって良いのかと思い悩んでしまいます。

学生がデジタルを指向する理由の一つに、いまの写真界はデジタル中心ですので、デジタルの知識や技術は、彼ら、彼女らの将来に直接結びつくことがらだからだからだと思います。
銀塩写真なんて今更といったところでしょうか。

それと、これはあまり若い人たちからは聞かれないことですが、こんな理由も裏にあると私は考えています。
銀塩写真を作り上げるまでには、ある程度しっかりした知識、技術の裏付けが必要です。
それらを習得するには、沢山のハードルを越えて行く必要があります。
それは、失敗の繰り返しから始まります。

いまの若者の多くは失敗を恐れる・・・または、面倒がる傾向が強いので、一筋縄ではいかない銀塩写真は敬遠されるのだと私は考えるのです。
失敗のその先にひろがる豊かな世界を求める時間みたいなものは、効率第一の現代社会においては無意味なものと考えられるのでしょうか。
それとも、意味は認めながらも、そんな余裕がないのでしょうか。
いずれにしても、世知辛い世の中になったものです。


JJ J1 22 011 福岡市東区 NEX5N Sa28 5.6#
福岡市東区 / SONY NEX-5N + Summaron 28mm F5.6

小型のカメラに、小さなレンズ。
歳をとるとライカでさえも重く感じるようになります。
そこで、小型のカメラが欲しくなり、いまは〈Sony NEX-5N〉を使っています。
いわゆる〈ミラーレス〉と言われるカメラで、それに、Mマウントアダプターを挟んで、ライカのレンズを着けてみました。
レンズは、私の所有するレンズの中でも一番小さな〈Sumaron 28mm F5.6〉。
カメラが、APS-Cサイズですから画角としてはフルサイズカメラの32mmに相当します。


JJ J1 22 006 福岡市東区 NEX5N Sa28 5.6#
福岡市東区 / SONY NEX-5N + Summaron 28mm F5.6

〈Sumaron 28mm F5.6〉は、1955年に生まれたレンズだと、ものの本に書かれていましたので、今から57年前に出来たレンズということになります。
私がレンズフードを使わないということもあるのでしょうが、逆光になると見事なフレアーが発生します。
これは、フレアーの出にくい今のレンズにはない〈味〉として受け入れています。
レンズの味の話しをしはじめると、そろそろ歳なのかも知れません。
なんといっても〈Sumaron 28mm F5.6〉より、七歳年上ですから。

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みかん猫67

高校から消える暗室

高校生のクラブ活動として作られた写真の審査をさせてもらっています。
この仕事に携わるようになったのは16〜17年前のことでしょうか。
その頃はもちろんすべてフィルムと印画紙を使った〈銀塩写真〉でした。
カラー写真がどの程度の数あったかは記憶にありませんが、殆どは黒白写真でした。

写真部のある高校には〈暗室〉がありました。
ほとんどの暗室は、校舎の隅の狭苦しい空間を利用していて、技術指導も先輩から後輩へと受け継がれていたと思います。

そんな、写真部もデジタル写真が普及するに従って大きく様変わりしました。
審査のときの昼食時などに、高校写真部の現状を聞くことがありますが、最近では暗室の無い学校もあるいう話しです。
校舎の立て替え時に、暗室のスペースが削られたという話しも聞きました。

このことは、高校の部活動のなかでもデジタル化がすすみ、暗室が不要になっているということを示しています。
当然、審査会場に並ぶ写真の殆どはデジタル写真で、カラーです。
昔のような黒白銀塩写真はほんの一握りです。

先輩から後輩に引き継がれる銀塩写真の技術も、当然、低下していますので、はっきり言って銀塩写真はデジタル写真と同じ土俵に上がったときには見劣りする結果となります。
見劣りすれば、当然、入選、入賞作品として選ばれることもありません。

銀塩写真は〈労して功無し〉ということですから、ますます、銀塩写真は衰退の一途を辿ることでしょう。
教育の場としての部活動を考えたとき、苦難を克服したときの達成感、充実感といったものを大切にして欲しいと思っています。
そのためにも、銀塩写真の衰退を、少しでも食い止められればと、私は腹の中で銀塩とデジタルを別土俵にして審査をさせてもらっています。
それでも、あまりに見劣りする銀塩写真を選ぶ訳にはいかないので、なかなか苦労が絶えません。


JJ J1 22 019 福岡市東区 NEX5N E18-55# 3.5-5.6
福岡市東区 / SONY NEX-5N + E18-55mm F3.5-5.6

審査が終わったあとの展示風景です。
審査の後にいつも感じることは、はたしてこれで良かったのかどうかということです。
壁に飾られた作品は、審査のときのはまた違った見え方をするので、審査結果に対して反省することも少なくありません。

JJ0511.008 福岡市西区 X100 23 2#
福岡市東区 / FUJI FinePix X100 + 23mm F2

審査のために高校を訪問させてもらうこともあります。
どちらの学校も、校舎に入ってすぐのところに受付があり、その近くにショーケースが設けられていることが一般的です。
ショーケースには、トロフィーなどが、その学校の伝統に繋がるものが並べられています。
そのショーケースを見るのが楽しみで、気に入れば失礼して撮影さえてもらいます。
春に訪れた高校では制服を着たマネキンが飾られていましたので、私のシルエットを隅に入れて記念写真してみました。


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みかん猫67

寒〜

寒いのは苦手です。
体もこころも凍りそうで、嫌です。
冬の福岡は嫌いです。
雪になりきれない氷雨が、北風に吹かれて斜めに降ってくる日が多いので。

そんな日は、歩くのは止めてバスに乗って出かけます。
自宅近くのバス通りには〈ナンキンハゼ〉の木が街路樹として植えられています。
私の利用するバス停の横に植えられています。

歳よりくさくならないように、背中を伸ばす努力をしてはいるのですが、寒いとどうしても目線が下に落ちます。
そんな姿勢で見えるのは、ナンキンハゼの落ち葉。

雨に濡れて黒さを増したアスファルトの上の赤い落ち葉を見ているうちに、写真に撮りたくなりました。
このような撮影はこの日に限ったことではありません。
これまでも、この場所で同じようなものを撮ってきました。

日常のなかで見つけるもの、感じるものってそれほど多様ではありません。
似たようなものにレンズを向ける繰り返しです。
それでも、以前とは違う今日の写真ができると楽観しているのですが・・・

JJ J1 18 001 福岡市東区 NEX5N A28 2.8#
福岡市東区 / SONY NEX-5N + Sony A 28mm F2.8

NEX-5NのEマウントボディに、SonyやMinoltaのAマウントレンズが取り付けられるマウントアダプター〈LA-EA2〉を手に入れました。
これだと、フルサイズ対応のAマウントレンズをオートフォーカスで使えるので、老眼の身には重宝すると考えたのです。
NEX-5Nの小型ボディに、電子ビューファインダーを取り付け、マウントアダプターを取り付け、それにAマウントレンズを取り付けると、ごろんごろんとした感じで、お世辞にも良い感じとは言えないのですが、使い勝手はそれほど悪くありません。


CG J1 11 001 福岡市東区 R5924#
福岡市東区 / RICOH GR Digital

この写真はデジタルカメラを使い始めた2006年に撮ったものです。一枚目の写真のこの写真との間には5年の歳月が流れていますが、代わり映えがしません。
こちらは28mmの画角、一枚目の写真は36mmの画角ですから、全く同じではありませんが、画面の左側の処理などはほとんど同じです。
これは、成長していないと悲しむべきなのでしょうか、それとも、自分なりの画面構成を持っていると喜ぶべきなのでしょうか。

いずれにしても、氷雨降る冬の福岡のように、「寒〜」と言いたくなるような二枚の写真です。


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みかん猫67

朝の習慣

いつもどおり、目が覚めました。
子供のときから早起きでしたが、今では、それに〈歳〉というものが加わって、一層、早く目覚めるようになりました。
「いつもどおり」というのは、午前4時過ぎのことです。

〈地デジ化〉という、分けの分からない政府の方針が、現実になる以前は、四時半になると、枕元のラジオのスイッチを入れ、ラジオでテレビのニュースを聞いていました。
個人的な感覚ですが、NHKテレビのニュースで一番最初なのが四時半だと思い、その日一番のニュースを聞いて、一日が始まるという習慣になっていました。

勿論、ラジオですから映像はなくて音声のみです。
ニュースに限らず、ドラマでも、テレビ番組をラジオの音声だけで楽しむのが好きでした。
耳を頼りに、頭の中のスクリーンに己の映像を描くことができるのが楽しいのです。
ニュースが終わったところで、枕元の電気スタンドを灯け、次は起床時間まで読書です。
ところが、地上波のテレビ放送が無くなってからは、私のラジオではテレビの音声が聞けなくなってしまいましたので、目覚めると枕元の電気スタンドを灯け、いきなり本を読むようになっています。

いつもどおり、床の中で本を読んで、さあ、起きる時間だと、寒さを蹴散らして布団から抜け出しました。
これも習慣ですが、布団から抜け出して最初にすることは、猫たちのご機嫌伺いです。
この習慣は、人間の歳にすると百歳を超える老猫が居ますので、今日も大丈夫か確かめる意味もあります。

猫たちが眠るリビングのドアを開けると、普段だと、老猫二匹が、待ってましたとばかり、「遅いぞ、腹減った ごはん ごはん」と、ギャーギャー言いながら飛び出してくるのですが、今朝はそういった反応がありません。

おや、どうしたのかな? と、リビングの電灯を灯けると、老猫二匹と若い猫二匹、計四匹はまだそれぞれの塒のなかでした。
時計を見ると、なんと普段より一時間早く起きてしまったようです。
猫たちは、「このおっさん とうとうボケよったわ」と、ちょっと冷ややかな目でこちらを見ています。

でも、猫の本能も凄いもので、私の顔をみるとお腹が空くようで、次の瞬間には「腹減った ごはん ごはん」と、ギャーギャー叫び出しました。
さすがに今朝は「遅いぞ」の、小言はなかったと思います。


JJ J0 29  014 福岡市東区 α77+DT16-50 2.8#
福岡市東区 / SONY α77 + Minolta AF 24mm F2.8

猫はニャーニャーとかミャーミャー、ミーミーなどと可愛く鳴くと思っているでしょうが、猫も人間の歳で百歳を超えると、半妖怪みたいなもので、ご機嫌斜めだとカラスのようにギャーギャーと泣きます。
普段は、「私は百歳を超えた老人です・・・」などと、哀れを誘うようなか細い声で鳴くのですが、食事を要求するときはカラス妖怪になります。


CP C8 23 188 広島 sn28a#
広島市 / LEICA M8 + SUMMICRON-M 28mm F2 ASPH.

猫は人間よりも自分たちの方が偉いと思っている節があり、食事についても「給餌させてやっている」といった感じです。
猫と違って犬は、飼い主様第一主義で、極めて従順です。飼い主が食事をくれるまで、ひたすらおとなしく待つ犬が多いと思います。
〈ビクター〉くんは、ひたすら待ち続けて、固まってしまいました。


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みかん猫67

私が写真の大学に入ったのは1967年ですから、いまから44〜45年前になります。
その頃は写真家の売り出し時期で、テレビなどにも篠山紀信さんや、立木義浩さんなど、当時の若手写真家たちが登場して、若い人たちが憧れる職業の一つでもありました。

しかし、私が写真の大学を目指した理由は写真を職業にしよと考えていた分けではありませんでした。
進学の動機について、確たる目標があったとは思えません。
他に何かやりたいことがあったとも思えません。
父親に、大学に行っても良いぞと言われて、選んだのが写真の道でした。
写真なら出来そう・・・今思えば、写真を選んだ動機はそんなものだったと思います。

そんな人間が、何かの縁で大学に残り、教師生活も40年になろうとしています。
その間に多くの卒業生を送り出してきましたが、皆さんが幸せに暮らしているか気になるところです。

今の世の中、写真で食べて行くのは大変なようです。
企業のスタップカメラマンだった人が、フリーのフォトグラファーになったという話しもよく聞きます。
カメラマンが企業の中で厄介者のように扱われ、居たたまれなくなって会社を飛び出したという話しも聞きました。

今日も、卒業生のNIくんから、「フリーになろうと思っています・・・」と連絡を受けました。
理由は分かりません。
聞きもしません。
ただ、当人としては、大いに悩んだことでしょう。
そうして導き出した「フリーのフォトグラファーになる」という決心を尊重してあげることしか、私に出来ることはありません。

私自身も、定年まで、あと二年を残すばかりとなりました。
定年後はフリーのフォトグラファーになる・・・なんてことはありませんが、フリーな精神の写真愛好家になれることを楽しみにしています。

JJ J1 14 020 大阪市天王寺区 α77 + MAF 24 2.8#
大阪市天王寺区 / SONY α77 + Minolta AF 24mm F2.8

天王寺駅を出て谷町筋を横切ったところ、天王寺公園の入り口を入ったところで男たちが集り将棋・・・昔ふうに言うと〈縁台将棋〉に興じていました。
ざっと見たところ女性の姿は見当たりません。
この勝負、老眼鏡と補聴器の試合です。
定年後、仕事をなくした男たちが暇つぶしに集っているのでしょうね。


JJ J1 14 073 大阪市天王寺区 NEX5N E16 2.8#
大阪市天王寺区 / SONY NEX-5N + E 16mm F2.8

天王寺から浪速区と歩いき、いつも顔を出す古書店にも立ち寄り、再び天王寺公園へと戻って来ると、西日のなかで、まだ男たちは将棋に夢中でした。
取り巻きの中に「金を返せ」「返した」でもめている男たちが居たりして、人の生き様の多様さ、滑稽さを感じて思わず微笑んでいる私が居ました。
「全ては風まかせ、気の向くままで良いんじゃないかな」・・・と、大阪の町が語ってくれたように思いました。


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みかん猫67

天王寺区、浪速区、西成区が隣接する辺りはなかなか面白いところです。
このトライアングルではディープ大阪が堪能できます。
歩いていても退屈しません。
ある種のドキドキ感の味わえる町は、ニューヨークのマンハッタンと、この大阪トライアングルくらいではないでしょうか。

写真に撮るものはあちらこちらに転がっています。
文字通り、往来に人が転がっていても、それは取り立てて珍しい光景ではありません。
あるときなどは、往来に寝転がったままオシッコをしているおっちゃんに出会ったこともあります。
写真に撮るかどうか躊躇したのですが、結局は拝見しただけで、レンズを向けないままでした。
今となっては、後悔しきりです。
写真は、後悔しても後の祭りですから、こころが動けば撮っておくことが大事です。
使う、使わないは後で判断すればよいことですが、撮っていない場合は、撮っておけば良かったと後悔してもはじまりません。

そういうものを見て育った私などは、平気で横を素通りできますし、気が向けば写真にも撮ります。
でも、大阪以外の人たちにはいささか刺激が強すぎるようです。
現代社会からはじき出された人や、アウトロー的な人たちが目につくからでしょう。
でも、大半は堅気の人たちで、無害なのですけどね。

写真を撮って怒られれば謝れば良いし、誤っても無理かと思えば走って逃げれば良いのです。
ただし、謝るか、逃げるかの判断は瞬時にしなければなりません。
このあたりは、経験に裏打ちされた勘がものをいうことです。

CB0308.012 大阪市浪速区#
大阪市浪速区 / LEICA M8 + SUMMILUX-M 35mm F1.4 ASPHERICAL

ごらんの通りです。
人が一人、道路に転がっていても、「いつものこっちゃ」と、周りの皆さんは案外、平然としています。
酔いつぶれているおっちゃんに、「写真撮ってもエエかいな?」と聞いてもあかんので、周りの人たちに反感を買わないように話しかけながら撮りました。


JJ J1 14 060 大阪市浪速区 α77 MAF24 2.8#

JJ J1 14 062 大阪市浪速区 α77 MAF24 2.8#
大阪市浪速区 / SONY α77 + Minolta AF 24mm F2.8

髪の毛はこてこて。
靴は破れて指が出ています。
タバコを一本道路において、何か思案中。
さて、写真に撮ったものかどうか、こちらも思案六方。
撮ると決めたら、もたもたはして居れません。
そんなことしてたら、シャッター押す前におっちゃんに怒られてしまいます。

APS-Cの2のカメラに4mmレンズですから、フルサイズ換算で36mmくらいの画角。
私が普段、最も使っているレンズが35mmですから、間合いを計るのは簡単です。
あそこまで、間を詰めたらカメラを構えてシャッターを押すと決め、スッと移動。
幸い、気づかれないまま、一枚目の写真を撮影。
二枚目のシャッターを押したときに、おっちゃんは顔を上げ始めました。
そして、三回目のシャッターを押したときには、ファインダー越しに完全に目が合いました。
当然、怒られました。
でも、慌てず頭を下げて「かんにん」の一言でその場をさっさと離れました。
背中から、まだ、おっちゃんの罵声が飛んで来ましたが、追いかけて来る気配はありませんでした。
この写真は、一回目と三回目のシャッターで撮ったものです。


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みかん猫67

天王寺区、浪速区、西成区が隣接する辺りはなかなか面白いところです。
歩いているだけで退屈しません。
この辺りに集う人たちは、本音の部分をさらけ出して生きているって感じです。
若いときには、それが嫌でした。
表面を取り繕ってスマートに生きて行くことを良しとしていたのでしょう。
今思うと馬鹿げたことです。
世間知らずの若気の至りというやつでしょうか。

還暦をとうに過ぎた今の私なら、極めて居心地の良い世界だと思います。
鮭が生まれた川の水の匂いを覚えていて、成長してからその川に戻るように、再び大阪という水の中を泳ぎたいと思わないでもありません。
でも、定住しない気軽さが今の私にはあり、どれが丁度良いのかもしれません。
分かりませんが。

大阪は懐かしいところでもありますが、少し切ない気分にさせられるところでもあります。
戦後のどざくさの庶民の生活は、楽しい事ばかりではありませんでした。
父も母も他界してしまったいま、旅人として大阪の町を巡っているときに蘇ってくる記憶の大部分は、戻る事の無い時間への郷愁ばかりです。


JJ J1 14 051 大阪市浪速区 α77 MAF24 2.8#
大阪市浪速区 / SONY α77 + Minolta AF 24mm F2.8

前回は〈通天閣〉の話しをさせて貰いましたが、その通天閣の横に、「そのまんまやないかい」と言いたくなるような喫茶店がありました。
〈通天閣〉、喫茶店に、ようまあこんな名前をつけたものです。
さすが、大阪。
ダイレクトで分かり易い。


JJ J1 14 049 大阪市浪速区 α77 MAF24 2.8#
大阪市浪速区 / SONY α77 + Minolta AF 24mm F2.8

大阪と言えば〈大阪城〉、そして〈通天閣〉ときましたから、次は〈お好み焼き〉です。
通天閣のちょっと奥にあるお好み焼き屋さんです。
天王寺で食事をするときによく行く店が四軒ほどあります。
大衆食堂、うどん屋、そして二軒のお好み焼き屋です。
ここは、二軒のうちの一軒です。
この写真を見て、不思議に思いませんか?
店の屋号がどこにもないのです。
そういえば、二軒のお好み焼き屋は、二軒とも店の名前を覚えていません。
足が店のある場所を知っているだけです。


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みかん猫67

今回の大阪行きは用件を抱えての日帰りの旅でしたので、市内をうろちょろする時間がありませんでした。
いつものように天王寺からスタートしましたが、結局は天王寺で終わるかたちとなりました。

天王寺と言えば〈通天閣〉です。
厳密に言えば〈通天閣〉のあるところは天王寺区ではなくて浪速区になるのですが、感覚的には通天閣は天王寺なのです。

通天閣と言えば、昔から不思議に思っていることがあります。
塔の腹の部分に広告が貼付けられているのですが、それが〈日立〉なのです。
「なんで 松下と 違やうねん」
「大阪は松下さんやろ・・・ナショナルでもええけど」
と、いつも不思議に思っています。

私が生まれ育ったのは城東区という下町ですから、通天閣のお膝元で幼少期を過ごしたということではなにのですが、知り合いが居ましたので、〈ジャンジャン横丁〉などには子供の頃の記憶が残っています。
ですから、大阪戻ったら先ずは天王寺なのです。
天王寺は懐かしい町・・・大阪らしい町です。

その大阪らしさが嫌で、大阪を離れたとも言えるのですが、やはり歳をとると故郷が懐かしくなるもので、大阪に戻ると、天王寺、鶴橋、西成など、こてこての大阪らしい町の方に足が向いてしまします。

JJ J1 14 042 大阪市浪速区 α77 MAF24 2.8#
大阪市浪速区 / SONY α77 + Minolta AF 24mm F2.8

通天閣といえば、阪本順治さんが監督し、赤井英和、若山富三郎さんらが出演した映画、『王手』のなかで、格好良い姿を見せてくれていました。
それを思い出しながら撮ったら、こんな写真になりました。
「ちょっと格好エエでしょ」


JJ J1 14 054 大阪市浪速区 α77 MAF24 2.8#
大阪市浪速区 / SONY α77 + Minolta AF 24mm F2.8

「こんなん東京では見られへんで」
これは、通天閣のすぐ横にある純喫茶のショーケースです。
「パフェもこてこてでっしゃろ」
「そんで 紙工作の通天閣も エエ味だしとる」
「〈人まち、かがやく! 大阪〉・・・泣けるな」
「おっちゃんの おでこも 輝いとる」
「そやけど、〈人〉と〈まち〉の間に読点があった方がエエん違やうんかいな」
「まあ エエか・・・ここは 大阪の新世界や」


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みかん猫67

大阪城が一番

大阪と言えば〈大阪城〉。
大阪で生まれ育った人間の身びいきでしょうが、全国のお城のなかでも、いちばん堂々として美しいのは大阪城だと思っています。
美しい城として、姫路城が有名ですが、やはり、大阪城の方が良いと思います。

これは、おそらく見慣れているということも影響しているのでしょう。
特に、私のように故郷を離れて暮らす人間にとっては、胸にキュンとくるものもあり、一層、大阪城が魅力的に思えるのでしょう。

私の生まれたのは第二次世界大戦が終わって二年後です。
子供の頃の大阪城の記憶は、焼け残った建物の残骸と重なっています。
聞くところによると、大阪城内にあった〈大阪陸軍造兵廠〉(私たち子供は造兵廠と言っていました)の建物の残骸、終戦の前日に集中爆撃を受け、壊滅状態になったそうです。

そういえば、子供の頃の大阪の町では、〈原っぱ〉と呼んでいた空き地があり、私たちはそこで草野球に興じていました。
いまでも大阪は少年野球のメッカだと思いますが、私たちも近所の悪ガキが集まって野球チームを作っていました。
9人くらいのガキはすぐに集まる、そんな時代でもありました。
その原っぱも、やはり空襲の跡地だったのでしょう。

いま、私が育った大阪市城東区蒲生四丁目中一丁目(現在は住所表記が変わっています)あたりを歩いてみても、そんな空き地はどこにも見当たりません。
ただ、我が家が酒、醤油、味噌などを買っていた酒屋はいまでも営業しています。
店構えは新しくなっていますが、その店の前に立つと、昔のことが思い出されました。
当時は一升瓶を持って酒屋に出かけ、量り売りで買っており、よく、お使いに行かされたものです。

JJ J1 14 030 大阪市天王寺区 α77 MAF24 2.8#
大阪市天王寺区 / SONY α77 + Minolta AF 24mm F2.8

今回は大阪城に足を運ぶ時間がなかったのですが、天王寺で大阪城を見つけました。
こういったものを並べて商売になるのかどうか分かりませんが、売れている様子はありませんでした。
商っている男性も、売る気がなさそうで、私が写真を撮っていても無関心の様子でした。


JJ J1 14 056 大阪市浪速区 α77 MAF24 2.8#
大阪市浪速区 / SONY α77 + Minolta AF 24mm F2.8

こちらは大阪らしく、商魂たくましいお店です。
大阪のお店に共通していることは、商っている商品は全て店頭に並べることですが、まさに大阪のくだらないお土産なら何でもありまっせとおった雰囲気のお店でした。
店員のユニフォームもまた強烈でしたので、つい一枚撮ってしまいました。

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みかん猫67

大阪 日帰り

私が大阪から九州の来たのは1967年春のことですから、45年くらい以前のことです。
そのときは寝台特急でやってきました。
大阪を夜に出て、博多に朝着くといった車中泊の旅でした。
博多駅のなかの食堂で朝飯を食べた記憶があります。

その後、帰省するときに使っていたのは昼間の特急列車でした。
博多、大阪間が9時間少々かかったと覚えています。
尻が痛くなるほどの長旅でしたが、いま、思い返すと瀬戸内海を眺めながらの列車の旅はまんざら捨てたものではなかったと思えます。
ある意味、贅沢な旅だったのかも知れません。

ところが、今では山陽新幹線に乗れば二時間半くらいで博多・新大阪の移動はできます。
博多・大阪は日帰り可能です。
しかし、せっかく古里大阪に出かけるのですから、出来ることなら何日か泊まって、ゆっくり写真でも撮りながらといきたいところですが、今回はどうしても時間が作れなくて、日帰りの旅をしてきました。

片道二時間半ですから、往復すると5時間、なんだかんだの時間を合わせて移動にかかる時間は6時間くらいでしょうか。
結局、大阪滞在時間は6時間ほどの慌ただしい旅でした。

旅立つ前は、あそこと、ここに出かけて写真撮って・・・などと考えていたのですが、用件を片付けたのが13時過ぎで、訪れる町は〈天王寺〉だけに絞りました。

大阪に戻ったときには、天王寺に出かけるようにしています。
大阪は私の古里ですから、先ずは親父に挨拶ということで、お寺参りです。
今日の二枚の写真はともに、お寺の境内で撮ったものです。

JJ J1 14 035 大阪市天王寺区 α77 MAF24 2.8#
大阪市天王寺区 / SONY α77 + Minolta AF 24mm F2.8

今回の旅には、SONYのカメラを二台連れてきました。
α77には、Minolta製の24mm・・・Sonyのレンズカタログに載っている現行の24mmha
ZEISS製の24mmで、私にはいささか重そうなので、Minolta製の24mmを使っています。
24mmレンズはAPS-Cカメラに付けると、画角はフルサイズの36mmですから、私の標準レンズとなります。


JJ J1 14 033 大阪市天王寺区 α77 MAF24 2.8#
大阪市天王寺区 / SONY α77 + Minolta AF 24mm F2.8

大阪は何かと派手な町ですので、写真の色彩もこころもち派手に仕上がっているかも知れません。
フィルムで黒白写真を長く続けてきて、デジタルでカラー写真を手がけるようになった当座は彩度を押さえた仕上げをしていましたが、どうにか目と感覚もカラー写真にも慣れ、私の作る写真も普通のカラー写真になりつつあるのかも知れません。


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みかん猫67

風船で思い出したこと

植田正治さんが福岡に来られたたとき、私の暗室を使ってプリントをされることがありました。
暗室作業で、ちょっとしたお手伝いをしたときに、プリントを頂くことがあります。
そうして頂いたプリントは、私の宝物でもあります。
先日も、大学の授業で銀塩写真で作品を作っている三年生に、植田正治さんのオリジナルプリントを見せてあげました。

植田正治さんは、自らも自分の写真の被写体として登場されます。
私の持っている写真にも三枚、自らが写っている写真があります。

冬の砂丘に立つ自画像。
猿のマスクをかぶった自画像。
そして、風船をもった自画像の三枚です。

『風船をもった自画像』は、植田正治さんのご自宅でプリントされたものを頂いたのですが、なにせ古いネガで、ホコリがプリントに写り込んでいます。
そのプリントを頂くときに、植田正治さんは「スポッティングは自分でしてください」と言われたのですが・・・恐れおおくてそのままにしています。

なぜ、このような話しをしたのかと言いますと、風船の写真を撮ったからです。
自分が撮った風船の写真を見て、植田正治さんの『風船をもった自画像』を思い出したということです。


JJ J1 13 017 福岡市中央区 α77 + MAF 24 2.8#
福岡市中央区 / SONY α77 + Minolta AF 24mm F2.8

仕事で福岡市美術館に出かけました。
その帰りに福岡城跡を歩いていて、木の枝に引っ掛かった風船を見つけました。
カメラは〈SONY α77〉。まだ、試運転の段階です。
レンズは〈Minolta AF 24mm F2.8〉です。
Sonyのデジタルカメラは魅力的なのですが、何と行ってもレンズが貧弱なのが玉に傷です。


JJ0606.001 福岡市中央区 K5 DA21 3.2#
福岡市中央区 / PENTAX K5 + DA 21mm F3.2

デパートのエスカレーターで撮りましたが、この状況でカメラを構えるのはいささか勇気が要ります。
つまり、変態親父が女性のスカートの中を写しているように見とがめられる可能性があるからです。
この場合、被写体はジーンズですから心配はないと思うのですが、周りに人が居ないことを確かめてからカメラを構えました。


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みかん猫67

そうは問屋が卸さない

普段は身近なところをうろうろして写真を撮っていますから、それほど変わった写真がとれる訳でもありません。
この道を通ればあれがあるとか、分かり切ったことが大半なので、精神をくすぐるようなものとの出会いも少ないのです。
そこで、たまにはちょっと足を延ばして撮影にでます。

先日も、大分県の日田まで、卒業生たちの車に乗せてもらって出かけてきました。
撮影は一人歩きでも、仲間と一緒でも楽しいものです。
気分も盛り上がるというものです。
でも、だからといって、撮影に出ると満足の行く写真が撮れるかというと、そうは上手く問屋が卸
ろしてくれません。

ちょっと待ってくださいよ。
『そうは問屋が卸さない』と言って、若い人に伝わっているのでしょうか?
念のために・・・
これは、「問屋がこちらの思うような安値で卸売はりしない」ということから「そんなに思いどおりに具合よく事が運ぶものではないと」いう喩えです。

旅先だからといって、そう上手く思いどおりの写真が撮れるとは限らないのです。
でも、気分は盛り上がっているのですから、シャッターを押す回数は増えます。
いくら、カメラが進化し、シャッターを押せばピントも露出もきっちり合わせてくれるから、失敗無く良い写真が撮れるからといっても、なかなか、そうは問屋が卸さないのですよ。

しかし、今回の日田旅行はちょっとお気に入りの写真が撮れました。
「ちょっと」ですよ。


JJ J1 06  067大分県日田市 α77 DT16-50 2.8SSM#
大分県日田市 / SONY α77 + DT 16-50mm F2.8 SSM

日田には〈鰻〉を食べることを目的として出かけたので、日田で何を撮ろうといった思惑はなにもありませんでした。
好物の鰻で腹を膨らませ、幸せ気分でふらふら歩いていると、こんな景色が気になった・・・といったところです。


JJ J1 06  052大分県日田市 α77 DT16-50 2.8SSM#
大分県日田市 / SONY α77 + DT 16-50mm F2.8 SSM

最近、このような鳥屋・・・今ではペットショップというのでしょうか・・・を見かけなくなりました。
私は子供の頃に小鳥を飼っていました。
子供の小遣いで飼える小鳥は〈十姉妹〉くらいでしたが、〈文鳥〉た〈カナリヤ〉などを飼いたくて、このような鳥屋に出かけては、「高嶺の花」ならぬ、「高値の鳥」を眺めたものです。

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みかん猫67

男の背中

背中からの写真を撮ることが多いと思います。
別に、気が小さくて背中ならしか人を撮れないという訳ではありません。
背中が伝えているもの・・・それが気になって、背中を撮ってしまうのです。
背中からしか撮れないのではなくて、背中から撮ってしまうのです。

「男の背中」ということが言われます。
息子は親父の背中を見て育つ・・・とか、中年男の哀愁を含んだ背中・・・などはよく聞く台詞です。
現代社会の家族関係については、私が子供だった頃とは随分と様変わりしているでしょうから、子供は親の背中を見て育つなんて言っても、通じないかもしれません。

背中で語れる大人らしい親が減っているでしょうし、背中が表す機微を、きちんと読み取れる子供も絶滅危惧種となっているでしょうから。

子供にとってはあまり褒められた親父ではなかったかも知れませんが、息子である私は親父が好きでした。
憎めないのは、やはり背中を見てきたからだと思っています。
親父はいつも子供の前を歩いてくれていましたので、見えるのは背中だけ。
その背中に、時折寂しさを滲ませるときがあったと思っています。
それを見てきた息子は、決して親父を憎めないし、裏切れないのです。

JJ J1 08 004 福岡市東区 M9 SUMMARIT-M 35mm F2.5#
福岡市中央区薬院 / LEICA M9 + SUMMARIT-M 35mm F2.5

空をバックにしての撮影です。
撮影結果をチェックすると、不安な気配が満ちて、なかなか良い感じの写真に撮れていました。
空がバックですから露出不足気味に撮れていましたので、画像調整で明るくしてみると、これが、ごく普通の写真になってしまいました。
そこで、極度の不自然さがなくなる、ぎりぎりのところまで全体を明るくし、あとは部分的に覆い焼、焼き込みをして、男の背中が醸し出すものを表現してみました。


CB J1 03  036 福岡市中央区薬院 M8 st35 2.5#
福岡市中央区薬院 / LEICA M8 + SUMMARIT-M 35mm F2.5

セールスマンなのでしょうか。
トイレの壁に向かって、なんだか打ち沈んだ後ろ姿を見せていました。
でも、ちょっと見方を変えると、トイレの壁に向かって立ち小便をしているようにも見えます。


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みかん猫67

面白いですね。
思いがけないものが、思いもしなかったところに・・・
そんな出会いがあると、ワクワクして写真を撮ってしまう・・・これ、カメラを持つ人間の習性です。

世の中、思いもしなかったものが、意外なところに落ちているものですね。
曇り空の下、アスファルト道路の上にビニール袋に入った魚が落ちていました。

朝、大学に向かって歩いているときに見つけました。
場所は〈唐の原〉のバス停のところです。
バス停にはバスを待つ人が並んでいます。
道路の魚が気になったのですが、バス停の人たちの視線も気になって、一旦、魚の横を素通りをしたのですが、やはり、「撮らねば」と、引き返しました。

撮ると決めたら、人目は気になりません。
いや、やはり気にしていたようです。
撮影したのは7枚ですが、全てのカットの撮影時間は7時51分した。
できるだけ短時間に撮ってしまって、この場をはやく離れようとしていたのが分かります。
このとき撮っ写真を見て、単調なフレーミングに終始しているのは、余裕の無さが原因していると思われます。

この魚、バスが来たので走ったひとのバックから逃げ出したのでしょうか。
随分と生きの良い干物です。
それにしては魚を入れたビニールが気になります。
口を結んだ形跡がないのです。
これからバスに乗ろうとする人だったら、魚の匂いが漏れるのを気にして密封するはずです。

通行人が落としたのでしょうか。
魚嫌いの人が魚を貰って、捨てたのか。
こんなことを考えながらファインダー越しに魚の目を睨んでいました。
短時間の撮影にもかかわらず、この状況についてあれこれ考えたものです。

JJ J1 10 010 福岡市東区 α77 A28 2.8#
福岡市東区唐原 / SONY α77 + A 28mm F2.8

CF J1 05 026 東京都中央区日本橋 L2828a#
東京都中央区日本橋 / LEICA M8 + ELMARIT-M 28mm F2.8 ASPH.

二枚目の写真は東京の日本橋の路上に転がっていました。
東京・・・江戸前の生きの良い魚ではなくて、造りものの魚です。
どこかの料理屋か居酒屋の商品見本に使われていたものでしょうか。

歩いているといろんなものが落ちているものです。
俯き加減で、少し猫背になって歩くのは、あながち歳の所為ばかりではないようです。

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みかん猫67

ハッと感じた瞬間

最近、歳の所為か歩くのが遅くなっていると感じることがあります。
以前は、歩いていてもあまり人に追い抜かされることはありませんでしたが、最近は追い抜かされることが時々あります。
先日も、後ろからカツカツとヒールの音が近づいてきたかと思うと、直ぐに若い女性に追い抜かされてしまいました。

追い抜かされた瞬間に、こちらもギヤを切り替えて並走・・・並歩かな・・・から再び追い越しをかけるといった大人げないことをしてしまうのですが、その、ギヤの切り替えからトップスピードになるまでにも、なんだかタイムラグが大きくなったように思います。
追い越しに成功しても、その後も再び追い越されないようにトップスピードを維持しながら歩き続けるのも大変になってきています。

追い越されて癪だからというわけではないのですが、私の横をサッと追い越して行く、その瞬間にハッと感じてサッと写真に撮ることが時々あります。
歩くのは遅くなっても、このあたりの反応の素早さはまだまだ捨てたものではりません・・・と言いたいところなのですが、昨今のカメラは高性能ですから、ピントもと露出も考えてカメラが撮ってくれるというのが正直なところです。

私がしていることと言えば、ハッと感じることだけですね。
そのうち、この反応速度も鈍ってくるのでしょうね。

JJ J1 06  006大分県日田市 NEX5N E30 3.5M#
大分県日田市 / SONY NEX-5N + E 30mm F3.5 Macto

このところ続いている大分県の日田で撮った写真のなかの一枚です。
この日は日曜日でしたが、部活帰りなのでしょうか。
乳白色のビニール製雨合羽の中に赤い文字で〈Puma〉と書かれたスポーツバックが見えます。
少年が私たちの横を自転車ですり抜けて前に出たところで、ビニール製雨合羽が風に翻るのが見えました。
フレーミングをきちっとしたかどうかは定かではありませんが、カメラを構えると同時に一か八かでシャッターを押しました。

JC0324.093 熊本市小島 M9 B28ZM#
熊本市小島 / LEICA M9 + Biogon 28mm F2.8 ZM

こちらも部活帰りの中学生。
しかも雨の日。
一枚目の写真と同じような状況です。
しかし、この日のカメラはオートフォーカスカメラではなく、ピントは自分で合わさなければならないマニュアルフォーカスの〈LEICA M9〉です。
ちゃんと、ピントもフレーミングも出来ています。
これをみるとまだまだスナップショットの腕前は健在・・・といいたいところですが、こちらは集団で比較的のろのろと走ってくれていたのでなんとか間に合ったのでしょう。


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みかん猫67

青に赤に緑に黄色

大分県の日田に、卒業生たちと撮影に出かけた日のことです。
日田の町はずれの駐車場に車を止めて、歩き始めた頃にはまだ雨がパラパラ降っていました。
少し濡れるのを我慢すれば、傘を差さずに歩けるくらいの雨です。
傘を差すと片手が傘で塞がりますので、当然、写真を撮るのに難儀します。
今日は雨を覚悟で出てきましたので、多少の雨対策はしてきましたので、傘なしで大丈夫。

駐車場の横に小さな公園がありました。
その公園の中央に子供のための遊具が備え付けられていました。
まだ真新しいもので、これだと私が写真に撮りたくなるような要素はありません。
公園の遊具なんかも、古くなってペンキもはげ落ちたくらいでないと、私のこころは動きません。

ただ、この日は雨模様でしたので、その雨の効果でしょうか・・・写真、撮ってみよう・・・と公園の中に足を踏み入れました。
撮影を終えて、一緒に出かけてきた連中のところに戻ると、「あれを撮ると思ってました・・・」と言われました。

どうやら、私が喜んで撮るものを皆は知っているようです。
こういう仲間と一緒の撮影は、気兼ねなく写真が撮れるので、実に楽しいものです。

今日の写真は二枚とも日田で撮ったものから選びました。
二枚とも子供に関係するもので、キーワードは「青に赤に緑に黄色」です。
公園の遊具と、ゲーム機とに、共通した色彩が使われているのに気づいたのです。
青に赤に緑に黄色は、子供のこころを捉まえる色彩なのでしょうか。
だとしたら、そんなものに足を停めた私は、まだまだ少年のこころを持っているということでしょうか?
いやいや、単に大人になりきれていない未熟者という可能性もありますね。

JJ J1 06  004大分県日田市 NEX5N E30 3.5M#
大分県日田市 / SONY NEX-5N + E 30mm F3.5 Macro

日田に到着して最初に撮った写真です。
「写真に撮ろう」と思ったものの、あまり興が乗らなかったようで、結局一枚だけしか撮りませんでした。
私は軽薄ですから、これは写真になると思えば、あちらから、こちらからとたくさんシャッターを押すのが常ですが、これは、一枚きりでした。
しかし、撮影後のセレクトではこの写真もちゃんと選ばれていました。

JJ J1 06  011大分県日田市 α77 DT16-50 2.8SSM#
大分県日田市 / SONY α77 + DT 16-50mm F2.8 SSM

日田の町中にあった、子供相手のゲームセンターのようなものでしょうか?
私はコンピュータゲームをはじめとする、いわゆるゲームと言われるものにはとんと興味がなく、まったく分かりません。
この機械はところどころペンキがはげ落ち、使い込まれたレバー類を見ても、ゲームに無関心な私にも時代遅れなものと映りました。
こういうのが好きなんですよね。
一枚目の馬型の遊具もこの調子だったら、もっとたくさんシャッターを押したのかも知れません。

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みかん猫67

雨は敵か 味方か

ぶらぶら気楽に歩いて、気が向けばカメラを構えて写真に撮る。
そんなスタイルで写真を撮っている人間にとって、雨は敵か味方かなんてことを考えてみました。
まず、写真云々の前に、私は雨嫌いです。
雨の中を歩き回っていると、ズボンの裾が濡れて、靴の中もなんとなく湿っぽくなってくると、もう駄目です。
気分が滅入ってしまいます。
気分が滅入ると、当然のこととして写真を撮る気持ちも失せます。

雨の中を撮影していて、運良く、雨があがったとしても、それまで差していて濡れた傘が、一転して邪魔な存在になります。
邪魔なものを持って歩くのも、これまた面倒なことで、写真に向き合う姿勢が崩れます。

だから、雨の日には写真を撮りに出かけない・・・大方、こんなところですが、そうとも言い切れないのです。
当然、雨だから撮れる写真もあるからです。

今日の二枚の写真は、雨の効果があって、撮る気になったものです。
雨は敵か 味方か。
はてさて、その時々の空模様に、こちらの気持ちがどう動くかということでしょうか。
敵にするか、味方にするかは、私たちの気持ち次第ということでしょうか。


JJ J1 07  017 福岡市東区 NEX5N 30 3.5M#
福岡市東区 / SONY NEX-5N + E 30mm F3.5 MACRO

昨夜、雨が降っていたのですが、私が出勤する頃には雨も上がっていました。
アスファルトの道路は濡れて黒くなっていますし、雨粒も残っています。
こんなときは、進んで撮影ながら歩くことにしています。
道路から1メートルくらい上にある駐車場の片隅に捨てられていた花です。
花束だったのでようか。
それとも、最初から一輪のバラだったのでしょうか。
いろいろなことを想像させる雨あがりの朝でした。


JJ J1 06  010大分県日田市 α77 DT16-50 2.8SSM#
大分県日田市 / SONY α77 + DT 16-50mm F2.8 SSM

大分県の日田に、卒業生たちと撮影に出かる日の朝も雨でした。
私は雨男ではありません。
たとえ、雨が降っていても、肝心のときには雨は小振りになったり、上がったりしてくれます。
この日も、日田に着く頃には雨は小振りになり、日田の町を歩き始める頃には、傘がなくても大丈夫なところまで、空模様は回復しました。
日田の商店街のなかにある履物屋の店先。
商品の下駄を雨から守るために、被せられたビニールには、まだ雨粒が残っていました。

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みかん猫67

大分県日田で大撮影

JJ J1 06  033大分県日田市 α77 DT16-50 2.8SSM#
大分県日田市 / SONY α77 + DT 16-50mm F2.8 SSM


教員生活も、定年まであと二年と少々と、残り少なくなってきました。
残りが少ないということは、これまでに過ごしてきた年月が長いということでもあります。
40年以上の教員生活ですから、多くの若者たちと関わってきました。

記憶に深く刻まれる人も居れば、申し訳ないけれど思い出すことさえない人もいます。
私は〈怖い〉と学生たちから敬遠されてきた教師ですから、多くの卒業生たちと、卒業後も付き合いが続いているとは言えませんが、それでも、時折、かっての学生たちが声をかけてくれます。

卒業生たちが撮影に誘ってくれました。
目的地は大分県の日田です。
生憎の雨模様・・・それも、結構な本降りでしたが、自家用車での移動ですので雨天決行。
50歳前後の卒業生が、香川や熊本からも集まってくれ、総勢11名の楽しい撮影旅行となりました。

鰻好きの私のことを考えてくれたようで、日田での昼食は鰻でした。
それも、皆さんがごちそうしてくれましたので、まさに〈顎足付き〉の、殿様旅行でした。
昼食を終えた頃には雨もあがり、なんとか傘なしで日田の町を歩いて写真が撮れるようになりました。
参加者全員の日頃の行いの良さでしょうか。
まあ、行いが本当に良ければ最初から雨など降らないのでしょうから、空の上の居られる尊い方が、卒業生たちの気持ちを察してくれての、お情けといったところだったのでしょうか。


JJ J1 06  016大分県日田市 α77 DT16-50 2.8SSM#
大分県日田市 / SONY α77 + DT 16-50mm F2.8 SSM

今日の写真は洗濯物が写っているものを選びました。
この写真は洗濯物というよりは〈干し柿〉を撮ったのですが、フレーミングを決めるときには洗濯物は重要なポイントとしてあれこれ考えました。
縦位置で、一番手前に掛けられたピンクの肌着と干し柿で画面を構成したものも撮りましたが、やはり最終的には、私の癖で、一番引いた画面のものを選びました。


JJ J1 06  042大分県日田市 α77 DT16-50 2.8SSM#
大分県日田市 / SONY α77 + DT 16-50mm F2.8 SSM

こちらは、まさに洗濯物を撮りました。
股引とラクダ色の肌着・・・おそらく老人のものでしょう。
歳をとると、こんなものがよく目に入ります。

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みかん猫67

内気な写真

職業上の立場とか、60過ぎた年齢というのもあって、写真の審査員にと声を掛けて頂くことがあります。
一人で審査をするものから、数人の審査員でするものなど、コンテストにもいろいろなものがあります。
一人で審査をするときには、あまり審査結果に偏りが生じないような配慮をしながら審査をします。
この場合、ある程度常識的な審査結果に落ち着きますが、そのなかに数点、私が審査員だから選んだというようなものも織り交ぜて、少しばかりの個性を見せておきます。

一方、複数の審査員がいる場合には、できるだけ私の個性(好み)を出せるように審査をします。
しかし、私の好みはどうも、人様とは違っているようであまり一般受けはしません。
声が大きくて態度もでかい審査委員長が、「こんな写真のどこが良いんだ・・・」と、私が選んだ写真に向かって言っているのを聞いたこともあります。

私が好む写真は、はっきりいって、写真コンテスト向きでないものばかりです。
小粒で、押し出しもなく、地味・・・そんな写真は、大上段に振りかぶった写真、声高な写真の中に混ざると、存在感なんて吹っ飛んでしまいます。

しかし、私はそういった写真を、「こんな写真もあって、良いのじゃないのかな・・・」とか、呟きながら選んでいきます。
だれもが納得する写真は他の審査員に任せて、ひたすら内気な写真だけれど、光るものを持っている写真を探します。
そうすることが、私が審査員の一人として居ることの意味になると考えています。
「こういう写真を選ぶ審査員も居るんだ」「こういう写真でも入選するんだ」と、小粒で、押し出しもなく、地味な写真を好む人たちに伝えたい・・・そんな大袈裟なことではないのですが・・・他になんと行ったら良いのか分からないのです。


JJ J0 26 010 福岡市西区 α77+DT16-50 2.8#
福岡市西区 / SONY α77 + DT 16-50mm F2.8 SSM

高校生の写真の審査で訪れた高校の校舎の窓です。
白い紙が窓ガラスに貼られているのをみて、学生たちの成績順位が書かれた紙かなと想像しました。
そうだとしたら、この紙の向こうで悲喜こもごもの出来事があったことでしょう。


JJ J1 04 002 福岡市東区 NEX5N+E30 3.5M#
福岡市東区 / SONY NEX-5N + E 30mm F3.5 MACRO

私の勤める大学が主宰する写真コンテストの表彰式。
その、表彰式の後に催されるレセプション会場の準備途中で撮ったものです。
一枚目の写真もそうですが、同じものが複数並んでいるのを見たときには、なぜか写真に撮ってしまいます。


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みかん猫67

探検ごっこ

親代々引き継いでいる性癖に〈袋物が好き〉というのがあります。
ちょっと気になるものを見かけるとついつい欲しくなります。
当然、たくさんバックがあるのですが、それらを上手く活用しているかとなると、殆どは宝の持ち腐れとなっているのが現実です。

その時々の服装や、目的に合わせてバックを変えたいのですが、それがなかなか面倒なのです。
バックを変えるとなると中身の入れ替えの必要が生じるのですが、それまでのバックから新しくバックを変えたときには、必ずと言ってよいほど、忘れ物が出てくるのです。

それまでのバックの小さなポケットに入れておいたものとか、隙間に挟んでおいたものなどを見落として、移し替えていないのです。
そのようなことを度々経験していると、結局は、気に入ったものを使い続けることになるのです。
そんなことは重々承知なのですが、やはり気にバックと目が合うと求めてしまう、悪い癖が、私の知る限り、祖母、父そして私と引き継がれているようです。

本日のバックはリュックです。
カメラをリュックに入れてしまうと、撮影のときに取り出すのが大変ですから、カメラは抜き身で、斜め掛けです。

そんな姿を見た娘が一言「探検ごっこやね」と笑いながら言いました。
そうですね、被写体を探すのも、探検ですかね。
「ごっこ」は余分ですがね。

JJ C9 02 308 Nanakuli Oahu Hawaii M9 SN28a#
Nanakuli Oahu Hawaii / LEICA M9 + SUMMICRON-M 28mm F2 ASPH.

歩くことで見つかる些細なものを喜んで写真に撮っていますので、とにかく歩きます。
リュックは歩くのに都合が良いのですが、中のものの出し入れに少々手間取るのが難点です。
咄嗟の撮影ということもあるので、リュックを背負ったときには、カメラは手に持つか、肩に掛けるしかありません。

CB J2 30 020 福岡市東区 D3 af35D#
福岡県糟屋郡新宮町 / Nikon D3 + AF 35mm F2D

最近、リュックを背負っている人を町でも多く見かけるようになりました。
本日の二枚の写真のような場合は良いのですが、スーツ姿にリュックという出で立ちは、昔気質の私などには出来ない芸当です。


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みかん猫67

暑い11月

今日から大学行事のためしばらく授業がありません。
私の都合で休講にしたのではありませんよ。
あくまで、学校の行事が入った関係で、授業が出来ないということです。

今の大学はなかなか厳格で、一年間の授業だと30回、半年の授業は15回の授業時間をしっかりこなさないといけません。
つまり、休講をしたときには、必ず〈補講〉をしなければならないのです。

私が学生時代は、もう少し融通がきいていましたので、休講=お休みでしたので、授業が休講になったら、喜んだものです。
ところが、今では休講になったら、本来休みの日に補講が組まれるために、学生たちにとってはいささか迷惑な話しです。

今日から五日間授業がありません。
これは私にとって大いに助かります。
9月から後期の授業が始まり、ちょっと疲れはじめてきたところでもありますので、ここで息抜きが出来ます。

世間は〈文化の日〉で、休日ですが、大学行事の関係で今日も出勤です。
出勤でも授業がなければ重荷を背負うことがありませんので、のんびりと遠回りをして大学まで歩きました。

11月だというのに、ワイシャツ一枚で、袖をまくって歩いていても汗ばむくらいの陽気です。


JJ J1 03  018 福岡県糟屋郡新宮町 NEX5N+E18-55 3.5-5.6#


JJ J1 03 027 福岡県糟屋郡新宮町 NEX5N E18-55 3.5-5.6#


JJ J1 03 028 福岡県糟屋郡新宮町 NEX5N E18-55 3.5-5.6#
福岡県糟屋郡新宮町 / SONY NEX-5N + E18-55mm F3.5-5.6

この暑い中、アップダウンの多い山道を元気に走っている元気そのものの人たちがいました。
町内の駅伝大会が開催されているようで、まず、〈先導車〉と書いた白旗を掲げたミニバイクが来て、その後を老若男女入り交じって、ランナー達が走ってきました。

屈強そうな男性が女子中学生に容易く抜き去られたり、おじいちゃん、おばあちゃんが沿道から走る孫に声をかけたりしているローカル色豊かな駅伝にしばらく見入っていました。

駅伝ランナーたちに刺激を受けたのか、私も大学までの残りの道を足取りも軽く、汗を拭き拭き、元気に歩きました。


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みかん猫67

精密検査

精密検査と言っても、カメラではありません。
私の体の精密検査です。
先日、がん検診で「要精密検査」と診断されました。
病気嫌いの私ですから、さすがにショックでした。
まあ、病気の好きな人は居ないとは思いますが、病気に対して、予防から治療と、きちんと立ち向かえる人を見ると羨ましく思えます。
ところが私はからっきし駄目です。

最初の健診を受ける段階から、取り越し苦労の連続です。
健診を受けたら、どこか悪いところが見つかり・・・余命何ヶ月・・・なんてことになるような気がしてなりません。
そんな人間が要精密検査の通知を受けたのですからもう大変。

主治医はそれほど心配していなかったのですが、〈ガン〉の疑いありなんて言われると当人としては大いに気になります。
「それほど急いで行くこともありませんが、まあ、閑になったら行ってみてください」と主治医が紹介してくれた専門病に出かけ早速、検査を受けてきました。

私が子供の頃(戦後間もなく)、肺結核が流行し、私もそれに感染したため、小学校入学期に一年間ほど療養生活をした経験があります。
そのことが原因だと思っているのですが、極度の病因嫌いとなってしまいました。
でも病院が怖いからといって、病気から逃げる勇気(?)もありません。

主治医が紹介してくれた病院は、その筋では有名な病院ですから、患者の数が半端じゃないのです。
8時に受付をして、診断が終わったのが1時でした。
患者も大変だけど、お医者も大変だと思います。
検査の結果は、「悪いものはありません」とのこと。
フ〜ッ。
もちろんこの日の酒は旨かった。


JJ J1 02  002 福岡市博多区 NEX5N+E30 3.5M#
福岡市博多区 / SONY NEX-5N + E30mm F3.5 Macto

病院に行くにもカメラ持参です。
なんといっても、カメラは私の〈杖〉みたいなものですから。
重い足取りで病院に向かっているときに、ふと空を見上げると今日の私の気持ちを象徴するように、どんよりとした空でした。
そんな曇天をガラスに映しているこの建物は小学校の校舎の一部ですが、そのガラス越しに〈写楽〉の絵が見えました。
病気にこころは萎えていても、まだ、写真を撮る気持ちを忘れていない自分に拍手でした。


JJ J1 02  010 福岡市中央区 NEX5N+E30 3.5M#
福岡市中央区 / SONY NEX-5N + E30mm F3.5 Macto

検査結果を聞いて、こころが晴れたところで空腹を覚え、遅い昼食に〈蕎麦〉を食べたのち、もっと爽快になろうと〈床屋〉に向かいました。
床屋の近くのスーパーマーケットの前で、誰かが酒盛りをした痕跡を発見。
「大事なくてよかったナ・・・乾杯」


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みかん猫67

鉄道写真家の一眼レフ

旅に出て写真を撮りたいと思いますが、なにかと慌ただしくて、なかなかのんびりと旅の空の下と言う訳にはいきません。
いま、出来ることと言えば、旅の雑誌を読んだり、テレビで旅番組をみたりして、旅気分を味わうことと、時間が出来たら、ここに行こう、あそこに行ってみたいとイメージトレーニングすることくらいです。

テレビで鉄道写真家が紹介されていました。
鉄道写真は私の写真の領域ではないので、何気なく見ていたのですが、鉄道写真もなんだか様変わりしてきているようです。

〈ゆる鉄〉とか言って、車両や鉄路に偏っていた被写体が、情緒的なものまでを含むようになっていることを、テレビ番組で知りました。
私のように列車にのるのが好きな人間は〈乗り鉄〉ということも知りました。

写真が好きな人間が、鉄道に乗ると、そこでも写真を撮るものです。
それは、列車の中の様子とか、駅の情景とかといったもので、これまでの車両を中心とした鉄道写真の範疇に入らないものです。
それが、〈ゆる鉄〉の合い言葉で、車両写真以外の写真も鉄道写真として受け入れられるようになりました。
鉄道写真の裾野もずいぶんと広がったようです。

テレビで紹介されていた鉄道写真家はデジタル一眼レフを駆使して、実に颯爽と、そして、実に楽しそうに写真を撮っていました。
それを見て、よっしゃ、俺も鉄道写真やってみるか・・・と言いたいところですが、残念ながら列車の車体に興味はありませんので、私の写真はこれまで通りです。
まあ〈ゆるゆる鉄〉くらいでしょうか。

ただ、鉄道カメラマンが実に楽しそうにデジタル一眼レフを使っているのを見て、よっしゃ、俺も一眼デジタルと、ミーハー精神を発揮して、早速、行きつけのカメラ量販店へ。
代金支払い済みで予約注文していた〈Sony NEX-7〉が震災や洪水の影響で発売日が不透明になっていたので、NEX-7をキャンセルして、〈Sony α77〉をレンズキットで購入しました。

さあ、明日からα77で、カシャカシャ撮るよ。


JJ J0 29  001 福岡市東区 α77+DT16-50 2.8#
福岡市東区 / SONY α77 + DT16-50 2.8

ということで早速、〈ゆるゆる鉄〉です。
いえいえ鉄道写真を馬鹿にしている訳ではありません。
あくまで、試し取りです。
これまでにも何度か撮影したことのある、我が家の近くの公園の遊具の汽車です。


JJ J0 27  001 福岡市東区 α77+DT16-50 2.8#
福岡市東区 / SONY α77 + DT16-50 2.8

これまでも、Nikon D3、Canon 5DIIなどデジタル一眼レフを何機種か使ってきましたが、いずれも長続きはしませんでした。
それで、今回はこれまでの伝統あるカメラメーカーのデジタルカメラではなく、ソニーのデジタル一眼レフにしてみました。
使った印象などは、追々この〈亀カメラ〉でお伝えすることになると思います。


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