2011年12月アーカイブ

時間川の流れ

私のような歳になりますと多くの方々が、時の過ぎるのが早い・・と実感されているのではないかと思います。
一日、一日があっという間に終わり、気がつけばひと月が、そして一年が過ぎでしまい、まさに〈光陰矢の如し〉を実感する日々です。

子供のころはどうだったかと振り返ってみると、時の感覚そのものが、切実ではなかったと言えます。
子供も大人も同じ時の流れのなかに立っているのですが、子供の時間川は蛇行していて、その流れに船をても距離が稼げないのではないでしょうか。
子供の興味は右に行ったり左に行ったりすることで、刺激的であり、愉快でもあるのです。
その興奮が未来永劫に続くと暗に思っていることで、昨日も今日も同じところに留まっている錯覚が生じ、時間が流れがゆっくりに思えるのではないでしょうか。

それにくらべ、大人に時間川は真っ直ぐに流れるだけですから、子供の時間川と同じ時間に流れる距離をみたとき移動距離は大きくなります。
そのうえ、この歳になりますと、この時の流れの先には大海原があるということに気づき、その波の音が聞こえるようになるのです。
勿論、聴覚的にではなく精神的にです。
波音は人生のタイムリミットを告げる音で、その音が日々、大きく聞こえてだすと、時の過ぎるのが早いと感じるようになるのです。

年の瀬に、しかも、ええ加減な私に不似合いなのは承知で、ちょっと難しいことを考えてみました。
これも、遠くに聞こえていた波の音が、年が明けると、また少し大きくなると思われる年の瀬だからでしょうか。

110224.045 福岡市東区 K7 da21 3.2#
福岡市東区 / PENTAX K-7 DA 21mm F3.2


JJ J2 31 002 福岡県糟屋郡新宮町 NEX5N + A20 2.8#
福岡県糟屋郡新宮町 / Sony NEX-5N + A 20mm F2.8

一年の締めくくりの日。
2011年の撮り納めに家の近くの山裾をあるいてみました。
自分の影をちょと画面に入れたりして、なんか気弱な感じです。
今年はいろんなことがありましたが、良くも悪くも一年が終わり、明日からは新しい年です。


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みかん猫67

年の瀬です。
夜、出歩くのがあまり得意ではありませんが、年の瀬となれば〈忘年会〉で、夜の巷を歩く機会も出てきます。

夜は暗くて写真も撮れないし、出歩いていても面白くない・・・これは、フィルム時代のこと。
フィルムでも、高感度のフィルムを使うとか、増感現像するとかで撮影が出来ないことはないのですが、そうすると私の好きな画質の写真ではなくなってしまいます。
ですから、私としては、やはり夜は写真が撮れない・・となるのです。

ところが、デジタルカメラの進歩は凄まじく、とくに、このところの高感度特性の改善は素晴らしいものがあります。
暗いところでの撮影では、感度を上げて撮影しますが、最近のデジタルカメラだと目を覆いたくなるほどの画像の崩れはないのです。

JJ J2 30 004 福岡市中央区 NEX5N + A20 2.8#
福岡市中央区 / Sony NEX-5N + A 20mm F2.8

今年最後の忘年会にデジタルカメラを連れて参加しました。
高感度特性が優れていると評判の〈SONY NEX-5N〉です。
オートフォーカスが使えるマウントアダプターを介して、フルサイズ用のAレンズを着けて。
試しに、照明の消えたショーウインドーのマネキンの足を撮影。
ISO感度3200で、1/60秒 F2.8。
評判通りの写りを見せてくれました。

JJ J2 30 009 福岡市中央区 NEX5N + A20 2.8#
福岡市中央区 / Sony NEX-5N + A 20mm F2.8

お店の人に頼んで記念写真を撮ってもらいました。
ストロボを使わずに、ISO感度3200で、1/30秒 F2.8。
せっかくの記念写真。ピントが・・・合ってない。

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みかん猫67

駅のホームで

私は携帯電話を使い始めたのは比較的早い時期でした。
最初の頃は歩きながら話しをすることが出来ずに、立ち止まり、隅の方に移動して電話をしていたものです。
それが、今では何処でもいつでも携帯電話を使う事ができるようになっています。

私の携帯電話は旧式のものですが、今様の携帯電話は単に通話やメールだけのためではなく、小型のパソコンのような機能を備えています。
音楽再生機能や、ゲーム機能なども備え、いつでも、何処でも使えるパソコンといったところです。
これは便利なことなのでしょうが、携帯電話がなければ夜も日も明けないといった人間ばかりにになっているようで不気味です。

駅のホームで電車が来るのを待ちながら本を読むといったことは昔話になってしまったようで、今では老いも若きも、男も女も、寸暇を惜しんで片手に握った携帯電話で無言の交信に夢中です。


JJ0530.001 福岡市東区 K5 15 4#
福岡市東区 / PENTAX K-5 + DT 15mm F4 Limited


JC1120.008 福岡市東区 GH2 G20#
福岡市東区 / PANASONIC GH-2 + G 20mm F1.7 ASPH.


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みかん猫67

バス停で読書

ハワイで暮らした経験があります。
かっこつけて言うならば〈国費留学〉というやつです。
その留学目的の一つに写真を撮ることがありました。
つまり作品制作です。(私の写真は作品と言えるような写真ではありませんが・・)
大学に出かける以外は、来る日も来る日も撮影三昧です。

ハワイだからといって、特に変わったこともなく、撮影スタイルは、日本での普段と同じです。
ホノルル市内を足で歩いて写真を撮ることもあれば、何処に行くという目的地も決めないままバスに揺られ、適当なところで降りて写真を撮るといったことを繰り返していました。

薄暗くなったので、そろそろホノルルに戻ろうと田舎道のバス停で腰を下ろし、バスを待つことにしました。
ハワイのバス停には〈時刻表〉なんてものは貼られていませんから、いつバスがやってくるか分かりません。
ホノルル市外では、日中の時間帯であれば、幹線ルートは30分毎に、ローカルは1時間に一本くらいの割合でバスは走っています。
日暮れになれば、幹線ルートでも一時間に一本くらいになります。
ですから、運が悪ければ一時間待たなければならにこともあります。
そんなときのために、バックの中には暇つぶしの本を入れています。

しかし、その本が裏目にでたことがあります。
本を読むのに熱中していたためバスが来ているのに気づくのが遅れたのです。
乗車意思を示すのが遅れたため、バスはサッと目の前を走り過ぎてしまいました。
日本のバスのように、バス停近くに人が居れば減速したり、停車してくれたりといったことはありません。

今のバスが最終バスだったら・・と心細い思いで待つこと一時間。
バスがやってきました。
でも、乗り継ぎ、乗り継ぎで大変な時間をかけてホノルルまで戻りました。

JJ C9 04 150 Kahuku Oahu Hawaii M9 sn28a#
Kahuku Oahu HAWAII / LEICA M9 + SUMMICRON-M 28mm F2 ASPH.

パフ島の北海岸にある町〈カフク〉のバス停です。
バス停のベンチに座り、暮れ行く海を眺める・・なんて、センチメンタルなことをしていると、私の読書と同じで、バスに置いて行かれることも可能性もあります。

JJ C9 02 345 Farington Hwy Oahu Hawaii M9 SN28a#
Farington Hwy Oahu HAWAII / LEICA M9 + SUMMICRON-M 28mm F2 ASPH.

今日の二枚の写真は、バスに置いて行かれた経験の日のものではありません。
これくらいの明るさだとまだまだ最終バスの心配は要りません。


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みかん猫67

冬の晴れ間

福岡の冬はどんよりとした空が多くて、朝から日が射すということは珍しいと感じています。
今朝は、その珍しい日でした。
透明な光が降り、影が長く伸びる・・そんな朝は実に晴れ晴れと気持ちのよいものです。

朝一番に陽光を浴びると、体内時計のずれが修正され爽やかな一日が送れると聞いたことがあります。
それで不眠症も治るとか・・不眠症は私にはありませんが、朝日を浴びてしっかり歩くと、夜は一層ぐっすり眠れるというものです。

朝から奇麗な光を見たったものだから、エネルギーが吹き出してきたのか、今日はちょっと力を入れて一眼レフのカメラにしました。
私にとって、一眼レフは大きくて嵩張るカメラですので、あまり出番はないのですが、今日は頑張る気分です。

禿げた頭が太陽電池になってるから、朝日を浴びてフル充電。


JJ J2 27 003 福岡市東区 α77 + A20 2.8#
福岡市東区 / Sony α77 + A 20mm F2.8

自宅を出て7〜8分歩いたところ。
この場所では、何故だか分からないけどシャッターを切ることが多いです。
勿論、今日は奇麗な朝日と木の陰が被写体です。


JJ J2 27 006 福岡市東区 α77 + A20 2.8#
福岡市東区 / Sony α77 + A 20mm F2.8

お年寄り・・私も年寄りですか・・も、天気が良いと、ついつい出歩きたくなるのですかね。
おじいちゃんはバスを待ち、おばあちゃんはカートを押してスタコラ歩いて行きます。
やはり、女性の方がいつまでも元気なようです。


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みかん猫67

祭りの賑わいの後

クリスマスは昨日でした。
12月24日のクリスマス・イヴ、そして25日のクリスマスと、巷は賑わっていたことでしょう。
クリスマスで浮かれるようなことは、これまでの人生の中で一度もなかったので、64回目のクリスマスも、これまで通り、自宅で細々と過ごしました。

特段、クリスマスを祝わなければならない立場でもありませんので、真似事をしているといったところです。
我が家で、クリスマスらしい事と言えば夕食に鶏のモモ焼きが出ることと、甘党ですから、クリスマスらしくケーキなどを食後に食べるくらいです。

世間には不景気風が吹いていますので、ケーキやプレゼント商品の売り上げは例年より案外と少ないのかも知れません。

とにもかくにもクリスマスは終わりました。

日本の祭りでは、祭りで盛り上がっている時よりも、祭りが終わった後の様子が好きです。
気が抜けた、その気だるさがなんともたまりません。

福岡に〈筥崎宮〉という由緒正しいお宮がありますが、ここのお祭りに〈放生会〉・・地元の人はホウジョウヤと言います・・という祭りがあります。

〈放生会〉は、殺生を戒め、生きとし生きるもの生命をいつくしむお祭で、京都府の石清水八幡宮や大分の宇佐神宮など全国の八幡宮で春か秋に行われているようです。
福岡の筥崎宮では秋に行われ、たくさんの屋台や見世物小屋などが沿道に並ぶ、博多を代表する賑やかなお祭りです。

そんな賑やかなお祭りが終わった翌朝。
屋台や見世物小屋が撤収を始める前の雰囲気が好きです。
昨日までの賑わいの余韻が残り、虚ろな空気が漂うなかを、のんびりと歩きます。

残念ながらクリスマスの賑わいには、この余韻がありません。
クリスマスはドライで、日本の祭りはウエット。
西洋と東洋の文化の違いみたいなものを感じる・・なんて言うと大袈裟過ぎますかね。

JC1229.018 福岡県糟屋郡新宮町 M8 ST35 2.5#
福岡県糟屋郡新宮町 / LEICA M8 + SUMMARIT-M 35mm F2.5

私の散歩コースのなかに、植木を扱う業者のビニールハウスがあります。
その前に、クリスマスの飾りを付けた木が置かれています。
クリスマスが終わって、売れ残ったものが帰ってきたのでしょう。


BF C3 03 059.014 福岡市東区 NF 20 3.5 O56#
福岡市東区 / Nikon F + Nikkor 20mm F3.5

クリスマスと言えば〈サンタクロース〉です。
私の中でサンタクロースの写真と言えば、この写真が一番に浮かんできます。
フィルム時代の写真ですので、ネガフィルムを引っ張り出してスキャニングしてみました。
撮影は 1987年。
撮影に使ったカメラは日本が誇る、〈Nikon F〉です。
私が学生時代には、この〈Nikon F〉の黒ボディに憧れたものです。
レンズは20mm F3.5。
私はF2.8の20mmよりも、F3.5の20mmの方が好きでした。
若くて元気だった時代が懐かしいです。


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みかん猫67

庭仕事

庭がずいぶんと荒れているのに気がつきました。
もともと庭師の人に働いてもらうような庭ではありませんので、自分で奇麗にするしかありません。
若いときにはこまめに雑草の手入れなどをしていましたが、いつしか雑草の勢いに負けるようになってしまいました。

なんでもかんでも歳の所為にする癖がついてしまいましたが、歳をとると根気がなくなるのか、面倒なことは後回しにしてしまいます。
そして、気がつくと手に負えなくなってしまっている・・・それが、今の我が家の庭という次第です。

二年半くらい、放ったらかしできたかも知れません。
庭に立ち、ゆっくりと庭の草花を眺める・・そんな気分にもなれないくらい、慌ただしく日々を送っていたのでしょう。

この冬の時期、庭に立ってみても愛でる草花とてありませんが、春に備えて庭の手入れをしようと、庭仕事です。
狭い敷地ですが、放ったらかしにしてきた罰でしょうか、なかなか大変です。
先週の日曜日一日では終わらなくて、今日が二回目の野良仕事です。


071117.042 福岡市東区 M8 ET28a#
福岡市東区 / LEICA M8 +ELMARIT-M 28mm F2.8 ASPH.


110224.031 福岡市東区 K7 da21 3.2#
福岡市東区 / PENTAX K-7 +DA 21mm F3.2


今日の写真は二枚とも我が家の庭で撮ったものではありません。
犬の方は職場の近くの草むらに放置されていたものです。
足先が割れたので、誰かがここに放置していったのでしょう。
家庭ゴミや壊れた家電などを草むらに捨ててあるのを散歩の途中によく見かけますが、こういったものだと、なんだか許せる気分になります。

猫の方は、博多湾の近くの工場の敷地内です。
餌を与える人が居るようで、この工場には野良猫がたくさん住み着いていましたが、工場は解体され、猫たちも居場所がなくなり、辺りを徘徊しているようです。
汚い工場が取り壊され、そこに小奇麗なマンションかなにかが建って、人間様にとっては良い事なのかもしれませんが、さて、猫たちには大迷惑な話しです。

我が家の庭も、あまり奇麗にし過ぎると、野良猫の居心地が悪くなって可哀想なので(言い訳)、適当なところで、庭仕事を終えて、夕方の散歩に出かけました。

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みかん猫67

ふらり歩いているときに、唇に冷たいものがあたりました。
雪です。
風に乗って飛んできたのでしょう。

明日はクリスマス。
雪が降ってもおかしくはありません。

でも、雪は私の唇に触れた一ひらだけ。
いくら目を凝らしても、もう雪は見えません。
錯覚だったのでしょうか。
いや、あの冷たさ、軽さは雨のものではなく、雪の冷たさ、軽さでした。

一ひらの雪が唇に触れただけで、今日の私のこころは詩人の感受性を宿しました。
常々、〈詩ごころ〉をもつように、こころがけているのですが、それがなかなか難しいのです。


JJ J2 06 044 福岡県糟屋郡新宮町 NEX 5N a20 2.8#
福岡県糟屋郡新宮町 / Sony NEX-5N + A 20mm F2.8

おそらく、次にこの場所を通ったときには、紅い葉は落ちてしまっていることでしょう。
今日という日の、この一瞬の縁が〈写真〉。
ただ、ふらりとやってきた私。
たまたま、この日、紅く色づいていた葉。
それを見て、「いいな」と呟いた私。
それだけの、写真でありたいと願っています。


JJ J2 13 026 M9 so50 1.5 福岡県粕屋郡新宮町#
福岡県糟屋郡新宮町 / LEICA M9 + C Sonnar 50mm F1.5 ZM

風の加減でしょうか、山裾の道のこの場所には、よく落ち葉が集まっています。
こんあものを写真に撮ってどうなるものでもないのですが、私の中の〈詩ごころ〉が、「撮りなさい」と言うのです。


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みかん猫67

ほとんど毎日、カメラを持ち歩いています。
写真を撮るといっても、これといったテーマもありませんし、特に狙っている被写体もありません。
その結果、何でも撮ります。
いつでも、何処でも、何でも撮れるように、カメラを持ち歩いているのだと思います。

これが、例えば〈動物園〉がテーマだと、動物園に出かけるとき以外はカメラは必要ないのですが、私は何でも被写体にしてしなうので、いつでも写真が撮れるように準備をしておかなければならないのです。

日々、カメラを持ち歩くのですから、嵩張らないカメラが好きです。
小さくて、軽いというのではありません。
「嵩張らない」カメラです。

20歳の後半くらいから、M型ライカを使うようになりました。
M型ライカは、決して軽いカメラではありません。
でも、持っていて嵩張らないのです。
デジタルカメラを使うようになった今でも、私のメインカメラはM型ライカです。

一眼レフカメラを持たなくなって、随分になります。
先日、テレビで鉄道カメラマンの番組が放映されていました。
私は鉄道に乗るのは好きですが、鉄道・・とくに車両を被写体にすることはありません。

番組の中で、鉄道写真家が使っていたのは全て一眼レフカメラでした。
望遠レンズやズームレンズを使う頻度が多い、鉄道写真では一眼レフが最適のカメラなのでしょう。
オートフォーカスでカシャカシャ・・貨車じゃないですよ・・連続シャッターの音です・・と、撮影している姿は、実に楽しそうで、良い意味で気楽そうでした。

「一眼レフはもう使わない」と腹の中で決めたはずなのに、一眼オートフォーカスカメラだと、楽しく写真が撮れるのではと、子供みたいなことを考え、衝動的に〈Sony α77〉を購入。
以来、二ヶ月ほど経過しました。
一眼レフですし、ズームレンズを付けて購入しましたので、嵩張りますが、こんな気楽に写真が撮れています。

町の片隅で〈ヒョウ〉と〈シマウマ〉を発見。
〈動物園〉以外でも、ヒョウやシマウマに出会えるのです。
むしろ、檻の中のヒョウやシマウマより、こちらの方が私好みとも言えます。


JJ J0 29  007 福岡市東区 α77+DT16-50 2.8#
福岡市東区 / Sony α77 +DT16-50mm F2.8

JJ J0 29  013 福岡市東区 α77+DT16-50 2.8#
福岡市東区 / Sony α77 +DT16-50mm F2.8


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みかん猫67

大学の中で、私の所属する芸術学部の建物は敷地内の北の端のほうにあります。
〈北門〉とよばれるところから校内に出入りをするのが一般的ですが、こちらはJRの駅の近くになります。
一方、〈正門〉は、バスの〈九州産業大学南口〉というバス停が最寄り駅になります。

大学の本部や、事務組織の部屋の多くは、この正門側にあります。
図書館も、書籍を扱っている書店も、銀行の機械も同様です。
いわば、大学の中心がここのなります。
南と北ですから、芸術学部は、大学の中心から離れたところに位置していることになります。

大学の敷地はそれなりに広く、しかも私のところから行くには坂道を登らなければなりません。
よほどのことが無い限り、億劫で出かける気にもなりません。
これは学生も同様のようで、芸術学部の学生は、図書館や就職部など山の上にある施設を利用することが少ないと言われています。

今日は、山の上の〈教務課〉まで出かけなけらばならない用事が生じ、えっこらさと重い腰をあげて出かけました。
その帰りに、こんな人を見かけました。

JJ J2 22 007 福岡市東区 α77 A28 2.8#
福岡市東区 / Sony α77 + A 28mm F2.8

この人は何をしているのか分かりますか?
実は、小さな紙切れを見ながら携帯電話で話しているのです。
何枚か撮っていますので、そのように見えるカットもあります。
でも、何をしているのか分からないこの写真を私は選びました。
何をしているかの答えは、この写真を見た人たちがそれぞれ導き出せばよいことだと考えています。
「こうである」と断定口調で語りかける写真。それはそれで、写真の力を発揮するのでしょうが、私は人間がええ加減なものですから、そういった写真の撮り方が苦手なのです。

上の写真を見ていて、下の写真を思い出しました。

JZ C2 25 001#

写真の絵柄は思い出したのですが、何時撮ったのかは全く思い出せません。
フィルム時代の撮影です。
8×10のプリントを入れた箱をひっくり返して、思い出した写真を探してみました。
運良く、見つけることができたのですが、プリントの裏にはネガの整理番号は書かれていませんでした。
さて、何時頃、何処で撮ったのやら。
思い出せないことが気になります。
こんどは、ベタ焼きの入った箱をひっくり返すことになりそうです。


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みかん猫67

CB C8 19 002 福岡市東区 M8 SX35 1.4 AS#
福岡市東区 / LEICA M8 + SUMMILUX-M 35mm F1.4 ASPHERICAL

私の暮らす辺りは自然が残っていますので、野鳥も居ますし、もちろんカラスの姿もよく見ます。
この時期、夕方になると大量のカラスが同じ方向を向いて飛んで行くのをよく見かけます。
そんなカラスを写真に撮ろうと、空にカメラを向けると、カラスはサッと方向を変えます。
あんな空の上からも、地上の人間の動作を観察できているのには驚かされます。

大都会東京の都心部にもカラスはたくさん生息しているようです。
カラスが都会のゴミを漁って困るというようなことを、見たり聞いたりします。
カラスは頭が良いらしいので、ゴミに関しては人間と〈いたちごっこ〉を繰り返しています。

いたちごっこ、ねずみごっこは永遠に繰り返されることのたとえですが、これは両者の力関係が等しいことでもあります。
最高の知的動物と自負している人間の頭脳が考え出したことを、カラスは簡単に破ってしまい、人間とカラスの〈いたちごっこ〉を永遠に続けるのですから、カラスは人間と同等の知能を持っていることの証になるのではないでしょうか。


JJ J2 20 012 福岡県糟屋郡新宮町 SONY α77 A28 2.8#
福岡県糟屋郡新宮町 / SONY α77 + A 28mm F2.8

JJ J0 10 005 福岡県糟屋郡新宮町 M9 SN28 2a#
福岡県糟屋郡新宮町 / LEICA M9 + SUMMICRON-M 28mm F2 ASPH.


我が家の近くには柑橘類を栽培している農家がたくさんあります。
収穫時期になると、カラスも美味しくなったみかんなどを狙います。
人間は目玉親父のようなものや、カラスの死骸を模したものを柑橘畑のなかに吊るしているのですが、はたして効果があるのでしょうか。

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みかん猫67

カラスや猫が・・

福岡はそこそこの都会ですが、周辺部にはまだ自然も残っています。
私の家はその周辺部、市内と郡部の境目あたりにありますので、少し歩けば、山道に入り込めますし、潮風のなかを歩くこともできます。

田舎暮らしが好きなわけでもなく、自然を愛する趣味もない、ごくなまくらな人間ですが、たまには山や海の方に足が向きます。
今朝も山裾を歩いて職場に向かいました。

ここまでだと優雅な生活を送っているように見えますが、これからが現実的な話しです。

清々しい空気を吸いながら機嫌良く歩いている横をトラックやバイクが通り過ぎていきます。
その度に、エンジンからの排気ガスの臭いが朝の空気に混ざり、一気に興ざめです。
また、人目につかないところにゴミが散乱しています。


JJ J2 20 003 福岡県糟屋郡新宮町 SONY α77 A28 2.8#
福岡県糟屋郡新宮町 / Sony α77 + A 28mm F2.8

こういった現状を見ると、人は、やれカラスの仕業だ、野良猫が荒らしたなどと言いたがりますが、人家も無いこんなところまでカラスや猫が大きなゴミ袋を運んでくるものですか。
夜陰に乗じて人間様が自分勝手に不法投棄をしたり、ゴミの始末が悪かったりといった、人間の側の不始末が発端にあるはずです。


JC0816.002 福岡県糟屋郡新宮町 X1et24a#
福岡県糟屋郡新宮町 / LEICA X1 + ELMARIT 24mm F2.8 ASPH.

人が暮らすということはゴミを作り、汚染を生む・・こういった自己否定に繋がるようなことは思いたくないけど、現実はそうです。
大量生産されるものの多くは近い将来ゴミの山を築きます。

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みかん猫67

光の色

デジタルカメラを使うようになったのは2005年の12月です。
つい最近始めたばかりのように思っていたのですが、指折り数えてみますと、既に6年を経過してしまっていました。
デジタル写真に関しては、いつまで経っても未熟なものですから、自分の中ではつい数年前に始めたばかりと思いたい節があるのでしょう。

しかし、6年前は自分の写真をデジタルカメラで撮って制作するなどという考えはありませんでした。
あくまで、大学の授業のために最低限のデジタル知識を身につけておくためのものでした。
デジタルカメラもコンパクトデジタルカメラの〈RICOH GR Digital〉でした。

2007年12月に〈LEICA M8〉を手に入れました。
安くはないデジタルカメラに手を出したということは、この段階で銀塩写真からデジタル写真に気持ちが切り替わったのでしょう。
それから4年が経ちました。

いまでは日々、カラー写真を撮っています。
黒白写真からカラー写真になって変わったことは、あたりまえのことですが、写真に色がついたということです。
何を分かりきったことを言うのかと笑われることは承知なのですが、私の中でそれ以外に変化はないのです。

特に、光に色がついたことです。
黒白写真の光の多くは透明な存在でしたが、カラー写真を撮るようになって光の色にも敏感に反応するようになりました。
これは、写真に撮る世界が広がったことになります。


PG1212.282025
Hawaii / + FUGI GSW 645 + 45mm F4

ビッグ・アイランドと呼ばれるハワイ島を撮影して回っているときに、ホテルの片隅を撮ったものです。
黒白写真ですから、光は白で表現されています。
白と黒。それに中間調で仕上げて行く黒白写真の世界。
そこに作られる透明感。それが黒白写真の魅力の一つです


JJ J2 19 008 福岡東区 M9 CSo50 1.5 ZM#
福岡市東区 / LEICA M9 + C Sonnar 50mm F1.5 ZM

大学の中で見つけた光です。
特に何を撮ったというものではなく、光そのものを撮ったのです。
正しく言えば、オレンジ色の光です。
おそらく黒白写真だと、撮らなかった世界です。


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みかん猫67

写真を撮っていると、邪魔なものが画面に入ってくることがあります。
人など動いてくれるものなら、画面の外に出て行くのを待てば良いのですが、動かないものが困りものです。

電線や政治家のポスター、それに路上駐車の車などが邪魔になって、フレーミングに苦労させられることはしょっちゅうです。
写真ですから、在るものは写るのです。
だから仕方がない・・では、済まされないのも写真です。

アングルや間を工夫したり、レンズの焦点距離を変えてみたり、光が変わるのを待ったりと、撮る側の工夫が必要になってくるのです。
写真が銀塩写真からデジタル画像に変わったことで、撮影後に画像処理で要らないものを画面から消してしまうことが簡単にできるようになりました。
これは、いわゆる〈加工〉と言われる作業で、加工をしてしまうと、それは写真ではなくなるという考え方も根強くあります。

正直言って、私にはよく分かりません。

銀塩の時代から、理想とする絵を作り上げるために、写真家はいろんな、手練手管を使ってきました。
それらの工夫と、デジタル加工とで違いがあるのかと考えたとき、先ほどの、「私にはよく分かりません」という、答えしか出て来ないのです。

信念のない奴だとお叱りの声も聞こえてくるかとは思いますが、「ま、ええか」の精神で流されたおります。
でも、なぜか写真撮影の段階では、「写真ですから、在るものは写る」、だから、「ま、ええか」にはならないのです。
信念がなかたり、妙なところで拘ってみたり・・そんな矛盾を抱えているのが人間ですから・・ま、ええじゃないですか。


JC0311.043 福岡県田川市伊田 M9 B28 2.8ZM
福岡県田川市伊田 / LEICA M9 + Biogon 28mm F2.8 ZM

普段は邪魔な政治家のポスターも、こうなっていると格好の被写体になります。
だからといって、ポスターを剥がして、ポンと打ち捨てるようなことは、〈加工〉以上に禁断の方法論です。

CP J1 08 018 福岡県糟屋郡新宮町 M8 er24 3.8a#
福岡市東区 / LEICA M8 + ELMAR-M 24mm F3.8 ASPH.

電柱や電線は目障りな存在のことが多いのですが、在るものは写るのですから、共存共栄でいくしかありません。
在るものが無いとそれはそれで間抜けなものになってしまうのです。

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みかん猫67

「この冬一番の寒さ」という言葉を耳にするようになりました。
この言葉は、これから何度も聞くことになるのでしょう。
本格的な冬の到来です。
私の暮らす福岡でも、今日の最高気温が7℃だとか。
この冬一番の寒さだそうです。

大学もこの時期になると〈卒業制作・研究〉の追い込み、そして締め切りを迎えます。
この冬一番の寒さのなか、〈卒業制作・研究〉の最終審査です。
この日は、発表する学生も、審査する私たちもスーツ着用がしきたりですので、この冬一番の寒さでも大丈夫なように厚手のスーツに袖を通しました。

若い頃には、体に合った服装が好きで、安月給でしたが、生意気にもスーツやシャツ等を誂えていました。
どうやら、私の手は、平均よりも短いらしく、尚かつ左右で長さが違っているようで、既製のものではなかなか体に合ってくれません。
最近では、既製服もいろんな体系に合わせることが出来るようになりましたが、今の話しは40年くらい昔の話しです。

さて、64歳になった今の私は、人間が出来た来たのか、いい加減になったのか、体型に合った格好良さよりも、ゆったりと余裕があり、着心地の良い服を好んで着るようになっています。
それに呼応するかのように、写真の方もずいぶんといい加減になって来ています。
良い言い方をすれば、おおらかになってきたと言えないこともありません。

さて、それがために私の写真がつまらなくなったのか、心地よくなったのか・・それが問題・・寒いと何をするのも億劫なので、いらんこと考えんで 「ま、ええか」。


CF J1 21 008 福岡市中央区 M8 SN35#
福岡市中央区 / LEICA M8 + SUMMICRON-M 35mm F2

進学塾の近くで撮りました。
受験生は、この寒さの中、頑張るしかありません。
受験生に「ま、ええか」はありません。


110312.144 大阪市北区天神橋筋 M9 sn28a#
大阪市北区天神橋筋 / LEICA M9 + SUMMICRON-M 28mm F2 ASPH.

大阪らしい情景です。
寒い日には、体の芯から温まる熱い〈きつね〉ですよね。
私が子供の頃の大阪では〈きつね〉はうどんに油揚げ。
〈たぬき〉は蕎麦に油揚げのことでした。
だから、〈きつね〉〈たぬき〉で通ったもので、きつねうどん、たぬきそばなどと、せっかちな大阪人は言いません。
このあたりも 最近ではあやふやになったのでしょうか、この店先の商品には、〈きつねうどん〉〈たぬきそば〉と書いてあります。
それにしても、一人前450円で、二人前だと650円・・「そやったら、二人前の方がごっつ得やで・・」


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みかん猫67

猫の温もり

こらえ性がないからなのか、寒いのが苦手です。
しかし、暑いのには耐えられるのですから。こらえ性の問題ではないのかも知れません。
寒いと着込めば良いけれど、暑いのはどうしようもないと言う人も居ますが、私の場合は、いくら着込んでも寒いものは寒いのえす。

人間も含めた生物には、寒さに適したものと、暑さに順応できるものとがあるのでしょう。
DNAのなかに刻まれた因子によってその違いは形成される・・なんて、素人考えに、自ら頷いている次第です。

私の場合は、もちろん暑い方に動く人間だと思っています。
テレビで北国の様子などを見ると、よくもまあ、こんなところで暮らす気になるものだと感心する次第です。
やはり、根性なしなのでしょう。

福岡は九州ですから、南国とまでは言わないまでも、温かな土地柄かと思って、45年ほど前に大阪からやってきたのですが、暮らしてみると、これが大きな勘違い。
福岡は玄界灘に面し、冬はどんよりとした空模様で、朝鮮半島から吹いて来る北風に震える毎日です。

それなのに、この土地で45年。
テレビに映し出される豪雪地帯の映像を見ながら、彼処よりは良いか・・と納得しながら膝の上の猫の温もりを楽しんでいます。


JJ J2 09 002 福岡市東区 M9 SO50 1.5ZM#
福岡市東区 / LEICA M9 + C Sonnar 50mm F1.5 ZM

このところ50mmレンズを持ち歩いています。
ブレッソンを気取っている訳ではありません。
歳とともに使うレンズの焦点距離が長くなるという伝説を実証している訳でもありません。
〈C Sonnar 50mm F1.5 ZM〉が、冬の空気を伝えてくれるような気がしているのです・・なんて格好をつけても似合いませんね。
ただ、寒いのでレンズを交換するのも面倒なだけです。


JJ J2 16 006 福岡市東区 M9 SO50 1.5ZM#
福岡市東区 / LEICA M9 + C Sonnar 50mm F1.5 ZM

大学のすぐ横を流れる〈唐ノ原川〉。
それほど奇麗な川ではありませんが、魚が居ます。
その魚に餌を与えている人が居るようで、人の影が水面に映ると魚が集ってきます。
冷たい水の中では魚の動きものんびりです。


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みかん猫67


私は極めて寝付きの良い人間です。
床の中で本でも読もうと、一応、枕元に本や地図、それにタログ類を準備するのですが、見事なほどの寝付きの良さで、老眼鏡は飛び跳ね、本は体の下なんてことはしょっちゅうです。
枕元の電気スタンドが煌煌と輝いていようが、そんなものはお構いなしです。
ラジオが鳴っていても同様。

夜中に目が覚めて、慌てて電気を消し、ラジオのスイッチを切って、再び、眠ります。
でも、心配事や、気がかりなことがあるときなどには、目が覚めると再び寝付けないことがあります。
そのようなときには、無理に寝ようとはしないで、開き直ることにしています。

心配事があるなら、それについて考えてみたり、理由もなく目がさえて眠れないときには、思い切って本を読むようにしています。
そうすると、不思議。
あれほど寝付けなかったのが嘘のように、また寝てしまうことができるのです。
なんと、御気楽な男でしょうか。

眠れないときには、羊の数を数えるといった方法がありますが、わたしの場合は活字を拾えば、効果てきめんです。
しかし、稀に活字の虜になってしまい、寝不足のまま一日が始まることもあります。
そんなときは、良い本に出会えたことを喜ぶことにしています。


CF C8 04 069 Waikiki Oahu HAWAII M8 et28a#
Waikiki Beach Oahu HAWAII / LEICA M8 + ELMARIT-M 28mm F2.8 ASPH.

CF C8 05 112 M8 ET28A# Pupukwa Oahu HAWAII
Pupukea Oahu HAWAII / LEICA M8 + ELMARIT-M 28mm F2.8 ASPH.

なんとなく、文書を書きあげてしまったのですが、はて、写真はどんなものを選べば良いかが、まったく見当もついていません。
あれこれ考えたところで、ビーチの木陰で新聞を読んでいる男性を撮った写真を思い出しました。(二枚目の写真)
ここは、オアフ島の北側にある〈Pupukea Beach〉です。
Pupukea Beachは私のお気に入りの場所で、何枚か良いと思える写真が撮れているビーチです。

保存データからお目当ての写真を選び出すときに、データ整理が未完成であることに気づきました。
写真画像を調整する前に、やれやれ、データ整理から始めなければならなくなりました。
思わぬところで時間を食ってしまいましたが、データ整理の途中で、予定していた写真よりも、こちらの方が良いのでは・・と思える写真を発見。

撮影直後に目星をつけた写真が必ずしも良い選択だったと言えないことがよくあります。
しばらく時間が経過したところで、新たに魅力的な写真が見つかることがあるのです。

最初に目星をつけた写真は下の写真です。
また、もう少ししたら、やっぱり、こちらの写真の方が良いや・・なんてことになるかも知れません。

CF C8 05 111 Pupukea Oahu HI M8 ET28a

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みかん猫67

秋の色

社会を動かすようなそんな力をもった写真が撮れる性格の人間ではありません。
正義を声高に唱えることが苦手なこともありまして、いつも社会と逆の方向を向いて写真を撮っているようでもあります。

私の撮る写真のほとんどは、まさに〈身辺雑記〉といったようなものです。
生活の場はそれほどの変化もおこりませんので、同じようなものばかり撮っているのは承知です。
でも、「今日は昨日と同じ日ではない」。
だから、「昨日と同じものにレンズを向けても、そこには昨日と違う、今日という日が写っている」などと、へ理屈を呟きながら、シャッターを押し続けています。

「そんなことばかりしていて、何が面白いのか? 」
「そんな 写真に意味はあるのか?」 とか白い目を向けられることにも慣れました。
この歳になると、〈柳に風〉と、受け流す術も身に付いてきました。
そこには、私なりの面白さが潜んでいるのです。


JJ J2 06 029 福岡県糟屋郡新宮町 NEX 5N a20 2.8#
福岡県糟屋郡新宮町 / SONY NEX-5N + A 20mm F2.8

去年の秋にも、この銀杏の木を撮りました。
まだ、木の上の方には緑色が残っていました。
今年は、去年より13日ほど時期が遅れましたので、黄色い葉は、半分くらい地面に落ちていました。
去年と同じものを、また、今年も撮る。
この一年間のことを、あれこれと思い浮かべ、それらへの想いを込めた今年の一枚になりました。


JJ J2 06 040 福岡県糟屋郡新宮町 NEX 5N a20 2.8#
福岡県糟屋郡新宮町 / SONY NEX-5N + A 20mm F2.8

ソニーのカメラは、革新的で面白いと思うのですが、如何せん、使ってみたくなるようなレンズがありません。
カメラメーカーとしての歴史が浅いものですから、良いレンズが揃うまでには、もう少し時間がかかるのかも知れません。

でも、私のような年寄りには、それを待っている時間的余裕はありません。
そこで、小型のEマウントボディにミノルタやソニーの一眼レフ用のAマウントレンズが使え、尚かつオートフォーカスが利用できるマウントアダプターを購入しました。
いささか不格好ですが、作動は実に軽快。
〈Sony A 20mm F2.8〉レンズを着けて、30mmの画角で、秋の色を楽しみました。


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みかん猫67

幸せ者

若い頃、人生五十年・・なんてことを漠然と考えていました。
〈敦盛〉の影響を受けたということでもなく、〈織田信長〉に心酔していたわけでもありません。
何故、人生五十年などと考えるようになったかは、未だにはっきりとは分かりません。
ただ、子供の頃は病弱だったことと関係しているのかも知れません。

そんな人間が、64年も生き続けています。
年相応に細かな健康上の不安は抱えています。
すでに父も母も他界していますので、順当にいけば、次は私の番ではあるのですが、あと少しは元気で居られるのではないかと、のんきに考えている幸せ者です。

これまでの人生を振り返ると、私程度の人間の生涯としては、上出来だと思えます。
いずれの世界でも、それぞれに苦労の種はあり、浮き沈みもあります。
いまの職場が極楽だとは言いませんが、世間の荒波からみると、穏やかそのものだと思います。
出世や名誉といった、棺桶の蓋を止めるのにも役立たないものを打ち捨ててしまえば、淡々と穏やかに日々を送ることができます。

本日の授業は午後からです。
のんびりと、山裾を歩きながら職場に向かいます。
もちろん、途中で好きな写真も撮ります。
そう、淡々と、ただ穏やかな世界を救いとりながら職場に向かえるのですから、こんなに幸せなことはありません。

これまでの64年を振り返って、私は幸せ者だと、つくづく思います。

JJ J2 13 041 福岡県糟屋郡新宮町 M9 SO50 1.5ZM#
福岡市東区 / LEICA M9 + C Sonnar 50mm F1.5 ZM

ビニールハウスで働く人が連れてきている犬です。
この道は私の散歩道でもありますので、この犬とも顔見知りです。


JJ J2 13 045 福岡県糟屋郡新宮町 M9 SO50 1.5ZM#
福岡市東区 / LEICA M9 + C Sonnar 50mm F1.5 ZM

さて、どちらの道を行こうか・・と思案しているところに咲いていた花。
9時半頃の光を受けて、実に奇麗な黄色に輝いていました。


顔見知りの犬と出会う。
奇麗な花に気づく。
そんなこころの動きに〈C Sonnar 50mm F1.5 ZM〉は素直に応えてくれます。
こういった穏やかな生活が送れる幸せ者として一生を終えたいものです。


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みかん猫67

歳とともに体に不都合なことがでてくるものです。
体の中にいらないものが溜め込むのがよくないようです。
いつまでも若くないのですから、食生活を見直し、適度な運動をやらなければならないのは十分承知しているのですが、それがなかなか儘にならないのです。

私は大学に勤めています。
職場の中にもいくつかの食堂・・いわゆる〈学食〉と呼ばれるものがあります。
しかし、それらの食堂で供されるものは、すべて若者対象のものばかり。
つまり、味が濃く、脂っこいもので、量も多め。
塩分、脂分の摂取過多の上に、過食気味。

そんなものを、若い学生諸君と競い合って日々食べていると、当然、高コレステロール、肥満へとまっしぐらに突き進んでいくと言うものです。
ならば、学食以外で食べるとしても、大学の周りにある食堂もやはり学生相手ですから学食と似たり寄ったり。

大学の近くに、蕎麦屋とか、和食の店が出来ないものかと願いつつも月日は流れ、こちらもあと二年で定年退職。
なんとか、やり繰りしながらあと二年、やっていくしかなさそうです。
自分に出来ることの一つに、よく噛んで、ゆっくり食べるということがありますが、横で学生が若さを発揮してガツガツ食べていると、それに刺激を受けて、年甲斐も無く、学生よりも速く食べてしまうのです。


JJ J2 12 007 福岡市東区 M9 SO50 1.5#
福岡市東区 / LEICA M9 + C Sonnar 50mm F1.5 ZM

三年生のTくんのおすすめで、坂の上の食堂に出かけました。
この食堂、以前が良く来ていたのですが、代替わりをして、いまは〈ちょっとイタリアン〉な店になっています。
この店になってからは、今日が初めてです。
店の片隅にひまわりの絵が飾られていました。
注文した品が来るまで、何枚か撮影をしました。
レンズはお気に入りの〈C Sonnar 50mm F1.5 ZM〉。


JC04.16.001 福岡市東区 M9b35ZM#
福岡市東区 / LEICA M9 + Biogon 35mm F2 ZM

運動不足の解消というよりは、シャッターの音を聞いて、精神安定を図るために、歩いて通勤するように勤めています。
歩くと、何か心が動くものに出会えるものです。
あまり代わり映えがしなくても、シャッターを押しておく。
そうすれば、「今日も写真を撮った・・」と、ほんの少しですが気持ちが落ち着きます。
レンズはやはり、コシナ製の〈カール・ツアイス〉、〈Biogon 35mm F2 ZM〉。
健康優良児なレンズです。

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みかん猫67

日曜日の午後。
散歩がてらちょっとした買い物に出かけました。
歩くのだから勿論カメラ持参です。
このところ眠ったままになっている一眼レフのデジタルカメラを連れて出ました。

普段、持ち歩いているバックは、何でも突っ込んでしまいますので、いつのまにか中に入っている荷物が増えてしまします。
中身が増えれば、当然、重くもなります。
散歩は身軽にして歩きたいので、バックも普段持ち歩いているものではなく、小さなものにしました。
カメラ一台と、買い物をしたときに使うエコバック、それに老眼鏡と携帯電話と、必要最低限のものを入れて、いざ、出発。
出発前に、カメラの電池がフルに入っているのを確認したので、予備の電池も持ちません。

ところが、なんか嫌な予感がするのです。
普段もそうですが、バックを替えると、何か忘れ物をするのです。
今まで使っていたバックの中身を、全部、新しいバックに移し替えてはずなのに、小さなポケットに入っていたものや、隙間に挟んでおいたものを移し替え忘れるのです。

やはり 不安が的中しました。
バッテリー残量は確認したのですが、メディアの残量を確認し忘れていました。
メディアの残量を確認していれば、メディアが挿入されていないことに気づいたはずなのに。
そうなんです、カメラにメディアが入っていなかったのです。

普段使っているバックの中には常にメディアが6枚納められたケースが入っているのですが、散歩ですから大丈夫だろうと、予備の電池も、メディアケースも持って出なかったのです。

撮影に使えないカメラほど、くそ重たいものはありません。
散歩も早々に切り上げて、買い物だけをして家に戻りました。

110312.126 大阪市北区天神橋筋六丁目 M9 sn28a#
大阪市北区天神橋筋六丁目 / LEICA M9 + SUMMICRON-M 28mm F2 ASPH.

CP C1 03 033 福岡県粕屋郡新宮町 nD3 AF35_2D#
福岡県糟屋郡新宮町 / NIKON D3 + AF NIKKOR 35mm F2D

なんだか、訳の分からないうちに荷物をいっぱい背負い込むのが人生というものでしょうか。

歳とともに、小さなバックに必要最低限のものだけを入れて、身軽に人生を歩けるようになりたいと思うのですが、まだまだ欲というものから抜けきれない俗人ですから、日々、抱え込む荷物の量は増えているのが現実です。

お気に入りのカメラ一台に、レンズ一本。
これで、私の写真は撮れる・・・と言い切りたいですね。


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みかん猫67

冬は身もこころも寒くなります。
玄界灘からの寒風が勢いを増し、ときおり氷雨が体に当たります。
こんな週末は外に出ないで、温かな室内で好きな音楽を聴いたり、本を読んだり、猫を眺めたりして幸せな時間を過ごしたいものです。

しかし、卒業制作も締め切り間際ですから、学生が出て来て作業をするかと思って、挫けそうな気持ちを奮い立たせて出てきたのですが・・・
9時になっても四年生は誰も来ません。
まあ こんなものです。
このような落胆には、もう慣れてしまいました。

「笛吹けど踊らず」です。
でも、学生たちを悪くは思っていません。
時代が変われば人のこころも変化するものです。
私と学生たちとでは40年以上の時の差があるのですから、おそらくこちらが今の時代に即していないと考えるのが妥当でしょう。

とうとう、夕方まで誰も来なかったので、私も、いつもより早目に引き上げです。
帰り道、久しぶりに音楽CDを三枚ほど買いました。
身もこころも寒くなったときには、こころを暖めてくれるハワイアンなどが良いのかもしれないのですが、あまりにギャップが大きすぎるのも辛いものがあるのか、買ったのはすべてジャズでした。


JJ C9 06 072 / Honolulu Oahu HAWAII / OLYMPUS E-P3 + SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH.
Honolulu Oahu HAWAII / OLYMPUS E-P3 + SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH.

ということで、今日の写真はハワイで撮った写真の中からJazzyな雰囲気の写真を選んでみました。
15年くらい前になりますが、私が住んでいたところから歩いて行けるところにあった、日系人の経営するコンビニのようなお店。
今回、写真に撮って初めて気づきましたが、1917年から営業を続けてきたようです。
そんなお店も、すぐ近くに大型のマーケット〈Walmart〉ができたこのが影響したのか、店じまいをしていました。


CB0902.004 Downtown Honolulu Oahu Hawaii Lx3#
Downtown Honolulu Oahu HAWAII / Panasonic LX-3

オアフ島での私の足、〈The BUS〉の中からスナップです。
この日は島の北海岸までのロングドライブでした。
アラモアナショッピングセンターのバスセンターを出発したバスはDowntownを通って、北に向かいます。
気ままに車窓の風景を楽しみながらも、気になった景色はちゃんとスナップ。
力の入っていない写真ですから・・まあ、こんなものです。

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みかん猫67

下ろされたシャッター

この国はこれから先、どうなるのかと思うことがよくあります。
〈憂国の情〉というほど大それた感情ではないのですが、これではいけないと思うことがあまりにも多すぎます。
私の周りには若者がたくさん居ますが、軽佻浮薄な彼等、彼女等の言動を目の当たりにしていると、これで大丈夫だろうかと心配です。

一方、大人たちはと言えば、大人としての自覚のないまま、これまた軽薄な言動に終始しています。
政治家、有識者、訳のわからないコメンテーター・・それぞれが時代をリードしているという鼻持ちならない態度でふんぞり返っていますが、だれも、マスコミを背景にした自分の言動の影響力の大きさというものと、責任の重さとを痛感していません。
当然、何かあったときに潔く責任を取る者もいません。

地方都市などでは、アーケード街はシャッターが降り、人通りも少なく閑散としています。
大型店舗、格安店、ネット流通の増加などで、その土地土地で営々と培って来た、人間関係を背景としたつきあいがなくなった結果がこの惨状です。

私が子供の頃には、消費活動はその地域のお店で行うというのが暗黙の了解としてあったように思います。
子供の小遣いは町内の駄菓子屋で消費し、大人たちも町内でまかなえるものはそこで調達し、近くのうどん屋から出前をとるなど、自分の生活の核となる〈地域〉大切にしていたといえます。
そこには、遠くの大型店の方が少しばかり安価だから、そちらに足を運ぶといったことを考える思考回路などは全くありませんでした。

この半世紀の間に、人々の行動様式や価値観といったものが大きく変化しました。
大きいものを崇拝し、グローバル化という訳の分からない音頭に踊らされてきた結果、人々はその精神の中心部分であるはずの、足下を守るこころを失ってしまったのでしょうか。


JC0928.011 福岡市東区 M9sn35a#
福岡市東区 / LEICA M9 + SUMMICRON-M 35mm F2 ASPH.

私が学生時代、最寄りのJR(当時は国鉄と言ってました)香椎駅から、大学まで向かう道筋にあった〈金物屋〉さんです。
〈金物屋〉〈荒物屋〉といった商売の形態が、いまの社会構造からはじき出されてしまったため、この店もシャッターが下ろされてしまいました。


110224.019 福岡市東区 K7 da21 3.2#
福岡市東区 / PENTAX-K7 + DA 21mm F3.2

シャッターに残された張り紙の跡。
おそらく、閉店の挨拶が貼られていたのではないかと思います。
こういった状況を目のあたりにすると、ここで商いを行っていた人の無念を感じてしまいます。

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みかん猫67

悪食写真

〈雑食〉の次は〈悪食〉です。
悪食とは、普通、人が口にしないようなものを食べること。
粗末な物を食べること。
仏教で、禁じられている獣肉を食べること。
と、いう意味のようです。
〈げてもの食い〉とか、〈いかもの食い〉と言っても良いかも知れません。

〈食〉に関しては、こういった趣味は私にはありませんが、〈写真〉に関しては悪食、げてもの食い、いかもの食いと言えるかも知れません。

私が写真を撮っていると、「何撮ってるの?」とか「そんなもの撮って面白い?」とか聞かれたり、訪ねられたりします。
「人が口にしないもの」、つまり、「人が撮らないもの」「取るに足らないもの」・・そういったものに箸をつけると言うか、レンズを向けるのですから、これは立派な〈悪食写真〉と言えます。

とは言っても、げてものばかりを好んでいるレンズを向けている訳ではありません。
人並みのものもちゃんと頂きます。
やはり、ここでも、食い意地の張った〈雑食〉ということに話しは落ち着くようです。

口に入るものなら、なんでも放り込んで、戻すことはなくても、消化不良はしょっちゅうです。

CB C8 11 002 東京都品川区
東京都品川区 / LEICA M8 + SUMMILUX-M 35mm F1.4 ASPHERICAL

錆の浮いた波板にはよくレンズを向けます。
しかし、この写真の場合の主役は〈洗濯バサミ〉です。
錆びた波板の上に洗濯バサミがあるということは、ここに何か干すのでしょうか。
波板の錆が干し物に着かないか・・などと、考えてしまうと、「写真撮ろう・・」ということになります。


CB0531.151 長崎市 M8 UCH35 2
長崎市 / LEICA M8 + UC HEXANON 35mm F2

長崎の石段に捨てられていました。
おそらく花束だったのではと想像しました。
ピート・シーガーの歌に〈Where have all the flowers gone?〉(花はどこへ行ったの?)という反戦歌がありますが、まさに ♪Where have all the flowers gone?♪ と口ずさみながら撮った一枚です。


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みかん猫67

雑食写真

〈雑食〉とは、植物性のものも動物性のものも食べることを言うのですが、平たく言えば、なんでも食べるということです。
別の言い方をすれば、食い意地が張っているとも言えます。

私は自分が食欲旺盛だとは思っていませんが、他の人たちの食いっぷりをみて、比較してみるといると、よく食べる方なのかも知れません。
食材で、好き嫌いはあまりありませんが、調理の仕方で、端が重くなることはあります。
鍋物はあまり好きではありませんし、とろみをつけたような調理法、甘酸っぱい味付けはちょっと苦手です。
どちらかというと、和食系を好みます。
洋食だと、シンプルなステーキが良いですね。

写真について、このことを当てはめてみると、私は〈雑食〉です。
なんでも食べますし、何でも撮ります。
食い意地も張っていれば、撮り意地(こんなことばはありませんが)も人一倍張っています。

どこに出かけるにも〈My 箸〉を持っていくといったことはありませんが、カメラは持って出ます。
My 箸が無くても手づかみで食い意地を満たすことができますが、カメラがないと〈撮り意地〉が張れませんから。

写真の調理の仕方は、素材を生かし、妙な味付けは控える。
食べ物に好みと一緒で、写真も和食系ですねかね。

いやいや、結構、脂ものも食べますし、やはり〈雑食〉ですから、写真も、実際のところは何でも撮ってしまうというのが正直なところです。


JC0608.009 福岡県糟屋郡新宮町 M9sn35a#
福岡県糟屋郡新宮町 / LEICA M9 + SUMMICRON-M 35mm F2 ASPH.

散歩のときに横を通るパチンコ屋の店内です。
最近の大型パチンコ店は決行おしゃれな作りになっています。
昔のように〈軍艦マーチ〉が大音響で流れているといったこともなく、こういった小洒落たところで食事もできるようです。
〈唐辛子〉の容器がテーブルに二つ出ているところにドラマを感じます。
うどんや蕎麦など簡単なものをさっと掻き込んで、次の勝負へと急ぐあたりは、いかにもパチンコ屋ならではです。


JJ C3 03 013 福岡市中央区 EP1 g20 1.7a#
福岡市中央区 / OLYMPUS E-P1 + G20mm F1.7 ASPH.

行きつけの床屋の前にある中華料理屋のショーウインドーです。
店の中に入ったことはえりませんが、こういったものを見ると、夏場など、〈とりのから揚げ〉でビールと行きたくなります。
ただ、床屋の帰りにはあまり酒は呑みたくなりません。
床屋の香水が、妙に鼻について酒が不味くなるのは私だけでしょうか。
それにしても、この商品見本・・見るからに作り物らしくて、愉快です。


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みかん猫67

大学の授業は一時間目が9時から始まりますが、私が担当する科目が毎日9時始まりというわけではありません。
一般的な勤め人のように、毎日、定時に出勤しなければならないということはありません。
曜日によっては二時間目からとか、午後からのときもありますから、簡単に言えば授業に間に合うように出勤すればよい訳です。

そうは言っても、授業時間になったら教室に行けばよい・・・と言うほど簡単ではありません。
いまどきの学生は予習復習なんてしませんが、教師は、その予習復習が必要ですので、授業の前には予習のための時間が必要です。

忙しいときには自宅近くのバス停からバスに乗って、大学近くまで行くものですから、写真どころではありません。
そんなことを繰り返していると、ちょっとストレスのようなものを感じるようになります。

時間に余裕のあるときには、寄り道をしながら大学まで歩いて出かけます。
歩いたり、寄り道したりする理由は日頃の運動不足解消ということもありますが、なんといってもシャッターの音を聞くためでもあります。
シャッターの音を聞くと精神安定に繋がります。
歩いて写真を撮ると身体にも、精神にも良いということです。

寄り道ルートはその日の気分で変わります。
今日は、午後あたりから空模様は下り坂と天気予報では言ってましたので、明日からまたバス通いになるかも知れません。
そこで、山道を歩いてみることにしました。

自分の吐く息が白いことに気づきました。


JJ J2 06 012 福岡県糟屋郡新宮町 NEX 5N a20 2.8#
福岡県糟屋郡新宮町 / SONY NEX-5N + A20mm F2.8


JJ J2  06 011 福岡県糟屋郡新宮町 NEX 5N a20 2.8#
福岡県糟屋郡新宮町 / SONY NEX-5N + A20mm F2.8

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みかん猫67

季節は移り・・

師走にはいり、ようやく冬らしくなってきました。
福岡は日本海型気候の土地ですから、冬は、玄界灘から吹き付ける冷たく強い風と、暗く重い空模様の日が続きます。

私の家は道路から数段の階段を上った先に玄関があります。
風には、風の通り道というものがあり、この季節の風は我が家の玄関に向かう階段を駆け上ってくるようです。

風はいろんなものを運んできます。
それを、階段の下に置いていくから困ったものです。
なかでも一番多いのが枯れ葉です。
風が運んだ枯れ葉が、誰かが階段の上り口のところに掃き集めたように積もっていることがあります。

そんな光景を眺めたとき、「焼き芋でもしたらどうですか?」 と、狐や狸が枯れ葉を集めてくれたのかとも思えました。
しかし、住宅街で焚き火はできません。
狐や狸の世界では木の葉はお札に化けるとか・・・どうせなら、枯れ葉をお札に変えてから、家の前に積み上げてくれると助かるのですが。
そんなことを考えていると、朝の掃き掃除も楽しくなります。


JJ J2 02 005 福岡市東区 M9 SO50 1.5ZM#
福岡市東区 / LEICA M9 + SONNAR 50mm F1.5 ZM

自宅近くのバス停からの眺めです。
街路樹も葉を落とし丸坊主です。
民家の外装工事のネットに写る木の影と、それを浮き立たせる朝の光が印象的でした。

JJ J1 03 007 福岡県糟屋郡新宮町 NEX5N E18-55 3.5-5.6#
福岡県糟屋郡新宮町 / SONY NEX-5N + E18-55mm F3.5-5.6

すっかり枯れてしまった夏草の上に蝶が弱々しく止まっていました。
季節を間違えて生まれてきた蝶に、こころを重ねてみました。
哀れに思うとか、頑張れと声援を送るとかこういったことではなく、ただ一言「大丈夫かい」と言葉をかけ、写真を撮らせてもらいました。

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みかん猫67

大学を卒業後社会にでることもなく、そのまま大学に残りました。
教育に情熱をもって、大学に残る事を望んでいた訳ではありません。
ただ、卒業後の環境の変化に対応するのが面倒だから、大学に残れば面倒な引っ越しをしなくても良いし、今の生活をそのまま続ければ良いという無精者の理屈で、大学に残る話に乗っかったという次第です。

そのような、いい加減な切っ掛けで始まった教師経験も随分と長くなっています。
教師としての日々を振り返ってみたとき、特に教師としてある程度一本立ちして、自分のゼミを持つようになってからは、学生の成長を促すためにも、常に学生たちと対峙した関係に身を置くように努めてきました。

もちろん憎しみ合う関係というのではありません。
一緒に仲間の輪をつくる関係ではないということです。
私は教師ですから、学生の輪には入り込まないようにしてきました。
ちょっと格好つけた言い方をさせてもらうなら、常に学生の前を歩くように心がけてきました。

これが良いことなのかどうかは分かりません。
学生と一緒になって愉快な指導をするのが今風なら、私の方法論は時代に逆行していることは承知ですが、それが私の言わば子育て法です。

しかし、私も歳です。
若い学生の前を歩み続ける体力がなくなっているのに気付いています。
『軌道回帰』は写真家、植田正治さんの作品集のタイトルですが、そろそろ、教師生活のスタートを切ったときのように、学生たちと一緒になって、楽しく写真をする・・・『軌道回帰』するのに良い時期なのかもしれません。
世間一般の孫とおじいちゃんの関係のように。


JJ J1 06  007大分県日田市 α77 DT16-50 2.8SSM#
大分県日田市 /  Sony α77 + DT16-50mm F2.8 SSM


JJ J1 06  031大分県日田市 α77 DT16-50 2.8SSM#
大分県日田市 /  Sony α77 + DT16-50mm F2.8 SSM


上のような文章を書くと、歳の所為で弱気になったと思われるかもしれませんが、腹の中ではまだまだ若い奴らとがっぷり四つに組んで、土俵に真ん中に叩き付けてやる元気は失っていませんので、ご心配はいりません。

今日の二枚の写真は、私がまだ駆け出しの頃、学生たちの前を歩く力もなかった時代に学生だった、卒業生たちと一緒に、大分県の日田に撮影に出かけたときに撮ったものから選びました。
彼らも卒業して30年くらいになるのでしょうか。
老人の歩調に合わせて歩く余裕みたいなものが身に付く歳になったようです。
なのに、還暦を過ぎた爺が、力技を見せつけるのも可愛げがないというものでしょう。
と、気付いた次第です。

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みかん猫67

極上の忘年会

年末とくれば忘年会です。
職場の忘年会は、いろいろとしがらみがあってこころから楽しめないところもありますが、写真仲間や卒業生たちなど、愉快な仲間たちとの忘年会なら話しは別です。

この一年もいろんなことがありましたが、みなさんパ〜ッと憂さ晴らしをして、嫌なことは忘れ、来るべき新しい年を元気に迎えましょう・・と云うのが〈忘年会〉です。
でも、忘れたくても忘れられないこと、忘れてはいけないこともあるというものです。
そんな、堅苦しいことは、それぞれの胸の奥に仕舞い込んでパ〜ッと愉快なひと時を過ごすことで気持ちが軽くなれば極上の忘年会というものです。

卒業生から忘年会の誘いを受けました。
この仲間は11月にも、大分県の日田に〈撮影&鰻〉の日帰り旅行に誘ってくれた連中です。
撮影会といい、忘年会といい、しょぼくれ爺にエネルギー注入・・・と、声をかけてくれているのでしょう。

考えてみれば、この連中、私のゼミの卒業生ではないのです。
私が大学に残って間がない頃、自分の研究室を持てずに小間使いのような仕事をしていた時代の学生たちなのです。
覚えていることと言えば、ソフトボールをして一緒に遊んだことばかりです。
幸な記憶を共有している卒業生たちなのかも知れません。

JJ J2 03 004 福岡市東区 忘年会 NEX5N a20 2.8#
JJ J2 03 005 福岡市東区 忘年会 NEX5N a20 2.8#
JJ J2 03 007 福岡市中央区 忘年会 NEX5N a20 2.8#

極上の忘年会で、ワインも呑みました。
実は私はワインによワインです。(駄洒落です/弱いんです)
あんまり楽しかったので、調子にのったてワインを呑んだら、案の定、少々、足にきているようで、久しぶりの千鳥足。

前を行く卒業生たちは、私に気を使ってくれてか、振り向くこともなくゆっくりと歩いてくれていました。


JJ J2 03 008 福岡市中央区 忘年会 NEX5N a20 2.8#
福岡市中央区 /  Sony NEX-5N + A20mm F2.8

JJ J2 03 009 福岡市東区 忘年会 NEX5N a20 2.8#
福岡市中央区 /  Sony NEX-5N + A20mm F2.8

記念写真を撮ってくれているお姉さん。
ちゃんと両方も目を見開いて撮ってます。
普通、アマチュアの人って、ファインダーを覗いていない方の目は瞑るものなのですが。
ちゃんと脇を締めてカメラを構えているし、このお姉さん、ただ者でないかも知れません。

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みかん猫67

そろそろ来年度の準備

大学もこの時期になると、入学試験も始まり、来年度のことが話題になり始めます。
私たち教員は次年度の担当科目を決めたり、授業の内容などを考え、〈シラバス〉(授業計画)を作成しなければなりません。
今年の授業の実績と反省をふまえて、来年度の授業計画をたてるのですが、今年の授業を振り返らなければならにので、これがなかなか厄介な仕事なのです。

頭を痛めて作成する〈シラバス〉ですが、案外、学生たちは読んでくれていません。
毎年、最初の授業で「シラバスを読んでくれた人?」と聞いてみると、クラスで一人二人くらいしか手が挙がりません。
必修科目は、授業を受けて単位を取らないと卒業できませんからシラバスは見ないということもあるかも知れませんが、選択科目も同様に読まないようです。
選択科目は授業科目名と単位習得が易しい教員かどうかで選んでいるようです。

学生たちが、自分の所属コースを決めたり、研究室を決めたりするのもこの時期です。
私の所属する〈写真映像学科〉では、入学後一年間は写真と映像の基礎教育を一緒に受けますが、二年生から〈写真〉か〈映像〉どちらかののコースを選択し、それぞれのコースの開講科目を受けることになります。
その後、三年生になるときには所属する研究室を決めなければなりません。
自分の将来に関わってくることなので学生たちは大いに悩むはずです。

そうだと思いたいのですが、実情はそれほど深刻でもなさそうです。
「こっちのコースの方が楽しそう」「友達が居る」「卒業させてくれそう」といったことでコースを決める学生も少なくはないようです。

二年生が数人、進路について相談に来ました。
二年生ですから、所属する研究室を何処にするかの相談です。
私の居る〈映像メディアコース〉の学生も〈写真表現〉の学生も居ました。

定石通り将来どのような職に就きたいのか、卒業制作・研究で何をテーマにしたいのかと聞き始めるのですが、問題は自分の将来をイメージできない学生へのアドバイスです。
おそらく、「私の研究室にきて一緒に写真をやろう」と言って欲しいのだろうと思わないでもないのですが、へそ曲がりの私は決してそんな誘い文句は言いません。
写真をやりたいという意識を持った学生でなければ、写真以外の専門研究室を勧めるのが常です。

私の所属するコースは、映像と情報を学ぶコースですから、写真をやる・・なんて学生はおそらく居ないはずです。
それでも、写真は楽しい行為ですから、その魅力に気づいた学生たちが毎年、数人来てくれるのは嬉しいことです。

JJ J1 06  046大分県日田市 α77 DT16-50 2.8SSM#
大分県日田市 /  Sony α77 + DT 16-50mm F2.8


JJ J0 20 001 福岡市東区 NEX5N E30 3.5M#
福岡市東区 /  Sony NEX-5N + E30mm F3.5 MACRO

この季節になると渡り鳥の姿をよく見かけるようになります。
厳しい季節を迎えた土地を飛び立ち、気候の良い土地で過ごすべく大海原を命がけで越えてやってくるのでしょう。
楽して卒業させてくれる研究室を選ぶのも、鳥が気候の良い土地を目指すのと同じで、生き物の本能なのかもしれません。
ただ、鳥たちは命がけで渡ってくるのです。
ぬるま湯的楽天地をふらふらと目指す人間とは本質的に違いますよ。


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みかん猫67

11月の柿

先日、親御さんから送られてきた、卒業生の死を知らせる〈喪中はがき〉のことを書きましたが、また心にしみる卒業生の喪中を知らせるはがきが届きました。
そのはがきは、奥さんから送られてきた〈喪中はがき〉です。
亡くなったのは卒業生。

卒業生の最年長者も50歳を越えるようになりましたが、いずれにしても私よりは若いのです。
若い人が早世する原因は、ストレスを抱えてしまう現代社会によるもの・・なんて、短絡的な考えはありませんが、暮らしにくい世の中ですから、世間の荒波を頑張って泳いでいるうちに、息が続かなくなってしまうということもあるでしょうね。
このようなケースの場合、子供がまだ幼いと、不憫でなりません。

卒業生の顔を思い出すとき、それは決まって写真に写った顔です。
今回、訃報に接したO君の場合、卒業式の日に、ちょっと不似合いなスーツ姿で、マグカップを手にカメラに向かって笑っているスナップ写真です。
この卒業式が彼の卒業の日だったのか、ゼミの先輩の卒業の日だったのかは定かではありませんが、一枚の写真に納まったO君の笑顔は、記憶に刻まれています。

小津安二郎監督の『東京物語』で、長年連れ添ってきた奥さんが亡くなった朝、尾道水道に昇る朝日を眺めていた老人が「きれいな夜明けじゃった」「今日も暑うなるぞ」と言うシーンがあります。
最愛の人が亡くした人にとって、その日は特別の日であるのでしょうが、昨日と同じように、夜が開け、暑い一日が始まる・・・世間は何も変わらない・・・といった、小津さんの無常観が伺える台詞で、このシーンは大好きです。

初冬の空を背景に柿の実が一つ枝に残っていました。
何故だか分かりませんが、この柿の木によくレンズを向けてきました。
11月の写真を探してみたら、三枚見つかりました。

11月7日、22日、30日に撮ったものです。
いずれの場合も青い空が背景に広がっています。
悲しい知らせを受け取った次の朝、やはり、柿の実は青空に映えていました。


JJ J1 07  003 福岡市東区 M9 ST35 2.5#
福岡市東区 /  LEICA M9 + SUMMARIT-M 35mm F2.5


JJ J1 22 003 福岡市東区 NEX5N Sa28 5.6#
福岡市東区 /  SONY NEX-5N + Summaron 28mm F5.6


JJ J1 30 004 福岡市東区 NEX5N SO50 1.5ZM#
福岡市東区 /  SONY NEX-5N + SONNAR 50mm F1.5 ZM

二枚目の写真と三枚目の写真を撮った間は一週間ほど経過していません。
その間に柿の実がみんな落ちたとは考えられなくて、おそらく収穫されたのでしょう。
野鳥のために一つ残された柿の実の色が、悲しい知らせを聞いた身には、妙に印象的でした。

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