2012年5月アーカイブ

自宅から仕事場へ向かう道は大きく分けて三つのパターンがあります。
そのうちの二つのルートは、鉄道の踏切を二度または三度渡らなければなりません。
朝は、多くの通勤客を運ぶために、列車の行き来も頻繁で、踏切で足止めされることも多くなります。

短気な私ですから、上り、下り・・また上りと、開かずの踏切に足止めされるとイライラしてきます。
「え〜い、クソッ」と叫びたいところですが、そんなときでも、カメラを持つ人間の性でしょうか、写真に撮るものがないか探しているうちに遮断機が上がるという次第です。

JC C6 05 003 福岡市東区 M9et28BW#
福岡市東区 / LEICA M9 + ELMARIT-M 28mm F2.8

踏切の開くのを待っているときに、自転車に乗ったおじさんが私の前に入ってきました。
「なんで割り込むんや・・」と怒ったりはしません。
こちらの思惑で、割り込めるような空間を作ってあるのです。
そうなんです。被写体が飛び込んでくるように。

作業服の後ろ姿を眺めていて、撮ろうと決めたポイントは帽子です。
帽子に出来た汗染みです。
「だから、何なの・・」
ですよね。
どうでも良いことですよね。

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みかん猫67

あじさい

梅雨に入るにはまだ、少し間がありますが、梅雨の季節が似合う花といえば〈あじさい〉でしょうか。
あじさいは雨に似れているのがお似合いといったイメージが定着してしまっています。
植物に頓着のない私などは〈あじさい〉はあじさいでしかなく、せいぜい花びら(正確には花びらではないと聞いた気もするのですが)が、ピンク系か、ブルー系かの違いくらいしか見分けられません。

私が大学時代の恩師のO先生は、歳をとられた頃から花の写真をよく撮られるようになりました。
O先生は写真家ではなく、いわゆる科学者ですが、花の写真を撮るのが老後の趣味となったようです。
そんな姿を見ていて「歳をとると花の写真を撮るようになるんだ・・」と思ったものですが、自分がその歳になると、結構、花の写真を撮っていることに気づかされました。

JZ C5 30 005 福岡県糟屋郡新宮町 NEX7 E24 1.8B&W#
福岡県糟屋郡新宮町 / SONY NEX-7 + SONNAR E 24mm F1.8 ZA

花の写真を撮っているのですが、それを自分の写真として皆さんに見てもらうつもりで撮っているかというと、必ずしもそうではないようです。
なんとなく・・なのでしょうか。
奇麗、可愛いといったものに素直に反応した、いわば無意識の結果だと思っています。

そう考えると、へそ曲がりを自負している私にも、奇麗なもの、可愛いものに対して素直に反応するこころがあるということでしょうか。

しかし、黒白写真に仕上げたあじさいの花・・やはり、どこか捻くれているような気もします。


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みかん猫67

屋根の上の猫

「あそこにいつも猫が居るよ・・・」と聞いていたので、きょろきょろしながら歩いていると居ました。
屋根の上に猫が。
「お〜い。そんなところでなにしてるの?」と話しかけながらカメラを構えました。
ちょっと不安顔ですが、逃げる素振りは見えません。

動物と一緒に暮らしていると、自分家のがいちばん可愛く見えるものですが、屋根の上の猫もなかなかのものです。
「おまえさん。可愛いね」
そんなことを始めて言われたのか、ちょっと困った様子。
そこをパチリ。

「それじゃ・・・」と片手を挙げて分かれ、数歩行って振り返ると、猫が見送ってくれていました。


JZ C5 29 001 福岡市東区 NEX7 E24 1.8B&W#
福岡市東区 / SONY NEX-7 + SONNAR E 24mm F1.8 ZA

解放F値1.8の24mmレンズをF2で撮影。
思いのほか被写界深度が浅くて驚きです。
長年、35mmフィルムで撮ってきましたが、そのときの経験で養った感覚と、APS-Cサイズのデジタルカメラを使ったときの結果との違いに、未だに戸惑うことがあります。

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みかん猫67

くちなし

我が家の庭には、白い花が多く見られます。
その白い花が、早朝のほの暗く、冷たい光と空気の中で、ハッとするほど美しく見えることがあります。
人間の生活から発する臭いが、早朝の空気を汚す前には、微かな花の香りも楽しむことが出来ます。

そんな細やかな、ある種の気配ともいえるものが写真に写しとめられるとは思いませんが、急いでカメラを取りに家の中に戻ったこともあります。
無謀な試みと思いつつシャッターを押してみるのですが、期待はことごとく裏切られています。

JZ C5 28 005 NEX7 E50 1.8##
福岡市東区 / SONY NEX-7 + E 50mm F1.8

玄関脇に咲く〈くちなし〉の花です。
〈やまぼうし〉〈くちなし〉と、白い花が咲き始めると季節のうつろいを感じ、これらの花が好きだった人のことを思い出します。

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みかん猫67

アロエ

町を歩いていてふと足が停まることがあります。
日常のほとんどの時間、私はカメラと連れ立っています。
そんな人間ですから、歩くという行為は、写真になるものを探し回っているといえるのかも知れません。

写真に撮ろうと思うものには、前回の〈矢印〉のように、理由は定かでないのに気になるものの他に、見慣れたものもあります。

私が生まれ育ったところは、大阪の下町です。
子供のころには路地から路地を走り回っていたように記憶しています。
そんな路地や、狭い通りのあちらこちらで目にするものに〈アロエ〉があります。

民家の玄関先には、植木鉢が所狭しと置かれていて、そのなかにアロエが定番のように顔を覗かせている・・大阪を離れた人間にとって、アロエは故郷への懐かしさを思い起こさせる糸口になっているようです。

JZ C5 27 001 福岡市東区 NEX7 E24 1.8BW##
福岡市東区 / SONY NEX-7 + SONNAR E 24mm F1.8 ZA

アロエは珍しいものではなく、ごく平凡な素材ですから、なかなか写真にするのは難しいかも知れません。
そこで、少々濃く味付けをしてみました。
ただ、どのような味付けにするかは、アロエを見たときからイメージは出来あがっています。
闇雲に素材をいじくり回しても、素材を台無しにするのが落ちですから。

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みかん猫67

矢印好き

写真をながくやっていますと、撮るものが似通っていることに気付くようになります。
好きなものを写真に撮って喜んでいる私などの場合、被写体は好きなものですから、尚更のことです。
もっとも、同じものを撮っていても同じ写真にはなり得ませんので、それはそれで良いのですが・・・

私がいつも引っ掛かる被写体の一つに〈矢印〉があります。
矢印のなにが私の足を停めさせるのかは、いまだに分かりません。
いつも、くよくよ迷う性格なので、「こっちに行きなさい・・」と、指し示してくれる矢印のようなものを望んでいるのかも知れません。

JZ C5 26 002 福岡市東区 NEX7 SO24 1.8#
福岡市東区 / SONY NEX-7 + SONNAR E 24mm F1.8 ZA

仕事場の階段です。
矢印だけで、何処へ向かう指示なのでしょうか?
ミステリアスな矢印って、魅力的です。


JC0324.055 熊本市動植物園 M9 B28ZM#
熊本市 / LEICA M9 + Biogon 28mm F2.8 ZM

熊本の動植物園
ベンチの背中に出口の方向を示す矢印。
でも、これって、ここに人が座ると矢印が見えなくなるので、道に迷いそう。

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みかん猫67

一人の夜

熊本県阿蘇郡南阿蘇村
熊本県阿蘇郡南阿蘇村 / SONY NEX-7 + SONNAR E 24mm F1.8 ZA

夜、一人になることがあります。
そんなときは、家で、一人夕食を食べます。
一人きりのときは、外で夕食を済ませて戻ればよいのですが、我が家には帰りを待っている猫が居るのです。
一人っきりのときには、はやく帰宅してやらなけでばならないのです。

猫に餌を与えたあとに、人間様の食事です。
食べ物を口に放り込んだところで、「ポトリ」と微かですが、嫌な音が聞こえました。
猫のうんこが砂の上に落ちた音です。
22歳の老猫が、私が食べはじめるのを見計らっていたかのように、うんこです。

猫のトイレの掃除を済ませて、再び食べ始めると・・
またです。
こんどは他の猫です。
猫たちも生きているのですから怒っても仕方ありません。

猫のうんこの匂いに包まれながら、なんとか夕食を済ませ、ゴロンと横になってしてテレビを観ていると、なんだか嫌な臭いが背中の方からしてきます。
そうです、我が家には四匹の猫が同居しているのでした。
あと、二匹分の後始末をしなければならないでしょうから、のんびりできない一人の夜です。


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みかん猫67

いつか分かるさ

朝起きて洗面所の鏡の前に立つたとき、おやっと思いました。
おや、きょうはなんだか良い顔をしている。
とはいっても男前があがったということではありません。
もともと〈男前〉ではないから、「あがった」は適当な言い方ではありませんね。

清々しい顔・・とも違います。
はげ頭のひげ面に、清々しいは似合いません。
張りがあるとかといった言い方がいちばん適当かも知れませんね。

そうか、洗面所の窓から差し込む光が良いのです。
体も軽く、こころも華やいできます。
今日は撮影に出よう。

JZ C5 12 012 福岡県糟屋郡新宮町 M9P Sn35BW#

JZ C5 12 015 福岡県糟屋郡新宮町 M9P Sn35BW#

福岡県糟屋郡新宮町 / LEICA M9P + Summicron-M 35mm F2

美しいものだけがレンズを向けるに値するものではないと常々思っています。
あまりはっきりしないけど、なんか気になる・・・そんなときには先ず撮ってみる。
良いか悪いかが後で考えれば良いこと。
10年後、20年後に「ええな・・・」の一言が口から漏れることもあります。

そんに時間が残されていないことを薄々感じながらも、「いつか分かるさ」と思いながら今日も写真を撮っています。

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みかん猫67

タンポポ

無粋な男ですから花鳥風月とは無縁に暮らしてきました。
花を見たり、鳥の鳴き声を聞いても、それがどういう種類のものであるかなんて分かりませんし、深い興味も湧いてきません。

そのような人間でも、長く生きてくると、知らず知らずのうちに、ほんの少しづつですが草木のこと、花のこと、鳥や虫のことなど、うろ覚えではありますが知るようになりました。
ならば、もう一歩踏み込んで、積極的に草木や花、鳥や虫たちと関わってみるかというと、やはり、根っから無粋な人間なのでしょうか、こういうふうにこころは動きません。

JZ C4 29 004 福岡県糟屋郡新宮町 NEX7 SO E24 1.8ZA"#
福岡県糟屋郡新宮町 / SONY NEX-7 + SONNAR 24mm F1.8 ZA

我が家の周りにはまだ、自然が残っています。
短い足ですが、ちょっと足を延ばすと山もあります、海もあります。
時間に余裕のあるときには少し回り道をして海や山の空気を吸いながら仕事場までのんびり歩きます。

黒白写真を意識したとき、どうしても、黒と白に置き換えて景色を眺めているようです。
このことは、長く黒白写真を続けてきた私にとってそれほど難しいことではありません。
黒白写真になる、ならないを考え、撮る、撮らないを判断する癖はいまだに抜けきれていないのかもしれません。

今日の写真は、素直に、黒白写真で仕上げてみました。


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みかん猫67

カメラにホコリ

テーブルの上に置かれたカメラの隅々に砂埃が見えました。
先日、田川の川渡り神幸祭に連れ出したライカのデジタルカメラです。
その時の砂埃がそのままになっていたのです。

伝えられるところによると、ライカ使いで有名な写真家、木村伊兵衛さんは、その日使った機材を丁寧に掃除し、カメラをねぎらってやっていたそうです。
機材への愛着というか、愛情ですね。

この話しに登場するカメラはデジタルカメラではなく、フィルムカメラのことです。
木村伊兵衛さんの愛用していたLeicaに代表されるように、写真家とカメラは長い付き合いとなることが多かった時代のことです。

デジタルカメラになって、この「長い付き合い」になるカメラが無くなったように思えます。
カメラも電気製品化していまっていますので、新製品が矢継ぎ早に出て来る時代ですから、これも仕方のないことです。

愛着、愛情で結ばれるようなカメラの出現は、もう望めない時代なのでしょうか?

JZ C5 22 005 福岡市東区 NEX7 E24 1.8#
福岡市東区 / SONY NEX-7 + Sonnar E 24mm F1.8 ZA

仕事場の窓ガラスが「黄砂」で汚れています。
その窓に〈蛾〉が・・
私のところに来て半年を過ぎたあたり・・今のところは気に入って使っていますが、いつまで愛着をもって使い続けることができるかどうか定かでないデジタルカメラで撮影。

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みかん猫67

川渡り神幸祭

祭りの主役は〈神〉なのかも知れませんが、前回の〈亀カメラ〉にも書きましたが、私の場合、祭りに出かけても、祭りそのものを写真に撮る・・つまり、神事とか、祭りの本質にレンズ向けることはほとんどありません。

いい加減な気持ちで世間を眺めて、極めて私的感覚で、撮る、撮らないを決めているものですから、祭りにおいても、いい加減なものばかり撮って過ごしています。
ですから、個々の祭りを特徴づけるものを撮る努力は端から放棄して、どこの祭りに出かけても同じようなものを撮って帰っています。

このスタイルが私のデビュー作とでも云える『小学校』のときから続いているものだと、この文章を書いていて気づきました。
『小学校』は私が学んだ当時に主流だった木造の校舎を撮ったものですが、これは、特定の小学校に拘わったものではなく、木造校舎の残る小学校を探して、普遍的イメージとしての木造小学校像を写真にしたものです。

祭りの写真も、どこの、どの祭り・・ということではなくて、いわば日本のあちらこちらで見ることのできる共通した祭りの姿を集め、〈祭り〉にまつわる思い出に繋げたいと思ってます。
写真はすべて思い出に関わっていればと思っています。

JZ C5 20 076 福岡県田川市 M9 SN28A#

JZ C5 20 077 福岡県田川市 M9 SN28A#
福岡県田川市 / LEICA M9 + SUMMICRON-M 28mm F2 ASPH.

前回に引き続き、筑豊の田川で行われたお祭りで見かけた子供たちです。
二枚は連続したコマです。
最初のコマはスナップで、そのときに一人の女の子とファインダー越しに目が合ったのを幸いに、話しかけて二枚目の写真を撮らせて貰いました。
祭りでは、子供たちも大人びて見えます。

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みかん猫67

祭りの写真

祭りの写真はどうも苦手です。
もう少し詳しく言いますと、祭りそのもののクライマックスを撮るのがどうもダメなのです。
祭りを毛嫌いしているわけではありません。
気が向けば、のこのこと出かけて行きます。

お祭りの重要な行事には目もくれず、その周縁のくだらないもの(本人はそうは思っていないのですが)を撮って喜んでいます。
ですから、私の祭りの写真の多くからは、具体的に○○祭り・・・といったことは伝わってきません。

どこの祭りの場でも見られるようなもののなかから、私なりに面白いと思うものを写真に撮っているだけです。
それで楽しいのです。
楽しんでいるのですから、身体のなかはお祭り気分で満ちています。


JZ C5 20 054 福岡県田川市 M9 SN28A#
福岡県田川市 / LEICA M9 + SUMMICRON-M 28mm F2 ASPH.

吊るされた提灯には「わっしょい百万夏祭り」と書かれています。
「わっしょい百万夏祭り」と云えば北九州市の夏祭りですが、この写真はそこで撮ったものではありません。
提灯の使い回しです。

撮影は田川の〈川渡り神幸祭〉で見かけた「お化け屋敷」です。
「川渡り神幸祭」は筑豊地区を代表するようなお祭りで、それなりに賑わっているのですが、このお化け屋敷は実に暇そうでした。


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みかん猫67

鉄道写真?

最近、〈鉄道写真〉と呼ばれる世界が元気です。
これまでの〈鉄道写真〉は鉄道オタクと呼ばれる人たちが車両を中心にした写真を撮って楽しんでいたのですが、近頃では少し様子が変わってきています。

簡単に言ってしまえば鉄道写真の括りを拡大し、裾野を広げたのです。
車両の写真に拘らず、広く鉄道に関わる写真すべてを〈鉄道写真〉とすることで、いろんな人が関われるようになったということでしょう。

裾野を広げ、周辺部分にいた人たちを取り込むことで、感心をもつ人も増えるのは当然です。それが鉄道写真を元気づけている要因になっているのではないかと考えるのです。

私は鉄道写真家ではありません。
でも、鉄道に乗ることは好きですから、車両や、駅舎、鉄道を利用する人たちの姿などを撮った写真は少なくありません。
これまでだと、私の撮るような写真は、〈鉄道写真〉のジャンルには入りませんでしたが、さて、今ではどうでしょうか。

鉄道の好きな人が撮るのですから、これまでの鉄道写真の世界はかなり高度な写真を撮る人たちが集まっていました。
とても私等が太刀打ちできる代物でないことは承知しているつもりです。

山口県下関市
山口県下関市 / PENTAX K7 + DA 21mm F3.2

下関へ撮影に出かけたときに撮ったものです。
関門トンネルを抜けて、電車が下関駅の構内に入ったところで二台の機関車を発見しました。
「よっしゃ、鉄道写真や・・」と意気込んで撮ったつもりはありません。
私にはオーソドックスな鉄道写真は無理ですから。

子どもの頃、ほんの一時期鉄道模型に凝った時期があります。
最初は母に無理を言って買ってもらったのですが、結局、子どもにとっては経済的負担が大きく、線路も延びず、新しい車両も導入出来ず、すぐに諦めてしまいまいました。

そのときに買った車両が、こういった貨物を引っ張る(当時は、客車を牽引していたのかも知れません。)ようなものだったと思うのです。
そんな、懐かしさから撮った写真です。

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みかん猫67

毎年、授業のテキストに小津安二郎監督の映画『東京物語』を使っています。
ですから、少なくとも年に一度は、この名作を見ていることになります。
授業で見る前には、予習を兼ねて事前に一人で見ていますので、これまで何度、見て来たことか分かりません。

本でも音楽でも・・そして映画もそうですが、一度、読んだ、聴いた、見たからそれで「分かった」という分けにはいきません。
何度も繰り返しているうちに、初めて気付くこと、分かることが出てきます。

「これはそういう意味だったのか」とか「こんなところにこんなものが忍ばせてあったのか」とか、思わぬ伏線に気付かされたりとか・・
そうして、より一層『東京物語』や、小津安二郎監督の虜になっていくのです。


JJ C5 18 005 K5 40 2.8
福岡市東区 / PENTAX K5 + DA 40mm F2.8

我が家の兄弟猫も揃って『東京物語』が好きらしく、かぶりつきで見ています。
尾道で暮らす老夫婦が東京の息子や娘のところに出かける支度をしている、冒頭部分からもう立ち上がって熱中しています。
猫にも支持される『東京物語』・・やはり名作ですね。


JJ C5 18 006 K5 40 2.8
福岡市東区 / PENTAX K5 + DA 40mm F2.8

老夫婦の末娘役の〈香川京子〉さんがアップになるシーン。
うっとりと見入る〈銀次郎〉。
去勢をされてはいますが、彼も男の子・・美人には弱いようです。


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みかん猫67

ハッと・・サッと

乗り物に乗って、外を流れる景色をぼんやりと眺めるのが好きです。
でも、持ち前の貧乏人根性が写真になるものを探そうと勤めますので、のんびりとすることもままなりません。

油断していると車窓という限られた枠のなかにハッとこころを捉えるものが突然飛び込んでくるなんてことは常のことです。
反対に「いつでも来い・・」と身構えていても、期待倒れになることが大半です。

車窓からの眺めは、こちらの意志に反して曖昧なものです。
いくらしっかりと見ようと心がけていても、そのスピードに人間の目が追いついていかないことも多いのです。

しっかり確認していようものなら、後の祭りです。
ハッと思ったら、サッと撮る。
出来の善し悪しはその後のことで良いじゃないですか。

JJ C5 17 006 福岡市東区  K5 40 2.8c#
福岡市東区 / PENTAX K5 + DA 40mm F2.8

JR鹿児島本線で博多駅に向かっているときです。
鉄道はバスなどに比べるとスピードも速いので、写真を撮って、それがお気に入りの一枚になるこのは稀です。
線路の横の小さな公園で子供たちが遊んでいる姿が目に飛び込んできましたので、咄嗟にシャッターを押しました。

こんな時のために、カメラのオートフォーカス機能は解除して、適当な距離に置きピン状態にしておきます。
ファインダーを覗いたときには手前(画面下部)に間抜けな空間が広がっていたので、咄嗟に電車の影を入れました。


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みかん猫67

私のストーカー容疑

写真を撮っていると、どこからか見られているような気がすることがあります。
写真を撮るという行為は、人から見ると胡散臭く見えるのかも知れません。
視線を感じた方向を振り向いたとき、批判的な目と視線が合うことがあります。

また、レンズを向けているところから突然人が出てきたり、反対に外から人が戻ってきたりという偶然にも少なからず巡り会った経験があります。
いずれにしても、こちらのご面相が雅でないために、厳しい視線を浴びることになります。

「何をしているのですか」と詰問されても、私が撮っているものがあまりにも曖昧なだけに、人には訳の分からないことが多く、説明に四苦八苦。
結果、余計に怪しまれたりして大変です。

JZ C5 16 001 福岡市東区 NEX7 So24 1.8 BW#
福岡市東区 / SONY NEX-7 + Sonnar 24mm F1.8 ZA

踏切の遮断機が下りているときに、目力のある視線に遭遇しました。
その視線は、前の女性が下げたバックにプリントされた猫の顔から発せられていました。
女性の体の影から私を覗き見しています。

早速、レンズを向けてパチり、パチリと二枚撮影。
この情景を眺めていた第三者がいたなら、女性の後ろ姿をストーカーのように写真に撮っている、遺産臭い親父と見えたはずです。

「猫の目が面白くて・・・」なんて説明しても、私のストーカー容疑はなかなか晴れないでしょうね。


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みかん猫67

「毎日同じで、毎日違う」
これを聞いたのはずいぶんと昔の話しになりますが、荒木経惟さんのことばです。
話題の中心は、荒木さんの自宅のベランダです。

随分と写真に撮られて発表されていますので、あ〜、あのベランダかと気づかれる方も多いかと思います。
一つのベランダを、なぜ、かくも多く写真に撮るのでしょうか。

その答えが、「毎日同じで、毎日違う」なのです。
そのとき、荒木さんは持ち前のはったり精神(失礼)を発揮して、「必ず毎日撮ってる」と言って居られました。

我が家のベランダは、荒木さん宅のベランダのように絵になりませんが、私にも、「毎日同じで、毎日違う」と言いながらレンズを向けているものがあります。
それが、福岡都市高速のこの場所です。

通勤で毎日この場所を目にしている訳ではありませんので、荒木さんのように「毎日撮ってる」とは言えませんが、通りがかって、「いいな」と感じたときには「写真になる、ならない」なんて考えずにシャッターを押しています。

JC C5 15 011 福岡市東区 M9 B35 2ZM
福岡市東区 / LEICA M9 + Biogon 35mm F2 ZM

この日はシャッターを切るタイミングがいつもより少し遅くなっています。
それに、画面右側にバスの窓枠なんかも入り込んでいます。
私のなかで何か気の迷いみたいなものがあったのでしょうか?

毎日、同じでないのは目の前の世界だけではなくて、こちら側のこころのなかも毎日違っているということで、これもまた良しです。

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みかん猫67

LEICA M-MONOCROHME

ライカから黒白写真専用のデジタルカメラが出ました。
黒白写真専用ですから、黒白写真しか撮れません。
カラー写真は撮れないようです。

これまで、デジタルカメラで作られた黒白写真はカラー画像を黒白画像に変換したものです。
JPEGで〈黒白写真〉に設定しても、RAWデータでも記録しておけばカラー写真も作ることができます。
しかし、黒白写真専用の〈LEICA M-MONOCROHME〉は、黒白写真しか作れないようです。

フィルムカメラでは、カメラのなかにカラーフィルムを入れればカラー写真、黒白フィルムを入れれば黒白写真というのが一般的でしたが、〈LEICA M-MONOCROHME〉は黒白フィルムを入れたカメラのようなものです。
なんと言ったって、黒白写真しか撮れないのですから。

詳しいメカニズムのことはあまりよく分かりませんが、いろいろと伝わってくる情報を見ると、黒白デジタルカメラに特化する利点のようなものは、おぼろげながら理解はできます。
しかし、こんなもの誰が買うのか・・
それも、噂では80万円前後のお金を出して・・

と、思ってみましたが、なんかワクワクしている自分が居ることに気づいて、鳥肌がたってしまいました。

JC0514.052 北九州市門司区 K7 DA21 3.2#BW
福岡県北九州市門司区 / + DA 21mm F3.2

RAWデータ(カラー)から、Photoshopで黒白写真に仕上げました。
カラーでも、黒白でも自在に操れるのもデジタルカメラ、デジタル写真の魅力なのですが・・

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みかん猫67

私は天使?

CP C5 13 003 福岡市東区 M8 SER18 3.8A#
福岡市東区 / LEICA M8 + SUPER ERMAR-M 18mm F3.8 ASPH.

職場の私の部屋は4階にあります。
8階建てのビルですのでエレベーターはあるのですが、気が向けば階段を利用して上り下りしています。

階段の踊り場のところに斜光が射す時間帯があります。
その光のなかを通りかかったときに、「おやっ」と、足を停めました。
なんと、私の背中に羽根が・・

面白がって写真を撮影。
シルエットの形が崩れないように、カメラは影の部分くるように構えています。
使っているカメラに、バリアングルなんて便利な機能はありませんので、フレーミングは山勘です。

こうして写真にしてみると、ちょっと羽根の位置が低かったですね。
少し膝を曲げて体を下げればよかったと反省。

でも、階段の踊り場でこんなことをしている私を見た人は、さぞかし変なおっさんだと思ったことでしょう。

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みかん猫67


レンズフード嫌い

〈レンズフード〉という写真の道具があります。
フレヤーやゴーストを防いでくれる大切なものなのでしょうが、昔からこれがどうも苦手なのです。
理由は単純で嵩張るからです。

カメラは小さくて目立たないものが好きなのですが、レンズも同様です。
せっかく小さなレンズを見つけて手に入れても、レンズフードを付けるとなんか妙に膨れ上がってしまってイメージが壊れてしまうので、結局、使わずじまいということになっています。

最近のレンズはコーティング技術が進んでいますから、このような使い方をしても、それほど困ったことにはならないようです。

JZ C5 12 020 福岡市東区 M9P SN35 2#
福岡県糟屋郡新宮町 / LEICA M9P + Summicron-M 35mm F2

上の写真は、晴れた日に、いつも通りレンズフードを付けずに撮ったものです。
撮影状況としては逆光状態です。
レンズフードを使っていないことから、フレヤーが発生してしまっています。
こうなると、なかなか後処理調整が大変です。

フィルム時代のように、フレヤーが入ったら入っても、「軟らかな調子でこれはこれでエエやんか・・」と納得できれば良いのですが、デジタルだと、なんとかなりそうとついつい頑張ってしまって、調整オーバーの嫌な調子に仕上がってしまうことが多いようです。

デジタル時代にこそ、フードは必需品なのでしょうかね。


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みかん猫67

同じ場所でシャッターを押す。
でも、同じ写真にはならない。
光が違う、色が違う、雲が違う、状況が違う・・・などなど、同じ場所であっても、同じ写真にはならない。
だから、繰り返し撮ることも、決して無意味ではない。
こういったことを学生諸君に伝えるために始めた、福岡都市高速道路のこの場所での撮影も、続けているうちに私自身が面白くなって、続けています。

この場所での写真も溜ってきましたので、そろそろ、「続けるには、面白がること、楽しむこと」だと云うことを学生たちに伝えることができるかも知れません。

JJ C5 11 012 福岡市東区 都市高速#
福岡市東区 / FUJI X100 + 23mm F2

空のブラデーションが印象的だったので、いつものようにバスの曇りガラス越しにカメラを構えました。
バスの窓から眼下の橋が見えているのは僅か10秒そこそこでしょうか。
勝負の時間は短いので盲滅法シャッターを押し続けるなんて、馬鹿げたことを私はしません。
もっとも、私のカメラは〈連射〉なんてことは出来ませんので、タイミングを見計らってシャッターを押します。

お分かり頂けると思いますが、今日の写真の場合は、画面下を走る自転車の存在が大事なのです。
自転車の位置と、画面左右の岸壁と、空のは依頼と部分・・この組み合わせ(位置関係)を見極めながら、シャッターをポンと一押しできるようになれは上等なのですが、これがなかなか難しい。


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みかん猫67

歩道橋の上から

私に写真の奥深さを伝えてくださったのは、写真家の植田正治さんです。
山陰の鳥取県米子市にある〈植田カメラ〉のビルの二階に喫茶室がありました。
通りに面してガラス張りの大きな窓があり、確か、名前は『茶欄花』といったと思います。
私も何度かここでお茶を頂きましたが、そのときに、植田正治さんから聞いたお話です。

「僕はね、暇なときにはここに座って、外を眺めてるんです・・シュークリームなんか食べながら」
と、嬉しそうに話して頂きました。
喫茶室は二階ですから、それほど遠くない眼下を人が流れて行きます。
これを、飽きず眺めているのがお好きだったようです。

JJ C5 21 027 福岡市東区 GH2 G20 1.7#
福岡市東区 / Panasonic GH2 + G 20mm F1.7

私の勤め先の最寄り駅は跨線橋のなかにあります。
その改札口に繋がるかたちで、道路を横断する歩道橋が設けられています。
駅のすぐ横は踏切ですが、駅構内にある踏切はいわゆる〈開かずの踏切〉になることが多く、この歩道橋を利用することもあります。

そんなときに、足を止めて、下を行き交う人たちをちょっと眺め、気が向けば写真に撮ったりします。
帰宅する頃には日が傾き影が長く伸びていることも多く、なかなか楽しいものです。


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みかん猫67

上の上からの眺め

跨線橋や橋の上からの眺めが、なぜ私のこころを捉えるのでしょうか。
このことは私一人だけに限らず、多くの人が同じ楽しみとして持っているのではないかと思っています。
その理由一つは、遠くを見晴らすことができることでしょう。

橋や跨線橋や横断歩道などの上は、単に高いところからの眺めというだけではなく、足の下には川や線路や道路があり、そのことから視界が遠くまで開けていることが多く、それが心地よさを引き出しているのでしょう。

二つ目の理由としては、足の下をいろいろなものが流れ、行き交っているからでしょう。
橋の下には水が・・その水の上をいろいろなものが流れていきます。
跨線橋の下は列車が通過します。
歩道橋の下は車や人が行き交います。
遠くを眺めるも良し、眼下を見つめるも良しなのです。

CB C2 29 福岡市東区 M8 ET28A
福岡市東区 / LEICA M8 + ELMARIT-M 28mm F2.8 ASPH.

福岡市の都市高速道路の上からの眺めです。
都市高速道路は一般道路の上にあります。
一般道路の上の都市高速道路で、なおかつ視点の高いバスからの眺めです。

この眺めはシートの位置の低い乗用車からでは防護壁が邪魔して楽しめません。
バスの窓から、ほんの10秒にも満たない瞬間の楽しみです。


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みかん猫67

陸橋の上からの眺め

遠い、遠い昔の記憶。
しかも、はっきり覚えているといったものでもありません。
子どもの頃、陸橋の上から線路を眺めた記憶があります。

私が子どもの頃に過ごしたあたりで、旧国鉄の線路が眺められる陸橋を推測してみると片町線のどこかではないかと思います。

いまでも、陸橋や橋の上からぼんやりと下を眺めるのが好きです。

福岡市東区
福岡市東区 JR鹿児島本線 香椎駅 / SONY NEX-7 + E50mm F1.8

学生を連れて大学近くを歩いて撮影実習中に撮った写真です。
大学から線路沿いにまっすぐJR香椎駅の方向へ歩くと。鹿児島本線を跨ぐ跨線橋にぶち当たります。
その跨線橋の上からの眺めです。

この線路沿いに大学の寮があり、大学一年生の一年間はその寮で過ごしました。
大阪を離れて一人九州に来た私にとって、夜汽車の車輪の音や汽笛の音は寂しさを誘い、なんとも切ないものに聞こえたのを覚えています。

子どもの頃の陸橋からの眺めも、夜汽車の音も、私にとっては寂しい記憶につながるものです。


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みかん猫67

朝飯前の撮影

JZ C5 06 012 熊本県阿蘇郡 NEX7 SO24 1.8
熊本県阿蘇郡南阿蘇村 / SONY NEX-7 + Sonnar E 24mm F1.8

JZ C5 06 013 熊本県阿蘇郡 NEX7 SO24 1.8#
熊本県阿蘇郡南阿蘇村 / SONY NEX-7 + Sonnar E 24mm F1.8

旅先での、朝飯前の散歩です。
昨夜の酒が残っている訳でもないのですが、いささかぼんやりとした頭で歩いているので、恰好の被写体があっても見逃してしまっているようです。
さして撮るものもなく、かといって、何か撮らないと目が覚めないと言うことで、己の影を撮ってみました。

地面を這うように走る光の中では、短足の私も足長おじさんです。
カメラを構えているポーズでは面白くないので、カメラを胸のところに構えて、ノーファインダーで撮ることにしました。

ピントはカメラにおまかせで大丈夫すが、フレーミングの方は目検討です。
フィルム時代だと、フィルム現像が出来上がるまで、撮影が上手くいったかどうかは分かりませんので、少しは緊張感を持ってシャッターを押したものですが、デジタル時代のいま、シャッターを押して、直ぐに液晶画面を見れば撮影結果は一目瞭然。

駄目ならもう一枚・・という緊張感のない撮影で、ますます頭の方はぼんやりとしてきましたので、朝飯でも食いに戻ることにします。

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みかん猫67

朝の散歩

若い頃から夜には弱くて、朝には強いという体質でした。
いまでは、それは変わりません。
「高齢者」と言われる枠の中に押し込まれる歳になりましたが、歳の所為で早く目が覚めるということではありません。

早く目が覚めたからといって、布団を抜け出して「朝の散歩」をするといった健康志向もなく、極めてだらしのない朝の時間を過ごしています。
このだらしのなさは歳と共の顕著になってきております。

旅先での朝。若いときには目が覚めると同時にカメラを持って辺りをぶらぶらしたものです。
なにか良い被写体との出会いを期待しての散歩です。
それが、この歳になると、「まっ、良いか・・・」と、旅先でも普段と同じようにだらしない朝の過ごし方をしております。

JZ C5 06 022 熊本県阿蘇郡 NEX7 SO24 1.8#
熊本県阿蘇郡南阿蘇村 / SONY NEX-7 + Sonnar E 24mm F1.8

JZ C5 06 038 熊本県阿蘇郡 NEX7 SO24 1.8#
熊本県阿蘇郡南阿蘇村 / SONY NEX-7 + Sonnar E 24mm F1.8


写真仲間と「合宿」と称して、一泊の旅に出ました。
車に分乗して、熊本県の阿蘇まで。
前夜は楽しく呑み食いし、温泉につかり・・・そして、気持ちのよい朝を迎えました。

気分がよいのですから、「散歩でもしてみるか・・」と、ふらりと外に出てみました。
朝の山の空気は清々しく、空は雲一つない青空。
廃校になった小学校では、勤勉な〈二宮金次郎〉さんが朝からお勉強でした。


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この歳で合宿

学生の頃ならいざ知らず、この歳になって〈合宿〉というのも何なのですが、阿蘇で〈合宿〉です。
実態に即して云うと慰安旅行、親睦会のようなものです。
仲間が集って、呑んで、一泊して戻ってくる・・ただそれだけのことです。
慰安旅行(合宿)なんて、いまどき流行らないでしょうが、気の置けない仲間との楽しい時間を共有することは気晴らし、気分転換になります。

〈仲間〉とは、何の仲間かと申しますと、広く浅くの写真仲間です。
ですから、夜の呑み会だけでなく、道中、あちらこちらに立ち寄って、昼間は撮影もしっかりと主ないます。

JZ C5 05 067 熊本県阿蘇郡  NEX7 SO24 1.8#
熊本県阿蘇郡 / SONY NEX-7 + Sonnar E 24mm F1.8

と云うことで、撮影も行っているという証拠の写真です。
今回は軽装です。
Sony NEX-7二台に、それぞれ24mmと50mmレンズを付けたものを持ってきました。
本当に〈軽装〉を言うのなら、カメラ一台なのでしょうが、その割り切りがなかなか出来ないのです。

撮影となると、どうしても焦点距離の異なるレンズを二本持って出てしまいます。
今回のレンズはフルサイズの画角に合わせると、35mmと75mmになります。
雄大な阿蘇に出かけるのですから、広角レンズ・・というのが常道なのでしょうか・・そこはそれ、へそ曲がりですから。
と、言うか、何も考えていないだけですけどね。

へそ曲がりで、ええ加減な性分を合宿で鍛えなおさなければ。


JZ C5 05 098 熊本県阿蘇郡南阿蘇村 SO24 1.8#
熊本県阿蘇郡南阿蘇村 / SONY NEX-7 + Sonnar E 24mm F1.8


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みかん猫67

ピーター・フォンダとデニス・ホッパー主演のアメリカ映画、『Easy Rider』は記憶に残る映画です。
いわゆるアメリカン・ニューシネマを代表するこの映画は、私が大学生の頃に日本でも上映され話題になりました。

広いアメリカの大地を、まさにアメリカのバイクと言える1200ccのハーレー・ダビッドソンで駆け抜ける走行シーンは〈自由〉そのものでした。
ステッペンウルフの曲、「Born To Be Wild」にも痺れました。

『Easy Rider』に触発されたわけではないのですが、若い頃に私もバイクに乗っていました。
「何時かはハーレー」と思った時期もありましたが、現実は逆で、中型バイクから小型のバイクに代わり、いつのまにかバイクに乗らなくなってしまいました。

いまの私に残るバイク時代の痕跡と言えば、ヘルメットで頭が蒸れた結果と思われる〈はげ頭〉くらいでしょうか・・・

JZ C5 04 019 福岡市東区 NEX7 50 1.8"#
福岡市東区 / SONY NEX-7 + E 50mm F1.8 OSS

自動車学校の看板のバイク部分を撮りました。
あこがれのハーレー・ダビッドソンも色あせて、破れていました。
時間は昼下がり。
真上からの光が、大きく破れてめくれ上がった処に黒い影を作ってるのをポイントにして撮りました。

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思い出した写真

くだらない写真が大半ですが、毎日、カメラを持って歩いていると、写真が溜まってきます。
なかには、撮ったことすら忘れてしまっているような、可哀想な写真も出てきます。
そんな写真も、ふとしたことで記憶の底から浮かび上がってくることがあります。

JC C8 04 073 宮崎県日向市美々津 M9 ET28A"#
宮崎県日向市美々津 / LEICA M9 + ELMARIT-M 28mm F2.8 ASPH.

看板が好きです。
それも古くなって色あせたり、朽ちかけたような看板だと最高です。
デザインの古いものも良いですね。

田舎道を車で入っていると、時代に取り残されたような看板をよく見かけます。
上の写真は、宮崎県の美々津という町で見つけたものです。
美容院の看板らしいのですが、店は営業を止めている様子。
花嫁さんの絵も色によっては退色がはじまっています。

写真は可もなく不可もなくといったところでしょうか。
一応、チェックは入れてあったのですが、使われることも無く、そおのまま二年ほどのときが流れました。

ところがこのとき一緒に行動していた友人が、現在の状態を写真に撮ってネットに載せているのを見て、この写真のことを思い出しました。
二年の月日で変わったのは、プロパンガスのボンベがなくなっていることくらいです。
都市ガスになったのか、住む人が居なくなったのか・・


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カメラによるごみ拾い

CF C5 02 022 M8 ET21"#
福岡県北九州市門司区 / LEICA M8 + ELMARIT-M 21mm F2.8

背筋を伸ばして、しっかりと前を見つめながら歩くなんて柄ではありませんので、視線はどうしてもすぐ目の前の地面を彷徨うことが多くなります。
そうなると、地面に落ちているもの、転がっているのもが目に入ります。
カメラによるごみ拾いです。

落ちているものなら何でも拾うという訳にもいきませんので、そこには取捨選択というものが働きます。
「私は○○専門のごみ拾いでございます」と言うつもりはないのですが、無意識のうちに拾い集めたものを眺めてみると自ずと傾向が見えてきます。
私の拾い集めるもののなかには〈手袋〉が多く混ざっています。

ならば、〈手袋〉だったら何でも食いつくかというと、そうでもありません。
手袋は素材にしかすぎません。
そこにはやはり〈味〉というものが必要です。
好みの味付けがされていないといけません。
〈味〉とは極めて好みの分かれるもので、私の好みを押し付ける訳にはいきませんが、まあ、私の好みはこんなものです。

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みかん猫67

つい、うっかり

ポケットの中から小さな鍵がでてきました。
心当たりがない・・と言いうと話しがおもしろくなるのですが、すぐに見当がつきました。
昨日まで展覧会をしていた福岡県立美術館の傘立ての鍵です。
帰りには傘をわすれないように・・・と自分に言い聞かせていたのですが、搬出日の慌ただしさのなか、傘の事はすっかり頭の中から飛んでしまっていたという次第です。
歳をとると、ついうっかりと云うことが多くなります。

デジタルカメラは電池がなくなると無用の長物と化します。
ですからデジタルカメラ用の電池は、いつも予備のものを1〜2個持ち歩いているのです。
しかし、カメラを変えたりしたときに、それまで使っていた違う機種の電池を持って行っていたりして、撮影が出来なかったということも何度かあります。

そういえば、散歩に出るときに、記録メディアの入っていないカメラを持って出たこともあります。
人は間違いや失敗を繰り返さないようにすることで成長していくと言われますが、それは若いときのこと。
耄碌とまでは言わないまでも、頭のねじが緩み始めた私などは、同じ失敗を何度も繰り返すようになっていますので要注意です。


JJ C6 11 003 福岡市中央区 X100 23 2"#
福岡市中央区 / FUJI X100 + 23mm F2

足腰が弱くなったときには、このような自転車の後ろにカメラを積んで、撮影して回るのも良いかもしれません。


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