私にとって〝路地〟は子供のころの記憶の入り口かも知れません。
戦災を免れた古い町の一画に我が家はあり、家の周りには路地がたくさんありました。
路地を熟知していれば、今風に言えば〝ショートカット〟が出来ます。
遊びに出かける子供は、路地を活用して最短距離で遊び場に向かったものです。
子供の頃の記憶が呼び覚まされるのでしょう。当てのない町歩きの途中で路地を見ると誘われるように入り込んでしまいます。
古ぼけた町の路地を惚けた爺が、うろちょろしています。
最近の爺の遊びは古いレンズを使っ写真を撮ることです。カメラはデジタルですが。
福岡市博多区 / SONY α7R × NIKKOR-O Auto 35mm F2
〝NIKKOR-O Auto 35mm F2〟
確か、半世紀くらい前、高校生時代に使っていた記憶のあるレンズです。
そのとき、レンズ交換時にレンズを地面に落としてしまいました。
以来、いまでも撮影途中にレンズ交換は殆どしなくなりました。