〝 町が壊され 時代が消えていく 〟
福岡市東区香椎 / Panasonic DMC-GM5 × LUMIX G 20mm F1.7II ASPH.
青春時代を過ごした町が〝再開発〟とかで大きく様変わりをしています。
松本清張さんの小説〝点と線〟に登場する〝香椎〟の町は、その後、賑やかな町へと発展したのですが交通環境の変化とともに衰退。
再開発も止むなしというところなのでしょう。
学生時代、この町の中心にあった旧国鉄香椎駅から、私たち学生は蟻のように20分ほど行列をして大学まで通ったものです。
この町の銭湯に通い、安酒場で呑み、顔なじみの商店で買い物をして・・。
そういった思い出を刻んだものたちが大きな渦に飲み込まれるかのように姿を消してしまいました。
JR香椎駅から大学まで、懐かしい道を歩いてみました。
途中の〝鎧坂〟には、新婚時代に暮らしたアパートがあったのですが、これも姿を消していました。