2016年12月アーカイブ

平凡がいちばん

【 一年が 終わる節目の 鰊蕎麦 】

JG C2 17 016 福岡市博多区 α7RM2×SNR50F2#
福岡市博多区 Sony α7RM2 × SUMMICRON-R 50mm F2

いよいよ申年も今日が最後です。
楽しいこと嬉しいこと、辛いこと苦しいことなどなど、
今年もいろいろなことが、この老いぼれのこころにも刻まれましたし、
写真にも残せました。

理想の暮らしは365日同じ調子で坦々と過ごすことだと思っています。
平凡な暮らしが難しいご時世ではあるのですが、
来年も、平凡でちょっと退屈な暮らしのなかで、何かしら写真が撮れればと願っています。

それが、平凡で退屈な写真であっても、それはそれで愉快じゃないかと、
年越し蕎麦を手繰りながら独り合点。

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みかん猫67

目測スナップ

【 年の瀬の賑わう街行く寂しげな目 】

JG J2 30 003 福岡市中央区天神 LEICA T × SUPER ELMAR-M 18mm F3.8 ASPH.
福岡市中央区天神 LEICA T × SUPER ELMAR-M 18mm F3.8 ASPH.

デパートの地下で晩酌の肴を買って、
いそいそと地下街を急ぎ足。

そんな親父を見つめる目。
片手は塞がっていましたが、「撮る」と決めて、カメラをバックから取り出した。

カメラはマニュアルフオーカス。
距離最短は最短の70cmにセット。
絞りは開放のF3.8、被写体との間合いが被写界深度に入る距離まで目測で詰めて、ノーファインダーで撮影。

久しぶりに、マニュアルフォーカスで一か八かの楽しい撮影。


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みかん猫67

歳の所為

【 病院で 歳の所為と言われて帰る道 】

CF C3 06 007 大阪市西区南堀江 / LEICA M8 × ELMARIT-M 28mm F2.8 ASPH.
大阪市西区南堀江 / LEICA M8 × ELMARIT-M 28mm F2.8 ASPH.

随分とながく使い続けてきたものだから、
身体のあちらこちらから不都合信号が発せられます。

目から始まった老化も、耳、神経等々とその範囲を広げ、
余分なものも体の中に溜まりっているようです。

病院嫌いですけれど、病気はもっと嫌い。
心配で堪り兼ねたときには深刻な面持ちで病院へ。

医者の下す診断が「歳の所為」といったようなことだと、嬉しいような、寂しいような・・

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みかん猫67

コロッケ

【 コロッケを 揚げる匂いの町懐かし 】

JZ C8 28 044 大阪市住吉区 LEICA M9-P × ELMARIT-M 28mm F2.8 ASPH.
大阪市住吉区 LEICA M9-P × ELMARIT-M 28mm F2.8 ASPH.

私の食欲をかきたてる匂いのひとつに、揚げ物の匂いがあります。
大阪は串カツに代表されるように揚げ物が粉な物同様、よく食べられるところ。

生まれ育った家の前に、お惣菜を作っている家があり、そこでは煮豆や昆布巻き、それにコロッケも揚げていました。
当然、温められた油の匂いがあたりに漂います。

そんな匂いを嗅ぎながら育ったものですから、揚げ物の匂に空腹中枢を刺激される人間になってしまったのか。

時代は昭和30年代。
コロッケは一個、五円でした。


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みかん猫67

暇つぶし

【 ふーふーと たこ焼き口に歩くふるさと 】

JJ C3 12 112 大阪市北区浪花町 M9×SNM28 2A#
大阪市北区浪花町 LEICA M9 × SUMMICRON-M 28mm F2 ASPH.


歳をとるとともに人生を振り返ってみることが多くなっている。
そんなとき、これまで何度も向き合ってきた岐路のことをよく考えます。
その、ひとつひとつで別の道を選んでいたら自分の人生がどのようなものになっていたのか、考えてみても詮無いことですが、楽しくもあります。

大学を卒業して生まれ故郷の大阪に戻っていたら、当然、現在の生活はありません。

大阪の企業で働いて、今ごろはばりばりの大阪弁を使う女房や子供に手を焼きながら、居酒屋で串カツを食べながら愚痴をこぼしているのかもしれません。

それとも、阪堺電車などにのんびり揺られて、あちらこちらを徘徊して回り、
熱々のたこ焼きでも頬張って、呑気な老後を迎えていたかも・・

まあ、老人の暇つぶしです。

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みかん猫67

秋から初冬

【 干し柿の 甘さと お茶の暖かさ 】

Autumn taste. Dried persimmon
大分県日田市 / SONY α77 × DT 16-50mm F2.8 SSM

日本手ぬぐいを愛用している。
そこに描かれた絵柄を季節に合わせて使っています。
代表的な秋の絵柄である、月や銀杏、柿などを描いた手ぬぐいを片付けて、冬のものと取り替えました。
これぞまさに〝模様替え〟

柿は好物です。
今年もたくさんの柿を頂いきました。

柿の季節が終わり、今度は干し柿を頂いた。
友人のお母さんの手作り。
干し柿を食べ終えれば、今年の秋も終わりです。

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みかん猫67

年の瀬 床屋

【 黄昏に染まる雲眺め今日も思う 】

JA J2 25 037 福岡市中央区 α7M2×ETR90F28#
福岡市中央区 Sony α7M2 × ELMARIT-R 90mm F2.8 ASPH.

年の瀬。
新しい年を迎えるのに、むさ苦しいのもなんですから、
床屋でこざっぱりと。

床屋に行っても、さして刈る髪もないのですが、
不思議なもので、鋏を入れて、剃刀をあたってもらうと、
なんとなく、男前が上がった気分になります。

行きつけの床屋は、海の近くにあります。
刈った頭に海風があたり風邪をひきそうだけど、
海を見て帰ります。


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みかん猫67


ねこの涙

【 老いたねこ 鳴いて 食べて あとは寝て 】

JG C7 01 005 福岡市東区 / OLYMPUS PEN-F × DG SUMMILUX 15mm F1.7 ASPH.
福岡市東区 / OLYMPUS PEN-F × DG SUMMILUX 15mm F1.7 ASPH.

老ねこが涙を流していた。
じっと座っていたところに涙の雫が落ち・・
目の周りが赤くなっていた。

人間のように悲しくて涙を流しているわけではないだろうから、
動物病院に連れていってみた。

いつもは化け猫のような声で鳴くねこが、
病院では心細いのか、妙に可愛い声で鳴いていた。

目薬と軟膏をもらって帰宅。
まず最初の一声は「ごは〜ん」。

病院での緊張から解放されたことと、お腹がいっぱいになって、
あとは、すやすやお昼寝。

それを見て、「ねこは良いな・・」と、また、つぶやいてしまった。

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みかん猫67

野良猫

【 懐かしい 面影もなく 野良と話す 】

CB J2 19 004 福岡市東区 / LEICA M8 × SUMMARIT-M 50mm F2.5
福岡市東区 / LEICA M8 × SUMMARIT-M 50mm F2.5


久しぶりに〝香椎〟の町を歩いてみました。

〝香椎〟は松本清張氏の『点と線』出てくる町です。
JRと西鉄電車の香椎駅を核にした下町風の地域で、学生時代の一時期、香椎の市場の二階に間借りをしていました。
風呂もトイレも無い、文字通りの間借りでした。
昼間、トイレは階下の市場のなかのものを使いましたが、夜になると市場はシャッターが閉まってしまいます。
そうなると、トイレは近くの西鉄電車の駅のトイレまで行かなければなりませんでした。
風呂は銭湯です。

再開発で、その市場は姿を消し、西鉄電車も高架になり、駅舎も新しくなりました。
こうして町も日々変っていきます。

市場の跡地の日だまりで猫が日向ぼっこをしていましたので失礼して一枚。
野良猫らしい面構え。
猫は水が嫌いだから、横に「水濡注意」の注意書き・・・
これはこじつけです。

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みかん猫67

冬休み

【 冬休み 楽しい計画 立ち話 】

JG C3 11 010 福岡市中央区 / OLYMPUS PEN-F × DG SUMMILUX 15mm F1.7 ASPH.
福岡市中央区 / OLYMPUS PEN-F × DG SUMMILUX 15mm F1.7 ASPH.

制服を着た私立学校の小学生。
冬休みを前に、学校の荷物を持って帰るのか、
大きな荷物を抱えて立ち話。

話題は、休み中の楽しい計画のことなのか、
成績のことなのか。

別れの挨拶は「それでは、ごきげんよう」なのだろうか?

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みかん猫67


バスの中

【 のんびりと ただぼんやりと 海と雲 】

JG J2 16 004 福岡市東区 / LEICA T × SUMMICRON-M 28mm F2 ASPH.
福岡市東区 / LEICA T × SUMMICRON-M 28mm F2 ASPH.

バスの中は温室。
心地よい揺れと暖かさとで、ついつい居眠り。

でも、この場所を過ぎるまでは頑張って起きていたい。
乗用車より、少し高い視点から眺めるこの景色が好き。

雲が綺麗だ。
遠くで盛大に水が撒かれてる。

いつもなら画面に入るのを避けている外灯を、敢えて入れてみた。
雲の並びとの関係でその方が良いと判断したのですが・・

とにかく心地よいバスの中。

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みかん猫67

終のカメラ

【 自転車に 揺られて花も 蠅も酔う 】

JG J1 19 019 福岡市中央区 / LEICA M-P × APO-SUMMICRON-M 50mm F2 ASPH.
福岡市中央区 / LEICA M-P × APO-SUMMICRON-M 50mm F2 ASPH.

いつもカメラを持ち歩いていますから、負担にならないような小さくて軽いカメラが理想です。
当然のことですが、その傾向は歳をとるに従って強くなります。

しかし、無精者のくせに、小うるさい性格。
そこそこ機能にも拘る。

あれでもない、これでもないと・・
これまで、すいぶんと多額の授業料も払ってきた。

いま使っているカメラが終の住処ならぬ、
終のカメラとなるように願っているのですが・・。


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みかん猫67

色彩

【 花咲いて 枯れた板塀に色添える 】

JS C5 24 009 北九州市若松区 XE2×XF14 2.8R#
福岡県北九州市若松区 / FUJI XE2 × Fujinon XF14mm F2.8R

数日前、木彫を専門とする知人の展覧会に出かけきました。
ちょうど会場に本人も居て、久しぶりに言葉を交わした。

彼の作品に〝色〟が入るようになっていたので、
話題は〝色〟のことに。

私が黒白写真からカラー写真に変わった理由の一つが、
彼が変化を試みた思いと同じだったのは愉快でした。

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みかん猫67


迷い犬

【 迷い犬 犬も心細かろ冬の夕暮れ 】

JG J2 18 007 福岡市東区 / LEICA T × SUMMICRON-M 28mm F2 ASPH.
福岡市東区 / LEICA T × SUMMICRON-M 28mm F2 ASPH.

晩飯の調達を兼ねて夕方の散歩。
いや、夕方の散歩を兼ねて晩飯の調達かな。

散歩も兼ねているので、ちょっと遠くの有機食材の迷お店へ足を伸ばしてみました。
途中、迷路のような道に迷い込んでしまった。

日は暮れかかる。
今日は写真は撮れないな・・と、てくてく歩いていたら、迷い犬の張り紙を発見。

ちょっと乱雑な貼り方に、
飼い主の悲しみや動揺を見た気がしました。

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みかん猫67

土曜日だった

【 土日曜 住宅街のバスの少なさ 】

JA J0 26 009 福岡県八女市 / LEICA M Typ240 × ELMARIT-M 24mm F2.8 ASPH.
福岡県八女市 / LEICA M Typ240 × ELMARIT-M 24mm F2.8 ASPH.

毎日が日曜日のような生活をしていると、
曜日の感覚というものがなくなってしまいます。

皆さんがお休みで、街に繰り出す土曜、日曜は、
できるだけ人ごみには出かけないように心がけているのですが・・

曜日を全く意識せず外出。
バスの時間を確認して、バス停に立ってみたけれどバスは来ず。

「そうか、今日は土曜日だった」と、改めてバスの時間を確認したら、
だいぶ待つことに。

ぼさっとバス停に立っていても仕方がないので、一つ前のバス停まで、二つ前のバス停までと、
良い運動になりました。


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みかん猫67

11時の時計

【 一日に二度 正確な時間を示す時計 】

JG J2 16 001 福岡市中央区 / LEICA T × SUMMICRON-M 28mm F2 ASPH.
福岡市中央区 / LEICA T × SUMMICRON-M 28mm F2 ASPH.

珍しく、用事というものを二つ抱えて街へ。
一つ目の用事を済ませてから、腹ごしらえに立ち寄った馴染みの店。
昼の時分どきを過ぎていたので、他に客の姿はなかった。

今日もおそらく写真を撮る機会はないかも知れないので、
注文したものが出来上がるまでの間を利用して二回シャッターを切った。

見慣れた壁。
いつも11時を指している時計。
これといって目新しく気を惹くものはないのだけれど、
今日もシャッターの音が聴けた。

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みかん猫67

冬の雨

【 木枯らしに 滲む涙か 冬の雨 】

JG J2 15 004 福岡市東区 / Sony α6500 × Sigma A 30mm F2.8 DN
福岡市東区 / Sony α6500 × Sigma A 30mm F2.8 DN

雨の日の外出は苦手ですが、所用でちょっと外出。
帰り道、傘をさして緩い坂道を登っていました。

雨が続いて、散歩に出る気にもならず、当然、写真も思うように撮れていません。
一日一枚の写真を撮るのも、簡単なようでこれがなかなか難しいと痛感。

せっかく外に出ているのだから・・
何か、レンズを向けるものはないものかと、
探すでもなく、探さないでもなく、

と、言うことで、こんなものを見つけました。

雨に濡れた木の葉から灰汁でも流れ出たのでしょうか・・
よく分からないけど、数枚撮ってみました。


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みかん猫67

路地の火鉢

【 昔 火鉢 いまは 植木鉢 】

JZ C8 28 087 大阪市西成区 / SIGMA DP2 Merrill × 30mm F2.8
大阪市西成区 / SIGMA DP2 Merrill × 30mm F2.8

棟割長屋の並ぶ下町。
子供の頃を過ごした、こうした街並みを歩いていると、
いろいろと懐かしい記憶に繋がるものと出会えます。

それぞれの門口に植木鉢が並んでいます。
よく見ると、そのなかに植木鉢の顔をした火鉢が・・
上の写真のなかにも型の違う三つの火鉢が見えます。

昔、火鉢だったものが、いまは、植木鉢。
お役御免で邪魔者扱いされることもなく、
次の働き場所を与えられた幸せな火鉢たち。

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みかん猫67

冬の雨

【 冬の夜 焼酎お湯割り 外は雨 】

JZ J1 11 020 福岡市中央区 / LEICA M MONOCHROME × SUMMARIT-M 35mm F2.5
福岡市中央区 / LEICA M MONOCHROME × SUMMARIT-M 35mm F2.5

師走も半ば。
そろそろ本格的な冬になります。
しかし、今夜はまだ雪にらず雨。

いつもならちゃちゃっと簡単に夕飯の支度をして、独り酒といったところが、
今夜は帰郷した娘の手料理。

旨い肴で、いつもより、ちょっと多めに酒を楽しみ、
心身ともに温まる冬の夜。

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みかん猫67

小津監督を偲んで

【 黒白の映画の中の昭和懐かし 】


JJ C5 18 005 福岡市東区 / Pentax K5 × smc DA 40mm F2.8 L
福岡市東区 / PENTAX K5 + DA 40mm F2.8

小津安二郎監督のご命日。
監督を偲んで〝東京物語〟デジタルリメーク版というのを見ました。

デジタル化・・好き好きでしょうが、私には色褪せ、傷の残る以前のものの方が懐かしく、途中でフィルム時代のものに替えて観ました。

監督はじめ出演者の多くの方がすでに故人。
ご存命なのは香川京子さんくらいではないでしょうか。
昭和は遠い昔になりつつあるようです。

我が家の兄弟猫も揃って『東京物語』が好きらしく、かぶりつきで見ています。
尾道で暮らす老夫婦が東京の息子や娘のところに出かける支度をしている冒頭部分からもう立ち上がって熱中しています。
猫にも支持される〝東京物語〟です。

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みかん猫67


黒白写真

【 黒白の写真の裏に1994年 】


PA C8 13 Honomu Hawaii Big Island / Nikon 35 Ti × 35mm F2.8
Honomu Hawaii Big Island / Nikon 35 Ti × 35mm F2.8

朝、洗面をするときに指先にあたる水が冷たく感じられる季節になりました。
歯を磨き、顔を洗っていると、この水の冷たさが、懐かしい記憶を呼び覚ましてくれます。

私は長いことフィルムを使って写真を撮っていました。
フィルムは黒白フィルムでしたから、撮影後は自分でフィルム現像、プリントと暗室作業が続きます。

現像処理の最後の水洗は水道水で水洗をしていましたが、水道水は冬場は水温が下がります。
水温が低いと水洗が十分に行えず、何かと不都合が生じます。

水温が日増しに低くなる季節に、撮影済みのフィルムがたまってくると、水道水が冷たくならないうちにフィルム現像だけでも済ませておかなければと、駆け込み現像をしたものです。

と、いうことで今日はフィルム時代の写真をスキャニングしてみました。
撮影は1994年。
場所はハワイ島のHonomu。
カメラはNikon 35Ti×35mm F2.8
フィルムは T-MAX 100

忘れてしまっていることばかりです。

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みかん猫67

記憶の匂い

【 懐かしい匂い漂う 路地の奥 】


CB C3 06 040 大阪市福島区 / LEICA M8 × ELMARIT-M 21mm F2.8
大阪市福島区 / LEICA M8 × ELMARIT-M 21mm F2.8

匂によって呼び覚まされる記憶がある。
普段はすっかり忘れ去っているようなことが、匂いに誘われて、ふっと意識の表に浮き上がってくるのです。

この季節、私が好きな匂いの一つには枯葉を焼く匂いがあります。

近所の商店で貰ってきた俵や落ち葉を広場で燃やし、
その灰になかにサツマイモを入れて、焼き芋を作りました。
随分と遠い記憶です。

灰の中なら取り出した熱々の焼き芋を二つに割ったときに立ちのぼる湯気と匂い。
燃えた藁灰の匂いと焼き芋の匂いが私の記憶の中の〝冬の香り〟です。

最近では俵や藁なんてものも簡単には手に入らないでしょうし、
子供が焚き火をする広場もありません。

たき火の後の灰を、家の火鉢に入れましたが、その火鉢もすっかり姿を消してしまい,
たまに見かけるとしたら、下町の軒下で植木鉢と化した姿くらいです。

記憶は、鼻の奥で微かですが、独特の匂いを発します。

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みかん猫67

冬の匂い

【 咲き遅れた 花一輪の 色ほのか 】


JG J1 20 019 大分県日田市 / Sony RX1RII × Sonnar 35mm F2
大分県日田市 / Sony RX1RII × Sonnar 35mm F2


新聞をとりに家の外に出てみると、弱い雨が降っていました。
雨の日の独特の匂いが鼻の奥をくすぐります。
空気は冬独特のピンと張りつめたものではなかったのですが、私は、咄嗟に「冬だな。。。」と心の中でつぶやいていました。

何故、雪ではなくて雨の匂いで〝冬〟を感じたのか。

思うに、枯れた落ち葉が雨に濡れて発する、独特の匂いからではないでしょうか。
鼻の奥に引っ掛かった、濡れた枯葉の匂いが、私に冬の到来を感じさせてくれたのでしょう。


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みかん猫67

面白心

【 白い便器 雲ひとつない青空の下 】

Japanese style toilet left after the building was dismantled / LEICA M × SUPER ELMAR-M 18mm F3.8 ASPH.
佐賀県杵島郡白石町 / LEICA M × SUPER ELMAR-M 18mm F3.8 ASPH.

車が行き交う道路のすぐ脇に便器がひとつ。
開放感いっぱいだけど、ここで用を足す勇気はありません。

建物が取り壊されて、便器だけが残されているようです。
何故、便器だけが・・不思議。

利用する人が立ったり座ったりしてきた箇所は白いペンキが剥がれて、
コンクリートの地肌が露出・・面白い。

不思議とか面白いと感たときも写真を撮るとき。

「面白い」 「おもしろいな〜」と言いながら写真を撮っていたのは、
私がお世話になった写真家の植田正治先生。

さて、植田先生はこの状況を撮られるでしょうか?
面白心をくすぐられる壺は、人それぞれ、その時々ですから、わかりませんね。

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みかん猫67

思いがけない

【 絵一枚 殺風景に花添えて 】

JG C4 18 007 福岡市博多区 / Sony α7RII × MC W.ROKKOR-HG 35mm F2.8
福岡市博多区 / Sony α7RII × MC W.ROKKOR-HG 35mm F2.8

思いがけないときに思いがけないプレゼント・・
これが女性の心をつかむ良い方法と、映画の中で小説家が高校生に教えていました。

思いがけないところに、思いがけないもの・・
これは、私が写真を撮る動機の一つになっています。

車庫と思われる空間の壁に額縁におさめられた絵画が。
車庫に絵をかけていけないということはないのだけれど、あまり見かけない。

嘗ては応接間かなんかだったのだろうか。
思いがけないところで絵画鑑賞。

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みかん猫67

【 悲しげに 食べて欲しかったと みかんたちの声 】

JG J2 06 010 福岡県糟屋郡新宮町 / Sony α6500 × E 16mm F2.8
福岡県糟屋郡新宮町 / Sony α6500 × E 16mm F2.8

散歩のときにちょっと躓いた石ころのようなものをカメラの中に拾い集めているだけですから。
作品なんておこがましい。
私が写すのはただの〝写真〟。

昔は仕事の関係もあって〝作品〟なんてことを意識して写真を撮っていました。
いまは、素直に写真を撮ることができるようになったという次第です。

何がきっかけになって、写真との向き合い方が変ったにかと云うと・・・
何でしょうかね。
歳でしょうか。

畑の隅に打ち捨てられた果物たち。
たしか、前に冬にも同じところで、同じようなものを撮っている。
こんなものを飽きもせず写しているのですから、〝作品〟なんておこがましいのは言わずもがなです。

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みかん猫67


片隅の景色

【 城址の片隅に猫のベンチあり 】

JG J2 05 018 福岡市中央区 / SONY α650 × SUMMILUX-M 35mm F1.4 ASPH.
福岡市中央区|福岡城址 / SONY α650 × SUMMILUX-M 35mm F1.4 ASPH.

寒風が吹き始めると、
その寒さの中にうずくまる猫を見るのは、
なんとも切ない。

連れて帰ってやりたくなるが、そうもいかない。
「何がそうもいかないのか」と、猫の目が訴えている。
ただ、「ごめんよ」と言うしかない。

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みかん猫67

吹きだまり

【 色づく葉 風に飛ばされ雨に散る 】

JG J1 19 012 福岡市東区 / LEICA M-P × APO SUMMICRON-M 50mm F2 ASPH.
福岡市東区 / LEICA M-P × APO SUMMICRON-M 50mm F2 ASPH.

落ち葉が北風に吹かれるこの時期、
我が家の玄関に続く階段の下には落ち葉が集まってきます。
毎朝、掃除をしながら、狸が「お札に変えてくれたらな〜」などと、欲深なことを考えています。
風流とか情緒とかとは無縁の秋です。

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みかん猫67

ため息雲

【 太陽の後追いかけて雲走る 】

JA J1 29 022 福岡県粕屋郡新宮町 /  LEICA M9P × Summicron-M 35mm F2
福岡県粕屋郡新宮町 / LEICA M9-P × Summicron-M 35mm F2

人間を長くやっていると、いろんなことを経験するものです。
人生、そう思いどおりにいくものではないということも山ほど経験してきた。
そんなときに、ふと空を見上げて
〝ふ〜っ〟とため息一つ。

何事もなく、無事に一日が終わってふと空を見上げると、
黄昏る空。
〝ほっ〟と吐息を一つ。

家路を急いでいるような雲がそこにありました。

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みかん猫67

番猫

【 アパートに 門はなくても 門番気取り 】

福岡市東区 / JG J2 02 022 / LEICA M-P × ELMARIT-M 24mm F2.8 ASPH.
福岡市東区 / LEICA M-P × ELMARIT-M 24mm F2.8 ASPH.

アパートの入り口に、どんと座っていた貫禄のある猫。
「怪しい奴は一歩たりとも立ち入らせぬ」と、
番犬ではなくて、番猫のつもりなのか。

番犬だとこちらもいささか腰が引けるが、
猫だから大丈夫と、ご機嫌を伺いながら近づいていくと、
ポンと飛び降りて、こちらに近づいてゴロゴロと懐いてきた。

駄目だ。とても見張りにはなりそうもない。
と同時に、写真にもならない。


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みかん猫67

欠けた丼

【 この店では 丼の欠けも味なもの 】

JZ J2 01 012 福岡県久留米市 / LEICA M9P×C Sonnar 50mm F1.5 ZM
福岡県久留米市 / LEICA M9-P × C Sonnar 50mm F1.5 ZM

欠けた器で出されたら気分を害する人も居ます。
しかし、ここは筋金入りの大衆食堂。
ヒビが入った、欠けた・・そんな丼でカツ丼や親子丼が出てくることも少なくない。

この店では器の欠けやひび割れも味のうち。
目くじら立てるのは、まさに御門違い。

以前に、やはりこの店で撮った、縁の欠けた丼に入った親子丼の写真をF.B.に載せました。
私などは、縁の欠けた、見覚えのある丼に出会うと、なぜか嬉しくなる。

もちろん、この店にも真新く、欠けやひび割れのない立派?な丼もある。
しかし、そんな丼だとなぜか味気ない。
妙なものです。

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