2017年2月アーカイブ
〝片隅に ふっと笑顔になれるものを見つけ〟
福岡県久留米市 / LEICA M9-P × ELMARIT-M 28mm F2.8 ASPH.
猫が好みそうな場所で、
この〝黒猫〟をよく見掛けます。
俺より強そうな先客が居る・・
と、やってきた猫が尻尾を巻いて逃げていく。
そんな効果を期待してぶら下げているのだろうか?
そんな黒猫の札が結構好きで、目に入るとついつい見入ってしまいます。
この札には何やら文字が書かれていましたが・・
一目見た時から何か変。
札には、『とるな!! とらないでください 猫がフンをします』と書かれて・・・
しかし、よく見ると『猫』の字が違う。
それが違和感となって、妙に心がざわざわしたのでしょう。
世の中の片隅には、こんな面白いものがあちらこちらにあります。
それらを面白いと感じるかどうかは、人それぞれですが。
〝どうしてこうなるのか? 分からないから面白い〟
福岡市西区今津 Olympus E-P1 × M Zuiko Digital 17mm F2.8
私にも小さいながら書斎のような空間があります。
このところ、本箱の整理をしているのですが、
本箱にも死角といった場所があって、
「こんなところにこんなものが・・・」といった発見というか再会というか、そんな出会いがあります。
それは、単に自分が忘れてしまっていただけのことなのですが、
ささやかな発見は、ちょっとこころ弾むものです。
写真に撮るもの(被写体)の場合も同様です。
舞台の中心でスポットライトが当たっているようなものは誰もがカメラを向けるでしょうが、
私しか・・
私だから・・
気づけたような、
片隅でうずくまっていたものに気付いたときは、こころがニヤリと微笑みます。
〝昼間は猫を被り 夜は豹変 我が家の猫たち〟
福岡県八女市 / LEICA M9 × SUMMILUX-M 35mm F1.4 ASPH.
朝、起きてみると、壁に掛けてある額縁が傾いていることがよくあります。
昼間のねこは、寝てばかりでおとなしいものです。
その猫が、夜になり人間が寝静まると、
どたんばたん・・
昼間は〝猫を被って〟いて、夜は豹変して大暴れです。
兄弟ねこが毎夜の大運動会。
その、所為で額縁は傾き、ブラインドは破れ・・
片付け忘れて、テーブルの上に置いてあったものは床に転がって・・と云うのが、我が家の朝です。
ブラインドを取り替えたいのですが、いまの状態だと替えてもすぐに駄目になるのは目に見えています。
我が家のブラインドが綺麗になるのは、猫が老いて昼も夜も大人しくなってからのことです。
【 影伸びて 足取り軽く散歩楽しむ 】
熊本市 / Sony Cyber-shot RX1×Sonnar 35mm F2
写真に撮る、撮らないはそのときそのときのちょっとしたバランスで変化します。
同じ被写体であっても、光の状態、こころ模様、機材の状況などいろいろな要素が絡み合って、「撮ろう」「まあ、撮らなくても良いか」「撮れないな」などと判断します。
何が何でも写真にしてしまわなければならないプロの写真家の皆さんとは違って、極めて自分本位で、ご気楽です。
だから、私はいつも写真をやっていて愉しいのです。
さて、今日の写真ですが、「どうでも良いようなもの」を撮った写真を探してみました。
私が写真に撮るものはどうでも良いようなものばかりなので、何も改めて探すほどのことでもないのですが、
そこはそれ、人様にとってはどうでも良いような写真であっても、私にとってはどうかあったものたちですから、今日の気持ちを絡めてあれこれ悩んでみました。
福岡市博多区|川端ぜんざい広場 / Sony Cyber-shot RX1RM2 × Sonnar 35mm F2
嘗ての教え子、二人から、ブロッコリーとぜんざいを頂いた。
実家が農家で、おそらくお父さんやお母さんが丹精されたと思われるブロッコリー。
ぜんざいの方はお母さんが「先生は甘いもの好きだから・・」と、作って持たせてくれたそうです。
好物の白玉が入った、穏やかな甘さで美味。
どちらも、いわゆる自家製です。
すでに腹の中に収まってしまっていますが、
気にかけて頂いていることに感謝です。
ぜんざいと言えば、福岡の川端商店街に〝川端ぜんざい〟があります。
そこには、福岡の〝博多祇園山笠〟の飾り山が年中飾られています。