熊本県阿蘇郡産山村 LEICA M-P × SUMMARON-M 28mm F5.6
写真を撮るとき、〝雲〟の扱いに苦労する。
いや、どだい雲を扱おうなんてことは出来ない相談。
雲は私のような凡夫の思惑など無視するかのように気ままに漂う。
こちらは、頃合いを見計らってシャッターを押すだけ。
雲任せである。
雲が邪魔をして思い通りの写真が撮れないことは常である。
稀なことだけれど、雲に助けられることもある。
青空を背景に一片の白い雲があるだけで、思わぬ効果を生む。
しかし、その雲が浮かんでいる位置が問題だ。
どこでも良いという訳ではない。
最良の場所というものがある。
草原に一本の道。
どういうことかは分からないが、一部分だけセメント舗装で白くなっているのに興味を覚えた。
幸い雲も道に沿う形で奥行きを演出してくれていた。