【 日に一本 誰が乗るのか 草むらにバス停 】
鹿児島県鹿屋市 / Leica M5 × Summicron 35mm F2 / ILFORD 100 DELTA
雑草の中に打ち捨てられたようなバス停を発見。
撮影したのは1998年11月で、その時点でとても現役のバス停として使われているようには見えなかった。
バス停に手書きの時刻表が貼らていて、行き先は「鹿屋」。
高隈、谷田、市役所経由で朝の07:00に一本あるだけ。
日祝運休となっていた。
バス停が立っている環境や、その名前など惹かれる理由はまちまちだけれど、バス停は好きな被写体。
このバス停の場合、〝郡境〟という名前も良い。
実際に郡の境界なのか、単なる地名なのか旅人には分からないが。
月日は流れて、今頃はこのバス停は無くなっていると思いつつも、
興味本位でインターネットで調べたら、何とあった。
〝鹿児島交通〟から〝コミュニティバス〟に変わっていたが2017年8月に〝郡境〟というバス停は現存していた。
なんだか嬉しい。