福岡市中央区 / Sony RX1RII × Sonnar 35mm F2
写真の世界に〝標準レンズ〟というものがあります。
35ミリフィルサイズカメラの場合、焦点距離が50mmくらいのレンズを一般的に標準レンズと呼んでいます。
しかし、私の場合、焦点距離50mmではなくて35mmレンズを標準レンズだと思っています。
被写体を見つけて、さっと動いて「ここ」と思う場所に立ってカメラを構えると、希望通りのフレーミングになっている・・・それが焦点距離35mmのレンズという訳です。
最も自分の感覚に合ったレンズ、これこそが標準レンズ(スタンダードレンズ)と呼べるレンズなのではないでしょうか。
一眼レフカメラでフィルムを使って写真を撮っていた若い頃に、24mm、35mm、85mmの三本のレンズがあれば私の撮影は出来る・・・と考えていました。
フィルムカメラからデジタルカメラに変わる頃には、85mmレンズが消えて50mmレンズの出番が増えましたが、スタンダードレンズが35mmと思う気持ちは今も変わっていません。