2019年1月アーカイブ

1月31日 / 2019


老いた瞳 思い出させる幼き日
JP C1 31 002 もも soA7RM3×soSoFE35F2.8ZA J53.JPG
もも / SONY A7R M4 × Sonnar FE 35mm F2.8 ZA

老いたねこ
年相応にやつれて見えるのが常ですが
時折
すごく幼い表情を見せることがあります

人間も
老いると幼子に戻ると言われますが
どうやら
ねこも同様のようです

生き物というものは
命の輪をぐるっと一周して
元に戻ったところで
滅するようになっているのかなと
老ねこの様子を見て思いました

みかん猫67
JPC 131 152 7


JP C1 29 018 福岡県糟屋郡新宮町 LeM10P.k×SNM35F2 pc.JPG
福岡県糟屋郡新宮町 / LEICA M10-P × SUMMICRON-M 35mm F2

コンビニの駐車場の片隅。
自転車置場の壁に、括りつけられたままの自転車。
もう、随分と長くこの状態です。

いつの日か、持ち主が来てくれる・・
そんな儚い希望を抱いて待ち続ける自転車は
寂しそうな色をしていました。


みかん猫67
JPC1291700


JP C1 20 026 福岡県糟屋郡新宮町 LeM10Pb×SXM50F1.4A pc.JPG
福岡県糟屋郡新宮町 / LEICA M10-P × SUMMILUX-M 50mm F1.4 ASPH.

鉄塔が好きな人がいました。
本人から「鉄塔が好きだ」と聞いた訳ではないけれど、なんとなく様子でそう思っていました。
その人が亡くなった後も、私にとって鉄塔は気になる存在になっています。

鉄塔を写真に撮るとなると、これがなかなか一筋縄ではいきません。
空を背景にしてでんと立ち上がった鉄塔ですから、
周りの景色、空の色、雲の状態などが調子よく整わないとなかなか思うように写ってくれません。

夕暮前の散歩。
地面に近い冬枯れの藪には夕闇が降り始め、黒い塊に。

まだ、青味が残る空を背景に、
鉄塔の先端から左右に夜の色を染み込ませた灰色の雲。
その、灰色の雲に押しやられるように昼間の白い雲。

今日はお膳立てが整いました。

みかん猫67
JPC1201607


JP C1 19 012 福岡市東区 leM10Pb×SXM50F1.4A pc.JPG
福岡市東区 / LEICA M10-P × SUMMILUX-M 50mm F1.4 ASPH.

綺麗な花が階段横の斜面に落ちていました。
印象としては、落ちていたというより、置かれていたといった感じです。

道端に落ちていたものを、車や人に踏みつけられるのは忍びないと、
どなたかが道路横の階段にそっと移したのでしょう。

夕闇が降り始めて、薄暗くる空を、
冷たく無彩色のコンクリートの上に横たわり見上げている花を、
写真で残してやりたくなりました。

みかん猫67
JPC1191710


JA C1 11 028 福岡市博多区 LeM9P×ERM24F3.8Apc.JPG
福岡市博多区 / LEICA M9-P × ELMAR 24mm F3.8 ASPH.

お邪魔なんだろうなぁ。
でも、なんか良い感じだったので、失礼してカメラを構えました。

自分の影が入る。
さて、どうしたものか・・

向こうを向いていた彼氏が彼女の方を見たので、迷っている暇はありません。
フレーミングもクソもない。
お邪魔な影も入れて一か八か。

みかん猫67
JAC1111530


JP C1 25 025 福岡市東区 SoA7RM3×CaEF40F2.8 pc.JPG
福岡市東区 / SONY α7R III × Canon EF 40mm F2.8 STM

老い猫が食欲を落としているので、
夕方、好物の鯛の刺身を買いに出かけました。
なんて言うと、動物愛護精神に富んだ好々爺のように聞こえるかもしれませんが、
自分の酒の肴欲しさという、手前勝手なところが本音かも。

残念ながら目当ての鯛はなかったので、
他の魚を購入。
寒風にも負けず、意気揚々と戻る途中で、
高校の弓道部の練習場の横を通過・・しなくて、
立ち止まってカメラを取り出し、的に焦点を合わせました。

家に戻り、老い猫の前に刺身を持っていくと、不味そうな顔。
「せっかく買ってきたのに・・」と、切り身を自分の口に入れると、
「うん、やはりねこの味覚は確かやね」と納得。

魚は的を外したようだけど、さて、写真の弓道の的は・・

みかん猫67
JPC1251803

1月25日 / 2019


福岡の 日の入り今日から 18時
JP C1 25 013 福岡市東区 soA7RM3×caEF40F2.8 J53.JPG
福岡市東区(JR福岡工業大学前駅) / SONY A7RM3 × CANON EF 40mm F2.8

日の出が早くなり
日の入りが遅くなり
昼間の時間が少しずつ長くなっています

此れと言って打ち込める趣味とてなく
強いていうなら
カメラ片手に散歩に明け暮れる
老いの身としては
明るいことは喜ばしい限りです

足腰の衰えを少しで遅らせようと
跨線橋の階段を
えっちらおっちら

今日は
いつもより
綺麗な駅の写真が撮れました

みかん猫67
JPC 125 175 3


JP C1 20 010 福岡県糟屋郡新宮町 SoA7RM3×E30F3.5M pc.JPG
福岡県糟屋郡新宮町 / SONY A7R M3 × E 30mm F3.5 MACRO.

冬の散歩。
その途中で、花と出会うと、
なんか心が春めきます。

畑のような、荒地のような・・
殺風景といえるそんなところに、
梅の木が一本。

可愛がられて、十分に手入れがされているようには見えないけれど、
健気に花を咲かせていました。

みかん猫67
JPC1201536


JP C1 18 003 福岡市東区 LeM10Pc×SXM50F1.4A pc.JPG
福岡市東区 / LEICA M10-P × SUMMILUX-M 50mm F1.4 ASPH.

我が家の庭には大きな木はありません。
大きくなりそうな木は山法師や椿があるのですが、
庭が狭いということもって、私が自分の背丈くらいになったら枝を伐ってしまうからです。

椿は数本あります。
そんな椿の中でも一番の古株が白い花を咲かせました。
「お〜、咲いたか」と、記念写真を撮ってやりました。

椿の花には目白などの鳥がやってきます。
鳥が落とす糞の中に種子が入っているようで、
椿の木の下には、なんだかわからない植物がよく芽を出します。


みかん猫67
JPC 118


JP C1 19 013 福岡市東区 leM10Pb×SXM50F1.4A pc.JPG
福岡市東区 / LEICA M10-P × SUMMILUX-M 50mm F1.4 ASPH.

跨線橋の上からの眺めが好きです。
下を走る列車、
ホームの様子などなど、
長時間佇んで眺めているというほどではないけれど、
こころが動いた時には立ち止まって写真に撮ってしまいます。

最近の跨線橋は、線路への落下物を防止する目的でしょうか、
ネットを張っているところが多く、
網目の破れを探してレンズを差し込んだりと、写真を撮るもの一苦労です。

今回の撮影は、50mmレンズを絞り開放の1.4にして撮ってみました。
目の前のネットはうまい具合にボケてくれました。

ボケ老人の経験が培った智慧です。

みかん猫67
JPC 119


からすうり
カラスに笑われながら
写真撮る

JP C1 20 013 福岡県糟屋郡新宮町 SoA7RM3×E30F3.5M pc.JPG
福岡県糟屋郡新宮町 / SONY α7R III × E 30mm F3.5 MACRO.


夕方の散歩
天気が良いので
ちょっと遠出してみました

日暮れが少しずつ遅くなっているが
うろうろしているうちに
ゆっくりと夜の帳が降り始めてきた

烏も群れてねぐらに急いでいる
空の上からカ〜カ〜
「早く帰れよ」と言われている


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JP C1 20 1537 006


JB J2 27 006 福岡市博多区 LeM10Pc×ASNM50F2Apc.JPG
福岡市博多区 LEICA M10-P × APO SUMMICRON-M 50mm F2 ASPH.

斜光に白く輝く工事現場の壁。
眩しくて、
その前を通る人たちはシルエットになって見えます。

そんな中を歩くサラリーマン風の男性の一人が、
一輪の花を捧げ持って歩いていました。

どういう意味、目的の花なのか?
想像を膨らませながら、シャッターを押してみました。


みかん猫67
JBJ 227


JB J2 23 010 福岡県糟屋郡篠栗町 LeM10Pb×ETM21F2.8A pc.JPG
福岡県糟屋郡篠栗町|九州大学農学部演習林 / LEICA M10P × ELMARIT-M 21mm F2.8 ASPH.

撮影歩きは履き慣れた靴で・・
たくさんの出会いがあるように歩く歩く。

雨でぬかるんだところを歩いていると、
いささかくたびれた靴の中に雨水だ沁み込んできました。

もう、随分と長く履いてきたので、
そろそろ寿命かな?・・・と思ったら、
「お前さんもね」と靴が口を開けてにやりと笑いました。

靴が口が開けたと思ったのは、
靴の縫い糸が切れて底が一部剥がれているところでした。


みかん猫67
JBJ 223


JB J2 23 017 福岡県糟屋郡篠栗町 LeM10Pb×ETM21F2.8A pc.JPG
福岡県糟屋郡篠栗町|九州大学農学部演習林 / LEICA M10P × ELMARIT-M 21mm F2.8 ASPH.

寒風に吹かれ、
雨に叩かれ、
駐車場一面に散らばる枯れ落ち葉。

休日ですが、雨で訪れる人もなく、閑散とした駐車場。
落ち葉も雨に濡れて地面に張り付き、
風に煽られて地面を掛ける音も聞こえません。

雨水と一緒に音も流され、静かな雨の駐車場です。


みかん猫67
JBJ 223


JB J2 23 014 福岡県糟屋郡篠栗町 LeM10Pb×ETM21F2.8A pc.JPG
福岡県糟屋郡篠栗町|九州大学農学部演習林 / LEICA M10P × ELMARIT-M 21mm F2.8 ASPH.

雨の日の森。
濡れたベンチの上に落ち葉が散っていました。

小枝に五枚の葉が付いた状態のものが三つ。
右端のやつの周りには六、七枚の小さな落ち葉が散り、
真ん中のには一枚だけ。
左端のやつの周りには何もない・・

その並び方に、造形的配慮がされているかのように見えます。

森の神さんの子供たちが、今までそこで遊んでいて、
人が来たので慌てて姿を消したかのようです。


みかん猫67
JBJ 223


JB J2 23 007 福岡県糟屋郡篠栗町 LeM10b×ETM21F2.8A pc.JPG
福岡県糟屋郡篠栗町|九州大学農学部演習林 / LEICA M10P × ELMARIT-M 21mm F2.8 ASPH.

右に行けば〝南口〟。
左に行けば〝北口〟の立て札。
と言うことは、まっすぐ行けば〝東口〟なのかな・・・

なんて思うのはへそ曲がりな私くらいのものかと思ったら、
居るんだろうね、私同様へそ曲がりな奴が。

そこには〝危険〟〝Keep Out〟の表示があった。

みかん猫67
JBJ 223


JB J2 21 004 福岡市博多区 FuXE3×XF50F2RWR pc.JPG
福岡市博多区 / FUJI X-E3 × FUJINON XF 50mm F2 R WR

私が動いているのか、
街灯が揺れているのか?・・

そんな迷いを生じさせる、
冬の夕暮れ。

みかん猫67
JBJ 221

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