福岡市東区 / LEICA M10-P × SUMMILUX-M 35mm F1.4 ASPH.
油染みたドラム缶。
以前から気になってはいるのだが、
どうも、写真にはなりにくいと、あきらめ顔で横を通り過ぎていた。
町工場のある場所で子供時代を過ごしたこともあって、
機械油の臭いや、
油が染み付いた、そんなものを見ると、
遠い昔のことがあれこれと蘇ってくる。
夕方の散歩で、
そのドラム缶の横を通った。
「うん、何かいつもと様子が違うぞ・・」と、
立ち止まって確かめたら、綺麗な西日が薄汚いドラム缶の魅力を引き立てていた。
よし・・
撮るか・・とカメラを構えたけれど、
結局は、枯れ葉に主役を奪われてしまった。