初夏の光が似合う〝萱草〟の色。
オレンジ色と言えば良いのでしょうが、カタカナ名では何か物足りない。
福岡市東区 / Leica M10P × SUMMILUX-M 50mm F1.4 ASPH.
日本独特の色の名前があることを思い出して調べてみました。
〝深黄〟と書いて〝こきき〟と読むらしいのですが、濃い黄色と言うことでしょうか。
これに近いような気もするのですが、
もう少し色気のある名前は?
と、探してみると、
〝淡朽葉〟(うすくちば)、〝大和柿〟(やまとがき)、〝柑子色〟(こうじいろ)〝橙色〟(だいだいいろ)などなど、似通った色が並んでいる。
〝不言色〟と書いて〝いわぬいろ〟というのもありました。
〝くちなし〟の実で染めた色・・で、「くちなし」だけに言わぬ(言えぬ)なのでしょうか?
意味深長でいいですね。
と、ここまで見てきたら、最後に〝萱草色〟(かんぞういろ)というのがちゃんとありました。
萱草も梔子も我が家の庭に咲く初夏の花です。