2019年11月アーカイブ
福岡市博多区住吉 / LEICA M10-P × ELMARIT-M 28mm F2.8 ASPH.
表側はそれなりに整えられていても、
裏側となると、雑然としているものです。
表側より裏側の方が面白いものが転がっています。
なので、そんなところに踏む込むのが好きという悪癖を持っています。
神社の境内。
裏側にまわってみると南天が。
白い花も赤い実もなくて葉っぱだけの愛想なしだったので影を撮ってみました。
南天は「難を転ずる」ということで縁起の良い木とされていて、
鬼門や裏鬼門に植えられるらしいのです。
私が子供の頃に暮らしていた大阪の家では、
トイレのところに南天が植えられていました。
これを「南天手水」といって、清めの目的らしいです。
南天と福寿草とを揃えて植えると「災い転じて福となす」と、
一層、縁起が良くなるそうなのですが、
今の我が家にも南天はありますが、福寿草はありません。
依って、災いは避けられても、福はこないのです。
まあ、災いが避けられるだけでも上出来ですが。
銀次郎 / OLYMPUS E-M1 ×M-ZUIKO DIGITAL 12-40mm F2.8
銀次郎が自慢の(?)歯を見せて満面の笑み。
まあ、そういうふうに撮れただけで、
実際のところはどうなのかは分かりませんが。
写真とはそういったものです。
私は三ヶ月に一度、
歯の定期検診に出かけています。
歳をとると、この三ヶ月の過ぎるのがなんと早いことか。
先日、行ったばかりだと思っていても、
歯科医院から案内のメールが届けば、のこのこと出かけなければなりません。
この次は来年の2月。
これもあっという間にその日が来るでしょう。
来年のことを言うと、
鬼が自慢の歯を見せてにっと笑うことでしょう。
福岡県糟屋郡新宮町 / SONY α7R IV × LEICA SUMMILUX-M 35mm F1.4 ASPH.
散歩に欠かせないものは、
私の場合、先ず、カメラです。
散歩の第一目的は写真を撮ること。
散歩の途中で撮る写真ですから、どうでも良いものばかり。
その、どうでも良いもののなかに、
私にとってどうでも良くないものがあることに気づけることが、
散歩をする楽しみですから、カメラは欠かせません。
最近では、携帯電話も持って出ます。
携帯電話のカメラ機能で写真を撮ることはないので、
カメラのように散歩の必需品というほどではないのですが、
あれば何かと便利。
今日の写真は、
散歩中に電話がかかり、立ち止まって話しをしていて、
何気なく振り返ったときに見つけた秋の夕暮れです。
前だけを見て歩いていたら気づくことのなかった「背中の景色」です。
福岡市東区和白丘 / SONY α7R IV × LEICA SUMMILUX-M 35mm F1.4 ASPH.
カメラを連れての散歩。
運が良ければ、歩くことだけではなく、
写真を撮る楽しみも十分に味わえるのですが、
ふだん、見慣れた景色の中を歩くものですから、
なかなか、そういった僥倖に出会えるものではありません。
散歩は八千歩から一万歩を目安にしています。
今日もその程度は歩いたのですが、
得た写真はこの1シーンを撮った2カットのみ。
補修跡の目立つネットに私の気持ちが微かに引っ掛かって、
最初の一枚を撮りました。
その後、ファインダーの中で「雲が良いな・・」と気づき、
雲を多めに入れてフレーミングを修正。
苦し紛れの一枚ですが、
自分では「悪くない」と思う写真が撮れました。
福岡市東区高美台 / SONY α7R IV × SIGMA Contemporary 45mm F2.8 DG DN
歯の定期診断。
三ヶ月に一度、20分ほど歩いて歯科医院に出かけます。
歳をとると、身体のあちらこちらに不具合が出てきます。
目、耳、歯などなど。
足腰が弱るというのもあるのですが、こちらはまだ大丈夫。
それは若い時のようには行かないけれど坂道も大丈夫。
公園を横切る緩い坂道。
いつも通る道ですが、時々、ここで写真に撮りたくなります。
人様にとっては特に何があるわけではないのです。
でも、私はカメラを出したくなるのです。
自分なりには、何かあるのです。
その、何かに気づいていないと、写真は撮れません。
歯、耳、目、足腰と弱っても感受性だけは維持し続けたいものです。
福岡市東区|香椎宮 / LEICA M10-P × SUMMICRON-M 35mm F2 ASPH.
七五三に誘われた訳ではないのですが、
香椎宮まで散歩の足を伸ばしてみました。
日曜日だし七五三詣で賑わっているのかと思ったけれど、
四時を過ぎた時間の所為でしょうか、
七五三らしい家族の姿はぱらぱらとみられるだけでした。
境内をのんびり歩いて、
帰りに〝梅ヶ枝餅〟を二個購入。
熱いお餅と、お釣りを受け取る時に見た、
売り子のおねえさんの指のマニキュアが目に焼き付きました。
帰の参道を歩きながら、一個を食し、
残りは家への土産。
※追記: 写真をよく見たら〝梅ヶ枝餅〟ではなくて〝梅乃枝餅〟と書かれています。