福岡県糟屋郡新宮町三代 / LEICA M10-P × Summilux 50mm F1.4
軽自動車がやっと離合できるような細い道
知らない道ではない
この道沿いにはどんなものがあるのかも分かっている・・・つもり
でも
実際歩いてみると
その時々で印象は違う
季節や時刻
空模様などによって変わるものがある
それは〝光〟
最初にこころが動いたのは
壁の角にできた傷
新しい傷ではなさそうなので
これまでもここにあったはず
西日の当たる面と
当たらない日陰の面とのコントラスト
西日の色が加味されて
いつもより濃さが増している壁の色
太陽が壁の傷を照らす角度がもたらす
陰影
そんな
光にまつわる効果もあって〝傷〟に気付けた
写真を撮っていると
この家の奥さんらしい女性が車を運転して戻ってきた
「はは〜ん
このおばさんが擦ってつけた傷か・・」と
余計なことまで想像させてくれた2021年4月7日 / 17時24分 /
晴れ / の日の光
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ZJ C4 07 1721 005
写真が撮れた日
明暗の
稜線にできた打傷を
浮かび上がらせ日が沈んでゆく