福岡市博多区千代 / LEICA SL2 × Summilux 50mm F1.4
戦後生まれの「団塊の世代」の懐かしさからなのか
こういった路地の風情が好きだ
しかし
明治も 大正も 昭和も遠くなりにけりで
細い路地や古い建物などは
油断すると影も形もなくなっていることもしばしば
そんな状態を目の当たりにすると
〝しばしば目〟になってしまう
涙ぐんで目を瞬くのは老化の所為なのかも知れないが
この町一帯は大学の城下町だったが
大学が移転して町の様子は変わってしまった
路地の目と鼻の先まで開発が迫ってきて
高層ビルの建設現場を囲う青いシートが奥に見えている
学生時代に
この近くの〝馬出〟というところで
古いアパートの2階に暮らしたことがある
半世紀以上前の昭和の頃だけれど
いま
この町を歩いて
懐かしさを求めるのは難しい
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ZJ C9 08 1536 005
ご親切
ドアに書かれた
「引く」の文字